叢生 19歳 女性 治療期間:2年4ヶ月
上下顎前突 23歳 女性 治療期間:2年
正中離開 11歳 女性 治療期間:2年3ヶ月
叢生 9歳 男の子 治療期間:1年5ヶ月
【カリエール】歯の矯正に使う補助器具ってどんな効果があるの?つける期間は?費用は?
カリエールとは

ワイヤー矯正やマウスピース型矯正装置(インビザライン)と併用して使用する、歯列矯正の補助器具のひとつです。
かみ合わせのために奥歯を大きく動かす必要がある症例に使います。カリエールは、奥歯を効率よく後ろに移動させ、歯が並ぶスペース不足を改善し、奥歯が正しい位置でかみ合うようにします。
カリエールをつける歯はどこ?
奥歯のかみ合う位置によって、上下どちらか片顎に使用します。カリエールが付く方と反対側の歯列は、固定源なので歯が動かないようにマウスピースを装着します。
上下の第一大臼歯が下の写真のようにかみ合っていれば、奥歯の歯並びに問題はありません。

しかし、正常といわれる位置より上顎の奥歯が前方に出ている場合は、上顎にカリエールをつけます。2級カリエールと呼びます。


下顎の奥歯の方が前に出ている場合は下顎にカリエール(3級カリエール)を装着し、それぞれカリエールがついている方の奥歯を後方へ移動させ、歯が並ぶためのスペースを確保します。


カリエールをつける期間は?
カリエールは、ワイヤー矯正のためのブラケットやマウスピース矯正装置(インビザライン)を使用する前段階の処置として、数ヶ月間装着します。
そして最も重要なのが、1日20時間以上、顎間ゴムをかけることです。このゴムかけを患者さまに協力していただかないとカリエールの効果が得られません。

基本的に食事と歯磨き以外はゴムをかけます。これはマウスピース矯正装置(インビザラインなど)の使用方法と同じですね。
例えば、下の写真のように、上顎の前から3番目(犬歯)と6番目(第一大臼歯)の歯に直接装着した場合、下顎の第一大臼歯にボタンをつけ、顎間ゴムを引っ掛けます。
そうすることで、矢印のように上顎の奥歯が後方に移動します。

↓カリエールはこのように歯に装着しています↓
カリエールの値段は?
カリエールの値段は、歯列矯正を行う歯科医院によって違いますが、大宮SHIN矯正歯科では、1本33,000円(税込)で装着しています。
カリエールのメリット
治療期間の短縮

カリーエルは、犬歯より後ろの歯、4〜5本を同時に効率良く後ろへ移動することができます。
そのため、治療期間を3割程度短縮できると言われています。例えば、カリエールを使用しなかったら2年半かかる治療期間が、約1年ほどになります。
抜歯が必要なくなる可能性

矯正のために抜歯が必要な症例が、カリエールを使って後方に歯を動かことで、歯列に歯の移動に必要なスペースが生まれ、歯を抜かずに治療できる場合があります。
症例によっては、抜歯してさらにカリエールを使用することもあります。
カリエールが使用できない症例
カリエールを付ける歯に被せ物がしてある場合は、カリエールは使用できません。
カリエールは痛い?
痛みの感じ方は個人差があるようですが、ゴムをかける時に痛みを感じる方が多いようです。
その痛みは、歯が動いている証拠です。だんだん歯間に隙間ができ、歯列の変化が自分で確認できるようになると、痛みもモチベーションに変わるという方も稀にいらっしゃいます。
カリエールについてよくある質問
滑舌について
カリエールを付けた直後は口の中の違和感がありますが、歯の外側につける装置なので、舌に触れることはなく日常生活の滑舌には影響はありません。
食事について
歯とカリエールの隙間に食べ物が挟まりやすくなります。葉物やえのきなど絡まりやすい食べ物は気をつけましょう。お食事の時はゴムとマウスピースは外してください。
関連記事:矯正中の食事について
見た目について
カリエールが登場したときは金属のものしかなく、存在感は否めませんでしたが、最近はカリエールクリアという透明の樹脂タイプのものがあり、目立つ見た目は克服されています。

金属アレルギーでも使えますか?
比較的アレルギーの起こりにくい、ニッケルチタン合金、ポリエステルといった材質でできています。
子どもの歯列矯正にも使用できる?
カリエールは大人だけでなく、乳歯から永久歯に生え変わっている最中の子どもの歯列矯正にも使用できます。
上顎前突(出っ歯)、下顎前突(受け口)、叢生(ガタガタ)の歯並びで、奥歯の位置関係に問題がある方にカリエールを使用します。

