【上下顎前突(じょうげがくぜんとつ)】出っ歯の表側矯正(ワイヤー)症例②

2022.03.19

こんにちは。

さいたま市 大宮SHIN矯正歯科 歯科衛生士のSです。

実際に当院で歯列矯正の治療を受けられた方の症例をご報告します。今回のブログでは、上下顎前突(
じょうげがくぜんとつ)=出っ歯の症例
についてお伝えしていきます。

【上下顎前突(出っ歯)とは】


上下の歯が前に突き出ている咬み合わせを上下顎前突と言います。顎の骨に問題がある場合と、歯だけ前に出ている場合とがあります。顎の大きさに対して、歯が並びきらず上下の前歯が突出したことが原因で生じる上下顎前突症が多い傾向にあります。

【上下顎前突(出っ歯)のデメリット】


上下顎前突の方の特徴は、歯が前にでているため口がきちんと閉じられず、リラックスしているときほど、常に口が開いた状態になる傾向があります。

そのため、お口の中が乾きやすく、むし歯歯肉炎、さらには風邪を引きやすくなります。また、上下前歯が唇側傾斜している場合は、舌癖が関係していることも多く、食べ方が汚いつばが飛びやすいなどの問題も起こることもあります。

そして、突出している口元の見た目をコンプレックスに感じる方が多くいらっしゃいます。

【ご来院の理由】


25歳女性の患者様です。

口元が出ていることを気にして来院された患者様です。

永久歯に生え変わる頃から、口元が出ていることが気になりはじめ、それがコンプレックスで思いきり笑うことが出来なくなってしまったそうです。口元を気にせずに笑えるようになりたい!と、当院の初診カウンセリングを希望されました。

【矯正中の不安・装置選び】


こちらの患者様は、治療期間や支払い方法に不安がありました。治療期間を気にされていて、装置の見た目に関しては気にならないとのことでしたので、表側矯正(ワイヤー)での矯正治療をオススメしました。

矯正治療っていつ・どんなお金がかかるの?料金が発生する7つのタイミング

また当院では、患者様の様々なニーズにお応えするため、矯正料金のお支払方法もいくつかご用意してあります。

【治療開始・治療経過】


口元をグッと下げたいとのことでしたので、合計4本(上下左右第一小臼歯)抜歯して、治療を開始しました。表側矯正(ワイヤー)の方がマウスピース型矯正装置(インビザライン)と比較して抜歯症例が得意な場合がほとんどです。

まずは、ガタガタを並べて抜歯したスペースを閉じるための準備を行いました。その後、抜歯スペースを閉じ最後に咬み合わせの調整を行いました。

【動的治療終了】


通院間隔をしっかりと守っていただけたので、約2年4ヶ月で動的治療が終了しました。

こちらが動的治療終了後のお口の中のお写真です。

前歯のガタガタも並び、綺麗なアーチになりました。咬み合わせも改善され、上下の前歯の中心も揃い、美しい口元になりました。真横から見ても口元が下がり、患者様にも口が閉じやすくなり横顔が気にならなくなったと喜んで頂けました!横顔も美しくなり、お写真を撮るのが楽しくなったとの嬉しいお言葉も頂けました!

【ワイヤー矯正中の豆知識:矯正中の歯磨きのコツ】


今回は、矯正治療中の正しい歯ブラシの使い方や歯磨きのコツについてご案内します!

☆歯磨きのポイント

ブラケットの周り ②歯と歯茎の間 ③歯と歯の間

ワイヤー矯正中の歯磨きは、上記の3点をしっかりと磨くことが重要です。

詳しい磨き方は、「矯正治療中の歯磨きについて」のブログを参考にしてください。

矯正治療中の虫歯を防ぐ【正しい歯の磨き方】

ワイヤー矯正は装置の取り外しができないため、汚れが溜まりやすく、歯磨きがしにくくなります。しっかりと歯磨きを行わないと虫歯になってしまう可能性があります。せっかく歯並びがキレイになったのに、「虫歯だらけで美しい口元に見えない!」なんてことにならないように、歯磨きを頑張りましょう!

【まとめ】


主訴:口元が出ていることが気になる

診断名:上下顎前突

初診時年齢:25歳

装置名:表側矯正(ワイヤー)

抜歯or非抜歯:抜歯(上下左右第一小臼歯)

治療期間:2年4ヶ月

費用:88万円程度

詳細はこちらをご覧ください

リスク・副作用:痛み、歯根吸収、歯肉退縮、虫歯、後戻り

矢野晋也 歯学博士/SHIN矯正歯科院長

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【開咬(かいこう)】のマウスピース型矯正装置(インビザライン)症例④

2022.02.04UPDATE:2024.09.25

こんにちは。

さいたま市 大宮SHIN矯正歯科 歯科衛生士のSです。

実際に当院で歯列矯正の治療を受けられた方の症例をご報告します。今回のブログでは、開咬(かいこう)前歯が開いている不正咬合の症例についてお伝えしていきます。

【開咬(前歯が開いている状態)とは】


開咬とは、口を閉じた状態で、奥歯は噛み合っているのに前歯が噛み合っておらず、常に上下の前歯が開いている状態のことです。別名、「オープンバイト」とも言われます。

開咬の原因は、「遺伝的な原因」と「後天的な原因」に分けることができます。

遺伝による開咬は、顎の骨の形態に問題があり、顎の成長とともに進行していくのが特徴です。一方、後天的な開咬の場合は、乳幼児期の指しゃぶりや舌を前に出して前歯に押し当てたり、前歯で舌を軽く噛んだり、舌を出したりするクセなどが主な原因となります。

【開咬(前歯が開いている状態)のデメリット】  


開咬は前歯が閉じないため、見た目だけでなく様々な問題を引き起こします。

①食事の問題

前歯で食べ物を噛み切るのが難しいのが大きな問題です。噛み切るのに不自由をすると、しっかり噛まないまま飲み込んでしまうクセがつき、胃腸に負担がかかります。

また、前歯が噛み合わないため、常に奥歯で噛みます。そうすると、顎の関節・筋肉も疲労しやすいため、顎関節症になる確率が高くなります。さらに、奥歯に必要以上の負担がかかるため、奥歯の詰め物・被せ物が外れやすくなったり、奥歯が破折したりする場合もあります。

②発音の問題

常に上下の前歯に隙間ができているため、話をするときに息が漏れて不明瞭な発音になってしまいます。特に、サ行・ザ行が聞き取りにくい発音になってしまいます。

③ドライマウス

開咬の方は唇を閉じにくく、開きがちになります。唇が開いている時間が長いと、ドライマウス(口のなかが常に乾燥した状態)になり、唾液の分泌量が減少します。そうすると、口腔内に細菌が増殖しやすくなり、虫歯歯周病口臭を招きやすくなります。

【ご来院の理由】


38歳女性の患者様です。

前歯が咬んでいないことが気になるということでご来院されました。

こちらの患者様は、一般歯科の定期健診で指摘されたことをきっかけに、ご自身の見た目が気になり始めました。また、前歯が咬み合っておらず食事がしにくいことに困っていました。歯並びを気にせずに笑ったり、美味しいものを食べたりしたいとのことで、当院の初診カウンセリングに来院されました。

【矯正中の不安・装置選び】


患者様のご希望で目立ちにくい装置が良いとのことだったので、マウスピース型矯正装置(インビザライン)で治療を進めていくことになりました!

