子供の『歯並びを治したい!』という気持ちを、長続きさせる


さいたま市、大宮SHIN矯正歯科 歯科衛生士のSです。

前回のでは、お子様の矯正を成功させるために大切な「お子様本人のやる気(モチベーション)を高めるためのポイント」についてお話しました。

子供の歯の矯正 失敗しないために①

今回は、お子様の「歯並びを治したい!」という気持ちを、いかに長続きさせてあげるかについてお話したいと思います。

というのも、矯正治療の特徴のひとつとして、虫歯の治療をするのと違い、治療期間が数年単位となることが大半です。大人といえども、数年かけての治療はなかなかの覚悟がいるものです。

まして、お子様ともなれば、毎日違和感のある装置をつけたり(使用しているうちに慣れていきますが)、お口のトレーニングを毎日自宅でしなければいけなかったり、もちろん毎月のようにチェックを受けに通院をしなければなりません。

それが数年単位ともなれば、途中で飽きてしまったり、嫌になってしまうのは仕方のないことかもしれません。せっかく覚悟をもって始めた矯正です。「治療してよかった!」「がんばった甲斐があった!」と終わりたいのはお子様も親御さんも同じお気持ちなのではないでしょか?

私たちスタッフも、もちろん同じ気持ちです。では、さっそく『お子様のやる気(モチベーション)を長続きさせるためのポイント』をご紹介します。

お子様の矯正治療は『本人だけの力ではできない』ということを大人が理解してあげる


病院にきて診察を受けるのも本人、装置を付けるのも本人、お口のトレーニングをするのも確かに本人です。でも決して、お子様をいわゆる「ひとりぼっち」にしないであげてください。ひとりぼっちと言っても、診察室にひとりで入らない、とかそういう意味ではありません。

ここでいう『ひとりぼっち』は、『心のひとりぼっち』です。

決して「自分のことなんだから、自分でがんばらなければいけない。」と突き放すのではなく、ぜひ、お子さんのがんばらなければいけない状況に寄り添ってあげて下さい。

実際に、虫歯の治療に比べて、矯正治療では親御さんにお願いする部分も多くあります。

・顎を大きくするための装置を使用する場合の自宅でのねじ回し

・装置が正しく使えているかのチェック

・装置の清掃・衛生管理

・装置を付けることによる虫歯のリスクを抑えるための補助的なお口の清掃

・お口のトレーニングが正しく行えているかのチェック

などなど…どうでしょうか?みなさんが想像しているより、親御さんに協力していただかなければいけない部分は多いのではないでしょうか?

ですから、『一緒にがんばろうね!』『応援しているよ!』という気持ちでいてあげること、そして協力してあげることが、お子様のやる気を長続きさせることにもつながってくると思います。

一人で長期間がんばるのは、大人でも辛いものです。ぜひ、お子様と二人三脚で頑張るつもりで始めてみてください。私たちスタッフも一緒にお手伝いさせていただきます(^O^)

通院をいっそ楽しい思い出に!


月に一回ほど通院をしていただくことになるのですが、月に一回とはいえ、数年単位の通院。大変ですよね。

お子様の場合、毎日の宿題、習い事、その合間をぬって...となります。疲れ切ったお子様をなんとか予約に間に合うようにと、連れ出すのも大変なことです。親御さんの努力には頭が下がるばかりです。そんな中、「行きたくない!」なんてダダをこねられた日には、もう・・・(´;ω;`)

というわけで、いっそのこと治療が終わった後は、「何か楽しみをつくる」というのはどうでしょう?

「治療をがんばったらガチャガチャやってもいいよ~」

「帰りにアイスクリーム食べて帰ろうね~」

「デパートのペットショップにワンちゃんネコちゃん見にこうね~」

「たまにはお夕飯食べて帰ろうか?」

私事ですか、小学生の時にピアノのレッスンに通っていたことがありました。毎週嫌で仕方なかったのですが、レッスンの後に母と弟と3人で外食することがとても楽しみで、今でも鮮明に焼き付いています。嫌々だったレッスンも、今では家族の大切な思い出の1ページとなっています。

振り返ってみた時に「大変な治療だったけれど、楽しいこともあった!」と、お子様と過ごす限られた時間の中で、そんな思い出があってもいいのかなあと思います。

幸い、当院のある大宮駅周辺には、お子様と楽しめそうなお店や施設がたくさんあります。これらを利用して、ぜひ、「大変だったけど、楽しかった矯正治療の思い出作り」に役立ててみてはいかがでしょうか?

今回のブログも皆様の参考になれば、うれしいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。