ガタガタの歯並び・八重歯(叢生)の矯正治療

2026.10.08

「前歯が重なっている」「八重歯が気になる」「笑うときに口元を隠してしまう」。そんな歯並びのお悩みはありませんか。
ガタガタした歯並びは、専門的には「叢生(そうせい)」と呼ばれます。このページでは、叢生の治療方法と、当院で治療した患者さんの症例をご紹介します。

叢生とは、どんな歯並び?

叢生は、歯が重なったり、ねじれたり、歯並びの内側や外側にずれて生えている状態です。犬歯が外側に飛び出している「八重歯」も、叢生の一つです。

主な原因は、歯の大きさと、歯が並ぶスペースのバランスが合っていないことです。前歯だけが少し重なる場合から、上下の歯が大きく重なる場合まで、程度はさまざまです。

大宮SHIN矯正歯科の叢生の治療症例

同じ「ガタガタの歯並び」でも、歯の重なり方やかみ合わせ、必要なスペースによって治療方法は異なります。ここでは、当院の症例を以下の3つに分けてご紹介します。

  • 非抜歯のマウスピース矯正装置(インビザライン)の症例
  • 抜歯を伴うマウスピース矯正装置(インビザライン)の症例
  • 抜歯を伴うワイヤー矯正に分けてご紹介します。

※掲載症例は個々の患者さんの治療結果です。治療方法・期間・結果には個人差があり、同じ結果を保証するものではありません。記載する期間は歯を動かす治療の期間で、終了後には保定が必要です。症例の費用は治療当時のものです。

非抜歯のマウスピース矯正装置(インビザライン)の症例

※症例のタイトルをクリックするとその症例の治療経過がご覧いただけます。

症例01|25歳・女性・前歯のガタガタと八重歯を歯を抜かずに改善

前歯の重なりと八重歯を気にされていた患者さんです。歯と歯の間を少量調整するIPRでスペースを確保し、マウスピース型矯正装置で歯並びを整えました。

抜歯部位:なし
治療期間:1年4ヶ月
治療費用:¥946,000
主なリスク・副作用:痛み、歯根吸収、歯肉退縮、虫歯、後戻り

症例02|23歳・女性・内側に入った上の前歯を、歯列の中へ

右上の前から2番目の歯が、内側に入っていることを気にされていた患者さんです。IPRでスペースを作り、抜歯をせずに治療しました。

抜歯部位:なし
治療期間:2年
治療費用:¥946,000
主なリスク・副作用:痛み、歯根吸収、歯肉退縮、虫歯、後戻り

症例03|25歳・女性・歯磨きのしにくい、重なった前歯を整える

前歯の重なりによる歯磨きのしにくさを気にされていた患者さんです。IPRで歯を並べるスペースを確保し、非抜歯で治療しました。

抜歯部位:なし
治療期間:1年10ヶ月
治療費用:¥946,000
主なリスク・副作用:痛み、歯根吸収、歯肉退縮、虫歯、後戻り

症例04|16歳・女性・目立ちにくい装置で、10代の前歯のガタガタを改善

前歯のガタガタを気にされ、目立ちにくい装置を希望された患者さんです。IPRでスペースを確保し、歯を抜かずに治療しました。前歯の重なりと噛み合わせを改善し、上下の前歯の中心も整えました。 

抜歯部位:なし
治療期間:1年4ヶ月
治療費用:¥946,000
主なリスク・副作用:痛み、歯根吸収、歯肉退縮、虫歯、後戻り

症例05|29歳・女性・内側に入り込んだ前歯と、噛み合わせを調整

前歯のガタガタと歯磨きのしにくさを気にされていた患者さんです。IPRでスペースを確保し、内側に入り込んでいた前歯を歯列に並べました。

抜歯部位:なし
治療期間:2年
治療費用:¥946,000
主なリスク・副作用:痛み、歯根吸収、歯肉退縮、虫歯、後戻り

抜歯を伴うマウスピース矯正装置(インビザライン)の症例

症例06|27歳・女性・抜歯でスペースを確保し、前歯のねじれを改善

前歯のガタガタを気にされていた患者さんです。抜歯でスペースを確保し、マウスピース型矯正装置で治療しました。追加の装置で、上の前歯のねじれや上下の前歯の中心のずれを調整しました。 

