叢生 7歳 男の子 治療期間:1年9ヶ月
叢生 18歳 女性 治療期間:3年3ヶ月
開咬・上顎前突 22歳 女性 治療期間:2年4ヶ月
上顎前突 18歳 女性 治療期間:2年
矯正歯科で言われた「アングル」って何?Ⅰ級・Ⅱ級・Ⅲ級の分類の違いをわかりやすく解説!
アングルのⅡ級ですね
どういう意味ですか…?
「アングルⅡ級ですね」と矯正歯科で言われたけれど、どういう意味?
「アングルって何?」「Ⅰ級とⅡ級はどう違うの?」「治療期間や方法は?」と気になる方も多いでしょう。歯列矯正を考えるときに出てくる「アングルの分類」は、かみ合わせの状態をわかりやすく整理するための国際的な基準です。
この記事では、矯正歯科の診断に欠かせないアングル分類の基本知識と、それぞれに合った矯正治療法や期間の目安をわかりやすくご紹介します。
アングルの分類とは?
「アングルの分類」とは、アメリカの歯科医師エドワード・アングルによって考案された、歯並びやかみ合わせを3つに分ける国際的な基準です。
歯並び全体を診断する際、上下の奥歯(第一大臼歯)の位置関係をもとに、Ⅰ級・Ⅱ級・Ⅲ級に分けます。

・Ⅰ級(正常咬合)
奥歯の位置関係は正しい。ただし上下の前歯の突出(上下顎前突)、叢生(ガタガタの歯並び)、過蓋咬合などの問題を伴うことがある。
・Ⅱ級(上顎前突・出っ歯タイプ)
上の奥歯のかみ合わせが前方に位置し、上あごや上の前歯が前に出ている。横顔で口元が出て見えることが多い。
・Ⅲ級(下顎前突・受け口タイプ)
下の奥歯や下あごが前に出ていて、下の歯が上の歯より前に出て噛む状態。いわゆる「受け口」
アングルⅠ級の特徴
「Ⅰ級」は奥歯の位置が正しく、基本的には正常なかみ合わせですが、前歯の傾きや噛み込みの深さによって不正咬合(上下顎前突、ガタガタ、過蓋咬合(深い噛み合わせ)など)の歯並びになることがあります。

治療方法と期間の目安
ワイヤー矯正・マウスピース矯正装置のどちらも対応可能です。症例によっては抜歯やアンカースクリューを併用することもあります。治療期間の目安は1年半〜2年半程度。
アングルⅡ級1類(出っ歯タイプ)

「Ⅱ級1類」は 上の前歯が前に出すぎていて出っ歯に見えるかみ合わせ です。
筋肉の癖や成長の影響も大きいため、早めに相談することで治療の選択肢が広がります。
見た目・症状の特徴
- 奥歯(大臼歯)の位置関係は「上の歯が前に出ている」タイプ
- 前歯(特に上の前歯)が前に傾いているため、出っ歯(上顎前突)に見える
- 横顔のEライン(鼻先とあごを結ぶライン)から、唇が前に出やすい
- 前歯のかみ合わせが深くなり、過蓋咬合(かがいこうごう)を伴うこともある
なりやすい人の傾向
- 口がポカンと開きやすく、口呼吸になりやすい人
- お口周りの筋肉が弱い、舌を前に押し出す癖(舌突出癖)がある人に多い
- 唇を閉じにくかったり、口が乾燥しやすい人
治療の考え方
- ワイヤー矯正やマウスピース矯正装置で、上の前歯を後ろに下げたり角度を調整したりする
- 場合によっては、奥歯の位置や下あごの成長も考慮する
- 軽度なら非抜歯で治療可能なこともあるが、スペースが足りない場合は抜歯を検討することもある
- 治療期間は2~3年程度
アングルⅡ級2類(前歯が内側に傾くタイプ)

