こんにちは。

さいたま市 大宮SHIN矯正歯科 歯科衛生士のSです。

 

実際に当院で歯列矯正の治療を受けられた方の症例をご報告します。今回のブログでは、上下顎前突症例(出っ歯)についてお伝えしていきます。

【上下顎前突(出っ歯)とは】


見た目に上下の歯が前に突き出ている咬み合わせを上下顎前突と言います。顎の骨に問題がある場合と、歯だけ前に出ている場合とがあります。上下の前歯が突出したことが原因で生じた上下顎前突症が多い傾向にあります。

 

 

 

 

【上下顎前突(出っ歯)のデメリット】


上下顎前突は、その見た目がコンプレックスになっていることが多いです。上下顎前突の特徴として、口元が出ていると言うことがあるため、口がきちんと閉じられず、リラックスしているときは、常に口が開いた状態になる傾向があります。

 

 

そのため、口腔内が乾くことによりむし歯歯肉炎、さらには風邪を引きやすくなります。また、上下前歯が唇側傾斜している場合は、舌癖が関係していることも多く、食べ方が汚いつばが飛びやすいなどの問題も起こることもあります。

 

 

 

【ご来院の理由】


31歳女性の患者様です。

口元が出ていることを気にして来院された患者様です。

永久歯に生え変わる頃から、口元が出ていることが気になっていました。口元が出ていることがコンプレックスで、思いきり笑うことが出来ないとのことでした。口元を気にせずに笑えるようになりたいとのことで、当院の初診カウンセリングを希望されました。

 

 

 

【矯正中の不安・装置選び】


こちらの患者様は、装置の見た目や仕事に支障がないか等に不安がありました。そのため、当院ではマウスピース型矯正装置(インビザライン)をおすすめしました。マウスピース型矯正装置(インビザライン)はブラケット矯正と比較して、目立ちにくいだけでなく、治療中の痛みや違和感が少なく日常生活への支障も少ない装置になっております。

 

 

 

 

【治療開始・治療経過】


1回目のアライナーは全部で38枚です。

アライナーの交換は、装置に慣れるまで14日交換で慣れてからは7日交換でNO.35まで進めて頂き、約1年1カ月で終了しました。

 

 

 

こちらが1回目のアライナーが終了した際のお口の中の状態です。

患者様の主訴である口元の突出感は、1回目のアライナーで改善されました。しかし、前歯の中心が揃っていないことと、前歯・奥歯の咬み合わせが十分でないため、追加アライナーで細かい所を調整していきました。

 

 

2回目のアライナーは全部で26枚です。

今回はアライナーの交換は7日交換で最後まで進めて頂き、約6ヶ月で終了しました。

 

 

こちらが2回目のアライナーが終了した際のお口の中の状態です。

患者様の主訴である口元の突出が改善されキレイなお口元になりました!また、咬み合わせも改善されて、咬みやすくなったと喜んで頂けました

 

 

 

【動的治療終了】


こちらの患者様は、マウスピース型矯正装置(インビザライン)の使用方法や装着時間をしっかりと守っていただけていたため、約2年で動的治療が終了しました。

こちらが動的治療終了後のお口の中のお写真です。

前歯のガタガタも並び綺麗なアーチになりました。咬み合わせも改善され、上下の前歯の中心も揃い美しい口元になりました。真横から見ても口元が下がり、患者様にも口が閉じやすくなり横顔が気にならなくなったと喜んで頂けました!横顔も美しくなり、お写真を撮るのが楽しくなったとの嬉しいお言葉も頂けました!

 

 

 

【まとめ】


 

主訴:口元が出ていることが気になる

診断名:上下顎前突

初診時年齢:31歳

装置名:マウスピース型矯正装置(インビザライン)

抜歯箇所:なし

治療期間:2年

 

費用の目安:92万円程度

詳細はこちらをご覧ください

 

リスク・副作用:痛み、歯根吸収、歯肉退縮、虫歯、後戻り