出っ歯の矯正ブログ②・いよいよ治療開始!最初のマウスピースを(アライナー)装着した感想

2018.09.07

こんにちは!さいたま市大宮SHIN矯正歯科、マウスピース型矯正装置(インビザライン)体験ブログを担当している、歯科衛生士のHです。

発注してから1ヶ月後、いよいよマウスピースが届きました!!!マウスピースの枚数はその方によって様々ですが私の場合は、今回は全部で43枚でした。箱の中に滅菌されたマウスピースが個包装されているので清潔で、安心安全です。

最初のアライナーを装着した感想


さっそく、届いたアライナーを装着してみました。歯列全体が覆われるので、最初きゅっと締め付けられるような感覚があります。そして0.5ミリ程と言われているマウスピースの厚さぶん、噛み合わせに違和感がありました。

自分では少し舌っ足らずな喋り方になってしまったような気がしましたが、周りの人には変わっていないと言われました(笑)。 初めてのマウスピース若干、違和感はあるものの、我慢できないくらいの痛みなどは全くありませんでした。

その他、当院の患者さまからは、少しお口が閉じにくい、唾液がよく出る、取り外しに時間がかかるといった声もあり、治療前の歯並びによって感想が違うようです。でもほとんどの方が2~3週間すると慣れて気にならなくなったとおっしゃっています♪

アタッチメントセット①


NO.1のマウスピースを2週間装着し、NO.2のマウスピースでまずは上の歯だけにアタッチメントを付けました!インビザライン がマウスピースだけでどんな複雑な歯並びも矯正できるのは、このアタッチメントのおかげで、小さいけれどとても重要なものです。

しかし、透明なマウスピース だけで矯正すると思っていた私は、歯の表面に小さいとはいえ突起が付くことに最初は少し抵抗がありました。目立ったら嫌だなと思っていたのですが、歯と同じような色なので、普段お話する程度であればあまり気づかれませんでした。

ただ、笑ったりアップで写真を撮ったりすると、なにか歯に付いているな!という感じはあります(笑)

アタッチメントセット②


その後、NO.4のマウスピースになるタイミングで下の歯にもアタッチメントをつけました!アタッチメントを付けたことにより、マウスピースがよりぴったり歯にフィットしている気がします。

IPR(アイピーアール)


そしていよいよ、NO.7のマウスピースを装着する前に、歯を動かすうえで必要なスペースをつくるために、ヤスリがけをする作業が入ってきました!痛みはないのですがゴトゴトと頭に響くような振動がありました。

アタッチメントセットやIPRのタイミングはクリンチェック で事前に確認できます。

インビザライン のマストアイテム・アライナーチューイー


マウスピースを20時間以上装着できていても、マウスピースの適合が悪いと歯がうまく動いてくれません。そこでインビザラインで矯正する時にかかせない、アライナーチューイをしっかりと毎日噛むというのも忘れずに行うようにしています!

NO.1〜NO.7のマウスピースの治療経過をお伝えしました。次回は、矯正治療をはやく終わらせたい!痛みを少なくしたい!と思われている方へ、とっておきの秘密兵器を当院では導入開始しましたので、そちらの紹介をしていきたいと思います!!!

今後も、この出っ歯の歯並びがどんな風に変わっていくか、その様子や体験したことなどお伝えし、現在インビザラインで矯正をしている方や、インビザラインが気になってる方の参考になればいいなと思っております♪

矢野晋也 歯学博士/SHIN矯正歯科院長

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【精密検査ってどんなことをするの?】インビザラインで治療する場合の流れ

2018.08.29

こんにちは。さいたま市 大宮SHIN矯正歯科 歯科衛生士のHです。

矯正をするうえで必須となるのが「精密検査」

簡単に言うと、「治療計画を立てるための大事なデータ」です。

精密検査ってどんなことをするの?それぞれどんな意味があるの?

今回は、インビザラインで治療する場合の治療開始までの流れと一緒に、精密検査の具体的な内容についてお話していきます!