※アングルII級の画像の症例の詳細はこちら
「Ⅱ級2類」は、奥歯の位置関係は1類と同じで、前歯が内側に傾いて、口元が奥まって見えるタイプのかみ合わせです。
見た目・症状の特徴
- 噛み合わせが深く、下の前歯がほとんど隠れてしまう「過蓋咬合」を伴うことが多い
- 見た目としては「出っ歯」ではなく、むしろ「口元が引っ込んでいる」印象になる
- 顎の動きが制限され、顎関節症のリスクが高い
なりやすい人の傾向
- お口周りの筋肉が強くて硬い(口をぎゅっと閉じるクセがある)
- 歯ぎしりや食いしばりなどで噛み締めが強い方に多い
- 舌が横に広がるクセ(側方舌癖)がある
治療の考え方
- 内側に傾いている上の前歯を、外側に少し立ち上げるように動かす
- 奥歯の位置や噛み合わせを調整(圧下)しながら、前歯の重なりを浅くしていく
- 装置としてはワイヤー矯正が選ばれることが多い
- 治療期間は2〜3年、またはそれ以上かかることもある
アングルⅢ級(受け口タイプ)

「Ⅲ級」は、一般的に下の歯や下あごが前に出ている状態を指します。いわゆる、「受け口」や「反対咬合」と呼ばれるケースです。症状が重度の場合、大人になってからだと外科手術が必要になる可能性も。早めに専門医に相談することが大切です。
見た目・症状の特徴
- 上の前歯より下の前歯が前に出ている
- 横から見ると、下あごが前に突き出している、顔立ちがしゃくれている
- 前歯をかみ合わせたときに下の歯が前に来る
- 食べ物を噛みにくい、発音が不明瞭になることがある
なりやすい人の傾向
- 遺伝的な要因(家族に受け口の方がいる場合)
- 下あごの成長が強い
- 上あごの成長が弱い
治療の考え方
- 軽度の場合、ワイヤー矯正やマウスピース矯正装置で前歯の傾きを改善
- 成長期の子どもの場合、顎の成長をコントロールする装置を使用
- 骨格的な問題が大きいと外科的な手術と矯正の併用が必要になる
- 治療期間の目安は2〜3年程度
アングルの分類からわかること
①自分の歯並びのタイプを知ることができる
Ⅰ級・Ⅱ級・Ⅲ級と分けることで、自分の歯並びが、「奥歯のかみ合わせ正常に近いのか」「出っ歯傾向なのか」「受け口傾向なのか」がわかります。
②治療方針の目安や期間の予測ができる
分類により、治療法が変わることがあります。ワイヤー・マウスピース、場合によっては抜歯や外科的治療の必要性など、治療計画の基盤になります。また、どのくらい歯を動かす必要があるかがある程度予測できるため、治療の期間や治療の難しさの参考になります。
まとめ
アングル分類は、歯科矯正で最も基本となるかみ合わせの診断方法です。同じ「出っ歯」でも、Ⅰ級とⅡ級では症状や治療法が異なります。
自分やお子さまの歯並びがどのタイプなのかを知ることで、治療のイメージがぐっとわかりやすくなります。「噛み込みが深くて下の歯が見えない」「受け口かもしれない」と感じたら、早めに専門医に相談することで、歯の健康や顎関節症など将来的なリスクを防ぐことができます。
歯ぐきが下がってくる!?歯肉退縮の原因と予防方法
こんにちは。さいたま市 大宮SHIN矯正歯科 院長の矢野です。
歯ぐきが下がることによって根っこが見えてきてしまい、歯が長くなったように見える現象のことを「歯肉退縮」といいます。年齢と共に、歯ぐきは次第に下がると言われています。これは、生理現象ですので仕方のないことです。しかし、歯ぐきが下がる原因は加齢だけではありません。
加齢以外の他の要因が重なると、歯肉退縮はさらに悪化してしまいます。今回は、歯肉退縮の主な原因と予防方法、そして、歯の矯正治療が与える影響をお伝えします。
歯肉退縮とは?
歯肉退縮とは、歯ぐき(歯を支えているピンク色のやわらかい部分)が下がってきてしまうことです。歯が長くなったように見えますが、歯ぐきに覆われていた歯の根っこが見えた状態なので、実際には歯は長くなっていません。
歯ぐきの主な役割は、歯が大きく揺れないように支えることと、細菌が入らないよう歯を守ることです。しかし、歯肉退縮が進んでしまうとこの役割を果たせず、歯が悪くなってしまいます。

