こんにちは。
さいたま市 大宮SHIN矯正歯科 歯科衛生士のSです。
実際に当院で歯列矯正の治療を受けられた方の症例をご報告します。今回のブログでは、叢生(そうせい)=ガタガタの歯並び症例についてお伝えしていきます。
目次
【叢生(そうせい)=ガタガタの歯並びとは】
叢生は、歯が顎に入りきらず、重なり合ってデコボコになっていたり、ガチャガチャになっていたりする状態です。「叢生」と言うと耳慣れないかもしれませんが、いわゆる「乱ぐい歯」と同じ意味です。ちなみに、「八重歯」も叢生の一種です。
【叢生(そうせい)=ガタガタの歯並びのデメリット】
叢生のデメリットは見た目が良くないという事だけではありません。歯が重なり合っているため、歯磨きが難しく、虫歯や歯周病のリスクが高くなります。さらに虫歯や歯周病が進行すると、口臭の原因や歯が抜けてしまう可能性もあります。
【ご来院の理由】
29歳、女性の患者様です。
前歯のガタガタが気になるということでご来院されました。
こちらの患者様は、永久歯になった後から前歯のガタガタが気になり始めました。前歯のガタガタがコンプレックスで、思いきり笑うことが出来ないとのことでした。また、歯磨きがしにくく虫歯になってしまう心配もあったため、矯正治療をしようと決心されました。
目立たない装置を希望されていたため、マウスピース型矯正装置(インビザライン)の治療経験が豊富であることに魅力を感じ、当院の初診カウンセリングを受けました。
【矯正中の不安・装置選び】
装置の見た目や治療中の痛み、歯を抜くことへの不安があったため、マウスピース型矯正装置(インビザライン)で治療を進めていくことになりました!
抜歯に抵抗があったため、歯を並べるためのスペースはヤスリがけ(IPR)で確保しました。マウスピース型矯正装置(インビザライン)はブラケット矯正と比較して、目立ちにくいだけでなく、治療中の痛みや違和感が少なく日常生活への支障も少ない装置になっております。
【治療開始・治療経過】
1回目のアライナーは全部で30枚です。
アライナーの交換は、装置に慣れるまで10日交換で、慣れてから7日交換でNo.27まで進めて頂き、約7ヵ月で終了しました。
こちらが1回目のアライナーが終了した際のお口の中の状態です。
前歯のガタガタを並べるためのスペースを確保するために、全体的にヤスリがけ(IPR)を行いました。内側に入り込んでいた前歯(右上2番・左下2番)は初診時と比べると綺麗に並んできましたが、まだ少しガタつきが残っています。(画像2)また、咬み合わせも甘いため(画像1・3)、追加アライナーで細かい所を調整していきました。
2回目のアライナーは全部で28枚です。
今回は初めからアライナーは7日交換で進めて頂き、約7ヶ月で終了しました。
こちらが2回目のアライナーが終了した際のお口の中の状態です。
1回目のアライナー終了時と比較すると、全体的にガタガタも咬み合わせも改善されました。しかし、若干ガタつきが残っている(画像2)のと咬み合わせが不十分(画像1・3)なため、追加アライナーで細かい所を調整していきました。
3回目のアライナーは全部で14枚です。
今回は、歯の動きに合わせてアライナーは7日交換か10日交換で進めて頂き、約6ヶ月で終了しました。
今回のアライナーで、前歯のガタつきと咬み合わせが改善されました。上下の前歯の中心も揃い、キレイなお口元になりました!患者様にも歯並びが気にならなくなり、歯磨きがしやすくなったと喜んで頂けました!
【動的治療終了】
こちらの患者様は、マウスピース型矯正装置(インビザライン)の使用方法や装着時間をしっかりとお守り頂けていたため、約2年で動的治療が終了しました。
こちらが動的治療終了後お口の中のお写真です。
前歯のガタつきが改善され、内側に入り込んでいた歯も並び、綺麗なアーチになりました!咬み合わせも改善され、全体的に美しいお口元になりました!
【まとめ】
主訴:前歯のガタガタが気になる
診断名:叢生
初診時年齢:29歳
装置名:マウスピース型矯正装置(インビザライン )
抜歯or非抜歯:非抜歯
治療期間:2年
費用の目安:96万円程度
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リスク・副作用:痛み、歯根吸収、歯肉退縮、虫歯、後戻り