矯正治療で出っ歯になるってホント?【マウスピース型矯正装置(インビザライン)】

2020.03.12

こんにちは!さいたま市、大宮SHIN矯正歯科 歯科衛生士のTです。

矯正治療では歯を抜くか抜かないかの診断があります。歯を抜かずに治療を進めることになった患者様から「歯を抜かないと前歯が押し出されて、より出っ歯になってしまいませんか?」という質問を受けることが度々あります。

結論から言いますと、顎の大きさに対して歯が収まりきらないにもかかわらず、歯を抜かずに整えようとするとこのようなデメリットが起こってしまう可能性があります。

顎の大きさに歯が収まりきっていない状態の歯並び

今回は、抜歯せずとも出っ歯になりにくい歯並びの特徴や、その治療方法についてご紹介いたします。

マウスピース型矯正装置(インビザライン)で歯を抜かなくても出っ歯になりにくい歯並び

マウスピース型矯正装置(インビザライン)で、抜歯が必要かそうでないかは、奥歯のかみ合わせの位置が重要になります。正しい奥歯の位置関係は、写真のように下の奥歯が前方、上の奥歯が後方に出ている状態で、それぞれの凸凹が噛み合っています。

正しい噛み合わせ、または軽いズレの場合は歯を抜かずに、矯正治療が可能なことが多いです。

Ⅰ級咬合
正しい奥歯のかみ合わせの位置

また、正しいかみ合わせの位置でも口元を下げたいなどのご要望があれば、抜歯して治療を進めることもあります。患者様が理想とするゴールに合わせて治療方針を決めていきます。

歯を抜かずにきれいな歯並びになる3つの方法

ガタガタの歯並び(叢生(そうせい))や出っ歯の原因は、先ほど述べたように、顎の大きさに対しての歯のスペースが足りないからです。それは、正しい奥歯の位置関係でも同じです。では、歯を抜かずにマウスピース型矯正装置(インビザライン)はどうやって歯が綺麗に並ぶためのスペースを確保するのでしょうか。

①側方拡大

内側に倒れている奥歯を垂直に起こして、狭い歯並びのアーチをU字型に広げます

②歯と歯の間のやすりがけ

歯と歯の間を0.1~0.5mmほどやすりがけして、歯を抜かずにスペースを作ります。やすりがけの処置のことをIPR(アイピーアール)と言います。
やすりがけと聞くと歯へのダメージが大きいと感じるかもしれませんが、影響はほとんどございませんのでご安心ください。
また、出来た隙間は矯正治療でしっかりと閉じていきます。

③奥歯の後方移動

奥歯を後ろに移動させます。このことを遠心移動(えんしんいどう)と言います。
この時、親知らずが残っている場合は、親知らずを抜歯することがあります。

奥歯を後ろに動かすと、前歯も後ろに動かすことができるので、前歯の並びも改善されます。



この3つの方法によって、抜歯をせずに歯が移動するスペースを作ることができます

マウスピース型矯正装置(インビザライン)のシミュレーションソフト、クリンチェック(下の画像) でも、3つの方法についてご説明します。



しかし、同じ条件の歯並びでも、全ての患者様にこの方法があてはまるとは限らず、矯正治療で歯を抜くか抜かないかは、実際にお口の中を見てみないと適切な判断はできません。
歯科医師と相談しながら治療計画を決めていきましょう!


非抜歯の症例についてはこちら

最後に

歯列矯正治療で抜歯をすることに関して抵抗がある方もいらっしゃると思います。患者様のご意向も踏まえて治療計画を立てていきますので、相談しながら進めていきましょう◎

しかし、適応でない非抜歯矯正は、出っ歯や、後戻り(元の歯並びに戻ってしまうこと)のリスクが高まります
せっかく高いお金を出して、長い年数をかけて歯列矯正をしたのに、このような結果になってしまったら悲しいですよね。

そんな思いをしないためにも、抜歯するか否か含め、熟練の歯科医師による適切な判断がとても大事になってきます。ぜひ皆さんも信頼できる歯医者さん選びをしてくださいね!



当院では無料初診相談を行っています。
自分は抜かずに矯正治療ができるのか、そもそも矯正治療は必要かなど、些細な事でも構いませんのでお気軽にご相談ください◎

矢野晋也 歯学博士/SHIN矯正歯科院長

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