歯を並べるためのスペースはIPR(ヤスリがけ)を行い確保しました。また、装置の見た目以外にも仕事上滑舌が悪くならないか心配されていました。マウスピース型矯正装置(インビザライン)はブラケット矯正と比較して、違和感が少なく日常生活への支障も少ない装置になっております。

【治療開始・治療経過】


1回目のアライナーは全部で24枚です。

アライナーの交換は、装置に慣れるまでは10日交換で、慣れてから1週間交換で進めて頂きました。最後まで使用して、約7ヶ月で終了しました。

こちらが1回目のアライナーが終了した際のお口の中の状態です。

前歯が咬み合うようになりました。しかし、左上3番目の歯(画像1)と左下1番目の歯(画像2)のねじれが残っています。そのため、追加アライナーで細かい所を調整していきました。

2回目のアライナーは全部で17枚です。

アライナーは1週間交換で最後まで進めて頂き、約4ヶ月で終了しました。

こちらが2回目のアライナーが終了した際のお口の中の状態です。

ガタガタと咬み合わせが改善され上下の歯の中心が揃い、美しい口元になりました!お食事がしやすく、また見た目も気にならなくなり自信を持ってお仕事ができると喜んで頂けました!

【動的治療終了】


こちらの患者様は、マウスピース型矯正装置(インビザライン)の使用方法や装着時間をしっかりと守っていただけたため、約1年1ヶ月で動的治療が終了しました。

こちらが動的治療終了後のお口の中のお写真です。

前歯がしっかりと咬み合って美しいお口元になりました。また、矯正治療を進めていくうちに歯に対しての意識が高まり、矯正治療の途中からホワイトニングも併用して行いました。歯も白くなり、さらに美しいお口元になりました!!

【まとめ】


主訴:前歯が咬んでいないことが気になる

診断名:開咬

初診時年齢:38歳

装置名:マウスピース型矯正装置(インビザライン )

抜歯or非抜歯:非抜歯

治療期間:1年1ヶ月

費用の目安:96万円(税別)程度

詳細はこちらをご覧ください

リスク・副作用:痛み、歯根吸収、歯肉退縮、虫歯、後戻り

矢野晋也 歯学博士/SHIN矯正歯科院長

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上顎前突のマウスピース型矯正装置(インビザライン)症例④

2021.12.04

こんにちは。

さいたま市大宮 SHIN矯正歯科 歯科衛生士のSです。

実際に当院で歯列矯正の治療を受けられた方の症例をご報告します。今回のブログでは、上顎前突(じょうがくぜんとつ)=出っ歯の症例についてお伝えしていきます。

【上顎前突(出っ歯)とは】


上顎前突(出っ歯)とは、上の歯が下の歯よりも前に出過ぎた状態のことです。大きく分類すると、上の歯の傾斜によって出っ歯になっている場合歯性の上顎前突)と、下顎に比べ上顎全体が大きく、上顎の歯茎と歯が前方に突き出ている場合骨格性の上顎前突)があります。

【上顎前突(出っ歯)のデメリット】


まず、横顔のバランス、笑ったときに目立つ歯茎など、突出した歯によるの見た目のコンプレックスがあげられます。また、以下のように外見以外にも様々な問題があります。

①唇が閉じにくく、口呼吸になりがちなため、ドライマウス(口のなかが常に乾燥した状態)になりやすい

②ドライマウスになると唾液の分泌量が減少し、虫歯歯周病になりやすく、口臭の原因にもなる

③前歯が前に出ているため噛み合わせが悪くなり、食べ物をうまく噛み砕けない

④スポーツや事故のときに、前歯が折れたり唇が切れたりしやすい

⑤下顎を前にズラして噛むクセがつき、顎の関節に負担がかかって顎関節症になりやすい

【ご来院の理由】


23歳女性の患者様です。

口元が出ていることを気にして来院された患者様です。

永久歯が生えそろった頃から、口元が出ていることが気になっていました。友達と写真を撮るときや、笑ったりお話をするときに気になってしまうそうです。口元を気にせず笑えるようになりたいとのことで、当院の初診カウンセリングを希望されました。

【矯正中の不安・装置選び】


矯正治療を始めるにあたって、装置の見た目お痛み等の不安がありました。そのため、マウスピース型矯正装置(インビザライン)での治療をご提案しました!マウスピース型矯正装置(インビザライン)はブラケット矯正と比較して、目立ちにくいだけでなく、治療中の痛みが少なく、違和感や日常生活への支障も少ない装置になっております。

【治療開始・治療経過】


口元をグッと下げて横顔もスッキリさせたいとのことでした、出来れば抜歯は避けたいという患者様のご希望で、IPR(ヤスリ掛け)を行い、歯を抜かずに歯列矯正を行いました。

1回目のアライナーは全部で55枚です。アライナーは慣れるまで14日交換で、装置に慣れてから1週間交換で進めて頂き、約1年で終了しました。

こちらが1回目のアライナーが終了した際のお口の中の状態です。

歯並びのガタガタ(画像2)は、今回のアライナーで改善されました。しかし、まだ出っ歯が改善されていないことと、奥歯の咬み合わせが不十分(画像1,3)であるため、追加アライナーで細かい所を調整していきました。

2回目のアライナーは全部で31枚です。アライナーは1週間交換で進めて頂き、約9ヶ月で終了しました。

こちらが2回目のアライナーが終了した際のお口の中の状態です。

患者様の主訴である出っ歯が改善されました。全体的口元が下がり、上下の歯の中心も揃い、綺麗なお口元になりました!

【動的治療終了】


こちらの患者様は、マウスピース型矯正装置(インビザライン)の使用方法や装着時間をしっかりと守っていただけたので、約2年で動的治療が終了しました。

こちらが動的治療終了後のお口の中のお写真です。

飛び出していた上の前歯が引っ込み、理想的な口元になりました。歯を抜かずに、突出していた口元が下がり、口が閉じやすくなった・横顔のコンプレックスが解消され写真を撮るのが楽しくなったとの嬉しいお言葉もいただけました!

