みなさんこんにちは。さいたま市大宮SHIN矯正歯科 受付のSです。
当院の初診カウンセリングにいらっしゃる成人の患者さまから時々、このようなご質問をいただくことがあります。
- 差し歯があるのですが矯正は出来ますか?
- 神経のない歯があるのですが矯正は出来ますか?
- 歯を抜いて矯正した場合、抜いた歯の隙間の部分はどうなる?
大人になってから歯列矯正を検討する際に気になることのひとつに、差し歯やブリッジの存在があると思います。「差し歯の部分は矯正できないのでは?」と疑問に思う人も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、差し歯や神経の無い歯があるからといって矯正治療を諦めることはありません。ただし、差し歯やブリッジは矯正治療前の歯並びに合わせて作っているので、歯列矯正をして理想的な歯並びになった後に、作り直さなければならないことがあります。
差し歯があって抜歯して矯正治療を行なった症例を紹介します。
もともとこの患者さまは、写真のように左の前歯が差し歯でした。矯正治療を始めるための精密検査を行なったところ、CT画像で差し歯の歯根部に嚢胞(のうほう)が出来ていることが発覚しました。口腔外科に紹介状をお出しし、そこでの診察の結果、抜歯をしなければいけない状態でした。
前歯だったので審美的に歯がない状態を避けるために、抜歯後の隙間はダミー歯(仮歯)を作って対応することにしました。差し歯も土台もなくなってしまったので、右側の前歯に維持を求めています。(写真右側)
マウスピース型矯正装置(インビザライン)の場合は仮歯がセットされてから、口腔内スキャナー(iTero elememt アイテロ エレメント)でお口の中をスキャンして、マウスピースを製作し、治療がスタートします。
主訴:歯並びのガタガタが気になる
診断名:前歯部叢生(そうせい)
初診時年齢:24歳
装置名:マウスピース型矯正装置(インビザライン)
抜歯箇所:上顎左側中切歯
治療期間:2年6ヶ月
費用:96万円程度(詳細はこちらをご覧ください)
リスク・副作用:痛み、歯根吸収、歯肉退縮、虫歯、後戻り
差し歯やブリッジ、神経がない歯がある方でも、ワイヤー矯正はもちろんのことマウスピース型矯正装置(インビザライン)でも矯正治療はできます。もしこれらの理由で、歯列矯正に不安や諦めを感じていたら、まずは初診カウンセリングにおこしください。患者さま一人一人に寄り添った治療方法を一緒に考えていきます。
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