こんにちは。さいたま市 大宮SHIN矯正歯科、歯科衛生士のHです。

マウスピース矯正装置(インビザライン)で矯正治療を始める方、中でも、歯と歯の間をやすりがけするIPR(アイピーアール)処置をする予定のある方は、用意しておくと便利なケア用品があります。IPR処置後に感じる症状別にご紹介していきますね!

歯の間に食べ物が詰まりやすいとき


フロス・糸ようじ・歯間ブラシ

IPR後は、歯と歯の間に隙間ができるため、どうしても食べ物が詰まりやすくなります。そのため、この日からフロスや糸ようじ、歯間ブラシなどといったケア用品を頻繁に使うようになりました!

〈左からフロス・歯間ブラシ・糸ようじ〉

歯がしみるとき


MIペースト

IPRの後、歯がしみやすく感じることがあります。そんな時は、歯の成分であるカルシウムとリン酸が豊富に含まれており、歯面に塗布するだけで歯の質を強化する効果があるMIペーストを当院ではおすすめしています!

【MIペーストの使い方】

  • ①いつもどおり歯磨きをする
  • ②矯正治療で使用しているマウスピースに、MIペーストを直接1cmほど出して歯ブラシや指でのばしながら全体に塗布して装着
  • ③3分以上経ったら、マウスピースを外しお口を軽くゆすぐ
  • ④マウスピースに残ったMIペーストを流水で指でこすりながらしっかりと落とす

とっても簡単ですよね。MIペーストは硬めのテクスチャーなので、これを「アライナーパック」と呼んでいます。毎食後+就寝前に1日4回が望ましいそうですが、なかなかそんなに時間がとれないと思うので、1日1回就寝前にパックするのがおすすめです。

3分以上そのままにしておけば効果が発揮されるので付けっぱなしでも問題ありません。そのまま寝てしまっても大丈夫です!

MIペーストの効果

  • ・歯質強化
  • ・虫歯予防
  • ・お子様も使える

MIペーストは歯質を強化して知覚過敏に効果的なだけでなく、含有成分のリカルデントは初期虫歯の進行を抑え、虫歯を予防する作用もあります。そのため、矯正治療中のIPR後のケアとしてだけでなく、普段のケア用品としても使用できます。もちろん、アライナーが無くても歯に直接塗って使用できます。

メロン・ストロベリー・バニラ・ヨーグルト・ミントなど豊富なフレーバーは、お子様とも一緒に楽しみながらお使い頂けます。ただし、牛乳由来成分配合のため、乳製品アレルギーをお持ちの方は使用できないので気をつけてください。

MIペーストは歯科専売品のため、ドラッグストアなどでは売っていません。当院または最寄りのかかりつけの歯科医院で購入してくださいね。

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