【まとめ】


主訴:口元が出ていることが気になる

診断名:上顎前突

初診時年齢:23歳

装置名:マウスピース型矯正装置(インビザライン )

抜歯or非抜歯:非抜歯

治療期間:2年

費用の目安:96万円程度

詳細はこちらをご覧ください

リスク・副作用:痛み、歯根吸収、歯肉退縮、虫歯、後戻り

矢野晋也 歯学博士/SHIN矯正歯科院長

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【叢生(そうせい)】ガタガタの歯並びの表側矯正(ワイヤー)症例②

2021.11.02

こんにちは!

さいたま市 大宮SHIN矯正歯科 歯科衛生士のSです。

実際に当院でワイヤー矯正の治療を受けられた方の症例をご報告します。今回のブログでは、叢生((そうせい)=ガタガタの歯並び)症例についてお伝えしていきます。

【叢生(そうせい)=ガタガタの歯並びとは】


叢生は、歯が顎に入りきらず、重なり合ってデコボコになっていたり、ガチャガチャになっていたりする状態です。「叢生」と言うと耳慣れないかもしれませんが、いわゆる「乱ぐい歯」と同じ意味です。ちなみに、「八重歯」も叢生の一種です。

【叢生(そうせい)=ガタガタの歯並びのデメリット】


叢生のデメリットは歯並びの見た目が良くないと言う事だけではありません。歯が重なり合っているため、歯磨きが難しく、虫歯や歯周病のリスクが高くなります。さらに虫歯や歯周病が進行すると、口臭の原因歯が抜けてしまう可能性もあります。

【ワイヤー矯正とは】


ワイヤー矯正とは、歯の表面に『ブラケット』と呼ばれる装置を付け、そこにワイヤーを通して正しい位置に歯を動かしていく最も良く知られた歯列矯正治療法です。『矯正といえばこれ‼︎』というイメージの方も多いのではないでしょうか。

【ご来院の理由】


16歳女性の患者様です。

ガタガタが気になるということでご来院されました。

こちらの患者様は、ご家族や学校の検診で歯並びを指摘されたそうです。

今まで矯正を始めるタイミングがなかったのですが、社会人になるまでにきれいな歯並びにしてあげたい!とのご両親の希望で、当院の初診カウンセリングを受けられました。

【治療開始・治療経過】


実際に当院でワイヤー矯正を受けられた方の症例をご紹介します。

16歳女性の患者様です。

ガタガタを並べるスペースがなかったので、上下左右4番目の歯を抜歯しました。

ガタガタを並べた後、咬み合わせの調整にエラスティックを用いました。

【動的治療終了】


動的治療が終了した際のお口の中のお写真です。

ガタガタが改善されて咬み合わせも良くなりました。上の前歯の真ん中と下の前歯の真ん中もぴったり合うようになりました。

【ワイヤー矯正中の豆知識】


今回は、矯正治療による抜歯後の歯磨きについてご案内します。

抜歯後すぐに歯磨きをしても良いのかと心配になってしまう方もいらっしゃるかもしれません。抜歯をした後は、前後の歯に汚れが溜まりやすくなります。そして傷口から細菌感染して炎症を起こしてしまう恐れがあるので、抜歯した傷口以外は、清潔に保つために歯磨きをしましょう!

柔らかめの歯ブラシを使用して、歯磨き粉を付けずに歯磨きをしてください。ブラッシング時に多少出血することもありますが、問題はありません。

タフトブラシや歯間ブラシを使用すると、細かいところまで磨きやすく、オススメです!

詳しくは、こちらのブログをお読みください!

【抜歯矯正】歯を抜いた所はどうやって歯磨きしたらよいの?

【まとめ】


主訴:ガタガタが気になる

診断名:叢生

初診時年齢:16歳

装置名:ワイヤー矯正

抜歯or非抜歯:抜歯(上下左右第一小臼歯)

治療期間:2年2ヶ月

費用の目安:88万円程度

詳細はこちらをご覧ください

リスク・副作用:痛み、歯根吸収、歯肉退縮、虫歯、後戻り

矢野晋也 歯学博士/SHIN矯正歯科院長

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空隙歯列のマウスピース型矯正装置(インビザライン)症例③

2021.10.01

こんにちは。

さいたま市 大宮SHIN矯正歯科 歯科衛生士のSです。

実際に当院で歯列矯正の治療を受けられた方の症例をご報告します。今回のブログでは、空隙歯列(くうげきしれつ)=すきっ歯の歯並び症例についてお伝えしていきます。

【空隙歯列(くうげきしれつ)=すきっ歯の歯並びとは】


空隙歯列(くうげきしれつ)とは、歯と歯の間にできる隙間のことです。しかし、歯と歯の間にすき間があることを、すべて空隙歯列と呼ぶわけではありません。

より正確に説明すると、空隙歯列とは、顎が大きい、または歯が小さいことが原因で、歯がまばらに生えるような状態になっていることを指して言います。

【空隙歯列(くうげきしれつ)=すきっ歯の歯並びのデメリット】


①咀嚼に問題が発生する

空隙歯列になると、ものが噛み切れない、噛んでもしっかりとすりつぶすことができずに飲み込めない、といった咀嚼障害が発生します。

②発音に支障が出る

すきっ歯になると、歯と歯の隙間から空気が抜けてしまうため、発音がしにくくなる恐れがあります。

③顎の関節などに負担がかかる

空隙歯列は、ただの歯と歯の間にすき間があるだけ、と考えてしまいがちです。しかし、噛み合わせがズレてしまい、それが原因で顎に悪影響を与えている恐れがあります。

顎への負担は口の開閉ごとにかかるため、顎の関節には徐々に負担が積み重なります。最終的には、顎関節症を代表するような大きなトラブルに繋がる例もゼロではありません。

④虫歯や歯周病になりやすくなる

歯と歯の間は、汚れが溜まりやすくなります。食べカスが溜まりやすくなるほか、磨き残しになりやすい部分です。汚れが日常的に蓄積されていくと、虫歯歯周病に発展する場合があります。

【ご来院の理由】


25歳女性の患者様です。

すきっ歯が気になるということでご来院されました。

こちらの患者様は、ご自身の顔立ちを見て歯並びが気になり始めたそうです。人前で話す機会が多いため、そのような場面で特に口元が気になってしまうそうです。歯並びを気にせずにお話をしたい!とのことで、当院の初診カウンセリングを受けられました。

【矯正中の不安・装置選び】


学校の先生であるため、人前で話す機会が多く装置の見た目や日常生活に支障がないか等に不安がありました。そのため、当院ではマウスピース型矯正装置(インビザライン)をおすすめしました。

