出っ歯と下の歯並びのガタガタを気にして来院されました。上下左右の第一小臼歯(合計4本)を抜歯し、ワイヤー矯正で歯並びと口元の印象を改善しました。
①主訴:出っ歯が気になる
②診断名:上顎前突
③初診時年齢:27歳・女性
④住まい:埼玉県深谷市
⑤治療に用いた主な装置:ワイヤー矯正
⑥抜歯部位:上下左右第一小臼歯
⑦治療期間:2年9ヶ月
⑧治療費概算:¥840,000(税別)
⑨リスクと副作用:痛み、歯根吸収、歯肉退縮、虫歯、後戻り主訴:出っ歯が気になる
出っ歯と下の歯並びのガタガタを気にして来院されました。上下左右の第一小臼歯(合計4本)を抜歯し、ワイヤー矯正で歯並びと口元の印象を改善しました。
①主訴:出っ歯が気になる
②診断名:上顎前突
③初診時年齢:27歳・女性
④住まい:埼玉県深谷市
⑤治療に用いた主な装置:ワイヤー矯正
⑥抜歯部位:上下左右第一小臼歯
⑦治療期間:2年9ヶ月
⑧治療費概算:¥840,000(税別)
⑨リスクと副作用:痛み、歯根吸収、歯肉退縮、虫歯、後戻り主訴:出っ歯が気になる
こんにちは。
さいたま市大宮区の【大宮SHIN矯正歯科】受付Hです🌟
当院には20〜30代の女性患者さまが多く通われており、妊活中や妊娠中に矯正治療を受けている方も少なくありません。
そのため、「妊娠中でも歯列矯正はできますか?」「妊活中に始めても大丈夫ですか?」といったご相談をよくいただきます。
今回は 「妊活中・妊娠中に歯列矯正はできるのか?」、そして 「治療中に注意すべき5つのポイント」 を解説します🦷✨
結論からお伝えすると、妊活中や妊娠中でも歯列矯正は可能です。
ただし、妊娠中は体調の変化が大きいため、治療を安全に進めるためには注意点があります。
まずはかかりつけの産婦人科の先生に相談してください👨🏻⚕️
矯正治療では適切な診断を行うためにレントゲン(X線)撮影や
治療時に抜歯(抜歯に伴う薬剤投与)が必要になる場合がありますが
妊娠初期や出産直前の不安定な時期は、レントゲン撮影・麻酔・薬剤投与はできません
妊娠が分かったらできるだけ早く当院にもお知らせください📣
妊娠中のお母さんの口の中はつわり、食生活の変化、ホルモンバランスの乱れにより
むし歯や妊娠性歯肉炎になりやすい非常にデリケートな状況です🦠
また、むし歯菌はお母さんから赤ちゃんにうつると言われていますし
お母さんが歯周病に感染していると早産や低体重児出産になりやすいという報告もあり
生まれてくる赤ちゃんのために口の中を清潔に保つことが推奨されています😌
歯医者さんでの定期的なケア+日々のホームケアを念入りに行いましょう🦷✨
「妊活中のストレスはよくない」と言われています🙅🏻♀️
稀ではありますが、矯正治療で大きなストレスを感じてしまう方がいらっしゃるので
そのような場合は妊活と矯正治療どちらを優先したいか考えましょう🤔
また、妊娠中のつわりの症状については個人差が大きく人それぞれです💡
妊娠中はお母さんの健康を一番に考えますので
我慢できない場合は治療中断を要することもあるでしょう
治療を中断した場合にはそれまで動かしてきた歯は多少後戻りるため
再開後に再び動かすため治療期間は長くなってしまいますが
中断している間のブランクは後から取り戻せるので
状況が落ち着いてから治療を再開しましょう☕
臨月の外出は慎重になりますし産後のお母さんの体はしっかり休めないといけません🍃
出産前後は矯正の通院をお休みして体調が回復してきたら再開するようにしましょう
3,4カ月であれば、通院しなくても大丈夫なように治療をコントロールできますので
安心して出産のビッグイベントに臨んでください💪🏻🔥
お産の経過によっては分娩時に急きょ全身麻酔を行う場合があります💉
お口の中に装置が入っていると気道を確保する際に危険ですので
産気づいたらマウスピースは外しましょう
以上が、妊活中・妊娠中にインビザラインで矯正治療を受ける際の注意点です⚠️
矯正治療を受けるには少しデリケートな時期ではありますが
上記の注意点を守って健やかで美しい笑顔をかなえていただきたいです😁
こんにちは。大宮SHIN矯正歯科受付のHです。
私は受付業務以外に1日に2〜3名の方の初診カウンセリングの担当もしています。これから矯正治療を始めたいと考えている方のお話を聞いていると、ほとんどの方が矯正のための抜歯について不安に思っているという実感があります。
歯を抜くって痛そうで怖いし、絶対抜かなきゃだめ?って気になりますよね・・・
そこで、今回は少しでも皆様の不安が解消されるように、当院では矯正のために抜歯が必要なのかどうかをどのように決めていくかお話していきます。
まず、歯並びがガタガタになる原因の多くは、顎の大きさに対して歯が大きい、入りきっていないことが挙げられます。イメージとしては3人掛けの椅子に4、5人座っている状態です。無理やり座ろうとした結果、下のイラストのように椅子からはみ出てしまったり、デコボコになってしまったりします。歯並びも一緒です。

