【前歯が仮歯で歯列矯正】マウスピース型矯正装置(インビザライン )で治療開始1年半後の変化

2020.05.02

みなさんこんにちは。大宮SHIN矯正歯科 受付のSです。

歯列矯正を始めるための精密検査で撮影したレントゲン写真で、子供のころの怪我が原因で差し歯だった前歯の根っこ部分に歯根膿疱が見つかり、抜歯しなければならず、仮歯の状態でマウスピース型矯正装置(インビザライン)で矯正治療を開始した症例の1年半後の経過を紹介します。

歯並びの変化

1年半の変化

左が初期のマウスピース、右が今現在のマウスピースです。並べてみると、矯正治療を始める前に1番気にされていた下の歯のガタガタ(叢生)はだいぶ揃ってきていることがわかります。

見た目の変化

まだ矯正治療の途中なので、向かって右側の前歯は仮歯の状態です。矯正治療が終わったら仮歯の部分へインプラントを入れる予定なので、左の前歯と同じくらいのスペースを空けた状態で、上下の歯並びのガタガタ や噛み合わせを調整しながら治療を進めています。

この患者さまは矯正治療を始める前、目立つ矯正装置は付けたくないと、矯正治療中の見た目を気にされていました。同時に、抜歯した後に付ける仮歯の部分が目立ってしまうのではないか…と不安を抱えていました。上の写真を見ていただくと、仮歯だとパッと見ではわからないと思います。

その他の変化

ほかにも口元のゆがみが以前に比べてなくなっています。そして、歯をしっかりと見せて笑うことができるようになっていることが写真から伝わります。このように、歯並びがきれいになると笑顔に自信が持てるようになり、精神的な変化も期待できます。

  • 【症例詳細】
  • 主訴:歯並びのガタガタが気になる
  • 診断名:前歯部叢生(そうせい)
  • 初診時年齢:24歳
  • 装置名:マウスピース型矯正装置(インビザライン)
  • 抜歯箇所:上顎左側中切歯(じょうがくさそくちゅうせっし)
  • 治療期間:2年6ヶ月
  • 費用:96万円程度
  • リスク・副作用:痛み、歯根吸収、歯肉退縮、虫歯、後戻り

差し歯だったり、前歯を抜歯することになっても、矯正治療は可能です。仮歯やマウスピース型矯正装置(インビザライン)を治療法として選択すれば、見た目や日常生活に不便なく矯正治療生活を送ることができます。

これらの理由でご自分が矯正治療ができるかどうかお悩みの方は、まずはお気軽に初診カウンセリングへお越しください。

矢野晋也 歯学博士/SHIN矯正歯科院長

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失敗なく快適にマウスピース型矯正装置(インビザライン )を終わらせるための注意点

2020.02.29

こんにちは。さいたま市 大宮SHIN矯正歯科 歯科医師のOです。

◆目立たない

◆取り外しができる

◆痛みや違和感が少ない

◆金属アレルギーでも問題ない

ワイヤー矯正と比較するとメリットが多く、今とても人気のマウスピース型矯正装置(インビザライン)ですが、長く通っているのに、治療計画通りに進まず、なかなかマウスピースから解放されないという声も聞かれます。

また、Googleでマウスピース型矯正装置(インビザライン)と入力すると「失敗」や「後悔」といったネガティブなキーワードと一緒に検索している人が多いようです。こうした中で、今回はマウスピース型矯正装置(インビザライン)を使用した歯列矯正を、快適に失敗なく終わらせるために、気をつけることをお伝えします。

マウスピース型矯正装置(インビザライン)による歯列矯正を失敗させないポイント7つ


①ドクターを選ぶ

マウスピース型矯正装置(インビザライン)はアライン・テクノロジー社が提供しているコンピューターシュミレーションに基づく画期的な矯正技術ですが、そのシステムを最大限に生かし、治療期間の短縮や難易度の高い症例に対応できるかどうかは、歯の動きを熟知し、正しい治療計画を立てられる矯正歯科医の技術及び症例数と経験値によります。

また、歯がシュミレーションとは異なる動きをしても、適切にリカバリーできるような知識や技術がある場所を選ぶ事が大切です。したがってマウスピース型矯正装置(インビザライン)の症例実績が多い歯科医院が望ましいといえます。

②装着時間を守る

アライナーの装着時間はお食事と歯ブラシ以外の20時間以上がお約束です。お約束を守っていただかないと計画通りに歯が動かないため、治療期間の延長につながってしまいます。

③アライナーチューイをなるべく長く使用する

アライナーチューイーについて詳しくはこちらの記事をご覧をください。

④アライナーを指で押してアライナーとアタッチメントをぴったりフィットさせる

ご自分では気づかないうちにアタッチメントが取れてしまっている場合もあります。アタッチメントも、マウスピース型矯正装置(インビザライン)で歯を矯正するにあたり、非常な重要な役割を担っており、取れた状態を長く放置しているとマウスピースの不適合につながります。

⑤お口の中を清潔に

矯正治療中の歯磨きがきちんとできていないと、虫歯や歯周病で矯正治療を一時中断することになり治療期間の延長につながってしまいます。

マウスピースを外して、普段通りに歯磨きができるのがマウスピース型矯正装置(インビザライン)のメリットです。飲食後、歯を磨かないままマウスピースを装着したり、不衛生なマウスピースを装着することはやめましょう。

⑥歯科医師の指示通りに器具を使用する(ゴム掛け)

お口の中の輪ゴム等、補助的な装置の使用を指示されることがあります。指示通りしっかり使わないと治療期間の延長につながってしまいます。

⑦医院で定期チェックを必ず受けましょう

必ずしも治療計画のシミュレーション通りに歯が動くとは限りません。治療開始から最後まで、マウスピースが手元にあるからといって、マウスピース任せの治療は危険です。

マウスピース型矯正装置(インビザライン)での矯正治療も、歯が動く原理はワイヤー矯正の経験と知識が活かされます。矯正専門のドクターが定期的にチェックすることで、途中で軌道修正が必要になった場合のタイミングを的確に判断し、治療の失敗を防ぎます。


きれいな歯並びは、あなたの笑顔をより魅力的にしてくれます。マウスピース型矯正装置(インビザライン)でのマウスピース生活を快適に、失敗したと感じてしまう方がいないような矯正治療を心がけ、スタッフ一同お待ちしております。

