こんにちは!大宮SHIN矯正歯科・歯科衛生士のHです。
出っ歯の歯並びは日本人に多いと言われている歯並びです。当院でも出っ歯を改善したいという理由で来院する患者様が多くいらっしゃいます。
顎顔面、歯などが、何らかの原因でその形態と発育と機能に異常をきたし、その結果、正常な噛み合わせでない状態の総称を不正咬合(ふせいこうごう)といいます。不正咬合には種類があり、出っ歯の診断名は上顎前突(じょうがくぜんとつ)と呼ばれます。
出っ歯は先天的なものと後天的な出っ歯の2つがあると言われています。そこで今回は、なぜ日本人には出っ歯が多いのか、出っ歯になる原因を詳しくご紹介していきます!
目次
「先天的」な出っ歯
「先天的」とは”生まれたときから備わっている”という意味です。骨格はご両親もしくは祖父母の遺伝を受けるので、近い祖先に出っ歯の人がいる場合、その影響を受ける可能性があります。骨の大きさや位置など骨格に由来する出っ歯は2つのタイプに分けることができます。
上顎が大きすぎるため、顎ごと前に出ているタイプ
下顎が小さく上顎に対して下顎が奥に入りすぎているタイプ
”アン”ではじまる二人組のお笑い芸人で、痩せていて独特な話し方が特徴のT中さん、などが挙げられます。日本人に出っ歯が多い一因として、上顎のアーチが横に広い欧米人と比べ、日本人はアーチが縦長で狭くなりやすいという理由があるそうです。
「後天的」な出っ歯
骨格的(顎の骨の大きさや位置)には問題がないものの、前歯が前方に突出している状態を「後天的」な出っ歯と言います。「後天的」とは”生まれた後から身に備わる”という意味で、後から出っ歯になってしまう原因は様々です。
主に芸能人で例えると、「奇跡の一枚」と言われた写真の拡散によって、”1000年に1人の逸材”として注目を集め有名になったH本K奈さん。そしてモデルで女優のH田翼さん、などが挙げられます。このお二方は、既にセラミック治療や舌側矯正で出っ歯を改善されたようです。
親知らずの萌出
後から生えてくる親知らずも歯列を前方に押します。
歯周病
歯周病が原因で歯が抜けてしまうと、歯は前方に傾斜するので出っ歯になってしまいます。
日常のクセ
その多くは、指しゃぶり、舌や下唇を前歯で噛む、舌癖(舌で前歯を押す)、爪を噛む、口呼吸、頬杖といった日常のクセよって引き起こされます。 赤ちゃんの指しゃぶりは本来生理的なものなのですが、4歳を過ぎてからの指しゃぶりは出っ歯の原因になってしまいます。
出っ歯の原因は様々なところに潜んでいます。無意識のうちにご自身で出っ歯の原因を作っているかもしれません。特に、この「歯並びを悪くする日常のクセ」は改善されないままだと、せっかく矯正治療をしてきれいな歯並びになっても後戻りの原因になってしまうので注意が必要です。
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