歯肉退縮の主な原因
歯ブラシが強く当たりすぎている
歯ぐきが傷つくと、歯肉退縮が進行してしまいます。皆さんはどのくらいの力で歯を磨いていますか?歯自体には歯ブラシを強く当てても問題ありませんが、歯ぐきはとてもデリケートです。自分では歯を磨いてるつもりが、柔らかい歯茎にブラシが強く当たり、無意識に傷つけてしまうことも。正しく歯を磨けるように、後ほど詳しくお話いたします。
歯同士が強く当たりすぎている
噛んだ時に、他の歯よりも強く当たる所があるとしたら、要注意です。放っておくと、噛むたびに過剰な強い力がかかり、歯を支える顎の骨が溶けてしまいます。骨が溶けてしまえば、歯茎も一緒に下がってしまいます。

歯周病が悪化している
歯周病の悪化は、歯ぐきとその周辺の組織にダメージを与えてしまい、歯肉退縮の原因になります。歯周病の原因となる細菌を、毎日の歯ブラシでどれだけ減らすことができるかが、大事になってきます。また、歯並びが悪いままだと、歯ブラシが行き届かないところがどうしても出てきます。
そもそも歯周病はどのように進行していくのでしょうか?
歯周病が進行する仕組み
歯周病の原因は細菌です。この細菌たちは酸素が好きではありません。口の中で酸素がより少ない場所、それは歯ぐきの奥深く、いわゆる歯周ポケットの中です。歯周ポケットに細菌がいてくれるだけならいいのですが、歯周ポケット奥深くに辿り着いた細菌は、悪さを始めます。

さらに酸素の薄い場所を求めて歯周ポケットを破壊しながら、もっともっと奥深くへ侵攻し、歯を支えている顎の骨までも溶かし始めます。骨が溶けてしまうと、歯ぐきも骨の高さに合わせて一緒に下がってしまいます。最悪の場合、歯を抜かざるを得ない状態になってしまうことも、、、
そのようなことにならないためにも、正しく歯を磨き、定期的に検診を受けましょう。
予防方法
定期検診に行く
一般歯科では定期検診で虫歯の有無やクリーニングだけでなく、歯周ポケットの深さも調べます。歯周ポケットが深いと歯周病の可能性が高いです。しかし、ご自身では歯周病になっているのか、進行状況はどの程度かを正確には診断できないので、3ヵ月から半年に1回ほど、一般歯科で検診を受けるようにしましょう。
正しく歯を磨く
歯ブラシは決して「力で磨くもの」ではありません。力を入れてしまうと、汚れを落とすための歯ブラシの毛先が曲がってしまい、汚れが落ちにくいだけではなく、歯茎を傷つける可能性が高くなります。
基本的な歯ブラシの持ち方は、ペンを持つようにやさしく握ります。指の爪が白くなっていると力が入りすぎている状態になります。ご自身の歯ブラシの持ち方を気にしてみてください。また、歯ブラシを大きく動かしてしまうと細かいところまで磨けず、虫歯や歯周病の原因になります。小さな溝まで磨けるように、歯ブラシを細かく動かし、毛先が歯全体、歯と歯ぐきの境目に当たるようにしていきましょう。こちらの記事で正しい歯の磨き方について、写真付きで解説していますので、参考にしてみてください。
矯正治療をする
歯並びがガタガタだと、一部の歯のみに歯ブラシが強く当たりやすくなり歯肉に負担がかかるだけでなく、歯磨きがしにくいため、歯周病や虫歯のリスクが増え、結果的に歯肉退縮の可能性が高くなります。矯正治療をすることで、歯並びが整い歯が磨きやすくなります。矯正治療をして歯並びを整え、力の負担や虫歯や歯周病のリスクを少なくしていきましょう。また、かみ合わせが改善することで歯同士が強く当たるところが少なくなるので、顎の骨への負担も少なくなります。
矯正治療で歯肉退縮が起こる原因
しかし、まれではありますが、矯正をして「歯並びは良くなったけれど、歯茎が下がってしまった」という声を聞くことがあります。なぜ、矯正で「歯肉退縮」が起きてしまうのでしょうか?
歯にかかる力が過剰な場合
歯を動かすための力が大きすぎると、歯を支えている顎の骨が減ってしまい、それにともなって歯茎も一緒に下がっていってしまうことがあります。
通常の矯正の力がかかっているときは、引っ張られている側の顎の骨が吸収され、そのスペースに歯が移動→もともと歯があった空きスペースに骨が新しく作られるという工程を繰り返しながら、少しずつ歯を動かしていきます。