マウスピース型矯正装置(インビザライン)はブラケット矯正と比較して、目立ちにくいだけでなく、治療中の痛みや違和感が少なく日常生活への支障も少ない装置になっております。

【治療開始・治療経過】


1回目のアライナーは全部で22枚です。

アライナーの交換は、装置に慣れるまで10日交換で慣れてからは7日交換でNO.22まで進めて頂き、約7カ月で終了しました。

こちらが1回目のアライナーが終了した際のお口の中の状態です。

患者様の主訴である「すきっ歯」は、1回目のアライナーで改善されました。しかし、前歯の咬み合わせが深い(画像2)ことと、奥歯の咬み合わせが十分ではない(画像1・3)ため、追加アライナーで細かい所を調整していきました。

2回目のアライナーは全部で16枚です。

今回はアライナーの交換は7日交換で最後まで進めて頂き、約5ヶ月で終了しました。

 

こちらが2回目のアライナーが終了した際のお口の中の状態です。

1回目のアライナー終了時と比較して、全体的に咬み合わせが改善されてきましたが、上下の前歯の真ん中が合っていないため、追加アライナーでさらに細かい所を調整していきました。

3回目のアライナーは全部で17枚です。

今回もアライナーの交換は7日交換で最後まで進めて頂き、約6ヶ月で終了しました。

 

こちらが3回目のアライナーが終了した際のお口の中の状態です。

患者様の主訴であるすきっ歯が改善されキレイなお口元になりました!また、咬み合わせも改善されて、咬みやすくなったと喜んで頂けました!

【動的治療終了】


こちらの患者様は、マウスピース型矯正装置(インビザライン)の使用方法や装着時間をしっかりとお守り頂けていたため、約1年9ヶ月で動的治療が終了しました。

こちらが動的治療終了後のお口の中のお写真です。

すきっ歯が改善され、しっかりと咬み合っています。見た目も美しく仕上がりました。コンプレックスが改善され、歯並びを気にせず笑えるようになったと喜んで頂けました!

【まとめ】


主訴:すきっ歯が気になる

診断名:空隙歯列

初診時年齢:25歳

装置名:マウスピース型矯正装置(インビザライン)

抜歯or非抜歯:非抜歯

治療期間:1年9ヶ月

費用の目安:96万円程度

詳細はこちらをご覧ください

リスク・副作用:痛み、歯根吸収、歯肉退縮、虫歯、後戻り

矢野晋也 歯学博士/SHIN矯正歯科院長

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空隙歯列(くうげきしれつ)の表側矯正(ワイヤー)症例①

2021.09.03

こんにちは。

さいたま市 大宮SHIN矯正歯科 歯科衛生士のSです。

実際に当院で歯列矯正の治療を受けられた方の症例をご報告します。今回のブログでは、空隙歯列(くうげきしれつ)=すきっ歯の歯並び症例についてお伝えしていきます。

【空隙歯列(くうげきしれつ)=すきっ歯の歯並びとは】


空隙歯列(くうげきしれつ)とは、歯と歯の間にできる隙間のことです。しかし、歯と歯の間にすき間があることを、すべて空隙歯列と呼ぶわけではありません。

より正確に説明すると、空隙歯列とは、顎が大きい、または歯が小さいことが原因で、歯がまばらに生えるような状態になっていることを指して言います。

【空隙歯列(くうげきしれつ)=すきっ歯の歯並びのデメリット】


①咀嚼に問題が発生する

空隙歯列になると、ものが噛み切れない、噛んでもしっかりとすりつぶすことができずに飲み込めない、といった咀嚼障害が発生します。

②発音に支障が出る

すきっ歯になると、歯と歯の隙間から空気が抜けてしまうため、発音がしにくくなる恐れがあります。

③顎の関節などに負担がかかる

空隙歯列は、ただの歯と歯の間にすき間があるだけ、と考えてしまいがちです。しかし、噛み合わせがズレてしまい、それが原因で顎に悪影響を与えている恐れがあります。

顎への負担は口の開閉ごとにかかるため、顎の関節には徐々に負担が積み重なります。最終的には、顎関節症を代表するような大きなトラブルに繋がる例もゼロではありません。

④虫歯や歯周病になりやすくなる

歯と歯の間は、汚れが溜まりやすくなります。食べカスが溜まりやすくなるほか、磨き残しになりやすい部分です。汚れが日常的に蓄積されていくと、虫歯や歯周病に発展する場合があります。

【ご来院の理由】


17歳男性の患者様です。

すきっ歯が気になるということでご来院されました。

こちらの患者様は、ご自身の顔立ちを見て歯並びが気になり始めたそうです。また、家族にも歯並びについて指摘され、矯正治療を行うことを決めました。矯正治療を行うなら専門性の高い矯正専門医院での治療を考えていたそうです。さらに、高い技術力を持つ矯正認定医のところで矯正したいと思い、当院の初診カウンセリングを受けられました。

【矯正中の不安・装置選び】


矯正治療を始めるにあたって、支払い方法や料金などに不安がありました。装置の見た目やお痛み等は気にならないとのことでしたので、1番費用のかからない、表側矯正(ワイヤー)で治療を進めていくことになりました。

当院では、患者様のニーズに合わせて、様々な支払い方法をご用意しております。

矯正治療っていつ・どんなお金がかかるの?料金が発生する7つのタイミング

【治療開始・治療経過】


まずは、歯の細かいねじれなどを改善し、スペースクローズするための準備を行いました。その後は、歯を抜いたスペースを閉じる作業が続き、スペースが閉じ終わりましたら、最後に咬み合わせの調整を行いました。

【動的治療終了】


こちらの患者様は、通院間隔等しっかりとお守り頂けていたため、約2年で動的治療が終了しました。

こちらが動的治療終了後のお口の中のお写真です。

すきっ歯が改善され、しっかりと咬み合っています。見た目も美しく仕上がりました。コンプレックスが改善され、歯並びを気にせず笑えるようになったと喜んで頂けました!

【ワイヤー矯正中の豆知識】


今回は、矯正治療中のお痛みについてご案内します!

ワイヤー矯正の場合、調整日(定期来院日)より3日~1週間程度じんわりとしたお痛みが続きます。痛みが強い場合は、お粥やゼリーなど柔らかいものを食べるようにしてください。痛みには個人差があるため、どうしても我慢できない場合は、市販の痛み止めを飲んで頂いても大丈夫です!

