叢生 34歳 女性 治療期間:1年10ヶ月
歯の裏側につける新しい矯正器具!?ブラーバ(Brava)とは?
最近日本に入ってきた、新しい歯の裏側につける矯正治療器具「ブラーバ」についてご存じでしょうか。
歯の裏側にワイヤーなどの矯正器具をつけて歯並びを整えていく治療方法を舌側矯正と呼びますが、
同じ意味合いでリンガル矯正や裏側矯正とも呼ばれています。
新しい舌側矯正器具「ブラーバ」とは?
正式名称「Brava by BRIUS(ブラバ バイ ブリアス)」は、アメリカのブリアス社によって提供されている歯の裏側に装着する新しい矯正器具です。
日本では2023年から提供している歯科医院があるようです。ちなみに、大宮SHIN矯正歯科ではブラーバによる治療はできません。
ブラーバ装置紹介動画 (出典元:Brius社公式youtubeチャンネルより)
ブラーバのオフィシャルページには「歯科矯正に対するまったく新しいアプローチです。矯正装置やアライナーではありません。」とありますが、イメージとしては舌側矯正の一種と考えて良いでしょう。

当院の舌側矯正について詳しい解説ページはこちら
「ブラーバ」と従来の舌側矯正との違い
舌側矯正は、その名の通り歯の裏側に装置をつけるために、矯正器具が目立たず、他の人に気づかれにくいこと、取り外しができるマウスピースでの矯正に比べ、装着時間や装置交換などを自己管理する必要がないことが特徴となります。


一般的な舌側矯正の場合、理想の歯並びに近い歯列の形の形状記憶ワイヤーを「歯列全体」に「横に渡す」ことで歯をつなぎ、そのワイヤーをブラケットで固定し、歯の動かして矯正していきます。
対して、ブラーバの場合は歯を「一本ずつ」理想の歯並びへの動きを想定した装置を「縦につなぐ」ことにより、矯正を促すこととなります。
装置本体は上下の歯の裏側の上部分の歯茎に装着し、そこからそれぞれの歯を固定する先端を歯の裏側につけ、個別に動かしていくイメージとなります。
装置利用の手順としては、次の通りです。
①矯正歯科で歯列の3Dスキャンなど撮影し、アメリカBravaのシステムにデータを送る
②Bravaシステムで自動構築された計画を矯正歯科医がカスタマイズし、患者様の装置を作成(装置は形状記憶ニッケルチタン製)
③チタン装置を医師に装着してもらう
マウスピース型矯正装置の中でも最もシェアの多い、アライン社のインビザラインの舌側矯正版のようなシステムとなっています。
舌側矯正器具「ブラーバ」のメリット
それでは、この新しい矯正技術によってどんなメリットがもたらされるのでしょうか。
主な内容は次の通りとなります。

-治療費が低価格
歯の裏側は表側に比べ状態が確認しづらいため、ワイヤーの調整を行うには高度な技術と経験が必要とされる専門性の高い治療です。
歯が窪んでおり、隣の歯との距離が近いので、既成のブラケットを歯に付けていくのではなく、一人ひとりの歯列に合わせてオーダーメイドで矯正器具を製作し歯に装着します。
そのため当院の場合、症例によって異なりますが、舌側矯正の治療費は、¥1,155,000(税込)〜です。他の医院も表側のワイヤー矯正と比較すると費用が高額になる場合が多いでしょう。
それに対し、日本のブラーバを取り扱っている医院では、70万円前後と比較的低価格となります。
–裏側なので目立たない
歯の裏側に器具をつけるので、通常の舌側ワイヤーと同様、目立ちません。一見すると矯正をしているのかわからない状態で過ごすことができます。
-装着時間の管理がない
通常の舌側ワイヤーと同様、つけっぱなしで矯正終了まで過ごすことができます。
取り外しができるけれどその分、装着時間の管理やマウスピースの適合を気にする必要のあるマウスピースでの矯正が続かない人にはおすすめと言えます。
-フロスが通せる(絡まる可能性はあり)

