子どもの矯正治療とは
子どもの矯正治療と大人の矯正治療は、治療の目的、方法などに大きな違いがあります。
子どもの 矯正治療 |
大人の 矯正治療 |
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治療の 時期 |
混合歯列期に行う(乳歯と永久歯が混在) | 永久歯列期に行う(すべて永久歯) |
治療の 目的 |
骨格の成長を利用した歯並びの改善 | 歯の移動による歯並びの改善 |
使用する 装置 |
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治療費 | 40〜48万円程度(税込) | 75〜96万円程度(税込) |
子どもの歯並びが
悪くなる原因
歯並びが悪くなる原因は、先天的なもの( 生まれつきで決まっているもの)と後天的なもの(生まれた後の影響で決まってくるもの)の大きく二つに分けられます。その中でも様々な要因があります。
先天的なもの
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歯列が狭い
遺伝的に顎の大きさが小さいことで、歯の生えてくるスペースが足りなくなり、ガタガタが出てきてしまいます。狭い顎を広げてあげる装置を使用することで、スペース不足を改善します。
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上下の顎の前後的な大きさ
上下の顎の成長バランスが悪いと、かみ合わせや見た目に大きく影響します。
上顎の成長が大きい、または下顎の成長が小さいと出っ歯傾向になり、上顎の成長が小さい、また下顎の成長が大きいと受け口傾向になってしまいます。
成長を促進または抑制させる装置を使用し、バランスを整えていきます。
後天的なもの
-
食生活
昔に比べ、食生活の変化により柔らかい食べ物が多くなってきています。もともと遺伝的な問題がなくても、顎が狭くなる要因になります。
狭い顎を広げてあげる装置を使用することで、スペース不足を改善します。 -
さまざまな癖(くせ)
指しゃぶり、ほおづえ、舌を出す、口呼吸等、お口周りの悪い癖は歯並びを悪くする大きな要因になります。
癖を取り除く装置を使用したり、口腔筋機能療法を行ったりすることにより改善を図ります。
お子さまの歯の
こんな悩みありませんか?
「歯科検診で指摘を受けた経験がある」「子どもの歯並びが気になっている」「いつもお口で息をしている」このような経験がある場合は、矯正専門歯科の受診をしましょう。




いない(開咬)

(お口ポカン)
上記の歯並びの他に、
下記に当てはまるお子さまは矯正治療を早めに開始した方が良い代表例になります。
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ガミースマイルのお子さま
口を開けて笑ったときに上顎の前歯の歯茎が3mm以上見える状態をガミースマイルといいます。
そのままにしておくと、大人になった時に笑顔に対するコンプレックスを感じる可能性があります。 -
欠損歯があるお子さま
生まれつき歯の数が足りないことです。欠損歯があると将来、いわゆる「すきっ歯」になってしまったり、かみ合わせや歯並びに問題が出てくることがあります。
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埋伏歯があるお子さま
埋伏歯とは、骨の中に埋まったまま、出てきていない歯のことをいいます。
こどもの頃に埋伏歯を発見することができると、手術を回避できる場合が多いです。 *親知らずも埋伏歯の1つです。
子どもの矯正治療は
いつから?
日本矯正歯科学会では、
7歳前後で矯正医の診断をおすすめしています
一般的には成長が大きくみられる7~9才が治療開始時期といわれていますが、お子さま一人ひとりによって最適な治療の開始時期は異なります。
矯正医がお子さまの状況を確認することで適切な開始時期をお伝えすることができます。

「第一期治療」と
「第二期治療」とは
成長期に行う子どもの矯正は、治療期間を「第一期治療」と「第二期治療」の2段階に分けて行うことがあります。
「第一期治療」ってなに?
乳歯と永久歯が混在している時期(混合歯列期)に行う治療をいいます。
顎の成長を利用するため、将来的な抜歯や外科手術の可能性を大きく軽減できます。
開始時期 | 前歯が生え変わる7歳前後 |
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治療内容・効果 |
顎の大きさや上下のバランスを調整 永久歯が綺麗に生えるよう、骨格の土台を作る 口呼吸や指しゃぶり、舌癖といった悪習癖の改善 |
治療期間・間隔 |
治療期間は1年~2年 通院間隔は1か月に1回 |

