矯正治療中にブラケットが外れる原因と対処法!飲み込んでしまった場合はどうする?

2025.08.05UPDATE:2025.11.28

矯正治療中、ブラケット(ワイヤーの矯正装置)が外れてしまうことは珍しいことではありません。矯正治療終了後には外す必要があるため、ガッチリと装着してあるわけではないからです。

なかには、外れたこと自体気づかなかった、気づいたら無くなっていた、装置を飲み込んでしまったという患者さまもいらっしゃいます。

基本的にはブラケットを飲んでしまっても大きな問題はないのですが、治療の進行に支障が出てしまうことがあります。

ブラケットが外れてしまったらどうしたらよいのか、外れにくくするにはどうしたらよいのか、をお伝えしていきます。

ブラケットが外れてしまったら

ブラケットが外れる原因

ブラケットが外れてしまう原因はいくつか考えられます。

①硬いものや粘着性のあるものを噛んだ

硬いものや粘着性のあるものを噛んだ

硬いお煎餅やナッツ類、飴などは噛んだときにブラケットに強く負荷がかかり、ブラケットが外れやすくなります。

また、グミ、キャラメル、お餅など粘着性のあるものもブラケットにくっつきやすく、外れやすくなります。

これらのものを召し上がる際は細かくしてから奥歯で噛んだり、ゆっくり噛んだりなどの注意が必要です。

②食いしばりなどの日頃の習癖

食いしばりや歯ぎしりなどは無意識に行っているので、気づかぬうちにブラケットに負荷がかかり、外れてしまうことがあります。

外れやすい食べ物を食べていないにも関わらず、ブラケットが頻繁に外れてしまう方は、無意識のうちにこのような癖を行ってしまっている可能性があります。

また、舌でブラケットを触ってしまう行為も注意が必要です。触るだけでブラケットが外れることはありませんが、触り続けると外れる可能性が高まります。

特に、幼い頃から舌癖(常に舌が歯に触れている)がある方は無意識のうちに舌でブラケットやワイヤーを押し出しているため、MFT(口腔筋機能療法)で癖を治していくことをおすすめします。

舌癖はブラケットが外れるリスクを高めるだけでなく、出っ歯になりやすかったり、後戻りがしやすかったりなど、治療そのものにも影響してしまうため注意が必要です。

③ブラケット装着時の不具合

歯科医師の技術不足でブラケットの装着時に不具合が生じ、ブラケットが外れやすくなってしまうこともあります。

ブラケットを装着する際の接着剤は、湿気や水分に弱いので、十分に乾燥されていなかったり、汚れが付着したまま装着したりすると、後でブラケットが外れてしまう可能性があります。

ブラケットを飲み込んだ時の対処法

ブラケットを飲み込んだ時の対処法

ブラケットなどの矯正装置が外れた場合、まず、慌てずに落ち着いて、どこのどのような装置が外れてしまったのかを確認しましょう。

矯正装置はブラケット以外にもワイヤーや金属製のバンド、ゴムなども含まれますので何が外れてしまったのかを把握することで歯科医師に伝わりやすく、迅速に対応することが可能です。

矯正装置について

何が外れてしまったのかを確認した後は、必ずかかりつけの歯科医院に連絡しましょう。

矯正装置が外れることで治療の進行に支障が出てしまうことも予想されます。自己判断でそのまま放置してしまうと危険な場合もあるので、必ず勝手に判断しないようにしましょう。

ブラケットを飲み込んだ後に自覚症状がある場合

ブラケットを飲み込んだ後に自覚症状がある場合

ブラケットなどの矯正装置を飲み込んでしまった場合、多くの場合は1~2日で排泄されるため問題はありません。

しかし、ブラケットを飲み込んだ後に咳き込んだり痛みがあったりなど、自覚症状がある場合は、気道や消化器に傷がついてしまうなどの異常がみられる可能性があります。

直ちに歯科医院に相談し、主治医の指示に従いましょう。

咳き込む場合は、ブラケットがどこかに引っかかってしまっている可能性があります。この場合、主治医から紹介された病院でブラケットの位置を確認するためレントゲン撮影をするかもしれません。