通常のワイヤー矯正の場合、表側も裏側もワイヤーを歯列全体に横に渡して矯正をしているため、フロスを歯間に通すことが難しいです。
一方、ブラーバの場合は歯を「一本ずつ」「縦に固定して」矯正をしているため、歯間に邪魔をするものがなく、フロスを通しやすそうです。ただし、複雑な形状のワイヤーにフロスが絡まる可能性はあります。
-通院頻度が表側ワイヤーより少ない
ブラーバを使用した舌側矯正の通院頻度は2ヶ月に1回ほどが目安のようです。一般的な舌側矯正のように、月に一度ワイヤーを調整したり交換する必要がないため、通院頻度が少なくて済むそうです。
舌側矯正器具「ブラーバ」のデメリット
これほど画期的でメリットの多いブラーバですが、もちろんデメリットもあります。
-症例数が少ない
数年前から始まった、まだ歴史の浅い矯正技術のため、治療症例が少ないことです。
一般的に歯の矯正は治療完了までに1年半~2年はかかります。ブラーバの場合、公式サイトでは6~12ヶ月と記載がありますが、いずれにしても歯列矯正は時間がかかるため、安全が確保されると判断されうる治療症例数がこれまでの矯正器具に比べ、まだまだ少ないことも現実です。
一方で従来の矯正方法は時間はかかるものの、様々な症例に対しトラブルが起きた時の対応法の確立しているという意味では、安全性がより確保されているということが言えるでしょう。
-痛い、口内炎ができやすい
舌側矯正と同様に歯の裏側に装置をつけること自体は変わりません。そのため、舌側矯正に起こりがちな「口内炎」トラブルは起こりやすい状況となります。
また、ブラーバの場合、短期間での治療を謳っている分、当然従来の歯列矯正治療よりも、歯を短時間で動かすこととなります。
そのため装置をつけてすぐの際に、歯を強く動かすことから痛みを強く感じる可能性もあります。
痛みに弱い方は事前にブラーバで矯正治療を行っている歯科医院にて相談をすることをおすすめします。
-発音しづらい
舌側矯正と同様に歯の裏側に装置をつけること自体は変わりません。そのため、舌側矯正に起こりがちな「発音しづらい」トラブルは起こりやすい状況となります。
-微調整が難しい
ブラーバのシステムは最初の治療計画に沿って、治療が終わるまで一つの器具を交換することなく利用します。とはいえ、いくらAIの技術が進歩しているとはいえ、人間の歯が完全に予測通りに動くことは難しいでしょう。
そのため、治療計画通りに歯が動かなかった場合に、途中で歯の動きを微調整することができないようです。
-抜歯症例は向いてない
治療医院によっては、治療開始前に抜歯を提案される可能性はあるそうですが、歯を抜いて矯正する場合、抜歯した前後の歯が治療計画で想定された動き通りにならないことが多く、歯の動きの微調整ができないということは、抜歯症例も向いていないと言えるでしょう。
「ブラーバ」で舌側矯正ができる医院は?
2023年3月現在、ブラーバ矯正が出来る医院は渋谷・高田馬場・大宮・名古屋・心斎橋・梅田の6か所となります。当院近くの大宮では、大宮駅前矯正歯科クリニックで可能のようです。
歯列矯正の技術も常に日進月歩です。今やマウスピース型矯正装置は多くの方がご存じだと思いますが、患者様の治療をより良いものとするため新しい技術も常に開発され、提供されています。
歯列矯正の治療を検討している方は、ひとつの情報だけで決めずに、治療の内容や安全性などをよく吟味し、ご自身にとってより適した治療方法を選択していただきたいと思います。
【当院の舌側矯正の症例紹介ページ】
ガタガタ・10代・非抜歯・マウスピース型矯正装置と舌側矯正の併用
