About
顎変形症とは
顎変形症(がくへんけいしょう)とは、上下のあごの骨の大きさや形にずれがあり、骨格にかかわる病気です。かみ合わせや見た目だけでなく日常生活にも悪影響を及ぼす可能性があります。

Check
症状チェックリスト
次のような症状に当てはまる場合、顎変形症の可能性があります。気になる症状があれば、矯正歯科で相談しましょう。
見た目に関する症状
- 顔の左右非対称
鏡を見ると顔の中心が左右にずれている

左右非対称 - 出っ歯(上顎前突)
口を閉じにくい、または口元が突出している

出っ歯 - 受け口(下顎前突)
口を閉じにくい、または口元が突出している

受け口
機能に関する症状
- 顎の痛みや違和感がある(顎関節痛)

あごが痛い - 口が大きく開けられない(開口障害)

口が開かない - あごを動かすと音がする

あごが鳴る
Treatment
治療方法について
顎変形症の治療には大きく2つの方法があります。
01
矯正治療のみで改善できる場合
軽度の不正咬合や成長期における症状であれば、歯列矯正のみで対応できるケースもあります。
02
外科的矯正治療(手術+矯正)
あごの骨格に大きなズレがある場合は、外科手術が必要になります。
まず矯正装置で歯並びを整えた後、全身麻酔であごの骨を移動させる手術を行い、その後さらに矯正治療で仕上げをします。
Helth insurance
保険適用について
顎変形症の治療は、一定の条件を満たす場合に健康保険の適用を受けることができます。
保険が使える条件
- 顎変形症と診断され、外科手術が必要とされる場合
- 治療を行うのが「顎口腔機能診断施設」として厚生労働省から認定を受けた医療機関であること
保険が使えるとどうなる?
- 自由診療だと数百万円かかることもある矯正治療が、3割負担(年齢・所得によっては1〜2割)で受けられます。
- 入院・手術費用も保険対象となり、経済的な負担が大きく軽減されます。
Q&A
よくある質問
顔の見た目は変わりますか?
骨格を整えるため、多くの場合フェイスラインが改善されます。見た目と機能の両方で効果が期待できます。
誰でも保険で受けられますか?
いいえ。あごの骨格に異常があり、手術が必要と診断された場合のみ対象となります。歯並びだけを整える矯正は保険の対象外です。
Clinic
当院でできること
当院では、顎変形症の診断・矯正治療を行い、必要に応じて大学病院や口腔外科と連携しながら外科手術を進めています。
初診相談では、保険が使えるかどうか、治療のながれや期間について詳しくご説明いたします。