ブラケットは小さく鋭利なものではないので粘膜などに引っ掛かってしまう可能性は低いですが、ワイヤーを飲み込んでしまった場合は注意が必要です。

飲み込んでしまった長さにもよりますが、ワイヤーは先端が尖っているため簡単には排泄しない可能性があります。

食道や気管支などに引っかかったまま留まり、粘膜組織などを傷つけてしまうことも予想されますので、直ちに歯科医院に相談しましょう。

歯科医師への相談

矯正装置が外れたまま放置するのは危険

矯正装置を飲み込んでいなくても、外れたまま放置してしまうと治療の進行に支障をきたし、治療期間が延びてしまう可能性があります。

気づかないうちに外れてしまっている場合もありますが、常日頃からお口の中を観察し、矯正装置が外れていないか確認することも大切です。

さいごに

今回は、ブラケットが外れてしまった際の対処法についてご紹介しました。

歯並びや歯の表面の状態によって何回も外れてしまう方や、一度も外れない方など個人差があります。もし、ブラケットが外れてしまったら通っている歯科医院に直ぐにご相談しましょう。

矢野晋也 歯学博士/SHIN矯正歯科院長

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マウスピース矯正装置が効かない?ワイヤー矯正に変更した実例とその理由とは

2025.07.23UPDATE:2025.08.06

透明で目立たない矯正装置として人気のマウスピース矯正装置。けれど「思ったより動かない」「歯が並ばない」という声も。

今回は、実際にマウスピースからワイヤー矯正に変更し、満足のいく結果につながった症例をもとに、「なぜ変更が必要になったのか?」「どんな対応ができるのか?」を詳しく解説します。

マウスピース矯正装置(インビザライン)が効かないと感じるケース

症例を紹介する前に、そもそもマウスピースによる矯正が向いていない人、歯並びがあります。

治療が進まない・歯が動かないと感じる原因

マウスピース型の矯正装置は、ワイヤー矯正と違い歯に固定されていないため、患者さまの協力度が治療の成功に直結します。

1日20時間以上の装着が難しい

マウスピースをつけていない時間が長いと歯が計画通りに動きません。「食事と歯磨きのとき以外は、ずっとつける」くらいの意識が大切です。

食事の回数が多かったり仕事の都合で、装置を長時間つけられない人は、治療が予定通り進みにくくなります。

正しい装置の付け方が苦手

歯にしっかり奥までフィットさせ、チューイー(咬み込み補助)を使って浮きをなくす、といった装着方法が守れないと、治療期間が延びたりマウスピースの作り直しが必要になることがあります。

通院やドクターの指示を守るのが難しい

「1週間ごと」や「10日ごと」など、指示通りに交換しましょう。
早く替えすぎたり、交換を忘れたりすると、治療が進まなくなってしまいます。

また、装置の紛失や破損、不衛生なマウスピースを装着することもトラブルの原因になります。このような装置を管理する自信のない方は、マウスピースでの矯正は向いていないかも知れません。

マウスピースでの治療が難しい歯並び

歯並びはガタガタしていないが抜歯が必要な歯並び

抜歯して抜いた歯のスペースを閉じる必要がある場合、歯が重なっていた方が閉じるスペースが短くてすみます。その逆で、凸凹が少ない歯並びは、閉じる隙間が広く歯の移動距離が長くなるため、マウスピースだけでは計画通りに動きにくいことがあります。

とくに奥歯を前に動かしたり、前歯を大きく後ろへ下げる必要がある場合は、ワイヤー矯正の方が安定した結果を得やすいです。

かみ合わせが深い歯並び

上の前歯が前に出ていて、さらに下の歯を深く覆い隠している、過蓋咬合(かがいこうごう)と呼ばれるかみ合わせです。
前歯を下げたりかみ合わせを浅くする動きが、マウスピースだけでは難しいことがあります。

口元全体が前に出ているタイプ

上下の前歯が全体的に前に出ており、いわゆる「口ゴボ」と呼ばれる口元の場合、歯を後ろへ下げるために抜歯が必要になることが多く、歯の移動距離が長くなる傾向があります。
マウスピースで矯正できる場合はありますが、仕上がりの口元や横顔のバランスをしっかり整えるために、ワイヤー矯正を併用するケースが多いです。

外科手術が必要な歯並び

不正咬合の原因が下あごや上あごの骨格のズレによる場合などは、外科手術を伴う矯正治療(オペ矯正)が必要になることがあります。
このような症例では、手術前後で歯を正確に動かすため、ワイヤー矯正が基本となり、マウスピース単独では難しいのが一般的です。

ワイヤー矯正への変更が必要になるのはどんなとき?