矢野晋也 歯学博士/SHIN矯正歯科院長

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【治療期間】歯列矯正をできるだけ早く終わらせる方法

2020.01.28

こんにちは。さいたま市 大宮SHIN矯正歯科・受付のSです。

 

歯列矯正というと、大抵2〜3年の治療期間がかかると言われています。長い人生のうちの数年と考えれば大したことないのですが、それでも、できれば短期間で、健康的に綺麗な歯並びになりたいですよね。

 

現在マウスピース型矯正装置(インビザライン )で治療中の私自身も、時間がかかることが理由で矯正治療を躊躇っていました。そこで、少しでも早く終わらせたい!という患者様へ、治療期間を短くするポイントをお伝えします。

 

 

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矯正治療の期間を左右するポイント3つ


歯を抜くか・抜かないか

 

成人の抜歯矯正の場合は、歯を抜かないで矯正するより、抜いた歯のスペース分、歯の移動量が多くなり、治療の期間が長くなると言われています。但し、抜歯の必要性は症例によって異なります。治療期間のためだけで考えないようにしましょう。

 

矯正装置の種類

 

ワイヤー矯正やマウスピース型矯正装置(インビザライン )…装置の種類の違いによって、治療にかかる期間が変わることもあります。先ほど述べた、抜歯が必要な矯正の場合にはワイヤー矯正の方が治療期間としては早い傾向にあります。

 

加速矯正装置(オルソパルス)

 

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主にマウスピース型矯正装置(インビザライン )と併用して使用することで、治療期間を早めることができます。

 

加速矯正装置について詳しくはこちらをご覧ください。

光加速矯正装置(オルソパルス )研修報告

 

 

矯正治療が始まると、装置のケアや定期的な通院と、今までとは違う日常生活のルーティーンが増えます。そこでも、矯正治療の期間を短くするポイントが3つあります。

 

 

 

矯正治療期間を短くするポイント3つ


計画通りに通院する

 

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矯正治療が開始すると平均1~2か月に一回の通院が必要になります。ご予約日が多少前後してしまうのは問題ありませんが、数か月、(稀に数年間)ご来院がストップしてしまいますと、その分治療が中断してしまい、治療期間は延びてしまいます。

 

次回の予約が、日にちが近くなってしまい、都合のいい日時がもう取れない💦予約するのを忘れてた💦といったことを防ぐために心がけていただきたいことがあります。

 

☆次回の予約はお帰りの際に取っておく

☆その時予定がわからなければ、分かり次第早めに予約を取る

☆変更がある場合もなるべく早めに連絡する

 

お忙しいとは思いますが、少しでもご希望に沿ったご案内が出来るようご協力をお願いしています。

 

 

装置使用の協力

 

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マウスピース型矯正装置(インビザライン)や顎間ゴム、小児矯正の拡大装置やプレオルソなど取り外しのできる装置にはどうしても【自己管理】が付き物です。装置の使用時間が明らかに短かったり、間違った使用方法で使い続けてしまうと治療の期間も伸びてしまいます。

 

矯正治療を早く終わりにするためには、指示通りの矯正装置の使用が一番の近道です。患者様のモチベーションが上がるよう、当院ではイベントを行っています!一緒に頑張っていきましょう🎵

 

 

口腔内の環境を良くする

 

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特に、ワイヤー矯正の場合は歯に装置が固定されているので、歯垢や歯石が付着しやすい口腔内の状況にあります。適当に歯を磨いていると汚れがたまり、ワイヤーに沿って移動するはずの歯の動きが悪くなってしまいます。

 

また、虫歯になってしまうと、虫歯治療を優先するために矯正治療を中断しなければならないこともあります。毎日の歯ブラシにプラス、フロスや仕上げ磨き等でしっかり綺麗に保つことで口腔内の環境が良くなり矯正治療がスムーズに行えます。

 

 

 

 

歯列矯正は治療期間がかかりますが、少しでも患者様にとって通院中の負担が少なくなるよう、スタッフ一同で治療のサポートをして参ります(^^)まずはお気軽にカウンセリングにてご相談くださいね!

矢野晋也 歯学博士/SHIN矯正歯科院長

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【部分矯正】後悔しないために治療前に知っておきたい5つの確認ポイント

2019.12.15UPDATE:2021.02.02

こんにちは!さいたま市 大宮SHIN矯正歯科の歯科衛生士のHです。

 

コロナウイルスの影響でマスクをしているし、人にも会わないし…という理由で、歯列矯正や美容整形などの自己投資にお金を使う人が増えているそうです。当院でも、「前歯のここだけ治せませんか?」と、部分矯正を希望する初診相談の方が目立ちます。

 

 

部分矯正は矯正治療の中では低価格・短期間で治療できるので、プチ整形みたいな感じで「ちょっと矯正してみようかな」と軽い気持ちで挑戦できますよね。実は私、学生の時に部分矯正で前歯を治療しました。

 

でも、実際に部分矯正で治療してみて、気軽にできる反面、事前にもっとよく調べて、考えてから治療方法を選べば良かった…と後悔することがあります。これから部分矯正をお考えの方へ、部分矯正で注意するべき5つのことをお伝えします。

 

 

【気になる部分だけ治療できるとは限らない】


 

私は上の前から2番目の歯2本が内側に入っていたので、この部分だけ装置を付けるつもりでした。しかし、上の歯を動かすと下の歯に当たってしまうのです。下の歯も移動しなくてはならないので、上下の前歯に装置をつけました。

 

私は、前歯だけで治療することができましたが、上下の噛み合わせのバランスが取れなかった場合、歯列全体を矯正する必要があります。部分矯正は、希望された方全てに適した治療方法というわけにはいかないのです。

 

自分では少し動かせば綺麗になると思っている歯並びでも、上下の顎の位置に問題があることも。骨格的なズレは、口元をぱっと見ただけではわからない場合もあり、レントゲン写真を撮って、矯正治療専門のドクターが診断します。

 

適応症例でない部分矯正は、いずれ、他の歯にも負担がかかり、何かしらの弊害が起きて、放っておくと最終的には歯を失うことになります。

 

 

【部分矯正でもワイヤー矯正は痛い】


 

治療する歯が少ないので、全体矯正と比べると痛みが少ないと聞いていましたが、正直な感想は、「痛い!」でした。歯が動く痛みだけでなく、ブラケットが唇の内側にあたるのが痛くて痛くて…次第に慣れましたが、初めの頃は挫折しそうでした(笑)