【目立たない矯正治療をやりたい人用のリンク】
上顎前突・叢生 25歳 女性 治療期間:2年9ヶ月
出っ歯とガタガタなことを気にして来院された患者様です。抜歯(上下左右第一小臼歯)で、表側矯正(ワイヤー)を使用し、ガタガタと咬み合わせを改善しました。
主訴:出っ歯とガタガタが気になる
診断名:上顎前突・叢生
初診時年齢・性別:25歳・女性
治療装置:表側矯正(ワイヤー)
抜歯or非抜歯:抜歯(上下左右第一小臼歯)
治療期間:2年9ヶ月
リスクと副作用:痛み、歯根吸収、歯肉退縮、虫歯、後戻り
費用:86万円程度(税別)
詳細はこちらをご覧ください
正中離開・過蓋咬合 40歳 女性 治療期間:1年8ヶ月
叢生 30歳 女性 治療期間:2年11ヶ月
叢生 21歳 女性 治療期間:1年8ヶ月
ガタガタなことを気にして来院された患者様です。非抜歯で、IPR(上下の歯をヤスリがけ)して、マウスピース型矯正装置(インビザライン)を使用し、ガタガタと咬み合わせを改善しました。
主訴:ガタガタが気になる
診断名:叢生
初診時年齢・性別:21歳・女性
治療装置:マウスピース型矯正装置(インビザライン)
抜歯or非抜歯:非抜歯
治療期間:1年8ヶ月
リスクと副作用:痛み、歯根吸収、歯肉退縮、虫歯、後戻り
費用:92万円程度(税別)
詳細はこちらをご覧ください
反対咬合 46歳 女性 治療期間:3年
咬み合わせが反対なことを気にして来院された患者様です。抜歯(下顎左側側切歯)で、IPR(上下の歯をヤスリがけ)して、マウスピース型矯正装置(インビザライン)を使用し、咬み合わせを改善しました。
主訴:咬み合わせが反対
診断名:反対咬合
初診時年齢・性別:46歳・女性
治療装置:マウスピース型矯正装置(インビザライン)
抜歯or非抜歯:抜歯(下顎左側側切歯)
治療期間:3年
リスクと副作用:痛み、歯根吸収、歯肉退縮、虫歯、後戻り
費用:92万円程度(税別)
詳細はこちらをご覧ください
叢生 28歳 男性 治療期間:2年10ヶ月
ガタガタを気にして来院された患者様です。抜歯(上顎左右第一小臼歯、下顎左右第二小臼歯)で、表側矯正(ワイヤー)を使用し、ガタガタと咬み合わせを改善しました。
主訴:ガタガタが気になる
診断名:叢生
初診時年齢・性別:28歳・男性
治療装置:表側矯正(ワイヤー)
抜歯or非抜歯:抜歯(上顎左右第一小臼歯、下顎左右第二小臼歯)
治療期間:2年10ヶ月
リスクと副作用:痛み、歯根吸収、歯肉退縮、虫歯、後戻り
費用:86万円程度(税別)
詳細はこちらをご覧ください
上顎前突・叢生 28歳 女性 治療期間:2年6ヶ月
出っ歯を気にして来院された患者様です。抜歯(上下左右第一小臼歯)で、表側矯正(ワイヤー)を使用し、ガタガタと咬み合わせを改善しました。
主訴:出っ歯が気になる
診断名:上顎前突・叢生・過蓋咬合
初診時年齢・性別:28歳・女性
治療装置:表側矯正(ワイヤー)
抜歯or非抜歯:抜歯(上下左右第一小臼歯)
治療期間:2年6ヶ月
リスクと副作用:痛み、歯根吸収、歯肉退縮、虫歯、後戻り
費用:86万円程度(税別)
詳細はこちらをご覧ください
部分矯正で口ゴボを改善「治療費を抑えたい」「短期間で治したい」
口ゴボとは
口ゴボとは、横から見たお顔の口元がポコッと盛り上がっている状態を示します。
理想的な横顔は、口を閉じた状態でお顔を横から見た時に、鼻先と顎先を結んだ線(Eライン)の内側に口元が収まっている状態とされています。
口ゴボは逆に、Eラインから上唇・下唇が出ている状態のことを指します。


