出っ歯とは?原因・悪影響・矯正治療の方法を詳しく解説

2025.10.05

こんにちは。
埼玉県さいたま市大宮区【大宮SHIN矯正歯科】院長の矢野です。

受け口や八重歯と並んで、見た目の印象に大きく影響する歯並びの一つが「出っ歯(上顎前突)」です。
出っ歯は見た目だけでなく、かみ合わせや健康にも悪影響を及ぼすため、矯正治療を希望される方が非常に多いです。

本記事では 「出っ歯の特徴・原因・放置するとどうなるか・治療法」 を詳しく解説します🦷✨

出っ歯とは?特徴とセルフチェック方法

出っ歯とは、上の前歯が前方に傾いている、または上顎全体が前に出ている状態を指します。

出っ歯による見た目の特徴

・唇が閉じにくい

・口元が盛り上がり、鼻の下が長く見える

・横顔で口元が前に出て見える

正常なかみ合わせとの違い

正常では、前歯のかみ合わせは上下で 2mm程度 重なります。
横顔の基準としては、鼻先と顎を結んだ線上に上唇が収まるのが理想です。

上下の前歯の位置関係を正面と側方から見た時

それぞれ下の前歯に対して上の前歯が2ミリ程度被さっている状態

きれいな横顔↓

横顔の鼻先と顎を結んだ線上に上唇が収まっているか?いないか?も判断基準

出っ歯の原因は?

出っ歯の原因は大きく分けて3つあります。


  1. 歯の位置の問題


    上の前歯だけが前に傾いている



  2. 骨格の問題


    上顎全体が出ている下顎が小さいため相対的に出っ歯に見える



  3. 生活習慣やクセ


    指しゃぶりや舌で前歯を押すクセ口呼吸習慣


出っ歯を放置すると起こる悪影響

出っ歯のデメリットは見た目だけではありません。

咀嚼不良による胃腸への負担

前歯でうまく噛めず、食べ物を丸のみする習慣がつきやすくなります。
その結果、胃腸に負担がかかり、消化器系のトラブルにつながることがあります。

発音への影響

「サ行」「タ行」など、歯を使う発音が不明瞭になることがあります。

むし歯・歯周病リスクの上昇

唇が閉じにくいため口呼吸になりやすく、口腔内が乾燥。
唾液の自浄作用が弱まり、むし歯や歯周病のリスクが高まります

口が閉じにくいので口呼吸になりやすく

口内が乾燥し唾液による自浄作用がうすれ、虫歯や歯周病のリスクが高まります。

→口呼吸を招く、口呼吸習慣

→MFTと口呼吸

出っ歯の治療方法

骨格的な問題が原因の場合

・子どものうちに成長をコントロールする治療が有効。

・大人の場合はワイヤー矯正や外科的矯正が必要になることもあります。

歯の位置が原因の場合

抜歯が必要かどうかで治療法が変わります。

抜歯しない場合

・マウスピース型矯正装置(インビザライン)で歯を後ろに動かす。

・目立たず、取り外し可能。治療期間が短くなることもあります。

抜歯する場合

・ワイヤー矯正、またはワイヤー矯正+マウスピースの併用で治療。・重度の出っ歯に有効。

大人でも出っ歯は治せます!

「大人だからもう遅いのでは…?」と不安に思う方もいますが、成人矯正でも十分に改善可能です
特にマウスピース型矯正装置(インビザライン)なら、目立たず日常生活に支障をきたさずに治療を進められます。

出っ歯は「個性」として残すか、「改善」してより自信を持つかはご本人次第です。
ただし、放置すると歯や体の健康に悪影響を与えることもあるため、早めにご相談いただくことをおすすめします。

まとめ|出っ歯が気になる方は矯正相談へ

出っ歯は見た目だけでなく、咀嚼・発音・口腔環境にも影響を及ぼします。

・出っ歯の原因は「歯の位置」「骨格」「生活習慣」

・放置すると「噛みにくい・虫歯や歯周病リスク・発音不良」などの問題が起きる

・治療方法は「インビザライン」「ワイヤー矯正」「抜歯の有無」によって異なる

当院では、患者さま一人ひとりの症例に合わせた最適な矯正プランをご提案しています。

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矢野晋也 歯学博士/SHIN矯正歯科院長

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