子どものマウスピース矯正装置|インビザライン・ ファーストとは?どんな子におすすめ?

2018.07.18UPDATE:2026.01.14

「矯正=ワイヤー」というイメージをお持ちの保護者の方も多いかもしれません。しかし、近年では、目立ちにくく取り外しができるマウスピース型矯正装置を選択する方が増えています。

このマウスピース型矯正装置は大人だけでなく、お子さまの矯正治療(小児矯正)にも対応できる時代になりました。

今回は、子ども用マウスピース型矯正装置(インビザライン・ファースト)について

  • どんな治療なのか
  • 従来の小児矯正(1期治療)との違い
  • 向いているお子さま・注意点
    を、矯正専門医院の視点でわかりやすく解説します。

子ども用マウスピース矯正装置「インビザライン・ファースト」とは

6〜10歳ごろ(混合歯列期)のお子さまを対象にしたマウスピース型矯正装置です。

従来、マウスピース矯正装置(インビザライン)は成人向けが中心でしたが、技術の進歩により、成長途中の歯並びや顎の発育を考慮した設計が可能になり、子供用マウスピース矯正装置(インビザライン・ファースト)が開発されました。

世界的には2018年に提供が開始、日本国内では2019年3月に導入されました。比較的新しい治療法ですが、現在では小児矯正の選択肢の一つとして注目されています。

小児矯正における「1期治療」とは

子どもの歯と大人の歯が混在する時期を混合歯列期と呼びます。この時期、(おおよそ6~8歳頃)に行う矯正治療を『1期治療』と言います。

1期治療の目的は以下のとおりです。

  • 顎の成長をコントロールする
  • 歯が並ぶスペースを確保する
  • 将来の本格矯正(2期治療)をスムーズにする

従来の1期治療使われてきた装置

従来の1期治療では、主にこのような装置が使用されてきました。

拡大床
バイオネーター

これらの装置は、歯列を拡大したり、噛み合わせの調整をするために有効ですが、

  • 話しづらい
  • お口の中の違和感が強い
  • 見た目が気になって恥ずかしい

と感じるお子さまも少なくありません。

また、歯列を拡大すると歯と歯の間に隙間が生じやすく、装置単独では歯並びの細かな調整が難しいという側面もあります。当院ではワイヤー矯正を併用して調整していくことが多いです。

子ども用マウスピース矯正装置(インビザライン ファースト)による「1期治療」の特徴

子ども用マウスピース矯正装置(インビザライン・ファースト)は、

  • 歯列の拡大
  • 歯並びの改善

を、同時に行えることが特徴です。歯の生え替わりを前提とした構造のため、歯が抜ける・生えてくる時期でも歯全体をマウスピースで覆って治療が可能です。

子ども用マウスピース矯正装置(インビザライン・ファースト)のメリット

目立ちにくい

透明マウスピースを使用するため、ワイヤー矯正と比べて見た目の違和感が少ないことが特徴です。

歯の表面につく「アタッチメント」も歯に近い色のため、矯正装置が目立つことを気にするお子さまにも配慮されています。

アタッチメント

取り外しができる

  • 食事の時に外せる
  • 歯磨きがしやすい
  • お口の中を清潔に保ちやすい

といった点は、虫歯リスクを抑えたい小児矯正に置いて大きなメリットです。

症例紹介

実際の当院での症例を紹介します。

出っ歯上の前歯のガタガタを気にして来院された患者様です。
非抜歯で、取り外し式矯正装置(拡大床)を使用し、永久歯を並べるためのスペースを確保した後、マウスピース型矯正装置(インビザライン・ファースト)で咬み合わせを改善しました。

出っ歯やガタツキをそのままにしておくと

  • 咀嚼不良による胃腸への負担
  • 発音への影響
  • むし歯・歯周病リスクの上昇

などの見た目以外にもデメリットが生じる可能性があります
※詳細はこちら

拡大床とマウスピース型矯正装置(インビザライン・ファースト)を併用して頂いたことで、歯を並べる土台作りだけでなく、噛み合わせや歯のガタツキも改善できました。

【一期治療詳細】
主訴:出っ歯
診断名:上顎前突
初診時年齢:8歳・女の子
治療装置:拡大床・マウスピース型矯正装置(インビザライン・ファースト)
抜歯部位:なし
治療期間:1年3カ月
費用:¥550,000(税込)
リスクと副作用:痛み、歯根吸収、歯肉退縮、虫歯、後戻り

注意点|全てのお子さまに適応できるわけではありません

マウスピース矯正装置(インビザライン・ファースト)は優れた治療法でですが、全てのお子さまに適応できるわけではありません。

  • 使用時間を守れない
  • 装着管理が難しい

といった場合、治療がスムーズに進まないことがあります。

大宮SHIN矯正歯科の1期治療について

当院では、子ども用マウスピース矯正装置(インビザライン・ファースト)を含め、お子さま一人ひとりの成長に性格に合わせた1期治療をご提案しています。

万が一、装着時間が守れないなど、マウスピースでの矯正治療が合わない場合でも、ワイヤー矯正など他の方法へ柔軟に切り替えが可能です。
▶︎小児矯正・1期治療について詳しくはこちら

まとめ|子どもの矯正治療を考え始めたら

子供用マウスピース矯正装置(インビザライン・ファースト)は、

  • 目立ちにくい
  • 取り外しができる
  • 1期治療で歯並びの改善まで目指せる

という特徴を持つ、小児矯正の新しい選択肢の一つです。ただし、適応の判断や治療計画には専門的な知識と経験が必要です。

お子さまの歯並びが気になり始めたら、まずは矯正専門歯科での相談をおすすめします。お気軽にご相談ください。

お子様の歯並びが気になる方、治療が必要かどうか知りたいなど、なにか気になることがありましたらお気軽にご相談ください!

矢野晋也 歯学博士/SHIN矯正歯科院長

ブログ一覧へ

初診相談予約 電話 LINE 初診相談とは?
初診相談予約24時間OK 症例を見る LINE予約ご相談OK 初診相談とは?