 

その点、マウスピース型矯正装置(インビザライン)であれば、痛みの感じ方には個人差がありますが、ワイヤー矯正より痛みなく、また歯磨きや食事がいつも通りにできるので、私が矯正中に感じていたストレスとは無縁で治療できると思います。

 

 

 

【症例写真は正面だけでなく横顔の変化も要確認】


 

正面から見た時の、歯の凸凹が解消され自信を持って笑顔で写真に写れるようになり、歯磨きも楽になりましたが、横から見ると、いままで内側に入っていた歯が前に出てきて、口元がもっこりしてしまったように感じています。

 

Eラインといって、鼻先から下顎の先端までを結んだラインの中に唇が収まっている状態が理想の横顔とされていますが、部分矯正では、私の横顔の改善は叶いませんでした。部分矯正の症例写真を参考にする時は、正面写真だけでなく側方からの写真も確認しましょう。

 

 

 

 

【全体矯正と比べると完成度は低め】


 

歯並びは1箇所ずれていると、歯列全体のバランスが崩れていることの方が多く、最初から部分矯正だけで完璧な歯並びになる人はわずかです。見た目はもちろん、咬み合わせも含め、細かいところへの、ご希望に添えづらいことを納得した上で治療することをおすすめします。

 

子供の時に全体矯正したけれど、後戻りしてしまったという方や、虫歯など何らかの理由で歯列に隙間ができてしまい、部分矯正で歯を移動して隙間を埋めれば歯科用インプラントを打つ代わりになる、という方には適した治療法です。

 

 

 

【短期間の中に保定期間は含まれていない】


 

私の場合、装置(ワイヤー)をつけていた期間はわずか4か月ほどで改善されました。しかし、矯正治療には後戻りという言葉があり、歯並びが改善された後は、動かしていたのと同じ期間、保定装置を装着しないと、せっかく綺麗になった歯並びが戻ってしまうのです!

 

部分矯正の場合、歯列全体を矯正した時より後戻りしやすいとのこと。歯並びが綺麗になったらそれで終わりではなく、地味に保定装置を装着しなければならない時間が長く感じました。治療期間が短期間でも、そのあと、保定期間があることを忘れないでください。

 

 

 


 

実は、これから私は再び矯正治療をしようとしています。正面から見た歯並びがキレイになっても、今度は横顔が気になってしまい、全体矯正して口元を引っ込めてEラインを作る予定です。

 

歯科衛生士の専門学校に通っていたときに先生に歯並びを指摘をされ、学生だったので治療費が安くすむことが大きな決め手となり、部分矯正で治療しました。しかし、当時の私はEラインという言葉は知りませんでした。

 

短期間・低価格が魅力的な部分矯正ですが、結局、私のように満足できなかった場合、全体矯正で治療をやり直すという二度手間になってしまいます。貴重な時間とお金が無駄にならないよう治療方法の選択は慎重に行ってくださいね!

 

 

 

 

 

 

矢野晋也 歯学博士/SHIN矯正歯科院長

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歯の矯正治療と虫歯の関係

2019.09.20

みなさんこんにちは。さいたま市 大宮SHIN矯正歯科 受付のSです。

 

 

 

矯正治療を開始する前・また実際に開始してから、様々な疑問や不安をお持ちになっていることと思います。今回はその中から虫歯は矯正開始前に治さないと治療開始できないのか?』矯正治療中に虫歯が出来てしまった場合は、治療をしてもいいのか?』といった虫歯についての質問にお答えしていきたいと思います。

 

 

 

 

① 矯正治療前で虫歯がある

 

虫歯を矯正治療のために抜歯するかも!?


 

まず初めに、矯正治療をはじめたいけれど、「虫歯があるからまだ矯正歯科には相談へ行けないな、矯正治療を開始できないな…」と思っている方は、虫歯の治療をする前にまずは矯正歯科へ相談してください。

 

矯正治療前で虫歯がある方に関しましては、『必ずしも完治してからでないと治療が始められない』というわけではございません。

 

矯正治療で抜歯が必要な場合は、虫歯になっている歯を抜歯することもあります。「矯正治療を始める前に虫歯を治しておかなきゃ」と焦って治療したのに、歯列矯正のために抜歯するなんてことになったら、せっかくの虫歯の治療が無駄になってしまいます。

 

 

 

 

高価な詰め物を入れる場合は矯正治療の後に。


 

基本的に大きな虫歯の場合は、虫歯の治療を先にしてから矯正治療をはじめていただきます。しかし、詰め物や人工的な歯を被せる場合、白いセラミックや金歯などを入れるならば、矯正治療が終わってからをおすすめします。

 

なぜなら、矯正前に自費の高価な人工の歯を入れてしまうと、矯正治療中に歯が動くので噛み合わせなどがずれてしまい、再度作り直さなければいけなくなってしまうからです。

 

 

 

虫歯があっても矯正治療を始められる場合も。


 

 

小さな虫歯や虫歯の場所によっては、矯正前に治療しなくてもよい場合もあります。大宮SHIN矯正歯科の初診無料カウンセリングでは、お口の中の状態を口腔カメラにて撮影させて頂き、お写真を見ながら院長がご説明いたします。

 

ご本人が気づいていない虫歯を発見する場合もあります。矯正治療を開始する前に治したほうが良い虫歯なのか、矯正を始めてからでも並行して治療できる虫歯かどうか、一度お口の中の状態を確認させて頂いた上でお答え致します。

 

 

 

 

次に、今現在矯正治療中に虫歯が出来てしまった・見つかってしまった場合です。

 

 

 

② 矯正治療中に虫歯が出来てしまった

 

矯正治療中は、歯に矯正装置を装着しますので、お口の中は非常に虫歯ができやすい環境になります。とくに、矯正を始める前から虫歯があった方は、虫歯のリスクが高いと思われるので、矯正治療中のオーラルケアを念入りに行ってください。

 

 

 

上の写真を見ると、右の写真は歯並びはきれいになっていますが、治療前と比べると歯の汚れが気になります。せっかく歯並びが良くなったのに、虫歯ができてしまった!ということの無いよう、歯ブラシだけでなく、フロスや歯間ブラシを使用して矯正中の歯磨きを頑張ってください。

 

 

矯正治療中や終了後に歯のクリーニングをすることもおすすめです☆

 

矯正治療中の歯のクリー二ングについて

矯正治療中の虫歯を防ぐ【正しい歯の磨き方】

 

