こんにちは。さいたま市の矯正専門歯科・大宮SHIN矯正歯科 受付のHです☆彡
今日は、意外と知られていない「鼻うがい」と「歯並び(歯列矯正)」の関係についてお話ししたいと思います。
目次
鼻うがいとは?どんな効果があるの?
「鼻うがい」とは、鼻にお水を入れて、鼻の中の細菌やウイルス、ほこり・花粉などの汚れを洗い流す方法です。
最近では、花粉症対策として薬局や広告でも見かけるようになりました。実はこの「鼻うがい」、矯正治療中の方にもおすすめなんです!
鼻うがいが歯並び(歯列矯正)に関係する理由
歯並びが悪くなってしまう原因の一つに口呼吸があります。
鼻づまりが続くと自然と口呼吸になり、舌の位置や唇の筋肉バランスが崩れ、次のような影響が出やすくなります。
- 舌が下がり、上あごが狭くなる(出っ歯や受け口の原因に)
- 唇が開きっぱなしで前歯が前に傾く
- 下あごが後退し、顔が縦長になる
つまり、鼻呼吸がスムーズにできることは、歯並びを守るうえでとても大切。そこで役立つのが「鼻うがい」なのです。
鼻うがいで鼻呼吸を取り戻す
鼻うがいを行うことで鼻の通りが良くなり、鼻づまりによる口呼吸のリスクを防ぐことができます。
私自身、もともと鼻うがいが苦手でなかなか挑戦できずにいたのですが、花粉症をきっかけに思い切ってチャレンジしてみました。すると…ポイントさえ押さえればまったく痛くない!
そして驚くほど鼻通りがすっきりしました。
鼻がツーンとならない!正しい鼻うがいのやり方
① 洗浄液を用意する
鼻うがいには水道水をそのまま使ってはいけません。
体液に近い濃度(0.9%)の食塩水を作りましょう。
- 約180mlのぬるま湯(28〜33℃)に
- ティースプーン1/2ほどの食塩を混ぜる
プールで鼻がツーンとするのは、真水との浸透圧差が原因。
体液に近い塩分濃度なら痛くありません。
② 片方の鼻から洗浄液を吸う

初心者の方はコップよりも専用ボトル(サイナスリンスなど)を使うのがおすすめです。
薬局やネットでも購入できます。

③ 吸った液を「アー」と言いながら出す
洗浄液は反対側の鼻や口から出ます。鼻腔の奥(上咽頭)まで洗浄液が届くことで、免疫機能や自律神経のツボを刺激し、風邪予防にも効果的といわれています。
鼻うがいは「継続」が大切!
最初は洗浄液の量が多く感じたり、すぐ鼻づまりが戻ることもありますが、焦らず1日1〜2回を毎日の習慣にしましょう。
続けることで鼻の通りが安定し、結果的に鼻呼吸が自然にできるようになり、口呼吸の改善にもつながります。
ちなみに当院の院長も、以前は鼻づまりに悩み手術を検討していたそうですが、鼻うがいを2〜3ヶ月続けたことで、鼻の通りが劇的に改善し、嗅覚まで回復したとのことです!
鼻うがいで「口呼吸予防」→「歯並びの安定」へ
鼻うがいを続けて鼻呼吸ができるようになると、矯正治療にも良い影響がたくさんあります。

まとめ
- 鼻うがいは、口呼吸を防ぎ歯並びの乱れを予防するサポートになる
- 正しい方法で行えば、痛くなく・気持ちよく続けられる
- 継続することで、鼻呼吸・免疫・矯正治療の安定に良い影響を与える
矯正治療中の方や、鼻づまり・口呼吸が気になる方は、
ぜひ鼻うがいを日常習慣のひとつとして取り入れてみてください。