歯が動かされるお痛みは仕方がないものになりますが、ワイヤーが刺さって痛いですとか、装置が外れてしまって違和感が大きい場合は、調整が必要になりますので、お電話でご予約お願いします。

【まとめ】


主訴:すきっ歯が気になる

診断名:空隙歯列

初診時年齢:17歳

装置名:表側矯正(ワイヤー)

抜歯or非抜歯:非抜歯

治療期間:2年

費用の目安:88万円程度

詳細はこちらをご覧ください

リスク・副作用:痛み、歯根吸収、歯肉退縮、虫歯、後戻り

矢野晋也 歯学博士/SHIN矯正歯科院長

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正中離開のマウスピース型矯正装置(インビザライン)症例③

2021.08.03UPDATE:2021.07.30

こんにちは。

さいたま市 大宮SHIN矯正歯科 歯科衛生士のSです。

実際に当院で歯列矯正の治療を受けられた方の症例をご報告します。今回のブログでは、正中離開(せいちゅうりかい)の歯並び症例についてお伝えしていきます。

【正中離開(せいちゅうりかい)とは】


正中離開とは2本の前歯の真ん中が離れて隙間が開いている状態のことです。

正中離開は、歯と顎のバランスが悪い場合や、歯の数が通常よりも多かったり少なかったりする場合、舌の癖などで歯が押され隙間が開いてしまっている場合もありますし、上唇小帯という歯ぐきのヒモのようなものの異常による場合など、様々な原因があります。

【正中離開(せいちゅうりかい)のデメリット】


正中離開は、見た目が悪く心理的ダメージがあります。また、歯の隙間から空気が漏れて発音が不明瞭になったり、口の中が乾きやすく虫歯歯周病のリスクが高くなります。

【ご来院の理由】


19歳男性の患者様です。

前歯の隙間が気になるということでご来院されました。

こちらの患者様は、永久歯に生え変わったころから歯並びが気になり始めました。歯並びを気にせずに笑えるようになりたいとのことで、当院の初診カウンセリングを受けられました。

【矯正中の不安・装置選び】


矯正治療を始めるにあたって、装置の見た目と治療期間に不安がありました。他院でも矯正相談をしたそうです。なるべく目立ちにくい装置を希望していましたが、そちらの医院では、表側矯正しか行っていなかったため、当院の初診カウンセリングを受けられました。

目立ちにくい装置を希望されていたため、当院ではマウスピース型矯正装置(インビザライン)のご案内をしました。マウスピース型矯正装置(インビザライン)はブラケット矯正と比較して、痛みや違和感が少なく日常生活への支障も少ないことが特徴です。患者様の要望もあり、使用装置はマウスピース型矯正装置(インビザライン)になりました。

【治療開始・治療経過】


1回目のアライナーは全部で30枚です。

アライナーの交換は、装置に慣れるまで14日交換で進めて頂き、慣れてからは7日交換で進めて頂きました。No.30まで使用して、約9カ月で終了しました。

こちらが1回目のアライナーが終了した際のお口の中の状態です。

1回目のアライナーで患者様の主訴である前歯の隙間が改善し、咬み合わせも整いました

【動的治療終了】


こちらの患者様は、マウスピース型矯正装置(インビザライン)の使用方法や装着時間をしっかりとお守り頂けていたため、約9ヶ月で動的治療が終了しました。

マウスピース型矯正装置(インビザライン)で治療をし、前歯の隙間と咬み合わせを改善しました!患者様のコンプレックスであった前歯の隙間が改善され、歯並びを気にせずに笑えるようになったと喜んでいただけました!!

【まとめ】


主訴:前歯の隙間が気になる

診断名:正中離開、空隙歯列

初診時年齢:19歳

装置名:マウスピース型矯正装置(インビザライン )

抜歯or非抜歯:非抜歯

治療期間:9ヶ月

費用の目安:96万円程度

詳細はこちらをご覧ください

リスク・副作用:痛み、歯根吸収、歯肉退縮、虫歯、後戻り

矢野晋也 歯学博士/SHIN矯正歯科院長

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上顎前突の表側矯正(ワイヤー)症例①

2021.07.02UPDATE:2021.06.29

こんにちは。

さいたま市大宮 SHIN矯正歯科 歯科衛生士のSです。

実際に当院で歯列矯正の治療を受けられた方の症例をご報告します。今回のブログでは、上顎前突症例(出っ歯)についてお伝えしていきます。

【上顎前突(出っ歯)とは】


上顎前突(出っ歯)とは、上の歯が下の歯よりも前に出過ぎた状態のことです。大きく分類すると、上の歯の傾斜によって出っ歯になっている場合歯性の上顎前突)と、下顎に比べ上顎全体が大きく、上顎の歯茎と歯が前方に突き出ている場合骨格性の上顎前突)があります。

【上顎前突(出っ歯)のデメリット】


まず「見た目の悪さ」があり、横顔のバランスが悪かったり、笑ったときに歯茎が目立ったりするため、それがコンプレックスになってしまう方も少なくありません。また、以下のように外見以外にも様々な問題があります。

①唇が閉じにくく、口呼吸になりがちなため、ドライマウス(口のなかが常に乾燥した状態)になりやすい

②ドライマウスになると唾液の分泌量が減少し、虫歯歯周病になりやすく、口臭の原因にもなる

③前歯が前に出ているため噛み合わせが悪くなり、食べ物をうまく噛み砕けない

④スポーツや事故のときに、前歯が折れたり唇が切れたりしやすい

⑤下顎を前にズラして噛むクセがつき、顎の関節に負担がかかって顎関節症になりやすい

【ご来院の理由】


23歳女性の患者様です。

出っ歯を気にして来院された患者様です。

永久歯が生えそろった頃から、出っ歯が気になっていました。友達と写真を撮るときや、笑ったりお話をするときに気になってしまうそうです。コンプレックスである出っ歯を改善し、口元を気にせず笑えるようになりたいとのことで、当院の初診カウンセリンを希望されました。

【矯正中の不安・装置選び】


矯正治療を始めるにあたって、支払い方法や料金などに不安がありました。装置の見た目やお痛み等は気にならないとのことでしたので、1番費用のかからない、表側矯正(ワイヤー)で治療を進めていくことになりました。

当院では、患者様のニーズに合わせて、様々な支払い方法をご用意しております。

矯正治療っていつ・どんなお金がかかるの?料金が発生する7つのタイミング

【治療開始・治療経過】


口元をグッと下げて横顔もスッキリさせたいとのことでしたので、上下左右第一小臼歯を(合計4本)抜歯しました。

まずは抜歯をして頂き、ガタガタを改善して、口元を下げる準備をしました。

ある程度ガタガタが改善されたら口元を下げるために、抜歯スペースを閉じる作業を行いました。スペースが閉じ終わりましたら、最後に咬み合わせの調整を行いました。

【ワイヤー矯正中の豆知識】


今回は、パワーチェーンについてご案内します!