しかし、この歯を動かす力が強すぎると、後半の「元々歯があった空きスペースに骨が新しくつくられる」という工程で、うまく新しい骨が作られず、その場所は顎の骨が少ないままになってしまいます。
歯肉は、顎の骨にくっついていますので、その少ない骨の部分に合わせて歯茎のラインも下がってしまうというわけです。
正しい歯列矯正の知識と治療経験豊富な矯正専門医の治療を受ければ、こういった歯肉退縮のリスクは減らすことができます。また、当院では歯周病の恐れがある場合は、治療前にポケットの深さなどの検査をさせていただいてから矯正治療が可能かどうかをご判断させていただきますので、ご安心ください。
最後に
今回は歯肉退縮の原因と予防方法についてお伝えさせていただきました。歯並びをきれいにすることは、見た目の改善だけでなく、健康面でのメリット多くを得ることにつながります。ご自身の歯並びに不安がある方、そもそも矯正治療が必要なのかなど、少しでも気になった方は当院の無料初診相談をぜひご利用ください。
子どもの反対咬合は自然に治る?矯正治療が必要なケースを解説!
反対咬合(はんたいこうごう)は、一般的に「受け口」や「しゃくれ」と呼ばれる歯並びで、下の歯やあごが前に出ている状態を指します。
見た目だけでなく、噛む・発音するなど日常生活に影響を与えることもあるため、「うちの子、受け口かもしれない…」と心配する親御さんは早めの理解と対策が大切です。
反対咬合とはどんな歯並び?

反対咬合は、上下の前歯が逆に噛み合ってしまう状態をいいます。
- 正常なかみ合わせ:上の前歯が下の前歯をわずかに覆っている
- 反対咬合:下の前歯が上の前歯より前に出ている
この状態になると、見た目に「受け口」とわかるだけでなく、噛みにくさや発音のしづらさにつながります。
受け口やしゃくれの状態を歯科用語で、「下顎前突(かがくぜんとつ)」ということもあります。歯だけでなく下顎の骨が上顎の骨より前方に出ていると下顎前突になります。

反対咬合の原因とは?
反対咬合の原因は1つではなく、いくつかの要因が組み合わさって起こります。
遺伝的要因
両親のどちらかが受け口の場合、あごの大きさや形が遺伝し、子どもも反対咬合になりやすい傾向があります。
舌や口周りのクセ
舌で下の前歯を押すクセや、口呼吸などの習慣が歯並びに影響することがあります
骨格の成長のバランス
- 上あごの成長が不十分
- 上あごより下あごが過成長
- 前歯の生え替わりが上手くいかなかった
このような理由で、下あごが相対的に前に出てしまうケースも多いです。
反対咬合のデメリット
- 噛みづらい
- 見た目が気になりやすい
- 歯茎が下がりやすく、歯周病や歯肉炎にかかりやすい
- サ行、タ行の発音がしづらい
- 顎関節症になりやすい