では、きれいに並んで座ってもらうにはどうすればいいのでしょうか?パッと思いつくのは座る人数を減らすことだと思いますが、矯正治療の場合は主に3つの方法があります。
・座る人数を減らす(=抜歯して歯の本数を減らす)
・座る人にスリムになってもらう(=歯と歯の間を少し削ってスリムにする)
・椅子を大きくしてスペースを広くする(=口の中のスペースを広げる)
①お口の中のスペースを広げる
固定式のワイヤー(下記画像)やネジを回して顎を拡げる急速拡大装置、取り外し可能な拡大床といった拡大専用の装置を使って歯列を拡げる方法や、カリエールという装置を用いて奥歯を後ろに移動させる方法などがあります。こうした装置を使用することで歯を抜かずとも歯を並べるためのスペースを作ることができます。
顎を拡げる治療は骨が成長過程にある子どもに行うことが多いですが、大人でも治療できる場合があります。
②歯と歯の間を削ってスペースを作る
歯を抜かない代わりに、歯と歯の間のエナメル質を少量削ってスペースを作ります。抜歯するより歯の移動距離が短く、必要な分だけスペースを確保することができます。主にマウスピース型矯正装置(インビザライン)で治療する場合に行うことの多い処置で、IPR(アイピーアール)やディスキングと呼ばれます。この処置について詳しくはこちらのブログをご覧ください。
③歯を抜いてスペースを作る
矯正治療のために抜歯が必要な場合、真ん中から見て4番目の歯(第一小臼歯)や親知らずを抜くことが多いのですが、虫歯になっている歯や異常歯(大人になっても残ったままの乳歯や矮小歯(わいしょうし)と呼ばれる小さい歯など)がある場合はその歯を抜歯することもあります。

当院では、初診カウンセリングにて歯並びの状態と顔(正面・横顔)の写真を撮影し、その写真をもとにドクターが治療方針の説明します。
そこで、抜歯するかしないかを決める指標のひとつとなるのがEライン(エラスティックライン)です。
Eライン、最近耳にすることも増えてきましたが、横から見た時の鼻のてっぺん、唇、顎先を結んだ線のことで、鼻先と顎のラインに上唇が少し触れるくらいが理想と言われています。

大まかにではありますが、このラインより口元が出ている場合は抜歯、既に理想に近い状態、あるいは抜歯をすることでラインより内側に入りすぎてしまいそうな場合は非抜歯で治療を考えていくことが多いです。初診カウンセリングで抜歯が必要か、歯を抜かなくても治療できるかをお伝えすることが可能です。
しかし、人それぞれ歯や顎の大きさなどの骨格は異なりますので、それを初診時の写真だけで正確に判断することは難しいです。歯を移動するために必要なスペースの量を把握し、より詳しい治療計画をたてるためには精密検査が必要になります。

インターネットで「矯正+抜歯」について検索すると、「抜歯して矯正したら頬がこけた」という話や、反対に「抜歯せずに矯正したら出っ歯になった」など様々な情報が出てきます。
近頃はたくさんの情報が気軽に収集できる反面、「調べすぎて結局何がいいのか分からなくなってしまった!」ということもあるのではないでしょうか?
分からないまま悩んでいるうちにずるずると何年も経ってしまった・・・という方もいらっしゃいます👀
抜歯に関しては抜歯以外の方法が考えられることもあります。カウンセングを受けたからといって必ず治療を始めなければいけないというわけでもございませんので、不安を解消する場として、お気軽に初診カウンセリングをご利用ください。
こんにちは!さいたま市 大宮SHIN矯正歯科の歯科衛生士のHです。
リモートワークで人にも会わないし、マスクができる職場…という理由で、歯列矯正や美容整形などの自己投資にお金を使う人が増えているそうです。当院でも、「前歯のここだけ治せませんか?」と、部分矯正を希望する初診相談の方が目立ちます。

部分矯正は矯正治療の中では低価格・短期間で治療できるので、プチ整形みたいな感じで「ちょっと矯正してみようかな」と軽い気持ちで挑戦できますよね。実は私、学生の時に部分矯正で前歯を治療しました。
でも、実際に部分矯正で治療してみて、気軽にできる反面、事前にもっとよく調べて、考えてから治療方法を選べば良かった…と後悔することがあります。これから部分矯正をお考えの方へ、部分矯正で注意するべき5つのことをお伝えします。
私は上の前から2番目の歯2本が内側に入っていたので、この部分だけ装置を付けるつもりでした。しかし、上の歯を動かすと下の歯に当たってしまうのです。下の歯も移動しなくてはならないので、上下の前歯に装置をつけました。


私は、前歯だけで治療することができましたが、上下の噛み合わせのバランスが取れなかった場合、歯列全体を矯正する必要があります。部分矯正は、希望された方全てに適した治療方法というわけにはいかないのです。
自分では少し動かせば綺麗になると思っている歯並びでも、上下の顎の位置に問題があることも。骨格的なズレは、口元をぱっと見ただけではわからない場合もあり、レントゲン写真を撮って、矯正治療専門のドクターが診断します。
適応症例でない部分矯正は、いずれ、他の歯にも負担がかかり、何かしらの弊害が起きて、放っておくと最終的には歯を失うことになります。
治療する歯が少ないので、全体矯正と比べると痛みが少ないと聞いていましたが、正直な感想は、「痛い!」でした。歯が動く痛みだけでなく、ブラケットが唇の内側にあたるのが痛くて痛くて…次第に慣れましたが、初めの頃は挫折しそうでした(笑)
その点、マウスピース型矯正装置(インビザライン)であれば、痛みの感じ方には個人差がありますが、ワイヤー矯正より痛みなく、また歯磨きや食事がいつも通りにできるので、私が矯正中に感じていたストレスとは無縁で治療できると思います。

