【できるだけ目立たずに矯正したい!】ホワイトワイヤーとマウスピースを併用する歯列矯正治療について

2018.08.10

こんにちは。大宮SHIN矯正歯科 院長の矢野です。

マウスピース型矯正装置(インビザライン)を希望される患者様の中には、歯のガタガタの度合いが大きい方や奥歯のかみ合わせが左右にずれている方など、マウスピース型矯正装置(インビザライン) だけでは治療が難しい症例の方もいらっしゃいます。

そのような場合には、最初にワイヤーを使って矯正を行ったあとにマウスピース型矯正装置(インビザライン)に移行する治療方法をおすすめしていますが、マウスピース型矯正装置を希望される方は、できるだけ目立たずに矯正治療をしたい!という方が多いです。
今回は、難しい症例でも出来るだけ目立たない矯正治療の進め方についてご紹介いたします。

目立ちにくい『ホワイトワイヤー』

通常、ワイヤー矯正で用いるワイヤーはシルバーのものですが、目立ちにくいホワイトワイヤーというものを当院ではご用意しています
ホワイトワイヤーとは、ワイヤーを白色に加工した矯正装置です。歯の色に近い色をしているため目立ちにくく、治療期間中のお口の見た目がより自然な印象になります。機能面は従来の矯正装置と変わらず、幅広い症例に対応できます。

ホワイトワイヤー
シルバーワイヤー
ブラケット

ホワイトワイヤーとマウスピース型矯正装置(インビザラインの併用が適している方

  • マウスピース型矯正装置(インビザライン)のみだと治療期間が長くなってしまう方
  • 歯が前後にずれた状態で生えており、ガタガタの度合いが大きい方(重度叢生)
  • 歯のガタガタは少ないが、抜歯の必要がある方(上下顎前突
  • 上の奥歯が外側、下の奥歯が内側にずれており、奥歯でしっかり噛めない方(鋏状咬合(はさみじょうこうごう)など)
  • 治療期間中のお口の見た目が気になる方
  • 受付や営業、アナウンサー、キャビンアテンダント、芸能関係など、普段人前にでるご職業の方
鋏状咬合(シザーズバイトともいいます)

ホワイトワイヤーとマウスピース型矯正装置(インビザライン)を併用するメリット

現在、マウスピース型矯正装置(インビザライン)で治療ができない症例はほとんどありません。しかし、上記のような歯並びの場合、マウスピース型矯正装置(インビザライン)のみで矯正を行うことは難しく、治療にかかる期間が長くなる可能性があります。

そのようなケースでは、まず初めに10~12ヵ月ほどホワイトワイヤーでの矯正を行います。そのあとにマウスピース型矯正装置(インビザライン)による矯正を行うことで治療にかかる期間を短縮できます。

今では、最初から最後まで目立ちにくく、自然な印象の口元を演出できるホワイトワイヤー+マウスピース型矯正装置(インビザライン)での治療をご希望される患者様も増えてきています。


ホワイトワイヤー矯正を行ったときの歯並びの変化

上の写真は治療前とホワイトワイヤーをつけてワイヤー矯正が終了したあとの歯並びの比較画像です。ホワイトワイヤーを装着する前の歯並びは前後左右に乱れていますが、約10ヶ月間のホワイトワイヤーによる矯正が終了後は歯並びの大きな乱れが解消されているのがご確認いただけるかと思います。

ここからマウスピース型矯正装置(インビザライン)を使って、噛み合わせの調整をし、空いているスペースを閉じて患者様がお望みになる“理想に近い歯並び”にアプローチしていきます。


ホワイトワイヤーにデメリットはある?

金属アレルギーの可能性がある方には適さないケースがあります。ホワイトワイヤーは従来の金属製のワイヤーを白い色に加工した矯正装置です。このため、金属アレルギーの症状をお持ちの方には使用が適さない場合がございます。

もし、金属アレルギーについてご心配な点があればご遠慮なく担当の歯科医師までご相談ください。アレルギーチェックや、金属を使用しないマウスピース型矯正装置(インビザライン)のみを使った矯正治療など、それぞれの患者様に合った治療法をご提案させていただきます。

矢野晋也 歯学博士/SHIN矯正歯科院長

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