パワーチェーンとは下のイラストのように、つながっているゴムのことを言います。

今回のように、抜歯症例の場合、ガタガタをほどいて硬いワイヤーを入れたあと、抜歯スペースを閉じる際に使用します。その他にも、ゴムのかけ方によっては、細かい歯のねじれ改善牽引などに使用します。ゴムが繋がっているため汚れが溜まりやすくなります。しっかりと歯磨きするようにしましょう!!

【動的治療終了】


こちらの患者様は、通院間隔等しっかりとお守り頂けていたため、約2年1ヶ月で動的治療が終了しました。

こちらが動的治療終了後のお口の中のお写真です。

上の歯の前歯2本が飛び出し、アーチの中に入れていない状態でしたが、上下左右1本ずつ計4本抜歯をして、歯を並べるためのスペースを確保しました。綺麗な丸いアーチになり、美しい口元になりました!真横から見ても口元が下がり、患者様にも口が閉じやすくなり横顔が気にならなくなったと喜んで頂けました!

【まとめ】


主訴:口元が出ていることが気になる

診断名:上顎前突

初診時年齢:23歳

装置名:表側矯正(ワイヤー)

抜歯or非抜歯:抜歯

治療期間:2年1ヶ月

費用の目安:88万円程度

詳細はこちらをご覧ください

リスク・副作用:痛み、歯根吸収、歯肉退縮、虫歯、後戻り

矢野晋也 歯学博士/SHIN矯正歯科院長

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正中離開のマウスピース型矯正装置(インビザライン)症例②

2021.06.08UPDATE:2021.06.02

こんにちは。

さいたま市 大宮SHIN矯正歯科 歯科衛生士のSです。

実際に当院で歯列矯正の治療を受けられた方の症例をご報告します。今回のブログでは、正中離開(せいちゅうりかい)の歯並び症例についてお伝えしていきます。

【正中離開(せいちゅうりかい)とは】


正中離開とは2本の前歯の真ん中が離れて隙間が開いている状態のことです。

正中離開は、歯と顎のバランスが悪い場合や、歯の数が通常よりも多かったり少なかったりする場合、舌の癖などで歯が押され隙間が開いてしまっている場合もありますし、上唇小帯という歯ぐきのヒモのようなものの異常による場合など、様々な原因があります。

【正中離開(せいちゅうりかい)のデメリット】


正中離開は、見た目が悪く心理的ダメージがあります。また、歯の隙間から空気が漏れて発音が不明瞭になったり、口の中が乾きやすく虫歯歯周病のリスクが高くなります。

【ご来院の理由】


32歳女性の患者様です。

前歯の隙間が気になるということでご来院されました。

こちらの患者様は、ご家族に歯並びについて指摘され、ご自身でも歯並びが気になり始めました。歯並びを気にせずに笑えるようになりたいとのことで、当院の初診カウンセリングを受けられました。

【矯正中の不安・装置選び】


治療をスタートするにあたって、矯正治療中の痛みや装置の見た目日常生活への支障などに不安がありました。マウスピース型矯正装置(インビザライン)はブラケット矯正と比較して、痛みや違和感が少なく日常生活への支障も少ないことが特徴です。患者様の要望もあり、使用装置はマウスピース型矯正装置(インビザライン)になりました。

また、その他にも支払い方法等にもご不安がありました。当院では、患者様の様々なニーズにお応えするため、矯正料金のお支払方法もいくつかご用意してあります。

矯正治療っていつ・どんなお金がかかるの?料金が発生する7つのタイミング

【治療開始・治療経過】


1回目のアライナーは全部で24枚です。

アライナーの交換は、装置に慣れるまで14日交換で進めて頂き、慣れてからは7日交換で進めて頂きました。No.22まで使用して、約6カ月で終了しました。

こちらが1回目のアライナーが終了した際のお口の中の状態です。

患者様の主訴である「前歯の隙間」は、1回目のアライナーで改善されました。しかし、前歯の中心が揃っていないこと(画像2)と、奥歯の咬み合わせが不十分(画像1・3)です。そのため、追加アライナーで細かい所を調整していきました。

2回目のアライナーは全部で18枚です。

今回は最初から10日交換で進めて頂き、約5ヶ月で終了しました。

こちらが2回目のアライナーが終了した際のお口の中の状態です。

その後は顎間ゴム(エラスティック)などを使用し咬み合わせを改善していきました。患者様の主訴である「前歯の隙間は改善され、見た目も咬み合わせも改善されました!

【動的治療終了】


こちらの患者様は、マウスピース型矯正装置(インビザライン)の使用方法や装着時間をしっかりとお守り頂けていたため、約2年で動的治療が終了しました。

マウスピース型矯正装置(インビザライン)で治療をし、途中で追加アライナー顎間ゴム(エラスティック)を行いながら、前歯の隙間と咬み合わせを改善しました!患者様のコンプレックスであった前歯の隙間が改善され、歯並びを気にせずに笑えるようになったと喜んでいただけました!!

【まとめ】


主訴:前歯の隙間が気になる

診断名:正中離開、空隙歯列

初診時年齢:32歳

装置名:マウスピース型矯正装置(インビザライン )

抜歯or非抜歯:非抜歯

治療期間:2年

費用の目安:96万円程度

詳細はこちらをご覧ください

リスク・副作用:痛み、歯根吸収、歯肉退縮、虫歯、後戻り

矢野晋也 歯学博士/SHIN矯正歯科院長

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開咬の表側矯正(ワイヤー)症例①

2021.05.07

こんにちは。

さいたま市 大宮SHIN矯正歯科 歯科衛生士のSです。

実際に当院で歯列矯正の治療を受けられた方の症例をご報告します。今回のブログでは、開咬症例(前歯が開いている状態)についてお伝えしていきます。

【開咬(前歯が開いている状態)とは】


開咬とは、口を閉じた状態で、奥歯は噛み合っているのに前歯が噛み合っておらず、常に上下の前歯が開いている状態のことです。別名、「オープンバイト」とも言われます。

開咬の原因は、「遺伝的な原因」と「後天的な原因」に分けることができます。

遺伝による開咬は、顎の骨の形態に問題があり、顎の成長とともに進行していくのが特徴です。一方、後天的な開咬の場合は、乳幼児期の指しゃぶりや舌を前に出して前歯に押し当てたり、前歯で舌を軽く噛んだり、舌を出したりするクセなどが主な原因となります。