正面から見た時の、歯の凸凹が解消され自信を持って笑顔で写真に写れるようになり、歯磨きも楽になりましたが、横から見ると、いままで内側に入っていた歯が前に出てきて、口元がもっこりしてしまったように感じています。
Eラインといって、鼻先から下顎の先端までを結んだラインの中に唇が収まっている状態が理想の横顔とされていますが、部分矯正では、私の横顔の改善は叶いませんでした。部分矯正の症例写真を参考にする時は、正面写真だけでなく側方からの写真も確認しましょう。

歯並びは1箇所ずれていると、歯列全体のバランスが崩れていることの方が多く、最初から部分矯正だけで完璧な歯並びになる人はわずかです。見た目はもちろん、咬み合わせも含め、細かいところへの、ご希望に添えづらいことを納得した上で治療することをおすすめします。
子供の時に全体矯正したけれど、後戻りしてしまったという方や、虫歯など何らかの理由で歯列に隙間ができてしまい、部分矯正で歯を移動して隙間を埋めれば歯科用インプラントを打つ代わりになる、という方には適した治療法です。

私の場合、装置(ワイヤー)をつけていた期間はわずか4か月ほどで改善されました。しかし、矯正治療には後戻りという言葉があり、歯並びが改善された後は、動かしていたのと同じ期間、保定装置を装着しないと、せっかく綺麗になった歯並びが戻ってしまうのです!
部分矯正の場合、歯列全体を矯正した時より後戻りしやすいとのこと。歯並びが綺麗になったらそれで終わりではなく、地味に保定装置を装着しなければならない時間が長く感じました。治療期間が短期間でも、そのあと、保定期間があることを忘れないでください。

実は、これから私は再び矯正治療をしようとしています。正面から見た歯並びがキレイになっても、今度は横顔が気になってしまい、全体矯正して口元を引っ込めてEラインを作る予定です。
歯科衛生士の専門学校に通っていたときに先生に歯並びを指摘をされ、学生だったので治療費が安くすむことが大きな決め手となり、部分矯正で治療しました。しかし、当時の私はEラインという言葉は知りませんでした。
短期間・低価格が魅力的な部分矯正ですが、結局、私のように満足できなかった場合、全体矯正で治療をやり直すという二度手間になってしまいます。貴重な時間とお金が無駄にならないよう治療方法の選択は慎重に行ってくださいね!
「矯正したいけど、むし歯があるからどっちを先に治療するべき…??」そんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。
実は、必ずしもむし歯治療をすべて終えてからでないと矯正が始められないわけではありません。
今回は、矯正治療前や矯正中にむし歯が見つかった場合の対応について解説します。
むし歯の治療が終わるまで始められないと思っていませんか?また、矯正前の検査でむし歯が見つかることも珍しくありません。
結論から言うと、むし歯治療をすべて終えてからでないと歯列矯正ができないわけではありません。
矯正治療のために抜歯を行う場合には、むし歯で状態の悪い歯を優先的に抜歯して治療に利用できることがあります。
被せ物や差し歯を入れる場合は、矯正後の歯並びに合わせて作った方が精度が高くなるため、矯正治療が終わってから行う方がきれいに仕上がります。
つまり大切なのは、まず矯正歯科で相談し、歯列矯正とむし歯治療の両方を見据えた治療計画を立てることです。矯正歯科とむし歯治療の先生が連携することで、効率的に治療が進み、余計な負担を減らすことができます。
矯正中は装置があるため、むし歯ができやすくなります。もし、むし歯の進行度によって対応が異なります。
初期の白濁や小さな穴などの軽度のむし歯の場合は、すぐに治療せず、経過観察をしながら矯正治療を行うこともありますし、むし歯の位置や大きさにもよりますが、多くの場合装置を外さずに治療可能です。
中〜重度のむし歯で、神経に近い治療が必要になる場合は、矯正を中断してむし歯の治療を優先して行うことになります。
ワイヤー矯正の場合
必要に応じて一時的にワイヤーやブラケットを外し、むし歯治療を行います。その後、矯正治療を再開できます。
マウスピース矯正装置(インビザラインなど)の場合
装置を外して治療できるので、むし歯治療との両立は比較的スムーズです。ただし治療期間中の装着時間が減ると計画に影響するため、歯科医師の指示に従うことが重要です。
治療の流れ
大切なのは、むし歯治療を担当する一般歯科と矯正歯科の連携です。
放置するとむし歯は進行してしまうため、早めに対応することで矯正の治療期間への影響も少なくなります。
特にワイヤー矯正の場合、ブラケットやワイヤーの周りに食べかすが残りやすく、歯磨きがしづらいのでプラークが溜まりやすくなります。そのため、矯正中は普段以上にていねいな歯みがきと定期的なクリーニングが欠かせません。

矯正治療前にむし歯があっても、全て治療を終える必要があるとは限りません。矯正中にむし歯ができても、状況に応じて矯正治療と並行できます。
重要なのは、矯正歯科と一般歯科の連携です。「むし歯があるから矯正は無理」と諦めずに、まずは矯正歯科で相談してみましょう。
こんにちは
さいたま市 大宮SHIN矯正歯科 受付Hです
さっそくですが・・・
みなさんは当院で販売しているカラフルで可愛い歯ブラシを見たことありますか?