マウスピースの使用時間や使い方が守られていても、治療の進行状況が良くない場合、ワイヤー矯正に変更になることがあります。

使用時間や方法を守っていても、マウスピースが合わなくなる場合(アンフィット)

歯の動きに個人差があるため、マウスピースが浮いたり隙間ができる「アンフィット」という状態になることがあります。
軽度なら追加のマウスピースで対応できる場合もありますが、大きなズレが出た場合は、ワイヤー矯正で歯の動きを再調整する方がスムーズなこともあります。

抜歯をしてスペースを閉じる治療中に、歯が傾いてしまった場合

抜歯したスペースを閉じる過程で、予想外に歯が内側や外側に傾きながら動いてしまうことがあります。このような場合は、マウスピースだけではコントロールが難しく、ワイヤー矯正で補正することで確実なゴールを目指します。

実際の症例紹介

当院で行った、マウスピースからワイヤー矯正に変更して歯並びが改善した症例を紹介します。

マウスピースから全体ワイヤー矯正に変更した症例

出っ歯とすきっ歯の改善を希望されて相談にいらした患者さまです。口元の突出感が気になるとのことだったので、抜歯矯正をお勧めしましたが、患者さまのご希望で歯を抜かずに治療を開始しました。

治療を始めてから半年が経過したころ、患者さまからご相談があり治療方法を変更することになりました。

やっぱり口元が気になるので歯を抜きたいです

先ほどご紹介したように、ガタガタのない歯列の歯を抜く場合、隙間を閉じるための歯の移動距離が長く、マウスピース単独だと治療に時間がかかる症例です。

隙間が閉じるまでワイヤー矯正で進め、隙間が閉じたらマウスピースに戻ってかみ合わせを調整する方針で治療を再スタートしました。

矯正治療で歯を抜くか抜かないか迷っている方へ、歯を抜く決心がついた時は早めに教えてくださいね!

歯を抜いたことで横顔の変化が大きく、気にされていた口元の突出が解消されました。

食事(特に給食)のたびにマウスピースを外すことが負担だったそうで、結局マウスピースに変更せず、最後までワイヤーで治療を行いました。

【マウスピースから全体ワイヤー矯正に変更した症例詳細】

  • 主訴:口元の突出
  • 診断名:上下顎前突
  • 初診時年齢:12歳・女性
  • 使用装置:マウスピース矯正装置(インビザライン)、表側ワイヤー矯正
  • 抜歯部位:上下左右第一小臼歯
  • 治療期間:2年10ヶ月
  • 費用:865,000円(税込951,500円)
  • リスクと副作用:痛み、歯根吸収、歯肉退縮、むし歯、後戻り

マウスピースと部分的にワイヤー矯正を併用した症例

部分的にワイヤー矯正をつけてマウスピースとワイヤー矯正を併用して治療を進めることもあります。

前歯のすきっ歯の改善と目立たない矯正装置を希望され、マウスピース矯正装置(インビザライン)で治療を始めました。ところが、治療開始5ヶ月を過ぎた頃から、大学生になり環境の変化で、通院間隔が9ヶ月間も空いてしまいました。

そのため、マウスピースが合わなくなってしまい、ワイヤー矯正へ変更の提案をしましたが、目立つ装置は避けたいということで奥歯だけワイヤー矯正をつけて補正することになりました。

7ヶ月間、装置を併用した治療を行い、その後マウスピースのみで細かい微調整とかみ合わせの調整を行いました。通院間隔が空いてしまったこと以外は問題なく治療が進み、すきっ歯が改善されました。

【症例詳細】

  • 主訴:すきっ歯が気になる
  • 診断名:空隙歯列・過蓋咬合
  • 初診時年齢:17歳・女性
  • 使用装置:マウスピース矯正装置(インビザライン)・表側ワイヤー矯正
  • 抜歯部位:上顎左右犬歯・上顎左側第二小臼歯(欠損)、上顎右側乳犬歯
  • 治療期間:3年6ヵ月
  • 費用:865,000円(税込951,500円)
  • リスクと副作用:痛み、歯根吸収、歯肉退縮、むし歯、後戻り