反対咬合を防ぐ方法はある?
完全に防ぐことは難しいですが、成長期の反対咬合は上顎の発達を妨げ、下顎の成長を促進させるため、早めに意識することで改善や予防につながる場合があります。
乳歯期からのチェック
3歳児健診などで歯科医にかみ合わせを確認してもらいましょう。
口周りの習慣改善(口腔筋機能療法)
指しゃぶりや舌を突き出すクセがある場合は早めにやめるサポートを。そのためのトレーニング方法もあり、歯科医院で行っています。積極的に取り入れましょう。
早めの矯正治療
子どもの成長を利用した「小児矯正」により、あごの発育をコントロールできる場合があります。
重度の反対咬合(=下顎前突)の場合、大人になってからだと歯列矯正のみで治療を行うことが難しく、「骨切り」と呼ばれる骨を移動させるための外科手術を併用した治療になる可能性があります。
骨格のゆがみが大きくなる前に、早めに、正しい顎の位置に改善しておいたほうが効果的です。
反対咬合の矯正が必要かも!?チェックリスト
- 上下の前歯が逆に噛んでいる
- 下あごが大きく前に出ている
- 発音に支障がある(サ行やタ行が不明瞭)
当てはまる項目が多い場合には、矯正治療を検討することをおすすめします。子どものうちに始めると、治療がスムーズに進みやすくなります。
まとめ
反対咬合は「見た目の問題」だけでなく、かみ合わせや発音にも影響する歯並びです。原因は遺伝や習慣、成長バランスなどがあり、治療法も症状や年齢で異なります。
もし、お子さまやご自身のかみ合わせに、反対咬合の不安がある場合は、早期の気づきが予防や改善につながります。早めに矯正専門の歯科医師に相談しましょう。
金属アレルギーだとワイヤー矯正はできない?装置の素材の選び方と注意点
「金属アレルギーがあるけれど、矯正治療はできるの?」
「矯正装置でかぶれたりしないか不安…」
そんな声をよく耳にします。歯列矯正では金属を使う装置が多いため、金属アレルギーのある方にとっては心配ですよね。
この記事では、金属アレルギーがある方でも安心して矯正治療を受ける方法についてわかりやすくご紹介します。
金属アレルギーと矯正装置の関係
矯正治療で一般的に使われるワイヤーやブラケット、ボタンなどの補助装置は金属製です。金属アレルギーがあると、装置が触れる部分にかゆみや赤みなどの症状が出る可能性があります。
特に「ニッケル」や「コバルト」がアレルギーの原因になることが多いとされています。
金属アレルギーがあっても使える矯正装置
1. セラミックブラケット
- 透明や白色で目立ちにくいブラケット
- 金属をほとんど使わないため、アレルギーのリスクが少ない

2. チタン製ブラケット・ワイヤー
- チタンはアレルギーを起こしにくい金属
- 医療用インプラントにも使われる安全性の高い素材
- 通常より費用が高価になる可能性(材料費がかかるため)
3. マウスピース型矯正装置(インビザラインなど)
- プラスチック製の透明な装置
- 金属を使わないため、アレルギーの心配がほとんどない

矯正を始める前にやっておきたいこと
パッチテストを受ける
皮膚科で金属アレルギー検査を受けて、どの金属に反応するか確認する。

矯正歯科に必ず伝える
過去にアレルギー症状が出たことがあるか、どんな金属に反応するかを事前に相談する。
装置の材質を確認する
使用するブラケットやワイヤーの材質を確認し、自分に合ったものを選ぶ。医院から材料の成分表をお渡しすることも可能です。
金属アレルギーがある人におすすめの治療法
1. マウスピース型矯正装置(インビザラインなど)
目立ちにくく、アレルギーのリスクが少ない。矯正治療中も歯磨きがしやすい。
2. セラミックブラケット+チタン製ワイヤー
金属アレルギー対応のワイヤーとセラミック素材で部分的に金属を使わない工夫ができる。
当院では症例によって、マウスピース矯正装置と金属アレルギー対応のワイヤー矯正を組み合わせた治療も可能ですので、ご相談ください。
当院での金属アレルギー対応装置の症例紹介
当院で治療している金属アレルギーの患者さまの症例を紹介します。
アレルギーの心配のないマウスピース矯正装置(インビザライン)で治療しました。通常、ゴムかけのためのボタンは奥歯はメタル製のものを使用しますが、奥歯にも金属ではないボタンを装着してます。



まとめ
金属アレルギーがあっても矯正治療は可能です。また、治療の途中から金属アレルギーの反応が出る方も稀にいらっしゃいます。
「金属アレルギーがあるから矯正はできない」と諦める必要はありません。アレルギーの可能性がある場合はリスクの少ない装置を選ぶことで、安心して治療を進めることができます。
インプラントと歯列矯正の治療の順番は?一緒に治療できるの?
当院の初診カウンセリングにて、「インプラント治療も検討しているけれど、歯の矯正とどちらが先の方がいいですか?」というご質問をいただくことがあります。
諸事情で歯を既に失ってしまった方、今後抜歯することになってしまった方で、一般歯科にてインプラント治療の提案を受けることがあります。
そこで当院でも、「これを機にお口のお悩みを一気に解決したい!」「矯正で歯並びも治していきたい!」というご希望を伺う機会が増えました。
結論からお伝えすると、インプラントと矯正であれば「矯正治療が先」の方が望ましいです。
インプラントと矯正の治療目的や治療法の違いを踏まえて、矯正治療を優先した方がいい理由をご説明していきます。
インプラントとは?