カリエールは、治療期間短縮や非抜歯など歯列矯正を効率的に進めることができます。しかし、全ての方に適応する補助器具ではありません。気になる方はぜひ初診カウンセリングでご相談ください。
愛子さまの歯並びが綺麗に!気になる治療方法・矯正装置の種類は?
こんにちは。埼玉県さいたま市の大宮SHIN矯正歯科 院長の矢野です。
先日、”青年皇族になられた愛子さまが歯列矯正で劇的変貌”という記事を目にしました。確かに1年前のお写真では八重歯が目立つ‥というよりはチャームポイントだった口元が、1年ですっかり綺麗な歯並びに整っています。

日本人は海外の方と比較すると、歯並びを気にしないと言われています。しかし今回、国の象徴である皇族の愛子さまが歯並びを治されたことは、矯正専門歯科医師として、非常に嬉しく思います。そこで、気になるのがどんな治療方法で、歯並びを治されたのかです。
歯並びを治す方法は大きく分けて2つ
歯並びを治す方法は大きく分けて2種類あります。まず、一つは私たちが行っている歯列矯正。矯正装置を使い、ご自身の歯を正しい歯並びの位置に移動させます。そしてもう一つは人工的な歯を被せて治す方法です。
歯列矯正というと治療期間が長く、平均2年くらいかかります。愛子さまは1年で八重歯だった歯並びが劇的に変化しているので、歯列矯正ではないのでは…と思ってしまいますが、最近のお写真を見る限り、人工歯を被せたようには見えません。
※関連記事
矯正装置の種類
では、人工歯を被せたのではないとしたら、矯正装置は何を使われたのでしょうか。昔からある矯正方法であるワイヤー・ブラケット矯正。そして、目立たない矯正装置といえば、マウスピース矯正装置(インビザライン)と歯の裏側にブラケットをつける舌側矯正の2つがあります。
お写真を見る限り、歯に矯正装置がついているように見えなかったので、マウスピース型矯正装置(インビザライン)か舌側矯正ではないかと推測していましたが、このような記事を見つけました!
目立つと言われている、ワイヤー・ブラケット矯正でも白いワイヤーと透明のブラケットであれば遠目からみたらほとんど歯と同化して目立たないのです。また、昨今の新型コロナウイルスによるマスク生活のお陰で、より矯正装置が日常生活で目立ちにくくなっています。
たった一年で、こんなに歯並びが変わるの?
長くかかると言われている歯列矯正のはずなのに、愛子さまの八重歯は1年で、全く面影がなくなってしまいました。歯列矯正でも短期間で歯並びが変わるの?と思いますよね。
全ての方には当てはまりませんが、症例によって、特にガタガタが大きい方などは、矯正装置を装着して3〜9ヶ月でダイナミックに歯が動き大きな変化を感じられます。また、歯を抜かない場合、歯並びは比較的早く整います。
歯列矯正の3つのメリット
虫歯・歯周病の予防
以前の愛子さまのように、歯が重なり合っている部分は歯ブラシが届かず、汚れが溜まりやすくなり、虫歯や歯周病のリスクも高まります。歯並びがきれいになると歯磨きがしやすくなり、虫歯や歯周病になりにくい口腔内の衛生環境になります。
機能面の向上
矯正治療で改善されるのは歯並びだけではありません。歯のかみ合わせも治療します。正しい位置で噛めるようになると、食事がしやすくなります。そして、歯にかかる負担が均一になるので、歯周組織が長持ちします。また、滑舌も改善にもつながります。
自己肯定感が高まる
歯並びや口元に自信がなくて、笑顔が消極的になっていた方からは、矯正治療のおかげで、自然に歯を見せて笑えるようになり、心理的なコンプレックスが解消されたという声をよく聞きます。最近の愛子さまの笑顔がより一層輝いて見えるのは、この効果の現れではないでしょうか。
歯並びでお悩みの方は、ぜひ矯正歯科で相談してみてはいかがでしょうか。当院は初診相談(カウンセリング)を行っています。ひとりひとりの歯並びや生活スタイルに寄り添った改善の方法をご提案します。