-口ゴボはどんな歯並び?
口ゴボは、出っ歯や ガタガタ(叢生)などの不正咬合が原因の場合もありますが、正面からみた歯並びが良くても口ゴボの人はいます。




下顎骨劣成長など骨格が原因で顎が小さい人は、歯並びが綺麗でも横から見た口元がもっさりした印象になります。
口ゴボは部分矯正で治る?
-部分矯正とは
歯は親知らずを除いて上下で28本あります。通常の矯正治療では、この28本をすべて動かして歯並び、咬み合わせを整えます。
一方、部分矯正では、見た目の気になる歯やその周辺の数本の歯のみを動かします。
前歯のちょっとした凹凸や、すきっ歯を治したい方のために利用されることもある治療方法となります。

-部分矯正では治らない
最近、比較的軽度な口ゴボであれば 、マウスピースの部分矯正で安い治療費で治せるという広告を目にしますが、口ゴボの部分矯正はおすすめしません。治りません。
そもそも「軽度」といっても、自分自身のロゴボがどの程度か判断ができないと思います。
ロゴボの多くは、歯の大きさや本数に対して顎が小さいため、歯が顎にきれいに並びきらず、はみ出してしまった状態が口元を突出させている原因です。

口元の突出感をなくすために、前歯を後方に移動させるには、奥歯も同時にずらしていく必要があります。そうなると前歯だけを矯正する部分矯正では、ロゴボを治すことは難しいと言えます。
自分では、少し動かせば綺麗になると思っている歯並びでも、上下の顎の位置に問題があることも。骨格的なズレは、口元をぱっと見ただけではわからない場合もあり、レントゲン写真を撮って、歯列矯正専門の歯科医師が診断します。

-部分矯正のデメリット
適応症例でない部分矯正は、いずれ他の歯に負担がかかります。かみ合わせの弊害が起き、放っておくと最終的には歯を失うことになるため、結局は再矯正することになります。
また、ワイヤー治療の場合は部分的であっても痛みがあまり変わらないこともあります。
治療後の保定期間(後戻りを防ぐためのリテーナー着用期間)も、意外と全体矯正より長い傾向があります。
口ゴボの症例紹介
当院で口ゴボが改善された症例を紹介します。美容整形や外科手術など大掛かりな処置をしなくても、適切な歯列矯正で歯並びだけでなく、口元の印象も大きく変化します。


-マウスピース型矯正装置(インビザライン)で口ゴボを改善
この患者さまは、目立ちにくい、ワイヤー矯正と比べると痛みが少ないという理由から、マウスピース型矯正装置(インビザライン)を選択し、歯列矯正のために上下左右、合計4本の小臼歯を抜歯しています。

マウスピース型矯正装置(インビザライン)は抜歯症例には向かないと言われますが、矯正用アンカースクリューなど補助装置を併用し、マウスピースが不適合にならないよう注意することで、マウスピース型矯正装置(インビザライン)でも順調に治療が進んでいます。
治療を開始してから、1年7ヶ月経過していますが、口元の突出感がなくなり、横顔の印象がだいぶ変わりました。