 

③ 矯正治療中に虫歯が見つかってしまった

 

重なっていた歯が矯正によって動き、隠れていた虫歯が見えてくることもあります。大きな虫歯は治療前の精密検査で発見できますが、小さな虫歯はレントゲンではわかりにくく、見つけられないまま矯正治療をスタートしてしまうこともあります。

 

小さな虫歯の場合


 

しかし、小さな虫歯の場合はすぐに虫歯の治療をせず、これ以上虫歯が進行しないようにお薬を塗布して様子を見たり、虫歯の部位や装置の種類によっては矯正治療と同時進行で治療することも可能です。

 

 

 

大きな虫歯の場合


 

大きな虫歯になってしまったら、矯正治療を中断して虫歯治療を優先して行うことになります。矯正治療中に、一般歯科で虫歯の治療が必要と診断された場合や、ご自身で治療したい歯がある場合は、自己判断で治療を行う前に矯正治療を行なっている医院に一度ご相談ください。

 

 

大宮SHIN矯正歯科では、虫歯の治療が必要と判断した場合は無料にて、患者さまのかかりつけの歯科医院、または近隣の医院様宛に紹介状を作成いたします。虫歯の治療費に関しましては患者さまご負担となっておりますのでご了承ください。

 

 

ワイヤー矯正の場合は装置を歯から外して虫歯治療を行います。取り外しができるマウスピース型矯正装置(インビザライン )の場合は、虫歯の治療はすぐにできますが、治療した歯の形が大きく変わってしまい、使用しているマウスピースが合わなくなってしまうことがあり、場合によってはマウスピースをお作り直しさせて頂いてのご対応となっております。

 

 

いずれの装置にしても大きな虫歯になってしまうと、矯正治療が一時中断され、せっかく矯正治療で動いた歯が後戻りしてしまう可能性があり、治療期間が延長になってしまいます。なるべく矯正治療中は、お口の中を清潔に保つことを心がけ虫歯にならないよう気をつけましょう!

 

 

 

矢野晋也 歯学博士/SHIN矯正歯科院長

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クリンチェック画像と実際の歯並びを比較してみました!

2019.08.23

こんにちは。大宮SHIN矯正歯科、歯科衛生士のYです。

当院のスタッフの多くが、矯正治療経験者または現在マウスピース型矯正装置(インビザライン)での治療を行っており、例にもれず私も治療しています。そこで、歯列矯正を始めてから現在までの治療経過を、クリンチェック 画像と実際の口腔内の写真と合わせてご紹介していきます。

「クリンチェックとは?」と疑問に思った方は過去のこちらの記事をご覧ください。

★矯正開始前


治療前、自分の歯並びで特に気になっていたのが、後ろに引っ込んでしまっていた右上の2番目の歯です。画像では向かって左上2番目の歯ですが、実際は右上になります。

上顎咬合面

正面

★★約半年後


上顎咬合面

正面

★★★約一年後(現在)


なんと!気になっていた2番目の歯がこんなに前に出てきました!!!!!

矯正治療前は見た目だけでなく、歯磨きがしにくかった箇所でもありましたが、とても磨きやすくなり快適でとても嬉しいです。

上顎咬合面

正面

 

クリンチェック のメリット


クリンチェックのメリットは、矯正治療のゴールまでの過程を視覚的に確認できることと、それがドクターだけでなく、治療される患者さまと共有できることだと思います。このように、クリンチェック画像と実際のお口の中の写真を比較すると、治療の進行状況がクリンチェック通りに進んでいるかがよくわかります。

クリンチェックはあくまでシミュレーションなので、実際の歯並びが100パーセント、最初のクリンチェック通りに進むことはほとんどありません。私はこの1年の間に2回、マウスピースを作り直しました。

クリンチェックのおかげで、治療計画の細かい軌道修正がすぐに対応できることで、たった1年で凸凹の歯並びがここまで改善されたのだと思います。「マウスピースを作り直す」と言うとネガティブな印象を持たれる患者さまが多くいらっしゃるように感じますが、むしろ治療期間の遠回りを防いでくれるのです。

私の矯正治療は今後は、奥歯の噛み合わせや細かいところを微調整しながら、最終的にきれいな歯並びに向けて、もう少し頑張っていきたいと思います。

なぜ私は、マウスピース型矯正装置(インビザライン )を選択したのか


矯正治療方法はマウスピース型矯正装置(インビザライン)以外にも、ワイヤー矯正や舌側矯正などありますが、クリンチェックで、治療過程を細かくシミュレーション画像で確認することができるのはマウスピース型矯正装置(インビザライン)のみです。

そして、マウスピースをはめていないと歯が全く動かないので、装着時間を自己管理しなければならないという点以外は、ほかにデメリットが見つからないのでマウスピース型矯正装置(インビザライン)で矯正することにしました。

しかしそんなマウスピース型矯正装置(インビザライン)でも、自分自身が矯正治療を始める前に心配に思っていたことが2つありました。

◆矯正装置の見た目

◆痛み

実際にマウスピース型矯正装置(インビザライン)にしてみて、「装置の見た目」に関して特にすごく気になることはありませんでした。「痛み」については、はじめは多少の違和感やしみるような痛みがありましたが、徐々に慣れていきました。

ワイヤー矯正と比較すると食事制限も無く、そこまでひどい痛みを感じずに矯正治療ができました。歯並びも綺麗になり、今となっては、マウスピース型矯正装置(インビザライン)での矯正を選んで本当に良かったと思います。


⭐︎私なりに、歯列矯正治療を始めてみてよかったことをまとめてみました⭐︎

① まず第一に、見た目がよくなったこと。

歯が磨きやすくなったこと。

③ 写真を撮るときも笑顔で歯を見せて笑えること。

④ 以前よりも自分の歯に自信がついたこと。

⑤ 今後のことを考えると歯を失うリスクが減ったこと。

ご自身の歯並びや、矯正治療を行うにあたり様々な不安や悩みがあると思います。

● 歯並びが悪くて自信をもって笑うことができない

● 矯正はしたいけど痛いのが苦手

● 矯正を考えているが目立つ装置は避けたい・・・

しかしそんな不安や悩みは、だんだんと歯並びが綺麗になっていく様子を実感していくうちに、すっかり忘れてしまうほど歯列矯正はメリットだらけだと私は思います。

これからマウスピース型矯正装置(インビザライン)をはじめとする歯列矯正治療をお考えの方は、まずは一度当院の初診カウンセリングにいらしてみてください。カウンセリングを受けていただくだけでも、ご自身の歯並びが今どういう状態なのか認識するきっかけにもなると思います。

 

 

  

 

矢野晋也 歯学博士/SHIN矯正歯科院長

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矯正の調整料がPayPayでお支払いできます!

