こんにちは! 大宮SHIN矯正歯科 歯科衛生士の堀田です。

 

 

みなさんは、歯列矯正治療後の「歯の後戻り」という言葉について知っていますか?

 

 

矯正治療と聞くと、「歯に装置を付けて動かし、歯並びを綺麗にするもの」というイメージが一般的です。しかし、実は、歯を動かす期間を終え、綺麗に並び終えた歯を一定期間、保定の装置リテーナーという呼び方をすることもあります)を装着して「後戻り」をしないようにしていくことも、矯正治療の大事な治療過程になります。

 

 

 

 

 

 

 

◎「後戻り」とは??    pastedGraphic.png

 


 

そもそも矯正治療における後戻りとは、歯並びが矯正治療前の並びに戻ってしまうことをいいます。歯を動かす装置を外した後しばらくの間は歯を支えている骨がとても柔らかい状態なので、何もせずに放置してしまうと「後戻り」が起きてしまいます。

 

 

 

◎「後戻り」を防ぐには??


 

矯正治療の装置はワイヤー矯正(歯に直接装置をつけてワイヤーで動かしていく矯正)、マウスピース型矯正装置(インビザライン)などいくつか種類がありますが、どの装置を使っても歯を綺麗に並び終えたあとは歯を支えている骨がしっかりと固まるまでの間、保定の装置を使うことが重要になります。

 

 

◎保定装置の1日の装着時間は??   pastedGraphic_1.png


 

歯を支えている骨がだいたい安定してくるまでのおよそ半年間は基本的には一日中、時間で言うと20時間以上使用することが大切です。保定期間に入ってから半年以上経過してお口の中の状態をチェックし、骨が安定してきたら12時間以上の使用、期間があいてさらに安定してきたら8時間以上の使用、と時間が経つにつれて保定装置を使っていただく時間はだんだんと短くなってきます。

 

 

◎保定期間はどれくらい??


 

 

保定の期間の目安としては、矯正前の歯並びから歯を動かし綺麗に並べ終わるまでの期間とだいたい同じくらいです。歯を動かす装置を使っていた期間が約2年だとしたら、保定の装置を使っていただく期間も約2年程度になります。

 

 

 

 

 

◎「後戻り」してしまったら?


 

しかし、子どもの頃など過去に矯正治療をしてからだいぶ時間が経っており、歯並びが「後戻り」してしまっている。という方も中にはいらっしゃるのではないでしょうか?「後戻り」で動いてしまった歯は、何もしないでおくとその後どんどん動き続けてしまいます。ご自身で違和感を感じたら、できるだけ早くもう一度、矯正治療を行ったほうがよいでしょう。

 

 

 

しかし、再び時間とお金をかけて、また、歯に矯正装置を装着すると、日常生活に支障が多かれ少なかれ出てしまうことは否定できません。そんな方におすすめの再矯正治療方法が、マウスピース型矯正装置(インビザライン )です。

 

 

 

 

◎「後戻り」治療の方に選ばれるマウスピース型矯正装置(インビザライン )


 

インビザラインは、まだ日本で治療が開始されてから13年くらいと歴史が浅く、子ども用のマウスピース型矯正装置(インビザライン ファースト)のシステムにおいてはごく最近登場したので、現在20代以上の大人の方が、子どもの頃に行った矯正はワイヤーによる治療法だと思います。

 

 

過去にワイヤーで矯正治療を行った方で「後戻り」してしまい、再矯正を希望しているけれど、『歯磨きの大変さや、装置の見た目が嫌だという理由で、もう歯にブラケットを付けるワイヤー矯正では治療をしたくない』という患者さまが、当院の初診相談に多くいらっしゃいます。

 

 

 

 

 

インビザラインのマウスピースは取り外しが簡単にできるので、『自己管理が必要』というメリットでもありデメリットもあります。しかし、「後戻り」治療をインビザラインでされた方からは、「インビザラインとワイヤー矯正を両方経験してみて、ワイヤー矯正は絶対にすすめない」「装置の違和感がなく、矯正治療がとても楽だった」といった感想の声をいただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

◎「後戻り」の治療をインビザラインで行った症例紹介


 

開咬のマウスピース型矯正装置(インビザライン)症例①

 

 

◎「後戻り」のない歯並びを保つことが矯正治療のゴールです!


 

とはいえ、再矯正を行っても「後戻り」のリスクはあります。せっかく長い時間をかけて矯正をして歯を綺麗に並べ終わったのに、また元の歯並びに戻ってしまったら嫌ですよね。先ほどもお伝えしましたが、歯の後戻りを防ぐためにいちばん大切なことは保定装置の装着時間をしっかりと守ることです。

 

 

保定装置を使用し始めてからの最初の半年間は、特に後戻りが起こりやすい状態であることは頭に入れておきましょう。また、保定装置は自分で取り外しができるため、自己管理が重要になってきます。そして、保定装置は1日の使用時間は徐々に短くなっていっても、2〜3年と言わず半永久的に使い続けていただいて全く問題ありません。

 

 

また、歯が動いてしまう原因に、日頃の何気ない癖(舌癖や口呼吸)や頬杖などの姿勢もあげられます。保定装置の使用とともに、歯並びに影響を与える悪い癖は改善して、綺麗に並んだ歯並びをずっとキープするために「後戻り」を防いでいきましょう!