矯正中に虫歯になりやすいって本当?不安な方ほどマウスピース矯正がおすすめ!【インビザライン】

2018.06.22

みなさんこんにちは!さいたま市 大宮SHIN矯正歯科 歯科衛生士のSです。

矯正治療中は虫歯になりやすい」とよく言われます。

「矯正したいけど、虫歯になりやすいって聞くと不安…」
そんな理由で一歩踏み出せずにいる方は多いものです。

でもご安心ください。取り外しできるマウスピース型矯正装置なら、食事や歯磨きの時に外せるため、ワイヤー矯正よりもお口のケアがしやすく、虫歯のリスクを抑えやすいんです。

この記事では、矯正中に虫歯になりやすい理由と、マウスピース矯正が安心できるポイントをわかりやすくご紹介します。虫歯が心配で矯正を迷っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 矯正治療中に虫歯になりやすい理由

矯正治療中はどうしても歯の表面に装置が着きます。ですので、何もつけていないときと歯磨きの仕方や食事の仕方が変わってきてしまいます。

食べかすが溜まりやすい

装置の隙間に食べ物が入り込みやすく、取り除きにくくなります。

特に甘いものや粘着性のある食品を摂ると、虫歯リスクが高まります。

装置で歯磨きしにくくなる

矯正装置が歯に着くと、歯ブラシが届きにくい部分ができます
汚れやプラークが残りやすく、虫歯の原因菌が増えやすくなります。

また、フロスや歯間ブラシなども装置が邪魔をして通しにくい場合もあります。

こちらのお写真は、マウスピース型矯正装置で治療をしていましたが、途中からワイヤー矯正治療に変更された患者様のお口の中のお写真です。

マウスピース型矯正装置使用時はむし歯がありませんでしたが、ワイヤー矯正に変更した後に虫歯が何か所かできてしまいました。おそらく、磨き残しも原因になっています。

唾液の流れが変わることがある

装置がお口の中のスペースを狭くしたり、歯の表面に装置があることで、唾液が届きにくい部分ができます

唾液はお口の中の自浄作用があるため、流れが悪くなると虫歯ができやすくなります

マウスピース型矯正装置がおすすめ

矯正治療をしたいけど虫歯のリスクを減らしたい、歯磨きが難しくなるのが億劫、そんな方におすすめな矯正治療がマウスピース型矯正装置です。

取り外しができる

マウスピース型矯正装置は、患者様ご自身で着脱可能です。マウスピースを外していつも通り歯磨きが出来るので、ワイヤー矯正に比べると歯磨きがしやすくなります

装置に汚れが付きにくい

ワイヤー矯正治療で使用する装置に比べて、装置が小さく溝が少ないものになっています。
また、ワイヤーで全体を覆っていないので歯と歯の間も普段通りに磨けます

定期的に新しいマウスピースに交換できる

マウスピース型矯正装置は患者様ご自身で新しいマウスピースに交換していただくことによって矯正治療が進みます。ですので、都度汚れがついていない清潔な装置を使用することができます

だからといって、マウスピース型矯正装置で矯正治療をすれば虫歯とは無関係というわけではありません。常にお口の中や装置を清潔に保ちましょう。

もし虫歯になってしまったら

もし、虫歯になってしまったらどうしたらよいのでしょうか。

矯正を始める前の虫歯

矯正治療を始めようと思った段階で、「虫歯があるかも…」とご心配な場合は、虫歯の治療を先にするべきか迷う方もいらっしゃると思います。

いろいろな考え方がありますが、当院ではお痛みなどの症状がなければ、まず矯正治療をするための精密検査をおすすめしています。
精密検査をしていただくと、どの治療を優先すべきかがお伝え出来ます

抜歯をする場合

虫歯になっている歯が、矯正治療を進めていく上で抜く必要がある歯のときがあります。その場合は、虫歯治療をする必要が無くなります

歯を移動させた方が虫歯治療がしやすい

虫歯が治療しづらい場所にあるとき、矯正治療で歯を動かすことによって虫歯の治療がし易くなる場合があります。治療しにくい場所にあると、虫歯を削れても元の歯の形のようにきれいに修復することが難しくなります。綺麗に治療を完了するために、現状を確認させていただきます。