2019.04.25

こんにちは。大宮SHIN矯正歯科 受付のSです。

皆様はお買い物をした時、病院へ行ったときなどのお会計、どのような方法で支払いをしていますか?多くの方が現金払いやカード決済でお支払いをされていると思いますが、最近ニュースなどで「スマホひとつでお支払いが完了」するスマホ決済を耳にしたことがある方もいるのではないでしょうか(^^)

日本でもキャッシュレス化の普及が進み、クレジットカードのほかスマホ決済や決済アプリも利用されています。そして今回、当院でもスマホ決済サービス「PayPay」を導入したのでご紹介いたします!

◆PayPayとは…


スマートフォンを使ってお支払いができるサービスのことです。

対象のお店に専用のアプリを使い、QRコードやバーコードを提示したり、お店にあるQRコードを読み取るだけで、電子マネー(PayPay残高)や登録したクレジットカードからのお支払いができます。

支出の管理も画面上で確認することができ、どのくらいお金を使っているのか把握することも可能です。ダウンロードも無料ででき、利用の際に手数料がかかることもありません。おサイフケータイに対応していない機種でも、QRコードを読み取ることができれば利用できる簡単な決済方法です。当院ではQRコードを読み取ってのお支払いとなっております。

◆PayPayでのお支払い方法


お支払方法は3STEPです。

① 会計時に「PayPayで支払います」とお伝え頂く

② 院内受付にあるQRコードを読み込み、請求金額を入力

③ 受付スタッフが画面を確認し完了

スマホ決済のメリットは、銀行から現金を引き出したり財布を出し入れする手間が掛からないので、お会計もとてもスムーズにできます。「診察を受ける前に、お金をおろしてから向かわないと…」なんて手間もなくなりますね。

◆PayPayの利用方法


・スマートフォン

・クレジットカード

・銀行口座

が必要となっておりますので事前にご用意ください☺

お持ちのスマートフォンからPayPayアプリをダウンロードください。

https://paypay.ne.jp

ダウンロードが完了したら電話番号と任意のパスワードを入力し、新規登録をクリックします。SMSにて認証コードが届いたら、受信した4桁の認証コードを入力します。以上で登録は完了です☆

◆PayPayのメリット


① PayPayアプリをダウンロードすると500円もらえる!

PayPayは新規登録するだけで、500円もらえます。私は早速ファストフード店で使いました。

② ポイントが貯まる!

支払った金額の0.5%相当の”PayPayボーナス”というものが付与されます。つまり、200円で1ポイント貯まり、1ポイント=1円で利用できるそうです。

③第二弾 100億円キャンペーン中!

PayPayの宣伝などでご存知の方も多くいらっしゃると思いますが、2019年5月31日まで(あと残り1ヶ月です!)先ほどお伝えした0.5%のポイントとは別に、最大20%還元されるキャンペーンを行なっています。

PayPay決済で支払う・1回の支払いにおける付与の上限は1000円まで(つまり、5000円のお買い物の際に、このキャンペーンを利用するのが1番お得)など、条件がいくつかありますが、利用しないよりはしたほうがとてもお得だと思いませんか?

この100億円キャンペーン以外にも、PayPayのサイトをみると、PayPayのサービスを普及させるために、次から次へと様々なお得なキャンペーンを行なっているみたいです。

しかし、PayPayは入金方法によっては、月に使用できる金額に上限があります。最大でも残高100万円までなので、矯正治療費など高額なお支払いの際に利用することには向かないようです。

当院でPayPayでお支払いいただく場合は、矯正治療の調整料歯ブラシなどの物販品をお買い求めいただく時に利用していただくことをおすすめします!


当院で導入しているスマホ決済は、いまのところまだPayPayのみですが、LINEペイや楽天ペイ、AriPayなど…昨年後半くらいから、このような言葉や広告をよく目にするようになったと思いませんか?

政府は、2019年10月の増税に合わせてキャッシュレス決済によるポイント還元の実地を予定していたり、世界的に見ると遅れている日本のキャッシュレス化を2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて急速に進めているそうです。

クレジットカードやsuicaやPASMOなどの交通系ICカードはすっかり当たり前になりましたが、スマホ決済に関しては、チャージ方法がよくわからなかったり、個人情報のデータの管理に対する不信感があったり、まだ、使用することに抵抗を感じる方もいらっしゃると思います。

しかし現在、当院では、矯正治療方法も従来のワイヤー矯正よりマウスピース型矯正装置(インビザライン )で治療される患者さまのほうが多いですし、歯型取りも口腔内スキャナー(iTero element アイテロ エレメント)

の導入によりスキャンが当たり前になりました。

皆様が快適に通院していただけるように、矯正治療方法だけでなく、様々なサービスも積極的に今後も検討して、取り入れられたらと思います。

矢野晋也 歯学博士/SHIN矯正歯科院長

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差し歯や神経のない歯があっても、マウスピース型矯正装置(インビザライン )はできます!

2019.03.01

みなさんこんにちは。さいたま市大宮SHIN矯正歯科 受付のSです。

当院の初診カウンセリングにいらっしゃる成人の患者さまから時々、このようなご質問をいただくことがあります。

  • 差し歯があるのですが矯正は出来ますか?
  • 神経のない歯があるのですが矯正は出来ますか?
  • 歯を抜いて矯正した場合、抜いた歯の隙間の部分はどうなる?

