こんにちは!大宮SHIN矯正歯科・歯科衛生士のSです。

 

 当院には小学生の患者様もたくさんいらっしゃいます。お子様の矯正治療は期間を「期治療」と「第2期治療」と2段階に分けることができます。今回は「第1期治療」で多くのお子様がご使用になる拡大床という矯正装置についてお話したいと思います。 

 

子供の矯正、いつから始める?

 

 

 

『拡大床』とは 


 

『拡大床』とは、取り外しのできる矯正装置の1つです。レジンと呼ばれる樹脂製の床部分(口の裏側の粘膜部に触れる部分)と、歯にかけるクラスプ(ワイヤー部分)で作られた装置です。床部分にネジが埋め込まれており、ネジを回すことで歯列が拡大します。

 

 

乳歯、あるいは乳歯が永久歯に生え変わる混合歯列期の不正咬合の治療によく用いられ、永久歯列では補助的矯正装置や後戻りを防ぐ装置として使用することもあります。

 

 

 

『拡大床』を使用する目的


 

初診カウンセリングで、特に多い歯並びについてのお悩みが、【歯がガタガタしている】=(顎が小さくて歯が並ぶスペースがない状態というご相談です。大人の場合ですと、抜歯や歯と歯の間のやすり掛けを行ってスペースを作り、顎の大きさに合わせて歯がきれいに並ぶように調整していきます。

 

 

しかし、永久歯の生えそろっていないお子様の場合は、まだ顎の骨が成長過程で、柔らかい状態にありますので、『拡大床』を使用して少しずつ顎を広げていきます顎を歯の大きさに合った本来の大きさに広げることにより、将来を抜かずに済む可能性が高くなります。

 

 

『拡大床』を使用した症例はこちらから

 

 

 

『拡大床』の使い方


 

①ネジを回す

 

 

『拡大床』のレジンの部分に埋め込まれているネジを回すと、装置が広がっていく仕組みになっています。 ネジの隣に付いている矢印の方向に2日に1回、45度回 していきます。

 

例えば、奇数日に回すと決めたり、あらかじめカレンダーにを付けておくと、回す日が分からなくなってしまったり、ネジの回し忘れを防ぐことができます 

 

 

 

②使用時間

 

お食事と歯磨きの時間(約4時間ほど)除いた時間、1日20時間以上使って頂くことが理想的です。寝ている間使用してください。『拡大床』が不適合になってしまったり、最初に予定していた期間より治療期間伸びてしまう原因となりますのでしっかり使用時間は守りましょう。 

 

 

③『拡大床』の装着方法

 

『拡大床』の取り外しはお子様でも簡単にきます。しかし装着した時に必ず大人の方がきちんとはまっているかの確認をお願いします。目で見るだけでなく、装置のピンク色のレジンの部分を指でギュッと押して『拡大床』が浮いていないかチェックしてください。

 

学校で給食を食べるときなど、ご家族の方がその確認をできない場合には装置つけたままお食事をして、そのまま歯磨きして頂いたほうが、『拡大床』の紛失を防ぐためにも安心です。最初は装置がついたままのお食事はしづらいかと思いますので、お家で練習してみてください 。

 

そして、ご自宅に帰ってから装置をきれいに洗浄しましょう。最後に『拡大床』のお手入れ方法をお伝えします。

 

 

④お手入れの仕方

  

1日に最低1回は、水かぬるま湯で洗ってください。熱湯はレジンの部分が変形するので絶対に使用しないでください。特に汚れが溜まりやすいのがネジ穴の周りです。当院では、普通の歯ブラシより、先のとがった歯ブラシを使うと奥までしっかり洗うことができるのでおすすめしています。 

 

 

 

また、汚れや匂いが気になる時は、台所でお使いの中性洗剤を薄めたもので洗っていただいても問題ありません。リテーナーシャインという専用の消毒剤も当院で販売していますので、お気軽にお声かけください。虫歯の原因にもなりますので、『拡大床』は清潔に保ちましょう! 

 

リテーナー シャイン

 

 

 

 


 

 お子様の矯正治療は本人の頑張りはもちろんのこと、ご家族のお声かけなどのご協力もとても重要になってきます。医院でもサポートしていきますので、何か分からないことなどございましたらスタッフお気軽にご相談ください