矯正治療後に欠かせない「リテーナー」とは?種類・特徴・選び方ガイド

2018.10.17UPDATE:2025.11.25
リテーナーの種類

矯正治療で歯並びをきれいに整えたあと、「もう装置を外せば終わり!」と思っていませんか?

実は、矯正治療が終わった直後の歯はまだ不安定な状態です。歯を支える骨や歯茎が新しい位置に馴染むまでには時間がかかり、その間に歯が元の位置へ戻ろうとする「後戻り」が起こることがあります。

その後戻りを防ぎ、整った歯並びを安定させるために使用するのが「リテーナー(保定装置)」です。

「また装置をつけるのか…」と少しがっかりする方もいますが、
このリテーナーこそが、矯正治療の“仕上げ”であり維持のカギになります。

リテーナーの役割

  • 移動した歯が元の位置に戻らないように安定させる
  • 歯を支える骨や歯ぐきの形を落ち着かせる
  • 治療で得た美しい歯並びを長期的に維持する

リテーナーの役割について詳しくはぜひこちらをご覧ください。

リテーナーの主な種類と特徴

プレートタイプリテーナー(取り外しできる) 

  • 特徴:安定感が高く、しっかりと歯を固定できる
  • デメリット:レジンのプレートが歯ぐきの所まで覆うため、使い始めは滑舌に違和感を感じる場合がある。ただし、数週間程度で慣れる方がほとんど

▶︎ベックタイプ

ベックタイプリテーナー

昔からある代表的なリテーナーです。
ベックリテーナーは、歯の表側をしっかりとワイヤーで取り囲み、裏側からはプラスチックのプレートが歯列を包んで、歯の移動を防ぎます。

  • 当院での使用例:ワイヤー矯正後の患者様によく使用しています

▶︎クリア棒リテーナー

クリア棒リテーナー

前歯部分が透明なシリコン素材になっており目立ちにくい。

  • 当院での使用例:白いワイヤーで矯正された方に使用しています

マウスピースタイプリテーナー(取り外しできる) 

透明のプラスチックで歯全体を包み込むタイプで、見た目が自然で目立ちにくいのが特徴です。

  • 特徴:装着していてもほとんど気づかれない
  • デメリット:歯ぎしり・食いしばりが強い方は磨耗しやすい
  • 当院での使用例:マウスピース矯正装置(インビザライン)で矯正後の方に使用しています。

フィックスタイプリテーナー(固定式)

fixリテーナー

細いワイヤーを歯の裏側に直接接着する固定式のリテーナーです。
目立たず、取り外しの必要がないのがメリットですが、噛み合わせによっては上顎には装着できない場合や、歯磨きがしづらいので虫歯になりやすくなるリスクがあります。

  • 特徴:目立たず、取り外し不要
  • デメリット:歯磨きがしにくく虫歯リスクが上がる可能性がある
  • 注意点:外れたまま放置しておくと後戻りの原因になるため、早めの修理が必要
  • 当院での使用例:固定式単独よりも、プレートタイプやマウスピースタイプとの併用をおすすめ
リテーナの種類 fixリテーナー 目立たない

リテーナーの選び方

リテーナーの種類は、

  • 矯正装置の種類(ワイヤーかマウスピースか)
  • かみ合わせの状態
  • ライフスタイル(発音や見た目の希望)

などによって、適したのもが異なります。

矯正治療を担当した医師の指示のもと、「どのリテーナーをどのくらいの期間使うか」を守ることが大切です。

まとめ

リテーナーをしっかり使えるかどうかで、せっかく整えた歯並びが維持できるかが決まります。

矯正治療のゴールは、装置が外れた日ではなく「歯が安定した日」です。毎日の装着を習慣化して、美しい歯並びを長く維持していきましょう。

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矢野晋也 歯学博士/SHIN矯正歯科院長

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