こんにちは。大宮SHIN矯正歯科 院長の矢野です。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)を希望される患者様の中には、歯のガタガタの度合いが大きい方や奥歯のかみ合わせが左右にずれている方など、マウスピース型矯正装置(インビザライン) だけでは治療が難しい症例の方もいらっしゃいます。
そのような場合には、最初にワイヤーを使って矯正を行ったあとにマウスピース型矯正装置(インビザライン)に移行する治療方法をおすすめしていますが、マウスピース型矯正装置を希望される方は、できるだけ目立たずに矯正治療をしたい!という方が多いです。
今回は、難しい症例でも出来るだけ目立たない矯正治療の進め方についてご紹介いたします。
目次
目立ちにくい『ホワイトワイヤー』
通常、ワイヤー矯正で用いるワイヤーはシルバーのものですが、目立ちにくいホワイトワイヤーというものを当院ではご用意しています。
ホワイトワイヤーとは、ワイヤーを白色に加工した矯正装置です。歯の色に近い色をしているため目立ちにくく、治療期間中のお口の見た目がより自然な印象になります。機能面は従来の矯正装置と変わらず、幅広い症例に対応できます。


ホワイトワイヤーとマウスピース型矯正装置(インビザライン )の併用が適している方
- マウスピース型矯正装置(インビザライン)のみだと治療期間が長くなってしまう方
- 歯が前後にずれた状態で生えており、ガタガタの度合いが大きい方(重度叢生)
- 歯のガタガタは少ないが、抜歯の必要がある方(上下顎前突)
- 上の奥歯が外側、下の奥歯が内側にずれており、奥歯でしっかり噛めない方(鋏状咬合(はさみじょうこうごう)など)
- 治療期間中のお口の見た目が気になる方
- 受付や営業など、普段人前にでるご職業の方

ホワイトワイヤーとマウスピース型矯正装置(インビザライン)を併用するメリット
現在、マウスピース型矯正装置で治療ができない症例はほとんどありません。しかし、上記のような歯並びの場合、マウスピース型矯正装置のみで矯正を行うことは難しく、治療にかかる期間が長くなる可能性があります。
そのようなケースでは、まず初めに1年ほどワイヤーでの矯正を行います。そのあとにマウスピース型矯正装置による矯正を行うことで治療にかかる期間を短縮できます。
ホワイトワイヤー+マウスピース型矯正装置での治療では、最初から最後まで目立ちにくく自然な見た目で矯正治療を進められることができます。シルバーのワイヤーでは見た目が気になる方、抵抗がある方にお勧めです。シルバーワイヤーとホワイトワイヤーは色の違いだけで効果の差はございませんのでご安心ください。
ホワイトワイヤー矯正を行ったときの歯並びの変化

こちらの写真は、治療前と、ホワイトワイヤーをつけてワイヤー矯正が終了したあとの歯並びの比較画像です。ホワイトワイヤーを装着する前の歯並びは前後左右に乱れていますが、約10ヶ月間のホワイトワイヤーによる矯正が終了後は歯並びの大きな乱れが解消されているのがご確認いただけるかと思います。
ここからマウスピース型矯正装置(インビザライン)を使って、噛み合わせの調整をし、空いているスペースを閉じて患者様がお望みになる“理想に近い歯並び”にアプローチしていきます。
ホワイトワイヤーにデメリットはある?
ホワイトワイヤーに限らずですが、ワイヤーは金属でできているので、金属アレルギーの可能性がある方には使用できない可能性があります。ホワイトワイヤーは従来の金属製のワイヤーを白い色に加工した矯正装置です。このため、金属アレルギーの症状をお持ちの方には使用が適さない場合がございます。
もし、金属アレルギーについてご心配な点があればご遠慮なく担当の歯科医師までご相談ください。アレルギーチェックや、金属を使用しないマウスピース型矯正装置(インビザライン)のみを使った矯正治療など、それぞれの患者様に合った治療法をご提案させていただきます。
まとめ|目立たない矯正を希望する方へ

今回はホワイトワイヤーとマウスピース型矯正装置を併用した治療方法についてお伝えいたしました。矯正治療を始めたいけど装置の見た目に抵抗がある方、難しい症例だがマウスピース型矯正装置を使用したい方におすすめです。
患者様によって最適な装置は異なります。自分にはどのような装置が適しているのか、目立たない装置についてより詳しく知りたい方など、お気軽に当院の無料初診相談へお越しください。患者様それぞれに最適な治療法をお伝えいたします◎


