こんにちは。

さいたま市 大宮SHIN矯正歯科 歯科衛生士のSです。

 

実際に当院で歯列矯正の治療を受けられた方の症例をご報告します。今回のブログでは、反対咬合(はんたいこうごう)=受け口の歯並び症例についてお伝えしていきます。

【反対咬合=受け口とは】


 

本来、上の前歯は下の前歯の上に2ミリ程度重なるものですが、反対咬合とは、それが反対になっている不正咬合です。下顎が上顎を受けるように噛み合わさるので、俗に受け口ともいわれています。

反対咬合の主な原因は、不十分な上顎の成長や生まれつき上顎が小さい上顎よりも下顎が大きい舌で下の前歯を押す癖があるが考えられます。

 

 

 

 

【反対咬合=受け口のデメリット】


 

反対咬合は、見た目が悪く心理的ダメージがあること以外にも様々な問題があります。

 

 

発音障害

正しい咬み合わせではないため、発音がしにくく、舌ったらずな喋り方になってしまう場合があります。特に、サ行の発音や英語の発音に発音障害が出ることが多いです。

 

 

虫歯や歯周病になりやすい

反対咬合の方は唇を閉じにくく、開きがちになります。唇が開いている時間が長いと、ドライマウス(口のなかが常に乾燥した状態)になり、唾液の分泌量が減少します。そうすると、口腔内に細菌が増殖しやすくなり、虫歯や歯周病口臭を招きやすくなります。

 

 

 

体に不具合が起こる

咬み合わせが悪いと、咀嚼機能が低下し、胃腸障害など体に不具合が起こる可能性が高くなります。その他にも、肩こり頭痛など起こる場合があります。

 

 

また、咬み合わせが悪いと噛むたびに余計な力が加わるため、歯はダメージを受け顎関節には負担がかかります。そのため、8020達成者には、反対咬合(受け口)はいなかったという報告もあります。

 

 

※8020とは?

80歳で20本以上の歯を持つことを言います。

20本以上の歯があるとおせんべいやフランスパン、お肉やごぼうなど、たいていのものを噛むことができます。80歳で20本以上の歯を持つ人は、好きなものを不自由なく食べることができるので、外で友人と食事をすることもいといません。

 

 

その結果、歯の数が少ない人に比べて社交的であったり、おしゃれであったり、常に機嫌がいいなどの傾向がみられるとの調査もあります。

 

 

 

 

【ご来院の理由】


 

25歳男性の患者様です。

受け口が気になるということでご来院されました。

 

 

 

こちらの患者様は、ご自身の顔立ちを見て歯並びが気になり始め歯並びがコンプレックスだったそうです。歯並びを気にせず笑いたい!とのことで、矯正治療をしようと決めました。難症例でも対応できる矯正専門医院で、矯正認定医の治療を受けたいとのことで、当院の初診カウンセリングを受けられました。

 

 

 

 

【矯正中の不安・装置選び】


 

矯正を始めるにあたって、治療期間歯を抜くことに不安がありました。歯を抜くことに不安があるとのことでしたので、歯は抜かずに、咬み合わせの改善はIPR(やすり掛け)顎間ゴムで改善する方法をご提案しました。

 

 

装置のご希望は特になかったため、マウスピース型矯正装置(インビザライン)での治療をご提案しました。インビザラインはブラケット矯正と比較して、痛みや違和感が少なく日常生活への支障も少ない装置になっております。

 

 

 

 

【治療開始・治療経過】


 

1回目のアライナーは全部で34枚です。

アライナーの交換は、装置に慣れるまで14日交換で進めて頂き、慣れてからは7日交換で進めて頂きました。No.31まで使用して、約8カ月で終了しました。

 

 

 

 

こちらが1回目のアライナーが終了した際のお口の中の状態です。

 

患者様の主訴である「受け口」は、1回目のアライナーで改善されました。しかし、上の前歯の中心と下の前歯の中心がズレて(画像2)ます。また、奥歯の咬み合わせが十分ではない(画像1.3)め、追加アライナーで細かい所を調整していきました。

 

 

 

2回目のアライナーは全部で24枚です。

今回は最初から7日交換で進めて頂き、約6ヶ月で終了しました。

 

 

こちらが2回目のアライナーが終了した際のお口の中の状態です。

 

奥歯もしっかりと咬むようになり、全体の咬み合わせが良くなりました。また、上の前歯の中心と下の前歯の中心が揃い見た目も美しくなりました。

 

 

 

 

【動的治療終了】


 

こちらの患者様は、インビザラインの使用方法や装着時間をしっかりとお守り頂けていたため、約1年5ヶ月で動的治療が終了しました。

 

 

 

こちらが動的治療終了後の正面から見たお口の中のお写真です。

 

受け口が改善され、前歯が正しく咬み合っています。全体の咬み合わせも良くなり、さらに横から見ても美しい口元になりました。さらに、上の歯の中心と下の歯の中心をそろえることで、見た目も美しく仕上がりました

 

 

 

 

【まとめ】


 

主訴:受け口が気になる

 

診断名:反対咬合

 

初診時年齢:25歳

 

装置名:マウスピース型矯正装置(インビザライン )

 

抜歯or非抜歯:非抜歯

 

治療期間:1年5ヶ月

 

費用の目安:こちらをご覧ください

 

リスク・副作用:こちらをご覧ください