こんにちは、大宮SHIN矯正歯科 歯科衛生士の堀田です。

 

 

2〜4週間に1回通院する必要がある他の矯正装置と比べると、約1〜3ヶ月に1回と通院回数が少ないマウスピース型矯正装置(インビザライン)、皆さんはインビザラインの調整ってどのようなことをするのかご存じですか?

 

 

 

「順番通りマウスピースをはめていくだけで、調整する必要なんてあるの?」と思いませんか?インビザラインはワイヤー矯正に比べるとまだ知名度も低いので、イメージがつかない方がほとんどなのではないでしょうか?

 

 

そこで今日は、『インビザラインで矯正治療中、通院時の調整は何を行うのか』についてお話していきたいと思います!

 

 

 

 

 

 

 

 

① アタッチメントセット


 

マウスピースが完成した後、ほとんどの方が始めに行うのはアタッチメントセットといって、歯の表面に人工的に凹凸をつけていく処置です。アタッチメントとは、歯とほぼ同色の樹脂でできている突起のようなものです。

 

歯の表面にこのアタッチメントを設置することで、歯に力が加わりやすくなるため、「歯を治療計画どおりに移動させやすくする」という仕組みになっています。簡単にいえば歯の動きを助ける役割をしてくれるものです。

 

マウスピース矯正装置【インビザライン】のアタッチメントとは

 

 

②  IPR(アイピーアール)


 

 

次に行うことが多いのは IPR(Interproximal Enamel Reduction)=「歯と歯の間のやすりがけ」です。この処置は歯を動かすスペースをつくるために行います。

 

歯の表面の「エナメル質」という硬い組織を一層削り、歯の横幅を少し小さくします。歯を削るというと心配になる方もいらっしゃると思いますが、IPRを行う際に削るのは約0.2~0.5ミリ程度とごくわずかですので、ご安心ください。

 

IPRを行うことで冷たい食べ物や飲み物が「しみる」ようになることがありますが、数日~1週間程度で落ち着いてきます。それでもどうしても「しみる」のが心配という方は、防止する効果のある「MIペースト」という商品も販売しております。もしご興味があれば、当院の受付までお気軽にお声がけください!

 

また、歯と歯の間を削ることによって繊維性の食べ物などが詰まりやすくなることがありますので、歯間ブラシやデンタルフロスを使ってお掃除を頑張りましょう♪

 

 

歯と歯の間を削る「IPR」とは?

 

 

 

③ ゴムかけのためのボタンセット


 

 

また、患者さまによっては歯にゴムをかけるための「ボタン」という装置をつける方もいらっしゃいます。ゴムかけとはその呼び名の通り、小さなゴムをボタンという装置にかける作業です。ゴムかけはかみ合わせを改善、調整するために行っていきます。

 

マウスピース型矯正装置(インビザライン)のゴムかけについて

 

 

 

④ マウスピースがきちんと歯にはまっているか確認


 

 

そして調整時、毎回必ず最初にマウスピースの歯列全体のフィット具合を見ています。マウスピースの装着時間(1日最低20時間以上)は守られているか治療計画通りに歯が動いているかを確認しています。

 

当たり前ですが、マウスピースは必ずお口に装着した状態で来院してください。そして可能であれば、次に装着する予定のマウスピースも持ってきていただけると、より治療がスムーズです。

 

 

次に、アタッチメントやゴムかけのボタンが取れていないか確認しています。アタッチメントやボタンは最終的には除去するものであるため、とれてしまうことがあります。外れていて、付け直しが必要であると判断した場合には、再装着を行います。

 

 

 

 

⑤ マウスピースを作り直すための処置


 

 

マウスピースがまだ残っていても、途中で軌道修正が必要と判断されるとマウスピースを作り直ます。ほとんどの患者さまが最初に出来上がったマウスピースだけでは治療終了にはならず、途中で微調整が必要になり、個人差がありますが3~5回ほど作り直します。

 

 

マウスピースを作り直すことになったら、アタッチメントを外して再びiTero Elementという口腔内3Dスキャナーでお口の中の歯型を読み取り、新たな治療計画を作成します。約1か月半後に新しいマウスピースが届き、再びアタッチメントを付けたり、必要な場合はIPRを行ないます。

 

 

装着時間が守られていない・マウスピースの紛失といった患者さまの不注意による作り直し以外は、マウスピースの作り直し期間も治療期間の想定内です。また、治療開始から5年以内は何度もマウスピースを作り直すことになっても、追加料金はかかりません。

 

マウスピースの作り直しについて

 

 


 

 

インビザラインは、通院時にこのような処置を繰り返して、矯正治療のゴールを目指していきます。いかがですか?インビザラインの調整時にはどのようなことをするのか、ご理解いただけたでしょうか。

 

治療期間が長い歯列矯正ですが、調整のための通院回数が少ないインビザラインは、忙しくて時間がなかなか取れない方や、遠方にお住まいの方にもおすすめの治療方法です。実際に当院のある大宮駅は新幹線の停車駅でもあるので、埼玉県外から通われている患者さまもいらっしゃいます!