【開咬(前歯が開いている状態)のデメリット】        


開咬は前歯が閉じないため、見た目だけでなく様々な問題を引き起こします。

①食事の問題

前歯で食べ物を噛み切るのが難しいのが大きな問題です。噛み切るのに不自由をすると、しっかり噛まないまま飲み込んでしまうクセがつき、胃腸に負担がかかります。

また、前歯が噛み合わないため、常に奥歯で噛みます。そうすると、顎の関節・筋肉も疲労しやすいため、顎関節症になる確率が高くなります。さらに、奥歯に必要以上の負担がかかるため、奥歯の詰め物・被せ物が外れやすくなったり、奥歯が破折したりする場合もあります。

②発音の問題

常に上下の前歯に隙間ができているため、話をするときに息が漏れて不明瞭な発音になってしまいます。特に、サ行・ザ行が聞き取りにくい発音になってしまいます。

③ドライマウス

開咬の方は唇を閉じにくく、開きがちになります。唇が開いている時間が長いと、ドライマウス(口のなかが常に乾燥した状態)になり、唾液の分泌量が減少します。そうすると、口腔内に細菌が増殖しやすくなり、虫歯歯周病口臭を招きやすくなります。

【ご来院の理由】


21歳女性の患者様です。

前歯が咬んでいないことが気になるということでご来院されました。

こちらの患者様は、大人の歯に生え変わるころから歯並びが気になっていました。前歯が咬み合っておらず見た目が気になるそうです。来年から就活が始まるそうで、その前にコンプレックスである歯並びを改善したいとのことで、当院の初診カウンセリングに来院されました。

【矯正中の不安・装置選び】


患者様のご希望でなるべく目立ちにくい装置が良いとのことだったので、表側矯正(ワイヤー)のホワイトワイヤーで、治療を進めていくことになりました!

その他にも全体の治療期間治療中の痛み歯を抜くことへの不安などがありました。Consの際に担当Dr.から、治療期間や歯を抜く必要性について、しっかりとご説明させて頂き、治療に対する不安はなくなったとのことで、当院での治療がスタートしました。

【治療開始・治療経過】


口元の突出感もありました。前歯を咬ませながら口元を引っ込めたいとの患者様からのご希望もあり、抜歯(上下左右第一小臼歯)をして、歯並びを改善しました。まずはガタガタを改善して、その後、抜歯スペースを利用して口元を下げる作業を行いました。

【ワイヤー矯正中の豆知識】


今回は、ホワイトワイヤーについてご案内します!

目立ちにくい装置が良いという患者様からのニーズにお応えするため、当院ではホワイトワイヤーをご用意しています。

ブラケットだけでなく、ワイヤーも歯と同じく白いものを使用することで、より装置が目立ちにくくなります!当院の場合ですと、片顎 ¥25,000 で変更することが出来ます。ご希望の方は、お気軽にお声がけください!!

【動的治療終了】


こちらの患者様は、通院間隔等しっかりとお守り頂けていたため、約1年9ヶ月で動的治療が終了しました。

こちらが動的治療終了後のお口の中のお写真です。前歯がしっかりと咬み合い、口元の突出感も改善され、美しい口元になりました!就活までに美しい口元になったと喜んでいただけました!

【まとめ】


主訴:前歯が咬んでいないことが気になる

診断名:開咬

初診時年齢:21歳

装置名:表側矯正(ワイヤー)

抜歯or非抜歯:抜歯(上下左右第一小臼歯)

治療期間:1年9ヶ月

費用の目安:88万円程度

詳細はこちらをご覧ください

リスク・副作用:痛み、歯根吸収、歯肉退縮、虫歯、後戻り

矢野晋也 歯学博士/SHIN矯正歯科院長

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反対咬合のマウスピース型矯正装置(インビザライン)症例③

2021.04.06

こんにちは。

さいたま市 大宮SHIN矯正歯科 歯科衛生士のSです。

実際に当院で歯列矯正の治療を受けられた方の症例をご報告します。今回のブログでは、反対咬合(はんたいこうごう)=受け口の歯並び症例についてお伝えしていきます。

【反対咬合=受け口とは】


本来、上の前歯は下の前歯の上に2ミリ程度重なるものですが、反対咬合とは、それが反対になっている不正咬合です。下顎が上顎を受けるように噛み合わさるので、俗に受け口ともいわれています。

反対咬合の主な原因は、不十分な上顎の成長や生まれつき上顎が小さい上顎よりも下顎が大きい舌で下の前歯を押す癖があるが考えられます。

【反対咬合=受け口のデメリット】


反対咬合は、見た目が悪く心理的ダメージがあること以外にも様々な問題があります。

発音障害

正しい咬み合わせではないため、発音がしにくく、舌ったらずな喋り方になってしまう場合があります。特に、サ行の発音や英語の発音に発音障害が出ることが多いです。

虫歯や歯周病になりやすい

反対咬合の方は唇を閉じにくく、開きがちになります。唇が開いている時間が長いと、ドライマウス(口のなかが常に乾燥した状態)になり、唾液の分泌量が減少します。そうすると、口腔内に細菌が増殖しやすくなり、虫歯や歯周病口臭を招きやすくなります。

体に不具合が起こる

咬み合わせが悪いと、咀嚼機能が低下し、胃腸障害など体に不具合が起こる可能性が高くなります。その他にも、肩こり頭痛など起こる場合があります。

また、咬み合わせが悪いと噛むたびに余計な力が加わるため、歯はダメージを受け顎関節には負担がかかります。そのため、8020達成者には、反対咬合(受け口)はいなかったという報告もあります。

※8020とは?

80歳で20本以上の歯を持つことを言います。

20本以上の歯があるとおせんべいやフランスパン、お肉やごぼうなど、たいていのものを噛むことができます。80歳で20本以上の歯を持つ人は、好きなものを不自由なく食べることができるので、外で友人と食事をすることもいといません。

その結果、歯の数が少ない人に比べて社交的であったり、おしゃれであったり、常に機嫌がいいなどの傾向がみられるとの調査もあります。

【ご来院の理由】


25歳男性の患者様です。

受け口が気になるということでご来院されました。

こちらの患者様は、ご自身の顔立ちを見て歯並びが気になり始め歯並びがコンプレックスだったそうです。歯並びを気にせず笑いたい!とのことで、矯正治療をしようと決めました。難症例でも対応できる矯正専門医院で、矯正認定医の治療を受けたいとのことで、当院の初診カウンセリングを受けられました。

【矯正中の不安・装置選び】


矯正を始めるにあたって、治療期間歯を抜くことに不安がありました。歯を抜くことに不安があるとのことでしたので、歯は抜かずに、咬み合わせの改善はIPR(やすり掛け)顎間ゴムで改善する方法をご提案しました。

装置のご希望は特になかったため、マウスピース型矯正装置(インビザライン)での治療をご提案しました。マウスピース型矯正装置(インビザライン)はブラケット矯正と比較して、痛みや違和感が少なく日常生活への支障も少ない装置になっております。