精密検査の前に…まずは初診カウンセリング

自分の歯並びに自信が持てない・初対面の人と話すときや写真を撮るときに大きく口をあけて笑えない…といったコンプレックスはありませんか?そんな悩みを克服したくて、歯列矯正に興味を持ったら、まずは初診カウンセリングを受けましょう。

当院の初診カウンセリングでは、はじめに、お口の中とお顔の写真を撮影します。お顔の写真を撮影する目的は、顔や顎の歪みがないか、口を開けた時の歯の見え方、横顔のバランスなどを確認するためです。

口腔内写真(お口の中の写真)

顔写真

①お口を閉じた状態②お口を開けて笑った顔、そして③横顔の3枚の顔写真を撮影

初診カウンセリングでは、撮影した写真をもとに治療方針について説明いたします。

説明を受けて、矯正治療を始めたい!と決めた場合、何よりも大事なのは一人ひとりに合った治療計画です。そこで、より詳しい治療計画を作成するために必要となるのが、「精密検査」なのです。

精密検査で行うこと

パノラマレントゲン

口腔内全体を横長の風景写真(=パノラマ写真)のように映し出すことから、パノラマレントゲンと言われています。大まかな歯と歯根(歯の根っこ)の状態や、神経の位置がわかります。

矯正治療のためにパノラマレントゲンを撮影する主な目的は、抜歯が必要な場合の抜歯する歯の確認と虫歯や歯周病がないか歯の健康状態を確認することです。

セファロ

セファロとは矯正歯科用の特別なレントゲンで、頭部のレントゲンを撮影することができます。顔の骨格や顎の位置を調べることができます。

例えば「出っ歯」の場合、次の4つの骨格的な原因が考えられるのですが、セファロを撮影することによってどれに該当するかが判断でき、よりふさわしい治療計画を立てることができます。

  1. 上顎が大きい
  2. 上の歯が大きい
  3. 下顎が小さい
  4. 下の歯が引っ込んでいる

口腔内スキャナー(iTero Element アイテロエレメント)

レントゲンの他には歯並びの型取りが必要です。型取りというと、「粘度のような材料を口に入れるアレですか?アレは苦手なんです😢」と言われる患者さんもいらっしゃいますが、今回は違います!

当院では口腔内スキャナー(iTero element アイテロ エレメント)を導入しています。

簡単に説明すると、細長いカメラのような機械でお口の中の3Dスキャンをとるようなイメージです。

「歯医者さんでの型取りは苦手だったけど、これなら大丈夫だった!」という方もいらっしゃいますので、ぜひリラックスしてお受けください!

精密検査後の流れ

クリンチェックの作成

インビザラインで矯正する場合は、精密検査で採得したデータをアメリカにあるインビザライン本社に送信します。約1ヶ月後、クリンチェックと呼ばれる精密な3Dのシミュレーション(=治療計画)が出来上がります。

皆さまには、精密検査を受けた一ヶ月後に、改めて診断結果(治療計画)を聞きにきていただきます。

その際、3Dシュミレーションで歯が動いていく様子をお見せしながら、ドクターより詳しい治療計画をご説明いたします。なかなかご自身の歯がどんな風に動いていくのかは想像しにくいかと思いますが、クリンチェックを見ることで具体的にイメージいただけるかと思います。

診断結果(治療計画)を聞いてご納得いただけましたら、ご契約お手続きのうえ、いよいよ矯正治療が開始していきます!

