こんにちは!大宮SHIN矯正歯科の歯科衛生士Hです。
出っ歯をマウスピース矯正装置(インビザライン)で改善した症例を紹介します。
主訴(矯正治療を始めるきっかけ)
出っ歯がコンプレックス
- ・唇に力を入れないと口が閉じられない
- ・サ行(特にシ)の発音が難しい
- ・笑いすぎると前歯が乾燥して唇がつっかかる
- ・笑った時の横顔の前歯がとても出ている
歯並びにコンプレックスがあると、人と話したり、笑ったり、写真を撮られることに自信を持ってできなかったりしませんか?メイクをするときなど、自分の顔を鏡で見るたびに気になってしまいますよね。
診断名
上顎前突(じょうがくぜんとつ)
初診時の年齢
22歳
歯並びによる心理的なコンプレックスを克服したい!と思ったことがきっかけで、矯正治療を始める患者さまは、20代から30代の経済的にも余裕がでてくる大人の方が多いです。
治療に用いた主な装置名
マウスピース矯正装置(インビザライン)
矯正治療中だと一目でわかってしまう表側ワイヤー矯正装置は付けたくない、かといって、歯の裏側にワイヤーをつける舌側矯正は、表側矯正と比較すると治療期間が長くなるので抵抗がある…ということでマウスピース矯正装置(インビザライン)を選択しました。
- 【マウスピース矯正装置(インビザライン)のメリット】
- ・透明のマウスピースなのでワイヤー装置よりも目立たない
- ・取り外し式なので歯磨きがふつうにできて衛生的
- ・ホームホワイトニングができる
- ・3Dシミュレーションにより治療後の歯並びをイメージしやすい
- 【マウスピース矯正装置(インビザライン)のデメリット】
- ・アタッチメントや補助装置を歯につけて、ゴム掛けが必要な場合がある
- ・マウスピースの装着時間や交換は自己管理
加速矯正装置
できるだけ早く矯正治療を終わらせたいという希望があったので、加速矯正装置を併用しました。加速矯正装置を使用すると、個人差がありますが、通常はひとつのマウスピースを7日間使用するところ3日で次のマウスピースへ交換できるので、動的治療期間の短縮が期待できます。
抜歯部位
なし
矯正治療のための抜歯は行いませんでした。しかし、出っ歯を引っ込ませるためには、歯列にスペースが必要です。そのため、歯と歯の間にヤスリがけをして隙間を作りました。この処置をIPR(アイピーアール)と呼びます。
治療期間
24ヶ月
最初の半年間はあまり歯並びの変化は見られません。この時期は、歯を後方に移動させるためのスペースを作っています。そのため歯間に隙間ができやすくなり、矯正治療中もふつうに食事を楽しむことができるマウスピース矯正装置(インビザライン)ですが、お肉などを食べると歯に詰まりやすくなります。
前歯に変化が見られます。
正面から見た感じも綺麗に並んできました!かみ合わせを調整するゴム掛けの装置が付いています。(写真赤丸部分)
動的治療期間が終了しました。この後は保定装置(リテーナー)を装着して保定期間に入ります。
マウスピース矯正装置(インビザライン)を治療計画通りの期間で終わらせるためには、マウスピースの装着時間を守るのはもちろん、アライナーチューイーを噛む・アタッチメントの部分を指でよく押し込む・ゴム掛けを忘れないといったことも必要です。
治療費概算
96万円(税別)
治療費の詳細はこちらをご覧ください
リスク副作用
痛み、歯根吸収、歯肉退縮、虫歯、後戻りの可能性