韓国アイドルを見て「歯並びがキレイ」と感じる方は多いのではないでしょうか。芸能人という職業なので、短期間で歯並びを変えることのできるセラミックの被せ物している方が多く見受けられますが、あえて矯正装置を歯に装着して、矯正治療を頑張っている(いた)韓国アイドルをまとめてみました!

舌側矯正

舌側矯正とは裏側矯正とも呼ばれ、歯の裏側にブラケットとワイヤーを装着し、歯並びを整えていく治療方法です。舌側矯正について詳しくはこちらをご覧ください。 

舌側矯正のメリット

矯正装置が見えない

歯列矯正をしていることを気付かれたくない方や、職業的に治療中の見た目を気にする方におススメです。

虫歯や歯周病になりにくい

歯の裏側は常に唾液が循環しており、唾液による殺菌作用で虫歯菌が増殖しにくかったり、食べカスを洗い流してくれます。

矯正装置にはさまった食後の食べカスが気にならない

矯正装置を付けていると食べ物が挟まりやすいですが、裏側に装置がついているので歯磨きができない状態でも見た目を気にする必要がありません。

舌側矯正のデメリット

滑舌に影響がでる

装置が裏側につくことで装置が舌に触れたりし、発音がしづらくなります。

他の矯正治療法よりも費用が高くなる

裏側矯正は患者さん一人ひとりに合わせてオーダーメイドで装置を作成する必要があったり、高度な技術が必要になるため、他の矯正方法よりも費用が高くなってしまいます。

治療期間が長くなる

装置を作るのに時間がかかったり、治療の難易度も高いので治療期間が長くなってしまいます。

歯磨きが難しい

歯の裏側に装置が付いているので目が届きにくく、お手入れは大変になります。丁寧にブラッシングを行う必要があります。

舌側矯正をしている韓国のアイドル

やはり、芸能人という職業柄、目立たない舌側矯正を行っている方が多いです。

EXO セフンさん

NCT ジェミンさん

NCT チソンさん

表側矯正

歯の表側にブラケットとワイヤーを装着し歯を動かしていきます。最も古くからある一般的な歯列矯正の治療方法です。ワイヤー矯正で歯が動く仕組みについてはこちら

表側矯正のメリット

リーズナブル

表側矯正は、「舌側矯正(裏側矯正)」や「マウスピース型矯正装置」と比べ治療費を抑えることができます。

発音への影響が少ない

矯正装置が内側に付いていないため、舌に装置が触れることがなく、発音に影響が出ません。

ほぼ全ての症例に対応している

他の矯正方法だと対応できる症例が限られている場合がありますが、表側矯正に対応できる装置の種類が豊富なため、ほとんどの歯並びに対応できます。

表側矯正のデメリット

■装置が見える

表側に装置が付くので目立ってしまいます。見た目を気にする人や矯正治療していることを知られたくない人には向いていません。

口元の突出感がある

矯正装置が歯の表側に付くことによって口元に厚みが出てしまいます。

ホワイトニングができない

表側に矯正装置が付いているので、矯正治療しながらホワイトニングをすることができません。

表側矯正している韓国のアイドル

目立たない裏側矯正を行っている方が多いのかなと思っていましたが、意外と表側矯正で治療している方もいました。

IVE ウォニョンさん

ITZY ユナさん

ASTRO サナさん

Stray Kids I.N(アイエン)さん

まとめ

キレイな歯並びを見ると、自分もこうなりたいと影響を受けますよね。しかし、早く歯並びをキレイにできるセラミック矯正は、見た目が改善されるだけで、かみ合わせなど不正咬合(悪い歯並び)を招く根本的な原因の解決にはなりません。被せ物をするために健康な歯を削り、場合によっては神経を取ることもあります。

一度削った歯は元に戻らないので、将来歯を失うリスクが高くなります。また、セラミックの歯は一生ものではありません。10年~20年経つと劣化してきますし、歳をとると歯茎が痩せてセラミックと歯茎の境目が合わなくなってくるので、定期的なメンテナンスがずっと必要になってきます。

正しいかみ合わせを作りながら歯にかかる負担を減らし、見た目を改善していく歯列矯正は、時間がかかりますが好きなアイドルも矯正装置をつけて治療を頑張っていると知ると、矯正治療のモチベーションにもつながりますよね!

矯正装置の見た目を気にする方には、今回紹介した、舌側矯正と表側矯正以外にも透明のマウスピース型矯正装置(インビザライン)で治療する方法もあります。韓国アイドルのような歯並びを目指している方は、ぜひ一度歯列矯正専門歯科の当院にご相談ください。