エナメル質のむし歯

マウスピース型矯正装置では、IPRと言って歯の表面をヤスリがけすることがあります。虫歯が歯と歯の間にあってごく小さい場合、IPRで削る範囲の対象になることがあり、虫歯治療の必要がなくなることがあります。

人口の歯(被せもの)を入れる場合

虫歯治療で被せものが必要になった場合、矯正治療前に被せものを入れてしまうと、装置が歯に着きにくくなり、矯正治療が遅れてしまう場合があります。矯正治療後に被せものをした方が、綺麗になった歯並びや噛み合わせに合わせた被せものを入れることができるので、矯正治療を優先した方が良いと判断させていただくことがあります。

しかし、お痛みがあったり腫れたりなどの症状がある場合は、もちろん虫歯の治療が優先です

それ以外にも、症状がなくても虫歯の治療を優先した方がいい場合があります。

ご心配な方は一度検査を受けて頂いて、患者様に合った治療の進め方をご提案させていただきます。

矯正治療中の虫歯

では、矯正治療中に虫歯になった時はどうすればいいのでしょうか?

「もしかして虫歯かな?」と、ご自分で思ったら、虫歯治療をしてくれる歯科ではなく、かかりつけの矯正歯科にご相談ください。

先にかかりつけの一般歯科に相談していただいても、「治療を進めていいのか矯正歯科で聞いてきてほしい」、「治療をするために矯正装置を外してきてほしい」と言われる可能性があります。そうなってしまうと、せっかく一般歯科にご相談に行っていただいてもすぐに治療をすることができません。

すぐに虫歯治療が必要な場合

ワイヤー矯正の場合、装置がついたままだと虫歯治療が出来ない場合があります。
その場合は、一時的に装置を外させていただきます。

しかし、虫歯治療に限らず、矯正装置を外してしまうと治療の計画と予定が変わってしまい、今までの矯正治療が無駄になってしまうかもしれません。
また、装置を外している期間は後戻り(歯が元の位置に戻ること)をしてしまいます。

ですので、ワイヤー矯正治療中に虫歯治療をする場合は、虫歯治療直前に装置を外し、虫歯治療直後に装置を付け直すご案内をさせていただきます。

マウスピース型矯正装置で治療中の方は、途中で虫歯の治療をすることによって、歯の形が変わってしまい、それまで使用していたマウスピースが合わなくなる可能性があります。

それらをなるべく避けるために、虫歯と矯正の治療が並行して進められるように、矯正治療を行っているドクターにご相談されることをお勧めします。

万が一虫歯治療でマウスピースが合わなくなってしまっても、作り直すことができるのでご相談ください。

様子見の場合

虫歯といっても色々な種類があります。進行が遅いものや、すぐに治療の必要が無い虫歯の時は、現在の矯正治療の進行状況や今後の治療計画を考慮した上で、矯正治療を優先させていただき、虫歯治療を少し先延ばしにしたり、矯正治療後に虫歯治療を行っていただくこともあります。

矯正専門クリーニングがおすすめ!

虫歯にならないためには、口腔内を清潔に保つことが重要です。しかし、セルフケアでは取り切れない汚れがあるかもしれません。そこでおすすめなのが、矯正専門のクリーニングを受けていただくことです◎
当院では、矯正治療中の方向けのクリーニングを行っています。特に、ワイヤー矯正中のかたは、ワイヤーを外してクリーニングすることができるので、一般歯科では届かない部分までクリーニングができます。矯正治療と同じ日に受けられるので、3~6ヵ月ぐらいの頻度で受けていただくことをおすすめしています!

最後に

今回は、矯正治療と虫歯の関係性についてお伝えさせていただきました。
矯正中は虫歯のリスクが高まるとお伝えしてきましたが、もちろん、矯正中の歯のお手入れを努力され、1度も虫歯にならずに矯正治療を終えられる方もたくさんいらっしゃいます。
患者様が矯正治療中、お口の中をできる限り綺麗に保つことが出来るよう、衛生管理と指導をして参ります。
矯正治療をしたいけれど虫歯が心配、マウスピース型矯正装置にしたいが自分の歯並びはできるのかなど、気になることがありましたらお気軽に当院の無料初診相談にお越しください!

矢野晋也 歯学博士/SHIN矯正歯科院長

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