抜歯部位:上顎右側切歯、上顎左側第一小臼歯、下顎左右第一小臼歯
治療期間:2年
治療費用:¥946,000
主なリスク・副作用:痛み、歯根吸収、歯肉退縮、虫歯、後戻り

症例07|27歳・女性・前歯の重なりを、抜歯とマウスピースで改善

前歯のガタガタと、歯磨きのしにくさを気にされていた患者さんです。上下左右の側切歯を抜歯してスペースを作り、マウスピース型矯正装置で治療しました。

抜歯部位:上下左右側切歯
治療期間:1年5ヶ月
治療費用:¥946,000
主なリスク・副作用:痛み、歯根吸収、歯肉退縮、虫歯、後戻り

抜歯を伴うワイヤー矯正

症例08|20歳・女性・前歯のガタガタを、抜歯とワイヤー矯正で改善

前歯のガタガタを気にされていた患者さんです。上下左右の第一小臼歯を抜歯し、表側のワイヤー矯正装置で歯並びを整えました。治療終了時には、前歯の重なりと噛み合わせが改善されています。 

抜歯部位:上下左右第一小臼歯
治療期間:2年
治療費用:¥891,000
主なリスク・副作用:痛み、歯根吸収、歯肉退縮、虫歯、後戻り

症例09|16歳・女性・10代のガタガタを、ワイヤー矯正で整える

歯並びについて、ご家族や学校の検診で指摘を受けた患者さんです。上下左右の第一小臼歯を抜歯して歯を並べるスペースを作り、ワイヤー矯正で治療しました。顎間ゴムを併用し、噛み合わせも調整しています。

抜歯部位:上下左右第一小臼歯
治療期間:2年2ヶ月
治療費用:¥880,000
主なリスク・副作用:痛み、歯根吸収、歯肉退縮、虫歯、後戻り

症例10|14歳・男性・抜歯スペースを使い、歯並びと噛み合わせを改善

ガタガタの歯並びを気にされていた患者さんです。上下左右の第一小臼歯を抜歯し、ワイヤー矯正で歯を並べた後、抜歯したすき間を閉じました。顎間ゴムで噛み合わせを調整し、上下の前歯の中心も整えました。 

抜歯部位:上下左右第一小臼歯
治療期間:2年8ヶ月
治療費用:¥880,000
主なリスク・副作用:痛み、歯根吸収、歯肉退縮、虫歯、後戻り

症例11|19歳・女性・歯の重なりに合わせて抜歯部位を選んだ症例

ガタガタした歯並びを気にされていた患者さんです。上顎の側切歯と下顎の第一小臼歯を抜歯し、歯を並べるスペースを確保しました。ワイヤー矯正と顎間ゴムで、歯の重なりと噛み合わせを調整しました。 

抜歯部位:上顎左右側切歯、下顎左右第一小臼歯
治療期間:2年11ヶ月
治療費用:¥880,000
主なリスク・副作用:痛み、歯根吸収、歯肉退縮、虫歯、後戻り

叢生を矯正治療で改善するメリット

笑ったときの口元の印象が変わる
歯の重なりやねじれを整え、気になっていた前歯や八重歯の見た目の改善を目指します。口元の印象も含め、ご希望を伺いながら治療を検討します。

歯磨きがしやすくなる
歯が重なった部分は、歯ブラシが届きにくく、汚れが残りやすいことがあります。歯並びを整えることで、日々のお手入れがしやすくなることが期待できます。とはいえ、矯正をすれば虫歯や歯周病を必ず防げるわけではなく、治療中も治療後も丁寧な清掃が大切です。

かみ合わせの改善
見た目のガタガタだけでなく、前歯や奥歯がどのように噛み合っているかを確認します。噛み合わせの問題を伴う場合は、その改善も含めて治療を計画します。

叢生には、どんな治療方法がある?

