こんにちは。
さいたま市 大宮SHIN矯正歯科 歯科衛生士のSです。
実際に当院で歯列矯正の治療を受けられた方の症例をご報告します。今回のブログでは、正中離開(せいちゅうりかい)の歯並び症例についてお伝えしていきます。
目次
【正中離開(せいちゅうりかい)とは】
正中離開とは2本の前歯の真ん中が離れて隙間が開いている状態のことです。
正中離開は、歯と顎のバランスが悪い場合や、歯の数が通常よりも多かったり少なかったりする場合、舌の癖などで歯が押され隙間が開いてしまっている場合もありますし、上唇小帯という歯ぐきのヒモのようなものの異常による場合など、様々な原因があります。
【正中離開(せいちゅうりかい)のデメリット】
正中離開は、見た目が悪く心理的ダメージがあります。また、歯の隙間から空気が漏れて発音が不明瞭になったり、口の中が乾きやすく虫歯や歯周病のリスクが高くなります。
【ご来院の理由】
32歳、女性の患者様です。
前歯の隙間が気になるということでご来院されました。
こちらの患者様は、ご家族に歯並びについて指摘され、ご自身でも歯並びが気になり始めました。歯並びを気にせずに笑えるようになりたいとのことで、当院の初診カウンセリングを受けられました。
【矯正中の不安・装置選び】
治療をスタートするにあたって、矯正治療中の痛みや装置の見た目、日常生活への支障などに不安がありました。マウスピース型矯正装置(インビザライン)はブラケット矯正と比較して、痛みや違和感が少なく日常生活への支障も少ないことが特徴です。患者様の要望もあり、使用装置はマウスピース型矯正装置(インビザライン)になりました。
また、その他にも支払い方法等にもご不安がありました。当院では、患者様の様々なニーズにお応えするため、矯正料金のお支払方法もいくつかご用意してあります。
【治療開始・治療経過】
1回目のアライナーは全部で24枚です。
アライナーの交換は、装置に慣れるまで14日交換で進めて頂き、慣れてからは7日交換で進めて頂きました。No.22まで使用して、約6カ月で終了しました。
こちらが1回目のアライナーが終了した際のお口の中の状態です。
患者様の主訴である「前歯の隙間」は、1回目のアライナーで改善されました。しかし、前歯の中心が揃っていないこと(画像2)と、奥歯の咬み合わせが不十分(画像1・3)です。そのため、追加アライナーで細かい所を調整していきました。
2回目のアライナーは全部で18枚です。
今回は最初から10日交換で進めて頂き、約5ヶ月で終了しました。
こちらが2回目のアライナーが終了した際のお口の中の状態です。
その後は顎間ゴム(エラスティック)などを使用し咬み合わせを改善していきました。患者様の主訴である「前歯の隙間」は改善され、見た目も咬み合わせも改善されました!
【動的治療終了】
こちらの患者様は、マウスピース型矯正装置(インビザライン)の使用方法や装着時間をしっかりとお守り頂けていたため、約2年で動的治療が終了しました。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)で治療をし、途中で追加アライナーや顎間ゴム(エラスティック)を行いながら、前歯の隙間と咬み合わせを改善しました!患者様のコンプレックスであった前歯の隙間が改善され、歯並びを気にせずに笑えるようになったと喜んでいただけました!!
【まとめ】
主訴:前歯の隙間が気になる
診断名:正中離開、空隙歯列
初診時年齢:32歳
装置名:マウスピース型矯正装置(インビザライン )
抜歯or非抜歯:非抜歯
治療期間:2年
費用の目安:96万円程度
詳細はこちらをご覧ください
リスク・副作用:痛み、歯根吸収、歯肉退縮、虫歯、後戻り