こちらは「Tepe(テぺ)」という磨きやすさが特徴の歯ブラシです♪
当院スタッフも愛用中の「Tepe(テペ)」について本日は紹介したいと思います。
「TePe(テぺ)」は予防歯科先進国であるスウェーデンで歯科専門家と共同で開発された歯ブラシです。スウェーデンでは、国民の80%が「TePe(テぺ)」を使っているそうです。

「Tepe(テぺ)」はなぜスウェーデンで人気なのか?
①独自の台形状のブラシヘッドで奥歯まで届きやすい
②毛先がラウンド加工されているので歯茎を傷めない
③豊富なカラーバリエーション
④包装が袋なので環境に優しい
⑤自然に最良のグリップを得られるハンドル
「Tepe(テぺ)」にはたくさんの種類がありますが、当院ではそのうちの3種類を販売しています。

さいごに・・・
歯ブラシは一般的に1~1.5か月で交換するのが望ましいとされています。
ちょうど矯正治療中の通院間隔と同じくらいなので
通院された日に一緒に歯ブラシを購入していただければ適切な歯ブラシの交換日数を守れてお口の中も清潔に保つことができます。
「Tepe(テペ)」使ってみたいと思ったらスタッフまでお声掛けください♪
まだ乳歯のお子さんの歯並びで気になることは、ありませんか?
子どもの歯並びは3つのタイミングで大きく変わっていきます。

それだけに、今の歯並びがいい歯並びなのか、悪い歯並びなのか、判断がつきづらいものです。
一見、「乳歯の歯並びが悪いように見えて、実はそうではない」ということもよくあります。
このブログでは、子どもの成長過程で起こりうる乳歯の歯並びの特徴の中で、「実は悪くない歯並び」の代表的なものを年齢別にまとめました。
お子さまの歯並びを気にされている親御さんに参考にしていただけると幸いです。


生えたての乳歯は斜めに生えたり、ねじれて生えてくる事があります。うちの子の歯並び凸凹になるんじゃ‥と心配になりますよね。
気にしなくて大丈夫です。むしろ、まっすぐ生えてきてくれることの方が珍しいくらいです。
その後、隣の歯が生えてきたり、舌で押されたりして歯並びが変わってきます。
この頃、すべての乳歯(全部で20本)が生え揃います。
歯が揃ってくると、むし歯や歯並びのことを気にするようになりませんか?
じっくり観察してみると、真ん中の前歯から数えて3番目の歯のところに隙間ができることがあります。

上の歯は前歯から2番目の歯と乳犬歯の間に、下の歯は乳犬歯の後ろの歯との間に隙間ができることがあります。
これは霊長空隙と呼ばれ、永久歯が生えるためのスペースを確保するための隙間であると言われています。

永久歯に生え変わる時期に入ってきた証拠です。
乳歯より大きい永久歯が生えるためのスペースが必要になり、顎が成長して大きくなります。
そのため、歯と歯の間、特に前歯全体に発育空隙と呼ばれる隙間ができてきます。

例えば、一番最初に生え変わる下顎の前歯は5mm以上、上顎の前歯は7mm以上のスペースが必要と言われています。
逆に、この時期になっても歯と歯の間に隙間が全くない場合は、大人の歯に生え変わった時に凸凹の歯並びになる心配があります。
ここからは、乳歯ではないので番外編です。永久歯の生え始めにも意外と知られていない特徴があります。

前歯が永久歯に生え変わると、写真のように少しハの字形に隙間があくことがありますが、この時期のすきっ歯の状態は異常ではありません。
隣の歯や犬歯が生え揃う10歳ごろになると、歯が中心に向かって押される力がかかり、自然に隙間が閉じて歯の向きもまっすぐになっていきます。
この年齢の歯並びを「みにくいアヒルの子の時代」と呼ぶことがあるそうですが、正常な歯の成長過程です。
しかし、ねじれが大きすぎたり、唇と歯肉を結ぶ小帯が大きすぎると、隙間が一向に閉じないことも稀にあります。
その場合は、正中離開と呼ばれる歯列矯正が必要な歯並びの可能性があります。

子どもの矯正治療の開始時期は、乳歯から永久歯に生え変わりが始まる7歳前後が一つの目安とされています。
子どもの歯並びの変化の特徴で、「実は悪くない歯並び」を紹介しましたが、少しでもお子さまの歯並びで気になることがあれば、いちどその時期に歯科医院(矯正歯科)で相談しましょう。
歯列矯正は何歳からでも始められますが、成長期のお子さまの時期に治療を始めるメリットがたくさんあります。
たまに治療中の患者様から
『矯正治療を始めてから、鼻の下が伸びた気がする…』
という声を頂きます。
結論から言うと、
伸びたように見えるだけで、鼻の下の本来の長さは変わらない。
というのが事実なのですが…
今回は【矯正治療後になぜ鼻の下が伸びたように見えるのか】についてお話していきます。

人間の皮膚なので、成人するとここの部分が勝手に伸びたり縮んだりすることはなく、長さが変化することはありません。

右は【上下顎前突】という状態です。いわゆる『口ゴボ』です。
横顔を見てみると、上唇と下唇が鼻先と顎先を結んだライン(E-line)から突出しています。
これを左の状態になるように矯正治療を行うと、上唇と下唇がE-lineから引き下がり美しい横顔になります。
右は正面から見ると上唇が前に突出した分、人中は短く見えます。
左は、上唇が引き下がることによって人中がより明確になります。
これが、矯正治療をすることによって人中が伸びたように見える理由です。
いかがでしたでしょうか?
口ゴボの場合は、確かに人中が伸びたように見えるかもしれません。(実際の長さに変化はないのですが…)
しかし、矯正治療をすることによって横顔が格段に整います。
もちろん全ての方に当てはまるわけではありません。
まずは初診相談にいらしていただければと思います。
矯正治療の途中で、歯にポチっと写真のような丸いボタンが付くことがあります。ゴムかけといって上顎と下顎の矯正装置にまたがって、顎間ゴムやエラスティックゴムと呼ばれるゴムを使用するため歯に装着します。