歯を失った(または失いかけている)部分に、人口の歯を埋め込む治療法です。
歯の根の代わりとなるネジを顎の骨に埋め込み、その上に人口の歯を取り付けます。
一度打ち込んだインプラントは基本的にしっかりと固定され、動かすことはできません。
そのため、入れ歯などに比べてより自身の歯に近い感覚が取り戻しやすいのと、見た目が自然なのが特徴です。
また、周りの歯を削ったり抜いたりする必要がないので他の歯への負担も少ないと言われています。
インプラント治療は、インプラントを埋め込むこと自体は1日で終わりますが、その後の治療に半年から1年程度かかることがあります。
歯列矯正とは?

歯列矯正とはその名の通り、歯並びをきれいにするのが目的の治療です。
インプラントがなくなってしまった歯の機能的な改善が目的なのに対し、歯列矯正は口腔内の機能や健康状態の改善目的のみではなく、審美的(見た目)改善も目的としています。
基本的にはワイヤーやマウスピースなどの装置を2年前後装着して動かしていく治療になります。
インプラントで歯並びは変わる?

時々患者様に「インプラントで歯並びは変わるのでは?」とご質問いただきます。
確かに、見た目が新しく綺麗な歯が増えるため、そのように感じられることもあるかと思います
しかし、なくなった歯を増やすことによってしっかりと噛みしめられる、などの機能の回復が主な目的なので、歯列矯正で改善される「正しいかみ合わせ」や「見た目の美しい歯並び」が得られるかは、難しいでしょう。
インプラントと歯列矯正費用の違いは?

インプラントの場合、単純に歯がないだけなのか、歯の骨自体も足りないのかなど、患者様の状態によって異なりますが、相場では1本30~50万円ほどの費用がかかるとされています(2025年6月現在)。
歯列矯正の場合には、全体矯正の場合は70~140万円、部分矯正の場合は20~80万円程度が目安とされています。
当院の矯正治療の金額など具体的に確認されたい方はこちらのリンクをご参考になさってください。
歯列矯正をインプラントより先にした方がよい理由

歯並びを改善するためには「歯の根元から力をかけて動かす」ことが必要となってきます。
しかし、インプラントは天然の歯と違うため動かすことができません。
このため、インプラントの部位に配慮して治療計画を立てていくことになりますので、場合によってはインプラントの位置が矯正治療の妨げになってしまうことがあります。
一見前歯だけ後ろに下がれば…というような場合であっても、前歯を後ろに下げるにはそのためのスペースを作ることが必要で、奥の歯を後ろへ後ろへと動かしてあげるなどの必要が出てきます。
そういった場合にインプラントのような「動かせない歯」があると、下げたい歯を下げられない状態となるため、矯正治療で目的の動きがスムーズにいかなくなってしまうことになります。
また、矯正治療によってかみ合わせが変化することで、インプラントの上部構造(人口歯の部分)のかみ合わせが合わなくなる可能性がありますので、場合によっては人工歯を新たに作ることが必要です。
既にインプラントをしていたら矯正できないの?
既にインプラント治療をした方は歯列矯正が全くできないというわけではありません。
しかし、通常の矯正よりも更に綿密な治療計画が必要となります。
そのため、矯正治療とインプラント治療をお考えの方は、様々な症例ケースの経験が豊富な歯列矯正専門の歯科にご相談されることをお勧めします。
当院では、初診カウンセリングにてインプラント治療を検討中、あるいはインプラントの治療済みの方の矯正についてのご相談も可能です。
お気軽にお問い合わせください。
矯正中の【奥歯の痛み】は普通?我慢しなくていい理由と対処法
矯正治療を始めると、「奥歯が痛い」と感じることがあります。特にワイヤーの調整直後や新しいマウスピースに変えたタイミングで痛みが出やすく、不安になる方もいるでしょう。今回は、矯正中に奥歯が痛くなる原因と、その対処法について分かりやすくご紹介します。
奥歯が痛くなる主な原因
1. 歯が動くための自然な反応
矯正装置は歯を少しずつ動かして理想的な位置に並べます。その際、歯を支える骨や歯根膜に圧力がかかるため、奥歯を含めて「鈍い痛み」や「噛むと響く感覚」が出ることがあります。これは歯が動いている証拠とも言えます。