- 【症例まとめ】
- 主訴:出っ歯・横顔が気になる
- 診断名:上顎前突
- 初診時年齢:21歳
- 治療装置:マウスピース型矯正装置(インビザライン)、矯正用アンカースクリュー2本、ボタン(ゴム掛け)、加速矯正装置、遠隔モニタリングシステム(デンタルモニタリング)
- 抜歯箇所:上下左右第一小臼歯
- 治療期間:1年7ヶ月(現在治療継続中)
- リスクと副作用:マウスピースの使用時間が20時間以上使えていない場合、抜歯した前後の歯が倒れてくる可能性がある
- 費用:1,063,000円(税別)
口ゴボの歯列矯正にかかる費用
大人の歯列矯正にかかる、費用全体の相場は60万円〜150万円ほどです。
当院では、歯列全部を矯正する場合、ワイヤー矯正は90万円前後、マウスピース型矯正装置(インビザライン)であれば、100万円前後の治療費です。詳しい治療費についてはこちらから
-歯列矯正が高額な理由
歯列矯正が高額になる主な理由は、保険が適用されないためです。
公的保険が適用される治療とは、今のところ病気や怪我などに限られており、歯列矯正は見た目の改善という審美的な目的があると判断されるので保健適用外となります。
また、矯正器具は、口の中を傷つけたり、身体に害のないよう生体親和性のある特殊な素材を用いること、施術者にも歯列矯正の専門的な技術を要することが費用が高額になる要因です。
-矯正する歯科医院の選び方
とはいえ、治療費が高額だからという理由で、ご自身に適していない中途半端な治療を選択することは、口ゴボの悩みやコンプレックスの根本的な解決にはなりません。
歯並びは、一見、悪い部分だけを改善すれば良くなると思われがちですが、そうではありません。上下の顎の骨格、歯列全体そして生活習慣、全てが関連して、ひとりひとりの歯並びが成り立っています。
そしてそれは、口元の印象も同じです。口ゴボを改善し、横から見ても美しいEラインを実現するのに、部分矯正だけで可能な人はごくわずかでしょう。
ロゴボをなるべく費用をかけずに治したくて、安価なマウスピースの部分矯正を考えている方は、1医院だけで決めるのではなく、2ー3院、歯列矯正専門の歯科医院のカウンセリングを受診し、治療する医院を比較検討することをおすすめします。
歯の矯正中にカレーを食べられますか?着色しない??
矯正治療中にカレーは食べられますか?
食べられますが、歯の矯正を始めると、お口の中に矯正器具が装着されることで、日常生活で不便になってしまうことがあります。その一つが食事による歯や矯正器具の着色です。
治療に使う矯正器具によって注意点は異なりますが、特によく聞く食べ物が「カレー」です。
「カレーは食べない方がよい」と言われる理由と「どうしても食べたい!」方への対策をお伝えします。

カレーを食べるとなぜ歯が着色するの?
カレーを食べると歯が黄ばむ主な原因は、食品由来の色素です。カレー特有の美味しそうな黄色や茶色は、ターメリック(秋ウコン)に含まれる、クルクミンという黄色い色素によるものだそうです。

とりわけ、歯列矯正の治療中は、矯正器具を口に入れることによって、歯を磨きにくくなっているうえに、歯のエナメル質に色素が沈着しやすくなっています。
カレーだけでなく、コーヒーや赤ワイン、色の濃い食べ物は、歯が着色しやすいことは有名ですが、白ワインなど色が濃くなくても、酸性度の高い飲食物も歯の着色の原因となるのでご注意ください。

矯正器具別、カレーを食べると着色しやすいのはどこ?
-ワイヤー矯正
ワイヤー矯正の場合、「セラミックブラケット」「ブラケットとワイヤーを留めるエラスティックリング」「パワーチェーン」など器具の一部にゴムや歯科用樹脂を使用しています。
そのため、カレーを食べた後は、装置の一部にカレーに含まれるターメリックの黄色い色が付着しやすくなります。


-マウスピース型矯正装置
マウスピースの場合、食事中に外すことができるので、カレーを美味しくいただいた後、丁寧に歯磨きしてマウスピースをはめれば問題はありません。
「ワイヤー矯正に比べ、マウスピース型矯正装置の方が気軽に取り外せる分、お口のケアが楽だ」と言われる理由はこのあたりにあります。
但し、マウスピースを着けた状態でカレーを食べると、歯だけではなく、マウスピース自体も黄ばんでしまうため十分にご注意ください。
マウスピースを付けたままカレーなど着色性の高い食べ物や飲み物を飲んだり、喫煙すると余計に歯が黄ばみやすくなります。