マウスピース矯正装置(インビザライン)の場合は、治療計画の時点でゴムかけが必要な段階になったアライナー(マウスピース)にはボタンを付けるための部分があらかじめカットされています。
お口を開けたときに見える手前の歯には、目立ちにくい歯と同じ色の樹脂タイプ、目立たない奥歯は、歯から外れにくい金属製のボタンを付けています。

ゴムの縮もうとする力を利用しながら、歯並びやかみ合わせを改善していきます。歯を動かすには、ワイヤーやアライナー(マウスピース)の力に加えて、歯の移動を促す補助装置の力が必要なため、ゴムかけはとても重要な役割があります。

上の写真の歯並びを見ていただくと、上下の正中(歯の真ん中)がずれています。上の歯列を左に移動させて、正中の位置を合わせるために上下の歯にゴムをかけて動かしています。
歯並びがきれいに整っても、かみ合わせが悪いと顎や歯への負担に繋がります。ゴムのかけ方を変えて、出っ歯や受け口、開口などの不正咬合を改善していきます。
直径3mm~8mmほどのゴムは、太さや強さが何段階かに分かれており、ゴムが小さくなるほど強い力がかかるようになります。動かしたい歯や目的に応じて、ゴムの種類やかけ方を変えていきます。



上の前歯を後ろに引くイメージ。上顎の前から3番目の歯(犬歯(けんし))から下顎の前から6番目の歯(大臼歯(だいきゅうし))に向かってゴムをかけ、上顎は後ろへ下顎を前進させます。

おもに下顎の前から3番目(犬歯)から上顎の前から数えて6番目(大臼歯だいきゅうし)に向かってゴムをかけることによって、下の歯を後ろに引っ張るイメージです。下記の効果を期待して使用します。
・下顎前歯の舌側傾斜や遠心移動
・下顎大臼歯の遠心移動による反作用の防止
・下顎骨の後方移動

上下の歯がかみ合ってない場合、上下の同じ歯に縦にゴムをかけて、上の歯を下方向へ、下の歯を上方向へ垂直に引っ張り、上下の歯がかみ合うように誘導します。
最初は、鏡を使って場所を確認しながらゴムかけをしましょう。手でゴムかけをするのが難しい場合は、可愛い動物の形をしたエラスティックホルダーを使って着脱するとスムーズにできます。慣れると鏡もホルダーを使わず、手で簡単に着脱できるようになります。


ゴムの効果を実感するためには、できるだけ長時間の使用が求められます。そのため、基本的にはアライナーの装着時間と同じように1日20時間以上、飲食・歯磨きの時の以外はゴムをかけてください。しかし、歯並びの状態により夜だけという場合もあります。
担当医がゴムをかけていただきたい時間をお伝えするので、必ず指示に従って適切に使用してください。
ゴムは1日最低一回は新しいものに交換をしてください。1日使い続けて伸び切ったゴムは弾力が緩んでいて、引っ張る力がなく十分な効果が得られません。毎日新しいゴムに交換して弾力のあるゴムを使い続けることが重要です。
ゴム掛けを指示されたら、ゴムを掛けなければ計画通りに歯が動きません。治療期間が延長するだけでなく、場合によっては治療結果に悪影響を及ぼすこともあります。ゴムが切れたり、紛失した時のためにも、ゴムの袋は小さいので。鞄やポーチに入れて外出時も持ち歩くようにしましょう。
顎間ゴム(がっかんゴム)は、矯正治療中に上下の歯のかみ合わせを整えるために使われる大事な装置ですが、使ううえで歯についたボタンやゴムの違和感などいくつかのデメリットもあります。
特に話すときや笑ったときにゴムが見えることがあり、気にされる方も多いです。透明なゴムもありますが、使っているうちに黄ばむことがあります。
食事のときや歯磨きのときは基本的に外す必要があり、そのたびに付け直すのが面倒に感じることがあります。
ゴムが引っ張っているため、慣れるまでは発音しづらくなることがあります。特に早口で話すと違和感を覚える人が多いです。
初めてゴムを使用するときや、ゴムの位置が変わったときに顎に引っ張られる感覚や痛み、疲れを感じることがあります。
「今日はいいかな」と外したままにすると、治療の進行が遅れてしまいます。自己管理がとても重要です。
口を大きく開けたり、急にあくびをしたときにゴムが外れたり、切れてしまったりすることもあります。外出中だと困ることも。
歯についたボタンやゴムの違和感
しかし、ゴムかけによって、治療期間や治療結果が変わり、満足のいく結果につながります。ゴムかけをすることになったら、しっかり毎日頑張って続けましょう!
開咬(かいこう)の歯並びをゴム掛けをしながら治療している写真です。まだ治療途中ですが、しっかりとゴムかけを行うことで、治療を始めてから1年3ヶ月で写真のように歯並びが変化しています。