2. 奥歯が歯の移動の支えになるため
矯正治療では、奥歯を「アンカー(支点)」として利用し、前歯などを動かすことが多く、そのため奥歯に力がかかり、他の歯より痛みを感じやすくなる傾向にあります。

3. かみ合わせの変化
歯が動くにつれて、一時的にかみ合わせが不安定になることがあります。かんだときに奥歯に強い力が集中すると、痛みが出やすくなります。

痛みはどのくらい続く?
多くの場合、調整直後から2〜3日〜1週間程度で痛みは落ち着きます。時間の経過とともに慣れてきて、普段通り食事ができるようになります。
奥歯の痛みへの対処法
1.柔らかい食べ物を選ぶ
硬い肉やおせんべいなどは避け、うどんやスープ、煮物など柔らかくて咀嚼しやすいものにすると安心です。
2.痛み止めを使用する
我慢できないほど痛む場合は、市販の鎮痛薬を使っても問題ありません。服用は歯科医師や薬剤師の指導に従いましょう。
3.歯磨きは丁寧に行う
痛みがあると歯磨きが億劫になりがちですが、奥歯は汚れが溜まりやすい場所です。毛先が柔らかい歯ブラシを使って鏡を見ながらやさしく丁寧に磨くことが大切です。
4.長引く場合は歯科医院へ相談
痛みが1週間以上続く、片側だけ強く痛む、噛むと鋭い痛みがある場合は、装置の調整が必要かもしれません。
まとめ
矯正中の奥歯の痛みは多くの方が経験する自然な反応であり、数日で和らぐことがほとんどです。
しかし「長引く」「かむと強い痛みが出る」場合は、無理せず矯正歯科に相談しましょう。正しい対処をすれば、治療を安心して続けることができます。

関連記事:矯正治療中の口内炎の痛みの対処法についてはこちら
チェックアップスタンダードのご紹介!矯正治療中におすすめの歯みがき粉
最近、当院の物販品がリニューアルされました!
今回はそのなかのひとつ
“チェックアップ”という歯磨き粉を紹介したいと思います。
Check-Up standard (チェックアップ スタンダード)

最高濃度である1450ppmのフッ素を配合した日常使いに適した歯磨き粉です。
Check-Up standardチェックアップスタンダードの特徴
①高濃度フッ素配合
虫歯予防に必要不可欠なフッ素が1450ppmも配合されています。
②やわらかいテクスチャー
ソフトペーストなのでフッ素がお口のすみずみまで広がりやすいです。
③お口にやさしい
低研磨性なので歯や歯茎に優しいです。
④泡立たない
ドラッグストアなどで販売されている歯磨き粉には発泡剤という
泡立たせる成分が沢山入っています。
泡立ちが良すぎると歯が磨けていると錯覚し、磨き残しが多くなってしまうのです。
⑤控えめなフレーバー
香料を少なくすることで、
ブラッシング後のうがいを少量の水と少ない回数で済ませることができます。
その結果、口の中にフッ素を長く留めて置けることができ、虫歯予防につながります。
Check-Up standardチェクアップスタンダードの使い方
歯ブラシをまず濡らしてから歯磨き粉をつけていませんか?
歯ブラシを濡らしてしまうと、歯磨き粉が泡立ちやすくなってしまうので
ブラシを濡らす必要はありません。乾いた歯ブラシに歯磨き粉をとります。
そして、ブラッシング後は軽く吐き出し
歯磨き粉の成分をなるべくお口の中に留めておくために洗口は1回だけにしましょう。
Check-Up standardチェクアップスタンダードの注意点
Check-Up standardは6歳未満への使用は控え、子どもの手の届かない場所に保管してください。
お子様にはCheck-Up gelという商品があります。
Check-Up gel(チェックアップジェル)

フッ素症のリスクが生じてしまうため
6歳未満のお子様にはフッ素が1000ppm以下の歯磨き粉をおススメしております。
Check-Up gelはフッ素が950ppmなので、お子様に適した歯磨き粉です。
当院ではピーチ、グレープ、2種類のフレーバーを取り扱ってますので
お子様も楽しく歯磨きできますよ♪
【こどもの年齢別】適切な歯磨き粉の量とは?
お子さまの年齢別の適切な歯磨き粉の量は下記の写真の通りです。
かなり少なめだと思いませんか?