マウスピースからワイヤー矯正に変更する時の注意点 

マウスピースからワイヤー矯正へ切り替わると、これまでの装置と違う点がいくつかあります。
快適に過ごしながら治療を進めていただくために、次のポイントにご注意ください。

食べ物の選び方に注意

ワイヤーやブラケット(歯につける小さな装置)は、硬いものや粘着性のある食べ物で外れたり変形することがあります。

  • おせんべい・氷・硬いナッツなどは避ける
  • キャラメル・ガム・お餅など粘着性の強いものは控える

装置が外れると治療が遅れる原因になるので、特に食事の際はご注意ください。

ワイヤー矯正中の食事について詳しくはこちら

歯磨きは鏡を見ながら丁寧に

ワイヤーやブラケットの周りには食べカスや汚れが残りやすく、そのままにしておくと、むし歯や歯ぐきの腫れの原因となります。

  • 鏡を見ながら一本ずつ丁寧に磨く
  • ワンタフトブラシやフロスも活用する

毎日のケアが、治療をスムーズに進める大切なポイントです。

ワイヤー調整後の痛みについて

ワイヤーを調整した後は、歯が動き始める刺激で3日〜1週間ほど痛みや違和感を感じることがあります。

  • 痛みは時間とともに落ち着きます
  • 必要であれば、市販の痛み止めを飲んでも大丈夫です

もし強い痛み(装置が当たる、ワイヤーが刺さる)がある場合は、無理せずご連絡ください。

まとめ:マウスピースが合わないと感じたら早めに相談を

マウスピースで思うように歯が動かない、または、マウスピース矯正装置がライフスタイルに合っていないと感じたら、早めの対応が肝心です。

自己判断で放置せず、まずは担当医に相談しましょう。「目立たない」だけではなく「確実に治す」選択も重要です。

当院では、途中で装置の見直しや治療方法の再設計も柔軟に行っております。まずはお気軽にご相談ください。

矢野晋也 歯学博士/SHIN矯正歯科院長

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ワイヤーとマウスピース矯正装置の併用【装置が変わった時に気をつけること】

2025.07.23UPDATE:2025.07.29

ワイヤーとマウスピース矯正装置の併用とは

当院では、歯列矯正治療を進めるにあたり、ワイヤー矯正とマウスピース矯正装置を両方使用して治療計画を立てることがあります。具体的には、ワイヤー矯正で歯を動かしてからマウスピース矯正装置(インビザラインなど)に変更します。

ワイヤーとマウスピース矯正装置の併用が必要な歯並びってどんな歯並び?

装置を2つ使うことに疑問を感じる方や、装置を変更するタイミングに不安を感じる方もいるかもしれません。このブログではその際に気をつけるべきことや、うまく治療を進めるためのアドバイスをお伝えします。

 矯正治療で装置を併用する場合の注意点

もしワイヤーとマウスピース矯正を併用することになった場合は、治療計画をしっかりと理解することが大切です。

それぞれの装置をどのような目的で使い分けるのか、例えば、大きな歯の移動はワイヤー矯正で行い、細かな調整はマウスピース矯正装置で行うことがあります。この併用によって、より効率的に歯列を整えることができます。

ワイヤー矯正とマウスピース矯正装置の違いを簡単に理解しよう

まず、ワイヤー矯正とマウスピース矯正装置の違いを簡単にご説明します。ワイヤー矯正からマウスピースに変更する前に、それぞれの装置の特徴を理解しておきましょう。

ワイヤー矯正

ワイヤーとブラケットを歯に取り付け、矯正の力で歯を移動させる伝統的な方法です。しっかりと歯を動かす力が強く、複雑な歯並びやかみ合わせに効果的です。

マウスピース矯正装置

透明なマウスピースを使って歯を少しずつ動かす方法で、取り外し可能で目立たないのが特徴です。見た目を気にせず、食事や歯磨きも通常通りできるというメリットがあります。

この二つを併用することで、それぞれの長所を活かしながら、効率的かつ快適な矯正治療が可能になります。

ワイヤーからマウスピース矯正装置に変更した際のメリットとデメリット

ワイヤー矯正からマウスピース矯正(インビザラインなど)の変更は、装置の見た目の改善と通院頻度の減少が大きなメリットです。しかし、取り外しが可能であるがゆえに、患者さま自信での装着管理が必要になる点はデメリットとして挙げられます。