こんにちは。大宮SHIN矯正歯科の歯科医師のMです😊
現在、1歳半の男の子のママでもあります👩👦💞
1歳半は、ちょうど第一乳臼歯とよばれる奥歯が生えてきて、上下の乳歯が生え揃いはじめます。
自分で歯ブラシを持って歯を磨く習慣も身につけてもらたい時期。
とはいえ、1歳半というとイヤイヤ期に片足を突っ込んでいますので、何をするにしてものけ反って泣いて嫌がります…🤪🤪🤪
我が子も同様、親が歯を磨こうとすると毎度戦いです🤦♀️
そこで、歯科医目線で嫌がる子どもの歯の磨き方と、歯のために普段気をつけていることをこのブログでも共有したいと思います!
歯磨きは嫌がりますが、自分で歯ブラシを持つことは喜ぶ息子😂子どもって本当に不思議ですよね🧐
なので我が家で子どもに持たせる歯ブラシは、ピジョンの喉付き防止プレート付きの歯ブラシを使っています。(暴れられても怪我だけはしないようにという親心…)
現状は、磨きやすさより何より安全性を第一に考えています。

我が家の息子は歯磨きペーストの味も嫌がるので、今はまだ使っていません。1歳半なら、まだ歯みがき粉を無理に使わなくてもよいかと思います。
フッ素を使用して歯質を強化したい気持ちは山々なのですが、徐々に慣れていけばいいかな…とゆるく見守っています🫠

仕上げ磨きは必ずセットで行います。とはいえ、自分以外の人が持つ歯ブラシを嫌がる我が家の1歳半の息子。
毎食後の歯磨きが理想的と言われてはいますが、そんなの到底無理(親の精神的に😂)なので、1日1回寝る前にしっかり仕上げ磨きを行っています。
とくに、乳臼歯の咬合面(かむ面)は凸凹していて食べカスがつまりやすいので念入りに磨きます。


この時期の子供は消化器官が未発達で、1日3回の食事では栄養を吸収することが不十分なようです。
おやつは【捕食】とされ大事な食事のひとつとされています。
そこで、おやつを午前10時と午後3時に与えています🍩🍨🍬
毎食後の歯磨きが理想的…ではありますが、ワーママ、そうも言ってられない(鬼気迫る)
そこでお世話になっているのがこれ、そう【ハイハイン】です!!!😂😂

これの良いところは、お口に入れたとたんにほろっと溶けるところ。
つまり、歯に長時間くっつかない=”むし歯になりにくいおやつ”だと思っています。

1歳半のこどもには、上記のほとんどのおやつは早いと思いますが参考までに。
チョコレートやキャラメルは歯にくっつきやすく、長時間お口の中に残りやすいおやつとされます。
一方、おせんべいやピーナッツ(⚠️ピーナッツは誤嚥の可能性が高いのでこの月齢にはまだ食べさせない方がよいでしょう⚠️)などのおやつは、歯にくっつきにくく、短時間でお口の中からなくなっていきます。
むし歯はご存じの通り、食べかすが残っているとできてしまいます。
なので、私はおやつにはおせんべい系を与えることが多いです😊
歯科医師のなかでも矯正専門歯科医ということで、ママ友から子どもの歯並びについて質問を受ける会が増えてきました。
子どもの歯は一般的には、生後半年(6ヶ月ごろ)から下のような順番で歯が生え始め、3歳半ごろまでに全部で20本の乳歯が生え揃います。
①下の前歯2本
②上の前歯2本→上下真ん中から2番目の前歯4本
③4番目の第1乳臼歯
④前から3番目の乳犬歯
⑤最後に5番目第2乳臼歯

とはいえ、この歯が生える時期はあくまで目安です。(うちの子は生後3か月で初めての歯が生えました🦷💫)
男女差はありませんが、個人差がありますので、この目安どおりに歯が生えてこないからといって心配しなくて大丈夫です。
ただし、1歳半検診で歯についての指摘があった場合は小児歯科に相談しましょう。
よくママ友に相談されることのひとつ「うちの子すきっ歯なんだけど…」という悩みがあります。しかし、こちらも全く問題ありません。

上の図のように、永久歯(大人の歯)は乳歯よりも大きいです。
乳歯列時に隙間がないと永久歯列時に全ての永久歯がきれいに並ぶ余裕がなく、歯並びがガタガタになったり八重歯になったりします。
なので、乳歯列は隙間がある方が理想的なのです。

子どもの歯並びが悪くなる原因は遺伝だけでなく、指しゃぶりや舌の癖など日々の生活習慣も影響すると言われています。
しかし、1歳半ならそこまで神経質にならなくても良いと思います。
口さみしい時のゆびしゃぶりやおしゃぶりで、子どもの気持ちが落ち着くならば、将来の歯並びの心配より、ゆびしゃぶりを優先させてあげた方がママも子どもも気が楽です。
出来れば、2歳半〜3歳くらいまでには卒業できるように誘導していきたいと思っています。

ただし気を付けていただきたいのが【ボトルカリエス】😖😖
口寂しいから、むぎ茶は飲まないから、ジュースを哺乳瓶で、と子どもに哺乳瓶をずっとくわえさせたままにすると、このように広範囲にむし歯が広がってしまいます😭😭
このような状態になると歯磨きはおろか、歯の治療すらも困難を極めます。
月齢が低い場合は、歯並びというよりもむし歯の発生に気を付けましょう
いかがでしたでしょうか?
子育てって本当に大変ですよね😅
それでも大切なわが子の歯並びやむし歯は自分のこと以上に気になってしまう…お気持ちとても分かります🥺❤️
近い月齢のお子さまがいる方、またはこれから子どもを迎える予定のある方の参考にしていただけると幸いです♡
お子さまの歯並びやお口の中の状況について、少しでも気になることがあればぜひ初診相談にいらしてください。
スタッフ一同お待ちしております🤗👌🦷
こんにちは❣ 大宮SHIN矯正歯科の歯科医師Mです☺
本日は、マウスピース矯正(インビザライン)で治療を行った『過蓋咬合』の症例をお見せいたします。
『過蓋咬合』とは上の前歯が下の前歯を、深く咬みこんでいる状態のことです。