歯の矯正治療中にカレーを食べる方法
それでもどうしてもカレーが食べたい…人生にカレーなしは考えられない!我慢できない場合の対処方法をお伝えします。
-カレーを食べた後はすぐに歯を磨く
基本的ですが、一番確実です。カレーを食べたらできるだけ早くうがいや歯磨きをするようにしてください。全く影響がなくなるわけではありませんが、エナメル質への色素の沈着を最小限に抑えられます。
それでも、カレーを食べたあと歯や矯正装置の細かい部分の着色などが気になる場合は、通院中の歯科医院で歯のクリーニングもお勧めします。
どんなに丁寧にセルフケアをしても、歯ブラシによるブラッシングではなかなか改善できません。
歯科医院でのみ利用できる専門的な電動のブラシや研磨剤を使った歯のクリーニングなら、安全性を確保した上で効率よく歯の黄ばみを取り除けます。
-通院の直前にだけ食べる
着色が気になるならば、いっそ着色した装置を新しいものに交換する直前がもっとも確実で効率的かもしれません。
ワイヤー矯正で治療中の場合は、月に1回程度、矯正器具を調整するために通院します。そのタイミングでワイヤーやゴムを新しいものにつけ替えるので、当然着色した部分はなくなります。(但し、セラミックブラケットは同じものがついたままです)
この調整のタイミングを狙って、「着色しそうな食べ物は通院の直前に狙って食べるようにしている」という方もいらっしゃいます。
–歯に色がつかないカレーを食べる
次の調整の日までまだまだ先…それでも!いつでも気にせずカレーが食べたい!
という皆様、なんと歯医者さんが作ったカレーがあります!


カレー作りが趣味な歯科医師が作った矯正治療中に食べられる着色しないレトルトカレー。
カレー大学のお墨付きです。セラミックブラケットで現在矯正中のスタッフが本格チキンカレーを食べてみました。




食べる前と後の口元の写真も撮影してみました。全く色が変わっていません。
色がつかない理由は両方とも、原材料にカレーの着色の原因となるターメリックが使われていませんでした。でも味は本当に本格的なスパイスカレーの味で、レトルトカレーとは思えないくらいとても美味しかったです!


このカレーがあれば着色する不安から解き放たれ、歯の矯正中でも思う存分カレーが楽しめます。※ただし食後の歯磨きは忘れずに。
当院でも購入できるよう現在、交渉中です!
カレーが食べたくなるのはなぜ?(カレーが身体に良い理由)
カレーって、無性に食べたくなることがありますね。
肉や野菜、スパイスたっぷりに煮込まれたカレーが食べたくなる理由は、「ストレスで刺激を求めて…」「栄養満点だから、エネルギー充電したい!」など動機は色々ですが、急な欲求は「風邪や体調不良の前触れ」と言われているそう。
カレーに入っているスパイスは、東洋医学で言うところの生薬です。例えば、着色の原因となるターメリック(ウコン)は、鎮痛作用のほか、肝臓機能をアップさせる成分が含まれています。
風邪などのウイルスが体内に侵入するときに活躍する、免疫細胞のホーム基地となる場所が肝臓ですので体が本能的にカレーを欲するという流れのようです。
そう考えれば、着色のリスクはありますが、カレー自体は体調不良の時の優等生と言えますね。
とはいえ、スパイスにはターメリック以外にも体を温めたり、新陳代謝が促されたりといった効果が期待できます。
先ほどの歯医者さんが作った着色しないカレーにも含まれている、クローブやカルダモンは鎮痛作用、シナモンは肝機能向上、フェネグリークは整腸作用があります。
ただ勿論、風邪などで胃腸が弱っているときに口にするには重めの食事ですので、早め早めに、体からのサインに気付いてあげてくださいね。
開咬・叢生 30歳 女性 治療期間:2年8ヶ月
前歯が咬んでいないこととガタガタなことを気にして来院された患者様です。非抜歯で、IPR(上下の歯をヤスリがけ)して、マウスピース型矯正装置(インビザライン)を使用し、ガタガタと咬み合わせを改善しました。
主訴:前歯が咬んでいないこととガタガタが気になる
診断名:開咬・叢生
初診時年齢・性別:30歳・女性
治療装置:マウスピース型矯正装置(インビザライン)
抜歯or非抜歯:非抜歯
治療期間:2年8ヶ月
リスクと副作用:痛み、歯根吸収、歯肉退縮、虫歯、後戻り
費用:92万円程度(税別)
詳細はこちらをご覧ください


