マウスピース矯正装置(インビザライン )でよくある質問 Part2

2025.10.18UPDATE:2025.10.21

こんにちは。さいたま市【大宮SHIN矯正歯科】歯科衛生士のSです。

前回に続き、マウスピース型矯正装置(インビザライン)に関する患者さまからのよくある質問 をまとめました。
実際に多くいただく疑問を取り上げていますので、矯正中の方・これから始める方の参考になれば嬉しいです。

マウスピース型矯正装置(インビザライン)のよくある質問Part1はこちら

Q1. 矯正を始めてから歯がしみます…原因と対処法は?

ワイヤー矯正と比較すると、痛みが少ないと言われているマウスピース型矯正装置(インビザライン)ですが、「歯がしみる」という声を患者さまから聞くことが度々あります。

矯正中に、歯がしみてしまった場合のは対処法は3つあります。

歯がしみる原因

  • 歯が動く過程で歯根膜や歯槽骨に力がかかり、一時的に知覚過敏のような症状が出る
  • マウスピースの装着初期は歯に慣れていないため過敏になる

対処法(3つのステップ)

①様子をみる

矯正中に歯がしみるのは歯が動いている証拠であり、一時的なものがほとんどです。次第に落ち着いてくるので少し様子を見ましょう。

「矯正中の歯がしみる原因」については、以前のブログ記事に詳しく書かれていますので、こちらをご覧ください。そして、実際に何もしなくても、大半の方が2〜3日すると「落ちつきました」と仰っています。

②MIペーストを塗布する

次に、2〜3日何もしないというのは我慢できない!という場合は、歯質強化が期待できるMIペーストというものを塗っていただくようお勧めしています。MIペーストは当院の受付でも販売しています。MIペーストの詳しい使い方はこちらから

③歯科医院で”しみ止め”を塗布する

数日間様子をみても、MIペーストを塗っても、しみる症状が治らない場合は、お手数ですが一度医院にご連絡ください。お口の中を拝見して、しみ止めの塗布など必要な処置を行います。

Q2. どうしても1日20時間以上装着できない日があります。

旅行に行く、食べ歩きをする、結婚式などのイベントがある、などで「1日20時間以上マウスピースを装着できない日はどうすればよいですか?」というご質問をうけることも多いです。

新しいマウスピースに替えた直後を避ける

マウスピースの装着が1日20時間以上は難しそうな予定が入りそうな場合は、新しいマウスピースを使い始める最初の3日間とかぶらないようにしましょう。

なぜなら、新しいマウスピースに交換してすぐは、なるべく長時間連続して装着していただかないと、マウスピースと歯がうまく馴染まず、後々のマウスピース不適合に繋がってしまいます。

旅行や結婚式などのイベントは、少し前から日程が決まっていることがほとんどだと思います。マウスピース交換直後と重ならないように事前に調整して対策しておきましょう。

また、1日20時間付けられない日が出来てしまったら、その時使ってるマウスピースの交換日数を1日延長するのもおすすめです。(7日交換なら8日交換に伸ばすなど)

マウスピース交換のタイミングは「夜」がおすすめ

マウスピースを交換するタイミングは、必ず”就寝前の夜”にとお伝えしています。

朝にマウスピースを新しいものに交換するとしたら、昼食の時間に外すので3〜4時間くらいしか連続して装着できません。その点、夜、おやすみ前に交換していただければ睡眠時間の7〜8時間くらいは装着し続けることができます。

矢野晋也 歯学博士/SHIN矯正歯科院長

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