「第二期治療」ってなに?
「第1期治療」であごの骨を整えた後、経過観察の期間を挟み、永久歯が生え揃ってから「第2期治療」を開始します。
開始時期 | 第二大臼歯が生える12〜14歳ごろ |
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治療内容・効果 | 第一期治療の効果を最大限に利用することができるので、成人になってから矯正治療を始めるより無理なく歯並び・かみ合わせを作ることができる |
治療期間・間隔 |
治療期間は約1.5年~2年 通院間隔は1か月に1回 |

大宮SHIN矯正歯科に
おける子どもの矯正治療で
得られること
子どもの矯正治療を行うことで得られるメリットはたくさんあります。

01成長のコントロール
子どもの矯正は、歯並びの改善だけが目的ではありません。永久歯が生えてくるために良いお口の中の環境を作ってあげることにより、ガタガタ・出っ歯・受け口・開咬などを防ぐことができます。

02歯の移動が速い
後戻りが少ない
成長過程にある子どもの歯を支えている骨( 歯槽骨)は柔らかいため、歯の移動に無理がなく治療期間も短期間で済みます。
また、治療後の後戻りも成人と比較して少ない傾向にあります。

03痛みが少ない
小児期の柔らかい歯槽骨のおかげで、成人と比較して痛みが少ないのも特徴です。
また、子どもは適応能力が高いため、はやく装置に慣れることができ、大人よりも楽に治療できる傾向があります。

04抜歯の可能性を軽減
歯を支えている骨(歯槽骨)を広げて、歯が並ぶスペースを作ってあげます。例えば10人ようのベンチを12人用のベンチにしてあげるイメージです。
大人の矯正治療で抜歯や手術を回避できる可能性が高まります。

05お口の中の予防への
意識
子どもの頃に矯正治療を行うことで、ご家族やお子さまの口の中に対する関心が高まり、将来的に、むし歯や歯周病のない健康な口内環境作りへと繋がります。
子どもの矯正治療の症例紹介については、下記のページにてご案内しております。
子どもの矯正治療方法
(矯正装置)

拡大床
取り外しのできる矯正装置の1つです。
プレート部分にネジが埋め込まれており、ネジを回すことで歯列が拡大します。

機能的マウスピース
矯正装置(プレオルソ)
子ども用のマウスピース型の取り外しできる矯正装置です。
当院では受け口の歯並びに使用する頻度が高くなってい ます。

バイオネーター
出っ歯や過蓋咬合(かみ合わせが深い)の子どもの歯並びを改善するために用います。
筋肉の力を利用して正しい顔面の発育も促します。

急速拡大装置
上顎を側方に広げる目的で使用される矯正装置です。
固定式のため短期間で歯列を拡大することができます。

ワイヤー矯正装置
歯の表面にブラケットと呼ばれる装置を取り付けワイヤーを通し、その力を利用して歯を動かしていきます。

ワイヤー矯正装置
(カラーゴム)
従来のワイヤー矯正に色鮮やかなカラーゴムを用います。ゴムはブラケットとワイヤーを固定する目的で使用します。

子ども用マウスピース
矯正装置(インビザラインファースト)
乳歯と永久歯が混在する「混合歯列期」の子どもを対象としたマウスピース矯正装置です。透明で装置が目立ちにくいことが特徴です。

口腔筋機能トレーニング
(MFT)
お口周りの筋肉を鍛えることで、呼吸や舌や口唇の正しい動きを習慣化させ、歯並びやかみ合わせの悪化を予防するためのトレーニングです。