歯磨き粉のコマーシャルのように、歯ブラシにたっぷりとつける必要はないのです。
歯を削って汚れを落とす研磨剤や、歯の汚れが落ちているか確認しづらくさせる発泡剤が
あまり添加されていないチェックアップとはいえ、つけすぎは身体に有害なうえに
歯磨き粉の減りも早くなりコストパフォーマンス的にも良いことは何もありません。
チェックアップは歯科専売品の歯磨き粉の中でも、比較的購入しやすいようですが
通院中の患者さまで気になる方は、ぜひ医院でに手にとってみてくださいね!
矯正治療のデンタルモニタリングって?
こんにちは。大宮SHIN矯正歯科 院長の矢野です。
当院では、遠隔モニタリングシステム(デンタルモニタリング)を導入しています。
遠隔モニタリングシステム「デンタルモニタリング」とは
専用の撮影キットとスマートフォンのアプリを利用することで、ご自宅にいながら、遠隔でマウスピース矯正(インビザライン)の進み具合を歯科医師が確認できるシステムです。
現在大宮SHIN矯正歯科では、基本的にインビザライン矯正の方にご利用いただいているシステムです。

遠隔モニタリングシステム(デンタルモニタリング)を使用するメリット
歯並びの変化が一目で確認できる
歯の移動をリアルタイムで観察できるので、治療への意識が高まります。また、記録できるので「大分綺麗になってきたな。最後まで頑張ろう!」と今後のモチベーションにも繋がります。
歯の移動不足などを早期に発見
インビザラインのアライナー(マウスピース)を交換する時に、必ず隔遠チェックを行います。
その際、歯の移動不足やアライナーの不適合などが起きていると、AIによって早期に発見できるため、その後のリカバリー処置がスムーズに行えるようになります。
そのため、効果的な治療が可能となり、マウスピースの作り直しの減少や治療期間の短縮にもつながります。
通院回数の軽減
「デンタルモニタリング」によって遠隔で行えることは次の2つです。
①予定通りに歯が動いているかどうかのチェック
② アライナーの適合状態のチェック
通常は定期的に通院していただいて行っているこれらのチェックですが、「デンタルモニタリング」を使用すれば、歯の動きが安定してくると、経過観察のためだけに受診していただく必要がなくなり、通院回数の軽減が期待できます。
ただし、歯の動き方には個人差があり、来院回数がそれほど減らない場合もあります。また、マウスピースの装着時間が短いなど必要な指示に従えない場合は治療が長期化することがあります。
デンタルモニタリングの使用がおすすめな人
転勤や留学の予定がある人
実際に当院通院中の方で、短期留学が決まっている学生の方、治療途中で転勤が決まった社会人の方などがデンタルモニタリングを使用して矯正治療を継続しています。
お伝えした指示通りにマウスピースの交換、装着をしていただくこと前提ではありますが、通院回数を抑えられることによって治療を中断することなく続けられます。
また、アプリ内のメッセージから疑問質問を医院に問い合わせることができるので不安の解決もスムーズです。
遠隔モニタリングシステムシステム「デンタルモニタリング」の使い方
① お手持ちのスマートフォンに専用のアプリをダウンロードしていただき、専用の撮影キットを使用し、お口の中の撮影を行います。

② 撮影した画像は、AIにより分析が行われます。
③ ドクターはリアルタイムで画像や分析を確認する事ができます。患者さまはご自宅に居ながら歯並びの状態や治療の経過をクリニックに報告する事が可能です。
遠隔モニタリングシステム(デンタルモニタリング)の費用
当院では、患者さまの治療をより快適に行えるよう、新しいシステムも積極的に導入していこうと思っております。「デンタルモニタリング」を併用した治療をご希望の方はぜひお声がけください。