矢野晋也 歯学博士/SHIN矯正歯科院長

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矯正治療中の虫歯を防ぐ【正しい歯の磨き方】

2018.06.15UPDATE:2022.01.25

こんにちは 大宮SHIN矯正歯科 歯科衛生士のHです。

 

歯に付いた食べカスやブラッシング不良による磨き残しは、時間が経つとプラークとよばれる細菌の塊(かたまり)になり、こうした汚れはむし歯の原因となるほか、歯周病・口臭といったお口のトラブルを引き起こしてしまいます。

 

矯正治療が始まると、歯に矯正装置を装着することになります。矯正装置を付けたお口の中は、食べカスが残りやすい状態になるうえに、装置のせいで歯磨きがしにくくなってしまいます。そのため、矯正治療中はとくに歯磨きを丁寧に、時間をかけて行う必要があります。

 

今日は矯正治療中の、正しい歯ブラシの使い方と歯磨きのコツを伝えします。

 

 

■歯ブラシの持ち方


 

歯の磨く場所に応じて、歯ブラシの握り方を変えます。

 

ペンのように持つ「ペングリップ」

 

 

 

 

 

歯磨きの時、歯ブラシを持つ手につい力が入ってしまいませんか?この持ち方だと、余計な力が入りにくくなります。また、毛先を動かしやすいので、歯面にきちんとブラシを当てて磨くことができます。

 

 

手の平で握りこむ「パームグリップ」

 

 

 

 

歯の裏側が磨きやすい持ち方が「パームグリップ」です。軽い力で持ちましょう。この握り方でギュッと力を入れて、歯ブラシをゴシゴシ強くこすりつけるような磨き方をしてしまうと歯茎が下がってきてしまう可能性があります。

 

 

 

 

 

■使用するおすすめの歯ブラシ


 

TePe®︎(テペ)

 

予防歯科の先進国スウェーデン発祥、世界の歯科衛生士の協力のもとに造られた、Tepeをおすすめしています。持ち手のデザインが太く握りやすいのに、ブラシの下の方は細長くなっていて、ヘッドの形状も台形で先端が小さく、とにかくお口の中の奥まで届きやすいデザインになっています。

 

 

ワンタフトブラシ

 

 

いわゆる普通の歯ブラシは、歯面をまんべんなく磨くことを想定しています。矯正治療中のブラケットがついた凹凸のある歯面では、どうしても磨ける範囲に限界があります。こうした問題は、心がけやブラッシング方法で解決できるものではありません。

 

 

矯正装置のワイヤーやブラケットと歯の間の細かい隙間に、毛先をくまなく当てて汚れをしっかり落とすためには、毛先が小さく、磨きにくい所をピンポイントで磨くことができるワンタフトブラシをいつもの歯ブラシと併用しましょう。

 

 

 

 

 

ワンタフトブラシは、治療を始めたばかりの取り外しができるマウスピース矯正装置(インビザライン )で矯正中の方にもおすすめです。例えば、歯が重なり合ってガタガタしている部分など、歯列矯正が必要な歯並びは、磨き残しが発生しやすいからです。

 

 

TePe®︎の歯ブラシもワンタフトブラシも当院の受付でも販売しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■汚れの残りやすい場所と磨き方


 

 

ブラケットの周り

 

ブラケットに対して「上・下」に分けて磨く。この時歯ブラシを斜め45度にして歯面に当てる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

歯と歯茎の間

 

歯ブラシを斜め45度にする。この時に歯ブラシの毛先1~2mmを歯茎の中に入れる。

(健康な歯茎であっても歯周ポケットがあります)

 

 

 

 

 

 

歯と歯の間

 

ブラケットとワイヤーが歯に付いていると、ふつうの歯ブラシでは、歯と歯の間に毛先がうまく届かず磨けなくなります。そこで、このような時にワンタフトブラシを使用します。写真のように、毛先が当たるようにワンタフトブラシを縦にして磨いてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

歯列矯正治療をして、せっかく正しい噛み合わせと綺麗な歯並びを手に入れたのに、むし歯で歯がボロボロ・・にはなりたくないですよね。とはいえ、矯正治療中は、むし歯リスクがどうしても高くなってしまいます。適切なケア用品を選択して、正しい歯磨きの知識を覚えることが大切です。

 

適切なケア用品、といえば、歯ブラシだけでなく歯間ブラシやデンタルフロスの使用もおすすめしています。フロスの使い方はこちらのブログで詳しくご紹介していますので、併せてぜひご覧くださいね!

