こんにちは。さいたま市 大宮SHIN矯正歯科 歯科衛生士のSです。

春は出会いと別れの季節。転勤や留学などの理由で、お引越しされる方もいらっしゃるかと思います。矯正治療中に引っ越しが決まった場合はなるべく早めにドクターまたはスタッフにご相談ください。

矯正治療中の引越すことになったら、転院するかしないか、もし転院することになったら残りの治療費は返金してもらえるのか気になりますよね。できれば矯正治療は転院しないで遠方からでも通院を続けていただくことが望ましいです。

矯正治療中の転院を勧めない理由


矯正治療中の転院はあまりお勧めではありません。でも、止むを得ない場合もありますよね…転院が決まったら転院先のドクター宛に治療を引き継いでいただけるよう紹介状をお出しします。

しかし、治療計画どおり歯が動くとは限りません。途中でリカバーが必要になったときは、担当した先生によって考え方や治療方法があります。そこで治療方針が変わってしまう可能性があります。

裏側矯正など矯正装置の種類によっては、対応している医院が限られることもあります。装置を一旦全部外して、付け替えることになるかもしれません。

転院しないで治療を続ける方法


通院間隔を長めにする

約1ヶ月に1度のペースで来院していただいて調整が必要なワイヤー矯正と比べると、マウスピース型矯正装置(インビザライン) なら、ご自身で指定された日数通りにマウスピースを使って、調整のための来院は2〜3ヶ月に1回です。

マウスピース型矯正装置(インビザライン)はもともと転勤が多くて矯正治療を躊躇っていた方や、留学予定がある方でも始められる矯正治療法としておすすめしており、実際に遠方や海外在住で、長期のお休みや帰国のタイミングを利用して通院して下さる患者様もいらっしゃいました。

コロナによって移動が難しくなりましたが、最近導入されたデンタルモニタリング を使用して、順調に歯が動いていることが確認できればもっと通院間隔を長くあけることも可能です。(その間はご自身でマウスピースを、指定された日数通りに交換していただきます。)

それでもやはり転院することになった場合


転院先について

最寄りの地域の「マウスピース型矯正装置(インビザライン)に精通した医院」をご紹介します。もちろん患者様自ら、新天地で通いたい医院を選んでいただいても構いません。

転居先が海外の場合は、ワイヤー矯正は情報を共有することが難しい可能性がありますが、マウスピース型矯正装置(インビザライン)は国内・国外問わず一括してデータ管理を行っているため、スムーズに引き継ぐことができ、転居先でも安心して治療を継続できます。

費用について

もし当院での治療を中断して転院することになったら、転院先への紹介状・転院資料作成費を別途いただいております。治療費を一括ですでにお支払済みの場合は、要した費用の精算を行い、残りの治療費は返金いたします。

条件によっては返金できない場合もあります。詳細は治療開始時にお渡しする契約書に記載がありますので大切に保管しておいてください。


いかなる場合でも、患者さまになるべく負担のかからない治療継続方法を提案させていただきます。転院資料作成にかかる時間やマウスピース型矯正装置(インビザライン) の場合はマウスピースの作り直しのタイミングも関係してきます。転居予定がある方は、なるべく早めに医院に教えてくださいね。