大人になってから歯列矯正を検討する際に気になることのひとつに、差し歯やブリッジの存在があると思います。「差し歯の部分は矯正できないのでは?」と疑問に思う人も多いのではないでしょうか。

結論から言うと、差し歯や神経の無い歯があるからといって矯正治療を諦めることはありません。ただし、差し歯やブリッジは矯正治療前の歯並びに合わせて作っているので、歯列矯正をして理想的な歯並びになった後に、作り直さなければならないことがあります。

差し歯があって抜歯して矯正治療を行なった症例を紹介します。

もともとこの患者さまは、写真のように左の前歯が差し歯でした。矯正治療を始めるための精密検査を行なったところ、CT画像で差し歯の歯根部に嚢胞(のうほう)が出来ていることが発覚しました。口腔外科に紹介状をお出しし、そこでの診察の結果、抜歯をしなければいけない状態でした。

前歯だったので審美的に歯がない状態を避けるために、抜歯後の隙間はダミー歯(仮歯)を作って対応することにしました。差し歯も土台もなくなってしまったので、右側の前歯に維持を求めています。(写真右側)

マウスピース型矯正装置(インビザライン)の場合は仮歯がセットされてから、口腔内スキャナー(iTero elememt アイテロ エレメント)でお口の中をスキャンして、マウスピースを製作し、治療がスタートします。

主訴:歯並びのガタガタが気になる

診断名:前歯部叢生(そうせい)

初診時年齢:24歳

装置名:マウスピース型矯正装置(インビザライン)

抜歯箇所:上顎左側中切歯

治療期間:2年6ヶ月

費用:96万円程度(詳細はこちらをご覧ください)

リスク・副作用:痛み、歯根吸収、歯肉退縮、虫歯、後戻り

ダミー歯をセット後の口元

差し歯やブリッジ、神経がない歯がある方でも、ワイヤー矯正はもちろんのことマウスピース型矯正装置(インビザライン)でも矯正治療はできます。もしこれらの理由で、歯列矯正に不安や諦めを感じていたら、まずは初診カウンセリングにおこしください。患者さま一人一人に寄り添った治療方法を一緒に考えていきます。

この症例の治療の続きのブログはこちらから👇👇👇

矢野晋也 歯学博士/SHIN矯正歯科院長

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【矯正治療中の歯磨き】マウスピース型矯正装置(インビザライン )の場合の3つのポイント

2019.01.30UPDATE:2023.04.30

こんにちは。さいたま市 大宮SHIN矯正歯科 歯科衛生士のYです。

歯の矯正中でも矯正装置(マウスピース)が取り外せるので、「歯磨きはいつも通りできます!」とお伝えしているマウスピース型矯正装置(インビザライン)。とはいえ、普段の歯磨きに加えて気をつけていただきたいことが3つあります。

ポイント1:マウスピースをつける前に歯を磨く!

マウスピース型矯正装置(インビザライン)で歯列矯正をはじめると、1日20時間以上、歯にマウスピースをつけっぱなしの状態になります。この装着時間を守っていただけないと歯は治療計画通りに動かず、矯正治療の意味がなくなってしまいます。

と、いうことは・・・・・歯磨きをせずにマウスピースを付けてしてしまうと、歯の汚れや細菌がずっと密着しているということになります。食事や飲み物を飲むためにマウスピースを外した時は装着する前に必ず歯を磨きましょう!

ポイント2:歯間の汚れをしっかり落とす!

食後、歯と歯の間に食べカスや汚れが挟まったまま、マウスピースを装着していませんか?矯正中は歯が動いて歯間に隙間ができやすくなるので、矯正前より歯に食べ物が詰まりやすくなります。

この隙間は、正しい歯並びになるためのスペースなので、いずれ閉じていきます。しかし、詰まった食べカスをそのままにしておくと、歯が移動するためのスペースが塞がれてしまいます。

歯間の汚れは、歯ブラシだけでは落とせません。デンタルフロスや歯間ブラシを使って落としましょう。詳しいフロスの使い方はこちらをご覧ください。

【矯正中のフロスの使い方】プラスワンアイテムで完璧!マウスピース矯正中の虫歯予防

ポイント3:外出時は歯みがきセットを忘れずに

矯正治療期間中はいつでも歯みがきができるように、携帯用の歯ブラシセットはもちろんのこと、うがい薬やデンタルフロスなどを携帯しておくと安心です。外出時の携帯用に便利な口腔ケアグッズをまとめたこちらの記事も是非ご覧ください。

矯正中の外出時に便利な歯磨きグッズ

でも、学校や職場での昼食後など、出先でゆっくり歯磨きなんてできない!という時もありますよね。そんなときはせめて”うがい”をしましょう。お口をゆすぐだけでも、口腔内の汚れを少し落とすことができます。

そして、歯に食べ物が挟まりやすい矯正治療中は”爪楊枝”が便利です。歯の動きを妨げてしまう歯間の「食べカス」だけは爪楊枝などを使って必ず取り除きましょう。

さいごに

ところで、マウスピース型矯正装置(インビザライン)で治療中に、歯磨きをしていないからといって絶対にしてはいけないことがあります。それは、マウスピースを付けないでいる”ことです。

マウスピースの装着時間、1日最低20時間が守られないとせっかく動いた歯が後戻りしてしまいますし、歯が予定通り動かなくなってしまう原因にもなります。

歯磨きがゆっくり出来る状態になったら、念入りに歯を磨き、フロスなどで歯と歯の間の汚れを落としてから再度マウスピースを装着しましょう。そして、歯磨きしないで装着したマウスピースの洗浄も忘れずにしましょう。

マウスピースの洗い方【マウスピース型矯正装置(インビザライン)】

当院のブログは矯正治療について発信しています。

  • これから矯正治療をしようか悩んでいる方
  • 矯正装置や治療法について知りたい方
  • 矯正治療中の過ごし方について不安な方
  • 現在、矯正治療中の方通院中の方は、矯正治療について何かお困りのことがあれば、お気軽に私たちスタッフに相談してください。一緒に悩みを解決して、快適な矯正治療をしていきましょう!

矢野晋也 歯学博士/SHIN矯正歯科院長

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歯列矯正中の1日の流れ マウスピース型矯正装置【インビザライン 】の場合

2018.10.30

みなさん。こんにちは。大宮SHIN矯正歯科受付のSです。

初診カウンセリングにいらした患者様のアフターカウンセリングの中でお話しを聞いていると、マウスピース型矯正装置(インビザライン)で矯正すると、1日20時間は使用しなければいけないという生活に不安を持たれている方が多いことがわかります。

少しでも、マウスピース型矯正装置(インビザライン)でこれから矯正を始めようとしている方、または、すでに治療中の患者様の参考になれば…と思い、マウスピース型矯正装置(インビザライン)の1日の流れについてお話させて頂きます!