上の前歯は下の前歯を2~3mm覆うのが標準的とされています。

過蓋咬合は、出っ歯や受け口などといったタイプの不正咬合とは違い、ご自身では中々気づきにくいです。
当院でも、初診相談時にご指摘して初めて気づいたという患者様が多くいらっしゃいます。
過蓋咬合も不正咬合の一種で矯正治療の対象となります。
過蓋咬合は、叢生(ガタガタ)も併発しているケースも多いので、一緒に改善するのが良いでしょう。
以下、過蓋咬合のデメリットを記します。
奥歯を強く噛み締めている方に多いのが過蓋咬合です。奥歯に強い負担がかかっているので、奥歯が破折したり、すり減っていることが多いです。
また、奥歯に虫歯の治療などで詰め物を入れた場合、その詰め物に通常よりも大きな咬合力がかかるので外れやすくなったり、壊れやすかったりします。
上の前歯が下の前歯を覆い隠しているので、その分、上の前歯の歯茎が通常よりも多く露出してしまいます。
上の前歯の歯茎は、上唇から2~3mm見えているのが通常なので、それ以上露出していることを『ガミースマイル』といいます。(ガミースマイルについてはこちらの記事をご参考ください。)

食いしばりが強いので、顎への負担が強くかかると言われています。
朝起きて、
(あれ…なんだか顎が疲れているぞ…?)
(顎周りの筋肉が痛くて、頭も痛い気がする…)
といった症状があれば顎関節症かもしれません。
33歳、男性の患者様です。
上下の前歯のガタガタ(叢生)と、かみ合わせが深いことを気にされてご来院されました。

こちらの患者様は、写真を撮影したときにご自身の歯並びにコンプレックスをお持ちでした。
✨きれいな歯並びで写真に写りたい!✨とのことで、当院の初診相談にいらっしゃいました。
接客業をされているということで、見えにくいタイプの矯正装置を望まれました。
当院では、マウスピース型矯正装置(インビザライン)を取り扱っているため、マウスピース型矯正装置で治療を行うことと致しました。
また、『できれば歯を抜きたくない』というご希望があったため、非抜歯で矯正治療を行うこととなりました。
非抜歯で行いましたが、前歯のガタガタ(叢生)をとるためにIPR(やすりがけ)を行いました。
1回目のマウスピースは計42枚でした。
初めは、14日交換で慣れてきたら7日交換で治療を進めていきました。
26枚目のマウスピースになった時に、奥歯の前後的な位置関係を整えるためにゴムかけを行っていただきました。

1回目のマウスピースが終了した時点で11か月経過しました。
奥歯のかみ合わせを整える必要性があることと、前歯の咬みこみがまだ深いことから、追加のマウスピースでの治療を行うことと致しました。
2回目のマウスピースは計14枚でした。また、継続でゴムかけを行っていただきました。
2回目のマウスピースが終了した時点で1年5か月が経過しました。
引き続き、奥歯のかみ合わせと、前歯の咬みこみの調整のために追加のマウスピースでの治療を行いました。
3回目のマウスピースは計29枚でした。こちらでも同様に、ゴムかけを行っていただきました。
3回目のマウスピースが終了した時点でリテーナーに移行しました。
全体の治療期間は2年1か月でした。
こちらの患者様の治療期間は、トータルで2年1か月でした。

上下前歯のガタガタ(叢生)も整い、前歯の咬みこみが深い(過蓋咬合)部分も改善しました✨
患者様からも、写真撮影時に堂々と笑顔を見せることができる!とのお言葉を頂いております☺
主訴:前歯のガタガタと、前歯のかみ合わせが深い。
診断名:叢生を伴う過蓋咬合
初診時年齢:33歳
使用装置:マウスピース型矯正装置(インビザライン)
抜歯or非抜歯:非抜歯
治療期間:2年1か月
費用の目安:96万円程度(詳細はこちらをご確認ください。)
リスク・副作用:痛み、歯肉退縮、歯根吸収、虫歯、後戻り
いかがでしたでしょうか?
もし、同じような歯並びでお困りでしたらまずは初診カウンセリングにおこしください❣
今回のブログでは、歯科矯正用アンカースクリュー(ネジ)を用いたワイヤー矯正についてお伝えしていきます。
ワイヤー矯正で治療している方の中には、アンカースクリューを使用している患者さま・していない患者さまとまちまちだと思います。
どのような患者さまにアンカースクリューを用いるのか?そもそも、このアンカースクリューとはどういうものなのか?今回はそういった疑問点に対して詳しくお答えしていこうと思います🦷🔩✨
歯科矯正用アンカースクリューは、歯を動かすための補助器具として用います。
直径1~2mm、長さは6~10mm前後の小さなスクリュー状のもので、材質は人工関節や人工歯根にも使用されるチタン製ですので、生体に対して優しい材質と考えていただければと思います。
埋入する部位は様々で、上顎であれば口蓋・上顎歯槽骨、下顎であれば、下顎歯槽骨に埋入します。
埋入部位に応じて、アンカースクリューの長さを変更します。
当院では主に、上顎臼歯部頬側歯槽骨に埋入しております。


