
こんにちは。さいたま市 大宮SHIN矯正歯科 歯科衛生士のSです。
当院の初診カウンセリングにいらしていただいた方や、既にマウスピース型矯正装置(インビザライン )の治療で通院中の方からよく聞かれる質問をまとめてみました。

◆抜歯はいつまでにすればいいの?
抜歯をしてマウスピース矯正をすることになった場合、どのタイミングで抜歯するか気になりますよね。矯正治療前に全部歯を抜かなきゃいけないと思っている方も多いのですが…実際は、装置が届いて矯正治療が開始してから抜歯を行うことがほとんどです!
虫歯や歯周病で抜歯が必要な場合は矯正開始前に抜く事もありますが、矯正のために歯を抜く場合は治療開始後のことが多いです。なぜなら、マウスピース型矯正装置(インビザライン)のマウスピースは一番最初から歯を動かすようにはできていません。
《マウスピース型矯正装置(インビザライン) 治療初期のマウスピースの流れ》
1.マウスピースに慣れる
No.1のマウスピースはマウスピース型矯正装置(インビザライン )のマウスピースに慣れていただくことを第一の目的としています。そのため実際の歯並びと同じ形のマウスピースになっています。
2.アタッチメントに慣れる
No.2のマウスピースではアタッチメントに慣れていただくために、まず上の歯にのみアタッチメントが装着されます。
3.歯を動かし始める
No.3からいよいよ歯の移動が始まり、抜歯症例の方のマウスピースは抜歯したことを想定した形になっています。従って、この頃までに抜歯をしてください。抜歯した箇所は実際の歯より最ひとまわり小さい形になっているので、ここで抜歯していないとマウスピースが合わなくなってしまいます。
No.1とNo.2のマウスピースは一つ14日間の装着をお願いしているので、一番最初のマウスピースを装着してから約1ヶ月間あります。焦らず、余裕をもって抜歯できます。
4.下の歯にアタッチメント装着
No.4のマウスピースで上下の歯にアタッチメントが付きます。
No.5以降、IPRなどの処置が入り、マウスピースの交換日数も7日間と短縮されていきます。中にはこの通りではない方もいらっしゃいますが、ほとんどの方のマウスピース型矯正装置(インビザライン) のマウスピースの流れです。
◆マウスピースの作り直しについて

一回の型取りで治療に必要な全てのマウスピースがまとめて作成できる、と言われることもあるインビザラインですが…全体矯正をしている方で、”一度もマウスピースを作り直さないで治療が終わった。” という患者さまは、当院では基本的にいらっしゃいません。
※マウスピースの作り直しが必要な理由についてはこちら
作り直しについて、「わたしのマウスピースの装着の仕方が悪かったのでは…」とおっしゃる方がいますが、そんなことはありません!!
治療計画・治療期間も、作り直しのことを考慮したうえでの期間です。使用時間や正しい取り扱いを守ってくだされば、作り直しになったからといって治療期間が延長するわけではないので安心してくださいね。
残りはよくある質問Part2に続きます。