メリット

  • 痛みが少ない傾向にある
  • 口腔衛生を保ちやすい
  • 食事の制限が少ない

デメリット

  • 治療期間が延びる可能性
  • 紛失・破損のリスク

ワイヤーからマウスピース矯正装置に変更する時の注意点

ワイヤー矯正はある程度、装置が装着されている限り歯が動き続けます。しかし、マウスピース矯正装置は自己管理が不十分だったり、装着時間を守れなかったりすると、治療計画通りに歯が動かず、治療期間が延びてしまう可能性があります。

マウスピースの装着時間を守る

ワイヤー矯正と異なり、マウスピース矯正装置は取り外し可能なため、装着時間を守らないと効果が現れにくくなります。1日20時間以上の装着が推奨されますが、食事や歯磨きの時にしか外せないことを忘れずに、なるべく時間を守って装着するよう心がけましょう。

適切な交換タイミングを守る

マウスピース矯正装置は、だいたい1週間ごとに新しいマウスピースに交換します。交換のタイミングを守らず、前のマウスピースを使い続けると、治療が遅れてしまうことがあります。治療計画に従い、必ず指定されたタイミングでマウスピースを交換してください。

マウスピースの適合状態を確認する

マウスピースの適合が良くないと治療の効果が発揮できません。マウスピースを装着するときは、歯全体にフィットしているか、隙間がないかを念入りに確認しましょう。
マウスピースが浮きやすい部位についてはこちら

毎日の口腔ケア

マウスピースは取り外して歯磨きができますが、歯にアタッチメントがついている場合は、その周囲に汚れが溜まりやすいので念入りに歯面をブラッシングする必要があります。

また、マウスピースを清潔に保つための毎日のケアも欠かせません。食後にマウスピースを洗浄し、口の中の清掃も忘れずに行いましょう。マウスピースが汚れたまま装着すると、歯に菌が繁殖しやすくなり、虫歯や歯周病のリスクが高まることがあります。

マウスピース紛失・破損のリスク

取り外しができるゆえの紛失や破損。そうなってしまった場合、新しいマウスピースを作成する必要があります。マウスピース再作成の追加費用がかかり治療費が高くなる可能性があります。

まとめ

ワイヤー矯正からマウスピース矯正装置に変更する際には、これらのメリット・デメリットを踏まえ、特に、装着時間の管理定期的なケアをしっかりと行うことが、治療を成功に導く鍵となります。

最初は違和感があるかもしれませんが、治療を続けていくうちに、自然に慣れ、より快適に治療を進めることができるでしょう。

矢野晋也 歯学博士/SHIN矯正歯科院長

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歯並びの悩み、実際に多いのはどんな症状?TOP10と改善方法

2025.07.14

「自分の歯並びってやっぱり気になる…」
「矯正したほうがいいのかな?」

そんなふうに思って検索している方も多いのではないでしょうか。
実際に矯正歯科には、見た目だけでなく噛みづらさ・発音・歯磨きのしにくさなど、さまざまな悩みを持つ方が相談に訪れます。

この記事では、患者さまからの相談が多い歯並びの悩みをランキング形式でご紹介しながら、それぞれの特徴と改善のポイントを解説します。

第1位:出っ歯(上顎前突)

最も多いのが「出っ歯」に関するお悩みです。
前歯や上あご全体が前に出ており、横顔や口元のふくらみが気になる方が多く来院されます。

近年では「口ゴボ(上下の口元が前に出ている状態)」という言葉で検索されることも増えてきました。
見た目の印象を大きく左右するため、横顔の変化を求めて矯正を始める方が多い症例です。

第2位:ガタガタ・乱ぐい歯(叢生)

歯が並ぶスペースが足りず、重なったりねじれたりしている状態です。
特に前歯にガタつきがあると、見た目・歯磨きのしづらさ・虫歯や歯周病のリスクが高まります。

歯並びを整えることで、見た目の印象がよくなるだけでなく、清掃性や健康面にも良い影響が期待できます。

第3位:すきっ歯(空隙歯列)

前歯や奥歯の間にすき間がある歯並びです。
「笑った時に前歯のすき間が気になる」「発音しづらい」という悩みで来院される方が多く、特にサ行・タ行が聞き取りづらくなることもあります。

第4位:八重歯(犬歯の萌出異常)