ところで、『ネジ』と言われると、少し怖い印象はありませんか…?😱
私たちは「骨にピアスを打つ感覚」とお伝えすることがあります👂📍
実際、埋入はいつもの診療台の上で、歯を抜いた時と同じ歯科用局所麻酔を打って行います。
しかも、歯を抜くときよりも少量の麻酔で済んじゃいます👌🔅
どうでしょう?多少は不安が軽減できましたか?😂
ワイヤー矯正でアンカースクリューを用いる理由は様々ですが、一番の理由は抜いた歯のスペース分、歯を大きく動かしたいときです。
最近は横顔の突出感の改善をご希望される患者さまも増えてきました。
横顔の突出感とは、鼻先から顎先を結んだ線(E-line)に対して、上唇・下唇が前方に突出している様子をいいます。

その横顔の突出感の改善のためには、上唇・下唇を後方に引き下げてあげる必要性があります。
上唇・下唇は上顎前歯・下顎前歯を覆っています。
つまり、上顎前歯・下顎前歯の位置を後方に引き下げてあげれば、上唇・下唇の位置も後ろに引き下がり、横顔の突出感の改善ができるということです✨
前歯を大きく引き下げるためには、通常であれば第一小臼歯の抜歯をして、その抜歯したスペース分、前歯を後方に引き下げます。
この時に、第一小臼歯よりも後方の臼歯が前方に寄ってきてしまうと、前歯を後方に引き下げることが叶わなくなります。
アンカースクリューを用いないワイヤー矯正治療は、奥歯などの動きにくい歯を支点にして前歯を後方に引き下げていきます。
綱引きを想像すると分かりやすいのですが、引っ張るための奥歯も、逆に引っ張られるものです。従って、奥歯が前に動いてしまうリスクがあるので、引っ張る力には限界があります。

一方、アンカースクリューを用いたワイヤー矯正治療は、骨に埋入されたアンカースクリューが綱引きの力に負けることなく、絶対的に強固な支点となりうるため、抜歯した隙間のほとんど100%分、前歯を後方に引き下げることが可能というわけです。奥歯が前に動いてしまうリスクも低くなります。

骨にしっかり埋入されたアンカースクリューは動かないので、上記した奥歯が前方に動く力(反作用といいます。)を度外視することができます。
通常のワイヤー矯正治療は、この反作用をいかに打ち消すか、という考え方をしていきます。
反作用があることによって治療期間の短縮が望めないことも、よくある話です。

アンカースクリューは歯列よりも高い(下顎であれば、低い)位置に埋入されます。
上顎前歯部歯槽骨に埋入すれば、上顎前歯の圧下を行うことが可能です。
例えば、ガミースマイルの改善にはこの上顎前歯の圧下が有効です。
上顎前歯を上方に引き上げることによって、上顎前歯部の歯茎の露出は解消することになります。
通常のワイヤー矯正治療だけでは、上顎前歯の上方への引き上げに限度があるので、アンカースクリューはその点でいうと高い効力を発揮します。
重度の出っ歯(上顎前突)では上顎前歯を大きく後方に引き下げることで、上唇の突出感を改善します。
また、重度の受け口(下顎前突)では、下顎前歯を大きく後方に引き下げる必要があります。
アンカースクリューは前述した通り、抜歯したのちの後方臼歯の前方移動の恐れを考えなくて済みます。
前歯だけを大きく動かせるので、こうした難症例にも対応しやすくなります。


アンカースクリューの埋入費用は当院の場合、1本あたり¥33,000(税込)ほどです。
通常のワイヤー矯正治療よりも、その分割高にはなりますが、わずか数十分の処置で歯の移動効果が高まり、治療期間の短縮が見込めることを考えると、ぜひともご検討いただきたい処置になります🧐

アンカースクリューは、しっかり骨に埋入されることが前提です。
従って、顎の骨の密度が低かったり、強度が不十分であったりすれば、支点としての役割を果たせず、抜けてしまうこともあります😱😱
しかし当院の場合、成功率は9割以上です🙆♀️🙆♂️🙆
ネジが抜けてしまうことはほとんどないので、ご安心ください。
実際に当院でアンカースクリューを併用した、ワイヤー矯正治療を受けられた方の症例をご紹介します。
25歳、女性の患者さまです。前歯のガタガタと口元が出ていることを気にして来院されました。

上下左右4番目(第一小臼歯)の歯を抜いてワイヤー矯正で治療を行いました。
前歯のガタガタ(叢生)を並べるスペースがないことと、患者さまのご希望で口元を大きく下げたいとのことでしたので合計4本抜歯しました。
そして、上記の「アンカースクリューを併用したワイヤー矯正治療とは?」にあるように、前歯部を大きく後方に移動させるためアンカースクリューを併用してワイヤー矯正治療を行いました。
こちらは、治療開始から6ヶ月後の写真です。

抜歯も終わり、すべての歯に装置が付き、アンカースクリューも埋入しました。
まだまだ抜歯スペースは残っていますが、前歯のガタガタは改善されてきました!
治療開始から1年後の写真です。

下の歯のスペースはほとんどなくなりました!
あとは、上の歯のスペースを閉じてかみ合わせの調整です。
治療開始から1年半後の写真です。

スペースも閉じ、綺麗な歯列になりました!細かい調整を行い終了になります。
動的治療が終了した際のお口の中のお写真です。

前歯のガタガタが解消され、綺麗な歯列になりました!
口元の突出感もなくなり、横顔がスッキリしました。

抜歯をし、アンカースクリューを使用して前歯を大きく後方移動させたことで、口元が下がり、美しい横顔になりました!!🤗🎀