【治療開始・治療経過】


1回目のアライナーは全部で34枚です。

アライナーの交換は、装置に慣れるまで14日交換で進めて頂き、慣れてからは7日交換で進めて頂きました。No.31まで使用して、約8カ月で終了しました。

こちらが1回目のアライナーが終了した際のお口の中の状態です。

患者様の主訴である「受け口」は、1回目のアライナーで改善されました。しかし、上の前歯の中心と下の前歯の中心がズレて(画像2)ます。また、奥歯の咬み合わせが十分ではない(画像1.3)め、追加アライナーで細かい所を調整していきました。

2回目のアライナーは全部で24枚です。

今回は最初から7日交換で進めて頂き、約6ヶ月で終了しました。

こちらが2回目のアライナーが終了した際のお口の中の状態です。

奥歯もしっかりと咬むようになり、全体の咬み合わせが良くなりました。また、上の前歯の中心と下の前歯の中心が揃い見た目も美しくなりました。

【動的治療終了】


こちらの患者様は、マウスピース型矯正装置(インビザライン)の使用方法や装着時間をしっかりとお守り頂けていたため、約1年5ヶ月で動的治療が終了しました。

こちらが動的治療終了後の正面から見たお口の中のお写真です。

受け口が改善され、前歯が正しく咬み合っています。全体の咬み合わせも良くなり、さらに横から見ても美しい口元になりました。さらに、上の歯の中心と下の歯の中心をそろえることで、見た目も美しく仕上がりました

【まとめ】


主訴:受け口が気になる

診断名:反対咬合

初診時年齢:25歳

装置名:マウスピース型矯正装置(インビザライン )

抜歯or非抜歯:非抜歯

治療期間:1年5ヶ月

費用の目安:96万円程度

詳細はこちらをご覧ください

リスク・副作用:痛み、歯根吸収、歯肉退縮、虫歯、後戻り

矢野晋也 歯学博士/SHIN矯正歯科院長

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上下顎前突の表側矯正(ワイヤー)症例①

2021.01.05

あけましておめでとうございます。

さいたま市 大宮SHIN矯正歯科 歯科衛生士のSです。

実際に当院で歯列矯正の治療を受けられた方の症例をご報告します。今回のブログでは、上下顎前突症例(出っ歯)についてお伝えしていきます。

【上下顎前突(出っ歯)とは】


見た目に上下の歯が前に突き出ている咬み合わせを上下顎前突と言います。顎の骨に問題がある場合と、歯だけ前に出ている場合とがあります。上下の前歯が突出したことが原因で生じた上下顎前突症が多い傾向にあります。

【上下顎前突(出っ歯)のデメリット】


上下顎前突は、その見た目がコンプレックスになっていることが多いです。上下顎前突の特徴として、口元が出ていると言うことがあるため、口がきちんと閉じられず、リラックスしているときは、常に口が開いた状態になる傾向があります。

そのため、口腔内が乾くことによりむし歯歯肉炎、さらには風邪を引きやすくなります。また、上下前歯が唇側傾斜している場合は、舌癖が関係していることも多く、食べ方が汚いつばが飛びやすいなどの問題も起こることもあります。

【ご来院の理由】


13歳女性の患者様です。

口元が出ていることを気にして来院された患者様です。

永久歯に生え変わる頃から、口元が出ていることが気になっていました。口元が出ていることがコンプレックスで、思いきり笑うことが出来ないとのことでした。口元を気にせずに笑えるようになりたいとのことで、当院の初診カウンセリングを希望されました。

【矯正中の不安・装置選び】


こちらの患者様は、治療期間や支払い方法に不安がありました。治療期間を気にされていて、装置の見た目に関しては気にならないとのことでしたので、表側矯正(ワイヤー)での矯正治療をオススメしました。表側矯正(ワイヤー)の方がマウスピース型矯正装置(インビザライン)と比較して抜歯症例が得意な場合がほとんどです。

矯正治療っていつ・どんなお金がかかるの?料金が発生する7つのタイミング

また当院では、患者様の様々なニーズにお応えするため、矯正料金のお支払方法もいくつかご用意してあります

【治療開始・治療経過】


口元をグッと下げたいとのことでしたので、合計4本上下左右第一小臼歯抜歯しました。出来るだけ目立ちにくいように装置を付けた後はホワイトワイヤーを使用し、治療を進めていきました。

こちらは、治療開始から1年後のお写真です。

全体的にキレイに並び、抜歯スペースも閉じてきました。口元の突出感も少しずつ改善されてきました。しかし、奥歯のガタつきと抜歯スペースが若干残っているようです。また、奥歯の咬み合わせが不十分であることと、上下の前歯の中心も揃っていません。

その後の治療は、細かいガタつきを改善しながら咬み合わせの調整を行いました。

【動的治療終了】


通院間隔をしっかりとお守り頂けていたため、約2年で動的治療が終了しました。

こちらが動的治療終了後のお口の中のお写真です。

前歯のガタガタも並び、綺麗なアーチになりました。咬み合わせも改善され、上下の前歯の中心も揃い、美しい口元になりました。真横から見ても口元が下がり、患者様にも口が閉じやすくなり横顔が気にならなくなったと喜んで頂けました!横顔も美しくなり、お写真を撮るのが楽しくなったとの嬉しいお言葉も頂けました!

【ワイヤー矯正中の豆知識】


今回は、矯正治療中の正しい歯ブラシの使い方や歯磨きのコツについてご案内します!

☆歯磨きのポイント

ブラケットの周り ②歯と歯茎の間 ③歯と歯の間

ワイヤー矯正中の歯磨きは、上記の3点をしっかりと磨くことが重要になります。

詳しい磨き方は、「矯正治療中の歯磨きについて」のブログを参考にしてください。

矯正治療中の虫歯を防ぐ【正しい歯の磨き方】

ワイヤー矯正は装置の取り外しができないため、汚れが溜まりやすく、歯磨きがしにくくなります。しっかりと歯磨きを行わないと虫歯になってしまう可能性があります。せっかく歯並びがキレイになったのに、「虫歯だらけで美しい口元に見えない!」なんてことにならないように、歯磨きを頑張りましょう!

【まとめ】


主訴:口元が出ていることが気になる

診断名:上下顎前突

初診時年齢:13歳

装置名:表側矯正(ワイヤー)

抜歯or非抜歯:抜歯(上下左右第一小臼歯)

治療期間:2年

費用の目安:88万円程度

詳細はこちらをご覧ください

リスク・副作用:痛み、歯根吸収、歯肉退縮、虫歯、後戻り

矢野晋也 歯学博士/SHIN矯正歯科院長

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