出っ歯 13歳 女性 治療期間:2年
開咬・叢生 21歳 女性 治療期間:2年4ヶ月
叢生 29歳 女性 治療期間:2年3ヶ月
出っ歯 25歳 女性 治療期間:2年4ヶ月
出っ歯 15歳 女性 治療期間:2年5ヶ月
外科手術なし!歯列矯正で改善できる【口ゴボ】4つの特徴
こんにちは。さいたま市 大宮SHIN矯正歯科 歯科衛生士のMです。
「出っ歯」や「八重歯」などと並んで、最近よく耳にするようになった「口ゴボ」または「ゴボ口」という口元の特徴を表す言葉。顔の下半分がもっこりしていて、ゴボッと出ているように見えることから言われるようになった、数年前に登場した新語です。
口ゴボ(ゴボ口)とは?
顔を横から見ると、下顎より上顎が大きく前方にでており、口元が盛り上がって見える状態のことを言います。もともと、日本人は欧米人と比較すると鼻が低いので、口元が間のびしやすい骨格の傾向があります。
さらに、食生活が変化することで、ますます顎のサイズダウンに拍車がかかり、小顔化した最近の若い人に多いと言われています。その見た目を気にして、口ゴボで悩まれる方が増えています。


口ゴボ4つの特徴

①横顔の見た目
美しい横顔とされるEラインの基準を満たしていません。横から見ると鼻と同じくらい口元が突出しており、もっこりしています。その見た目から口ゴボと言われるようになりました。
②出っ歯
前歯に左右差があり、口を閉じても右側の唇から前歯が飛び出しています。加齢と共に出っ歯は前方に移動するようで、年々ひどくなることもあります。口が開いたままだと、ドライマウスや口呼吸の原因にもなります。
③顎下に梅干しシワ
口ゴボでない方は、唇をすぼめて下顎に力を入れると下顎にシワができるのでやってみてください。これは、「オトガイ筋」という唇を閉じる筋肉が過度に緊張すると現れます。出っ歯で口が閉じにくいので常にこの状態でシワがよってしまうのです。
④口元がだらしなくみえる
口ゴボの人は口を閉じている時に意識しないと口角が下がっています。
口ゴボの原因は?
出っ歯であることが多いようです。しかし、出っ歯の原因はひとつではありません。そして、これらの原因が合わさって口ゴボになっている場合もあります。
①歯の生え方による出っ歯
前歯が正しい位置や角度で生えなかった、顎の大きさに対して歯が大きい。など
②顎の骨格異常
上顎が大きすぎる、下顎が上顎に比べて小さい、または後退している。

③生活習慣による出っ歯
指しゃぶり、舌癖など子供のころからの習慣
歯並びを悪くしてしまう癖についてはこちらでもご紹介しています
口ゴボの治療方法
①ワイヤー矯正またはマウスピース矯正装置(インビザライン)
歯の生え方だけに問題があり、出っ歯で口ゴボの場合は、ワイヤー矯正やマウスピース矯正装置(インビザライン)による歯列矯正で口ゴボが改善できます。
口ゴボのデメリットである、出っ歯や顎下のシワ、下がり気味の口角は改善されます。しかし、下顎が小さすぎたり、大きく後退している、欧米人のような横顔を目指したい場合は外科手術を併用した治療が必要になります。
②外科矯正と歯列矯正の併用
外科矯正とは骨切り術とも呼ばれ、頬の部分からメスを入れ、顎の骨を分割して位置を変えることで顎を正しい位置に移動します。手術は全身麻酔で行い、術後はしばらく口が開けられないため1〜2週間の入院が必要になり、術後の腫れが引くまで最大半年くらいかかると言われています。
顔の神経や血管に囲まれた骨に手を加えるため、かなり高度なテクニックが求められます。どこで手術するかを決めるのにも慎重になりますよね。それでいて、医学的に望ましい顎の位置に動かしても、本人にとっては望んだ顔の印象と異なることもあります。
口ゴボは今流行りの顔?!
顎が小さくて小顔に見える、頬がぷっくりしていて可愛らしい印象の顔が、実は口ゴボだったという場合もあります。ワイヤー矯正やマウスピース矯正装置(インビザライン)で、出っ歯が改善され、口呼吸や口元がだらしないといった印象が無くなります。
大きく下顎の位置が後退していて、外科手術が必要な方も中にはいますが、中・軽度の口ゴボの方は、ハイリスクな外科矯正をしないと治らないと悲観的になることはありません。現在、口ゴボで悩まれている方は、ぜひ当院の初診カウンセリングにお越しください。