ワイヤー矯正
歯に取り付けた装置とワイヤーで、歯の位置や向きを調整する方法です。歯の重なりや噛み合わせに応じて、抜歯や顎間ゴムなどを組み合わせて治療します。装置の周りに汚れが残りやすいため、治療中の歯磨きが大切です。

マウスピース矯正装置(インビザラインなど)
透明なマウスピースを段階的に交換しながら、歯を動かす方法です。取り外せるため、食事や歯磨きの際には装置を外せます。治療を進めるには、指示された装着時間を守ることが必要です。

ガタガタが強いと、マウスピースで矯正は難しいと思われがちですが、必ずしもそうとは限りません。例えば、歯列から大きく外れた歯を抜歯する治療計画では、抜歯後に残る隙間が小さく、隙間を閉じるための歯の移動量が少なくなる場合があります。このようなケースでは、マウスピースによる矯正が適していることもあります。

適した治療方法は、ガタガタの程度だけでなく、歯の動かし方やかみ合わせ、生活スタイルなどを確認し、治療方法をご提案します。

歯は抜かずに治せる?部分矯正はできる?

抜歯の必要性は、スペースと口元のバランスで判断します

叢生を治すには、歯が並ぶためのスペースが必要です。歯と歯の間を少量調整するIPR、歯列の幅や奥歯の位置の調整などでスペースを作れる場合もあれば、抜歯が必要になる場合もあります。

抜歯するかどうかは、スペース不足の程度だけでなく、前歯の傾きや口元の突出、歯ぐきや骨の状態なども踏まえて判断します。「できれば歯を抜きたくない」というご希望も、まずはご相談ください。 

前歯だけの部分矯正が適する場合もあります

歯の重なりが限られ、かみ合わせなどの条件が合う場合には、部分矯正で対応できることがあります。ただし、前歯だけが気になっていても、奥歯を含めた全体の矯正が必要な場合があります。適応は検査・診断で確認します。

叢生の矯正にかかる費用・期間

費用の目安

叢生の矯正は、通常、自費診療です。治療方法や治療範囲によって費用が異なります。以下は当院の基本料金の目安です。

※基本料金のみの目安です。検査料・診断料、調整料、保定装置代などが別途必要です。調整料は1回5,500円(税込)、保定装置代は33,000〜66,000円(税込)が目安です。装置のオプションや抜歯などの費用も含め、治療前に総額の見通しをご確認ください。

治療期間の目安

このページで紹介した11症例では、歯を動かす治療の期間は1年4か月〜2年11か月でした。これは掲載症例の実績であり、すべての叢生に共通する目安ではありません。歯の重なりの程度や抜歯の有無、歯の動き、装置の使用状況によって異なります。歯を動かす治療の後には、整えた歯並びを維持するための保定期間が必要です。

叢生の矯正について、よくある質問

ガタガタが強くても、マウスピースで治せますか?

マウスピース型矯正装置で対応できる場合もありますが、重なりの程度だけで判断することはできません。必要な歯の移動や噛み合わせを確認し、適した装置を検討します。

子どもの歯並びは、いつ相談すればよいですか?

永久歯の生え方や重なりが気になったとき、学校の検診などで指摘されたときにご相談ください。歯の生え変わりや顎の成長を確認し、治療が必要か、経過観察がよいかを判断します。

矯正が終わったら、元に戻りませんか?

歯には元の位置に戻ろうとする性質があります。治療後は保定装置(リテーナー)を使用し、指示された使用方法と定期的なチェックを続けることが大切です。

初診相談だけで、抜歯が必要か分かりますか?

初診相談では歯並びの状態やご希望を伺い、治療の見通しをご説明します。抜歯の要否や具体的な治療計画を確定するには、精密検査・診断が必要です。

治療前に知っておきたいリスク・副作用

矯正治療では、痛みや違和感、虫歯、歯根吸収(歯の根が短くなること)、歯肉退縮(歯ぐきが下がること)、治療後の後戻りなどが起こることがあります。

歯の動きや装置の使用状況によって、治療期間や計画の変更が必要になることもあります。治療方法に応じたリスクは、診断時にご説明します。

ガタガタの歯並びが気になったら、まずはご相談ください

「自分の歯並びも治せる?」
「歯を抜かずに治したい」
「費用や期間を知りたい」。

気になることを、初診相談でお聞かせください。お口の状態とご希望を伺い、治療の選択肢をご説明します。

矢野晋也 歯学博士/SHIN矯正歯科院長

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