
こんにちは。さいたま市大宮区 大宮SHIN矯正歯科の歯科衛生士のOです。
透明のマウスピース型矯正装置(インビザライン)を使用していると、黄ばみや着色が気になることはありませんか?
毎日使っていただくものなので、できるだけ汚れないように使っていきたいですよね。
また、せっかく矯正治療をしているのに、お食事方法などによってはマウスピースの黄ばみだけではなくむし歯になりかねない状況になります。
そこで今回は、マウスピースの黄ばみや着色の原因、その予防方法についてお伝えいたします。
目次
マウスピース型矯正装置(インビザライン)の特徴
マウスピース型矯正装置(インビザライン)のマウスピースは2014年に改良され、「スマートトラック」という素材でできています。他のマウスピースに比べて弾力があり、従来のものより違和感や痛みも少なくなっています。
高い弾性があるので、ガタガタの歯並びでもマウスピースの取り外しがしやすく、歯にぴったりフィットするので、歯の移動に適切な力が持続します。
しかし、吸水性が高いため、日ごろのお食事や洗浄方法によってはマウスピースが黄ばんだり着色しやすくなります。

マウスピースの黄ばみ・着色を避けるための方法
マウスピースを着けたまま食事をしない
マウスピース型矯正装置(インビザライン)で矯正するメリットの一つに、「取り外しができる」ことがあげられます。歯に装置が固定されるワイヤー矯正とは違って、矯正する前と同じようにお食事を楽しむことができます。
しかし、外すことができても、1日20時間以上はマウスピースを装着していただかないと、マウスピース型矯正装置(インビザライン)による矯正治療の効果がありません。そうなると、逆に1日4時間しか食事をすることができないため、映画を見ながらポップコーンを食べたり…といった間食が難しくなります。
「マウスピースで矯正したいけれど、時間を気にせずおやつも食べたい!」と思い、マウスピースを付けたままお食事をした後のお口の中を鏡で見ると、、、マウスピースと歯の間に食べたものが挟まり、食材の色がマウスピースにうつってしまいます。
カレーやキムチなどの着色の濃い食材の場合、すぐにマウスピースを洗っても色が落ちなくなってしまいます。他の食材でも絶対にマウスピースを装着したままお食事はしないでください。

マウスピースを着けているときの飲み物はお水か白湯がおすすめ
先程マウスピースを付けたままお食事はしないでくださいとお伝えしましたが、飲み物はマウスピースを付けたまま飲める飲み物と、外して飲んでいただきたい飲み物があります。
これからの季節、気温がどんどん高くなり、水分補給はお食事の時以外も必要になってくると思います。しかし、マウスピースを装着しているときは着色を防ぐために、お飲み物は無色透明のお水をおすすめします。甘くない炭酸水も大丈夫です。

コーヒーやお茶など、どうしても、色のついた飲み物を飲みたいときは、過去のブログでマウスピース装着時の飲み物についてご紹介しているので、参考にしてみて下さい。しかし、砂糖の入ったジュースなどはむし歯の原因になりますので、控えていただくようにお願いします。
こまめにマウスピースの洗浄をする
マウスピースを外してお食事をした後は、歯磨きとフロスをして、マウスピースも丁寧に洗浄しましょう。マウスピースの洗浄にはクリーニングクリスタルがおすすめです。クリーニングクリスタルとは、マウスピース型矯正装置(インビザライン)のマウスピース専用の洗浄剤です。

先ほども述べたように、マウスピース型矯正装置(インビザライン)のマウスピースはスマートトラックという特殊な素材でできています。クリーニングクリスタルはスマートトラックの材質に影響が出ない、専用の洗浄剤になっています。
市販のマウスピース洗浄剤など、専用のものではない洗浄剤はマウスピース型矯正装置(インビザライン)が劣化してしまう可能性があるので、あまり使用しないようにお願いしています。
クリーニングクリスタルの使用は週1~2回をお勧めしています。気になる方は使う回数を増やしていただいても問題ありません。
過去のブログでマウスピースの洗浄方法について詳しくご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
マウスピースを着色させないポイントは
①マウスピースをつけたままお食事をしない
②マウスピース装着中はお水か白湯を飲む
③毎食後の歯磨き、マウスピースのお手入れをする
この3つに気を付ければ、個人差はありますが着色しにくくなります。色の濃い食事や飲み物はどうしても着色の原因になってしまいます。マウスピースの性質上、ある程度の着色は仕方がないことですが、予防しながらできるだけ清潔なマウスピースを装着して歯並びを整えていきましょう。