 

 

【矯正中のフロスの使い方】プラスワンアイテムで完璧!マウスピース矯正中の虫歯予防

矢野晋也 歯学博士/SHIN矯正歯科院長

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【リテーナーの重要性】矯正治療は装置が外れたら終わり?

2018.02.28

こんにちは。さいたま市 大宮SHIN矯正歯科 歯科衛生士のHです。

歯列矯正の治療は歯を動かす装置(ワイヤーやマウスピース)が外れたらそれで終わり!と思っている方が多いですが、実はそうではないんです!

歯並びが綺麗になって矯正装置を外した後でも、一定期間リテーナー(保定装置)を装着したメインテナンスがどなたでも必要です。

リテーナーの目的

皆さん、「矯正後、歯が後戻りしてしまった…」という話を聞いたことはありませんか?

後戻りとは、矯正治療前の歯並びに戻ってきてしまうことをいいます。せっかく矯正治療が終わったのに、歯が元に戻ってくるなんて嫌ですよね😲

そもそもなぜ、一回綺麗に並んだ歯が元の位置に戻ろうとしてしまうのでしょうか?

矯正治療は、矯正装置を使って様々な方法で歯に少しずつ力を加え、歯を支えている骨(歯槽骨)の中にある細胞が壊れたり元に戻ったりを繰り返すことで歯を動かしていきます。

矯正装置が外れた直後は、見た目はきれいに並んでいても移動したスペースの骨がまだ固まっておらず不安定な状態です。歯には元の場所に戻ろうとする性質があるので、歯を動かす治療(動的治療)が終わっても、それを固める治療(保定)までしないと歯並びがどんどん元に戻ってきてしまうのです。

リテーナーの装着時間

では、後戻りを防ぐにはどうしたらいいのでしょうか?

後戻りを防ぐためには、歯並びを保定する(きれいな歯並びのまま固める)ことが必要です。

矯正装置をつけて歯を動かす治療が終わった後は、歯並びを安定させるためにリテーナーという保定装置を装着していただきます。リテーナーを装着する期間を保定期間と言います。

ワイヤー矯正、マウスピース矯正(インビザライン)、部分矯正…どの治療方法を選択しても、必ず保定期間が必要です。

矯正装置が外れて半年程度はより後戻りしやすいと言われていますので、基本的にお食事と歯磨き以外の時間(1日20時間以上)はリテーナーを装着していただきます。それ以降は骨の安定具合にもよりますが、半日(12時間)、夜寝る時だけ(8時間)…と徐々に使用時間を短くしていきます。

リテーナーを装着する期間は、矯正装置を付けていた期間とほぼ同じくらいとお考えください。

ただ、このように装着時間が短くなっていくのと、通院頻度も半年に一回程度に落ちていきますので少しずつご負担は減ってくるかと思います。

リテーナーの種類

リテーナー(保定装置)にはいくつか種類があります。きれいになった歯並びを型取りし、それをもとに作っていきます。当院では、基本的にワイヤー矯正の方はプレートタイプ、インビザライン矯正の方はマウスピースタイプをご使用いただきます。

プレートタイプマウスピースタイプは、ご自身で取り外しが可能です。
”取り外しができる”ということは自己管理が必要になります。後戻りを防ぐために、お伝えした装着時間は守ってご使用くださいね。

リテーナーの種類について詳しくはこちら

リテーナーの重要性

保定期間も大切な治療の一環です。矯正装置が外れた直後は、とても歯が動きやすい状態にあるため、リテーナーを装着することも矯正治療に含まれるということを覚えていてください。

長かった治療期間、やっと矯正装置が外れた解放感から、ついついリテーナーの装着をサボってしまうこともあるかもしれません。しかし、せっかく頑張った治療期間も、リテーナーをさぼって後戻りがおきてしまったらとてももったいないです!もし治療をやり直すことになってしまったら期間や費用が再度かかることもあります。

お困りのことがあればサポートしますので、最後まで一緒に頑張っていきましょう!

矢野晋也 歯学博士/SHIN矯正歯科院長

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