朝起きて朝食を取ります。起きて顔を洗うタイミングでマウスピースを外して軽く水洗いをします。朝食を取った後、マウスピースをはめる前に歯磨きをします。歯磨きのタイミングで歯間ブラシも一緒に行うといいですよ♪

矯正治療中は歯が動いたり、やすりがけを行うことで隙間ができて、通常より虫歯になるリスクはどうしても高まるので虫歯にならないように気を付けましょう!

その後はすぐにマウスピースを装着し、朝のニュースを見ながらなど作業をしながらでもいいので、アライナーチューイを数分間必ず噛みましょう。

▶︎仕事の日

お昼休憩中は、朝と同様マウスピースを外して、食事が終わり次第、歯磨きをして自宅に帰るまでずっとつけます。

出先で気を付けることは、マウスピースを外す場合は【必ずケースに入れて】保管をしましょう!

(外出先でティッシュにくるんで置いてきてしまったり紛失してしまった…という方もいらっしゃるのでお気をつけて下さい!)

マウスピースのケースは治療開始の際にお渡ししていますが、少しでも矯正治療に対してモチベーションをあげるべく、自分の好きなものを100円ショップで購入するのもいいですね♪

食事をする直前にマウスピースをはずします。

食事を終え、歯磨きをしてからマウスピースをはめましょう!

テレビを見ている時間や、お風呂上がりのドライヤーの時間などを利用し、夜はアライナーチューイを噛むのをおススメします。そして、寝る直前にスッキリしたいときはマウスピースをはずしてマウスウォッシュを使用するのもおススメですよ♪

始める前は、食事の度にマウスピースを外して歯を磨くことや、アライナーチューイを噛むことなど、毎日できるかな…と心配になりがちですが、テレビを見ながら、お手洗いのついでに、など「ながら」作業で習慣づけてしまうと案外ストレスもなく続けられるかと思います!

他にも、マウスピース型矯正装置(インビザライン)で矯正を始めるにあたって質問や不安な事がございましたら、お気軽にご相談ください。

矢野晋也 歯学博士/SHIN矯正歯科院長

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妊活中・妊娠中の歯列矯正について

2018.10.19UPDATE:2022.02.08

 装置が目立ちにくいマウスピース型矯正装置(インビザライン)で治療中の患者さまは、20〜30代の女性の方が多く、そのため、歯列矯正中に妊娠が発覚、または妊活中という方もよくいらっしゃいます。

妊活・妊娠中でも歯列矯正はできる?

妊活または妊娠中でも、基本的に歯列矯正の治療はできます。ただし、治療を進める上で、いくつか注意点があります。

妊活・妊娠中の歯列矯正で気を付けたい5つのポイント

 

歯列矯正を始める前に産婦人科と矯正の歯科医師にしっかり相談する

妊娠してから歯列矯正を始める場合

歯科医院を受診する前に、予めかかりつけの産婦人科の先生に相談してください。そして、矯正治療を担当する歯科医師に産婦人科の先生の意見を伝えましょう。

妊婦さんの場合には、妊娠していること、何週目なのか、お母さんの体の健康状態などを伝えましょう。

またインビザラインでの矯正治療は、適切な診断を行うためにレントゲン(X線)撮影や、治療時に抜歯が必要になる場合があります。妊娠初期や、出産直前などの不安定な時期は、レントゲン撮影や麻酔、薬剤の投与はできません。

ただし、そのような処置も安定期(5か月~)であれば可能な場合があります。時期をずらせば、インビザラインでの矯正治療をあきらめなくてもすむかもしれません。先生とよく相談しましょう。

2、妊活中・妊娠中のインビザライン治療を受けるなら必ずお口のケアを行いましょう


妊娠中のお母さんの口の中は、 つわりの影響や食生活の変化でむし歯や、 ホルモンバランスの乱れにより“妊娠性歯肉炎”という歯茎の病気になりやすい、非常にデリケートな状況です。

また、むし歯菌はお母さんから赤ちゃんにうつると言われていますし、お母さんが歯周病に感染していると、早産や低体重児出産になりやすいという報告もあります。 生まれてくる赤ちゃんのために、妊娠中は通常時にも増して、口の中を清潔に保つことが推奨されています。

インビザラインで矯正治療中は、常時マウスピースをはめているので、お口の中が乾燥しやすく、むし歯や歯周病になりやすい環境です。そのためより一層、お口のケアは重要です。

クリーニングや歯石取りなど、歯医者さんでの定期的なケアは必ず受けましょう。日々のホームケアも念入りに行ってください。

3、インビザラインでの矯正治療がストレスになってしまう場合には、治療中断の選択も


「妊活中のストレスはよくない」と一般的にいわれています。稀ではありますが、インビザラインによる矯正治療で大きなストレスを感じてしまう方がいらっしゃいます。そのような場合には、妊活と矯正治療どちらを優先したいか考えましょう。

また、妊娠中のつわりの症状については個人差が大きく、ほとんど症状が出ない方から、つわりの症状が重く、お口の中に矯正装置があると気持ち悪くなってしまう方まで、人それぞれです。妊娠中はお母さんの健康を一番に考えますので、我慢できない場合は治療中断を要することもあるでしょう。

インビザラインはマウスピース型矯正装置なので、患者さま自身での取り外しが可能です。ワイヤー矯正のように装置を外すために歯医者さんに行かなくても、自分でマウスピースを外すだけで容易に治療中断できるのがメリットです。

治療を中断した場合には、それまで動かしてきた歯は多少後戻りし、再開後に再び動かすため、マウスピースを付ける期間は長くなってしまいます。しかし、中断している間のブランクは後から取り戻すことができますので、状況が落ち着いてから治療を再開しましょう。

4、出産前後の通院は、お休みしましょう


インビザランでの矯正治療の場合、当院では1~2か月に1度の間隔で通院していただいています。しかし、臨月の外出は慎重になりますし、産後のお母さんの体はしっかり休めないといけません。出産前後は、矯正の通院をお休みして、体調が回復してきたら再開するようにしましょう。

3,4カ月であれば、通院しなくても大丈夫なように先生の方で治療をコントロールできますので、安心して出産のビッグイベントに臨んでください。

5、分娩の時は、忘れずにマウスピースを外しましょう


お産の経過によっては、分娩時に急きょ全身麻酔を行う場合があります。お口の中に装置が入っていると気道を確保する際に危険ですので、産気づいたらマウスピースは外しましょう。

以上が、妊活中・妊娠中にインビザラインで矯正治療を受ける際の注意点になります。

妊娠・出産は女性にとって大きなライフイベントです。

矯正治療を受けるには少しデリケートな時期ではありますが、上記の注意点を守って、健やかで美しい笑顔をかなえていただきたいです。 


さて、本日はSHIN矯正歯科の女医が記事を書かせていただきました。

私自身のインビザラインでの矯正治療は、まさに妊娠・出産というイベントをはさみながら無事に完了し、現在はワーママとして診療と子育てに奮闘しています。日々の慌ただしさに追われて、更新がすっかりご無沙汰になってしまいました。

当院の衛生士が新たにインビザラインで矯正を開始しましたので、しばらくはそちらの記事をお楽しみくださいね。落ち着いたら、また私もブログを発信させていただきます。

矢野晋也 歯学博士/SHIN矯正歯科院長

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【40代からの歯列矯正】40代からでも遅くない?治療を始めるメリットやリスクを紹介

2018.07.06UPDATE:2023.07.06

さいたま市、大宮SHIN矯正歯科 歯科衛生士のMです。

先日、47歳の品川庄司庄司智春さんが「マウスピース矯正やってました!」というネットニュースを見ました。

その記事の中で印象的だったのが、「始めた時には遅いかなと思ったんですけれど、全然遅くないです」という庄司さんの言葉です。

40代から歯の矯正治療はできるの?

「矯正するなら若い方がいい」とか「高齢になると矯正はできない」といった先入観から、なかなか重い腰が上がらない、という方も多いのではないでしょうか?

ずばり、40代からでも歯の矯正はできます!

歯の状態が健康であれば、50代、60代ともっと上の年齢からでも歯を矯正治療は可能です。

40代で始める歯列矯正、治療期間はどのくらい?

当院の40代の患者さまの治療期間は平均して約2年ほどです。大人だからといって、歯が動くのに時間がかかるということはありません。

ただし、この期間とは別に保定期間が2年ほどあります。保定期間とは、新しい歯並びを固定させるためにリテーナーの装着が必要な期間です。

当院40代の患者さまの症例はこちらから

40代、矯正治療中の口元・外見への影響は?

マウスピース型矯正装置(インビザライン)はもちろんのこと、ワイヤー矯正の場合でも、セラミックブラケットとホワイトワイヤーの組み合わせを用いれば、歯に矯正装置を付けていることが目立ちません。

40代からの歯列矯正、メリットとリスク

  • 【40代の歯列矯正のメリット】
  • ・審美的なコンプレックスの解消
  • ・歯の健康を保つことができる
  • ・全身の健康にもつながる

審美的なコンプレックスの解消】

「大人になって歯並びがガタガタになってきた」「昔から歯並びがコンプレックスだった」といった悩みから解放され、笑顔に自信がもてるようになります。

歯の健康維持

凸凹のないきれいな歯並びは歯磨きがしやすく、虫歯や歯周病のリスクが軽減され、お口の中を清潔に保つことができます。

全身の健康にもつながる】

歯列矯正は、歯並びだけでなくかみ合わせも改善されます。

食べものがよくかめるようになるので、消化がよくなって、内臓の健康維持にも役立ちます。また、正しいかみ合わせは、お口周辺の筋肉の負担軽減にもなり、その結果、肩こりや頭痛の改善につながることもあります。

このようなメリットがある反面、40代からの歯列矯正は治療に伴うリスクやデメリットもあります。

【重度の歯周病の場合、歯列矯正の治療が始められないことも】

歯周病とは、歯の周りの歯ぐきや、歯を支える骨などが溶けてしまう病気です。

歯周組織は、矯正で歯を動かしていく仕組みに深く関係していますそのため、歯周病が進行している場合は、そちらの治療を先に行う必要があります。

ところが、自覚症状がほとんど無いまま進行し、中には治療を始める前に行う精密検査で初めてご自身が歯周病にかかっているとわかる方もいらっしゃいます。

厚生労働省の調査で、30~50代の8割が歯周病にかかっているという報告があり、40代から歯列矯正を始める場合はその可能性が高くなります。

40代から歯の矯正はできるの?の章で、”歯の状態が健康であれば”とお伝えしたのはこのためです。

【歯肉退縮によるブラックトライアングル】

歯肉退縮は、歯茎(歯肉)が矯正治療の過程で後退し、歯の根元部分が露出する状態を指します。歯肉退縮が進行すると、歯と歯茎の間に隙間ができ、その隙間の形が三角形に見えることから「ブラックトライアングル」と呼ばれています。

40代の方は、一般的に若い頃のような歯茎の弾力性や治癒能力が低下していることがあります。加えて、長年の咬合力や歯の位置による負担が加わることで、歯肉退縮が起こりやすくなる傾向があります。

歯列矯正では、歯を移動させるために軽い力がかかります。この力によって、一部の方では歯茎の血行が悪化し、歯肉退縮が生じる可能性があります。特に歯の根元部分や歯と歯茎の接触点周辺が弱くなり、ブラックトライアングルが形成されることがあります。

歯肉退縮やブラックトライアングルのリスクを最小限にするためには、正確な診断と適切な治療計画が重要です。歯科医師や矯正歯科専門医との十分な相談と検査を通じて、自身の口腔状態やリスクを理解しましょう。また、定期的な歯科健診と適切な歯磨き、口腔ケアを行うことも重要です。

気になる費用は?40代からの歯列矯正、保険は効く?

歯列全体を矯正すると、だいたい100万円前後が治療費の目安となります。40代となると、ご自分より子どもの歯並びを優先させたいと考える方もいるでしょう。

基本的には歯列矯正には保険が適用されません。そのため、気軽に支払える金額ではありませんが、当院では分割で回数によっては手数料無しでお支払いいただくことが可能です。詳細はこちらをご覧ください。

40代の歯列矯正まとめ

40代からの歯列矯正は、老後、歯を失う原因となる「虫歯」や「歯周病」のリスクを減らし、全身の健康維持にも繋がるので、これからのご自分の大切な時間を、より快適に楽しく過ごすためには、大きなメリットがあると言えます。

もっと年齢を重ねるにつれ、矯正治療のハードルが上がるのは事実です。しかし、視点を変えれば矯正治療を迷っている今こそがハードルが一番低い時かもしれません。

思い立ったが吉日。40代で歯列矯正をした庄司さんの「始めた時には遅いかなと思ったんですけれど、全然遅くないです」という言葉は非常に説得力があると感じました。

矢野晋也 歯学博士/SHIN矯正歯科院長

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