日本では「八重歯=かわいい」と言われた時代もありますが、歯が外側に飛び出している状態のため、清掃不良・口内炎・咬合不良などの原因にもなります。

八重歯も叢生の一種です。犬歯がきれいに並ぶスペースがなくて、外に出てしまった状態です。矯正治療で、歯が並ぶ場所を作りながら、少しずつ八重歯を本来の場所に戻していきます。

第5位:受け口(反対咬合/下顎前突)

下あごや下の前歯が前に出て、通常とは逆の噛み合わせになっている状態です。
見た目だけでなく、発音障害や噛みづらさ、あごの関節への負担など機能的な問題を伴うこともあります。

軽度の場合はマウスピース矯正装置やワイヤー矯正で、前歯の位置を調整します。

中等度〜重度の場合は、歯だけでなく、下あごの骨の位置のコントロールが必要になることもあり、成長期なら機能的矯正装置を用いて改善します。、成人なら外科矯正も選択肢に入る可能性もあります。

第6位:深い噛み合わせ(過蓋咬合)

上の前歯が下の前歯を深く覆ってしまう状態で、歯ぐきを噛んでしまったり、あごの動きが制限されることも。
「下の歯が見えない」と感じる人や、「あごが疲れる・動かしにくい」と感じている方に多いです。

矯正治療では、歯の角度や高さを調整して、深いかかみ合わせを浅くしていきます。」

第7位:開咬(かいこう)

上下の前歯が噛み合わず、すき間ができている状態です。
見た目にはわかりにくいこともありますが、「前歯で食べ物を噛み切れない」「発音が不明瞭になる」といった不便を感じる方が多いです。

前歯が閉じにくいのは歯並びだけでなく、舌のクセが関係していることが多いです。そのため舌癖を改善する訓練を歯列矯正と同時に行うこともあります。

第8位:交叉咬合(左右のズレ)

上下の歯がずれて噛んでいる状態です。特に臼歯部で上の歯より下の歯が外に出ている場合に用いられます。
「噛むとどちらかの歯が中に入り込むように見える」など、見た目と機能の両面で気になる症例です。顔の左右非対称の原因になることも。

第9位:前歯だけのずれ・部分的な歯並びの悩み

「前歯のねじれやすき間だけが気になる」という部分的な悩みも近年は増えています。
結婚式や成人式、写真撮影などをきっかけに相談に来られるケースも多く、短期間・軽度の治療で改善する場合もあります。

しかし、見た目は整ってもかみ合わせが悪いまま残ることもあるため、実際に部分矯正だけで対応できるのは、矯正を希望される方の1〜2割程度です。

多くの方は、かみ合わせやあごのバランスまで考えた全体矯正が必要になることが多く、本当に部分矯正でいいのかは矯正専門医の判断が重要です。

第10位:矯正後の後戻り

「昔、矯正したけど戻ってしまった」「保定装置を使っていなかった」という理由で、再矯正を希望される方も増加傾向です。年齢に関係なく相談が増えています。

あなたと似た歯並びの症例をチェック!

症例検索のページでは、当院で治療された患者さまの症例を、歯並びの悩みや使用装置ごとに症例写真やシミュレーションを使ってわかりやすく説明しています。

「自分の場合はどうなんだろう?」と気になった方は、ぜひ一度チェックしてみてください。

歯並びの悩みは一人で抱えないで

お口の状態や骨格、かみ合わせは一人ひとり異なるため、本当に必要な治療方法や期間、費用などは、実際にお口を拝見して初めて正確にご案内できます。

「思っていたより簡単に整えられそうだった」
「逆に、部分矯正じゃ難しいことがわかった」

そんな声もよくいただきます。まずはお気軽にご相談ください。
実際に話してみることで、矯正治療の疑問や不安もスッキリしていただけるはずです。
あなたに合った治療プランを、専門医がわかりやすくご提案いたします。

 

矢野晋也 歯学博士/SHIN矯正歯科院長

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叢生 18歳 女性 治療期間:2年2ヵ月

2025.07.01UPDATE:2025.07.03

ガタガタなことを気にして来院された患者様です。非抜歯で、IPR上下の歯をヤスリがけ)して、マウスピース型矯正装置インビザライン)を使用し、ガタガタ咬み合わせを改善しました。

主訴:ガタガタが気になる

診断名:叢生

初診時年齢・性別:18歳・女性

治療装置:マウスピース型矯正装置(インビザライン)

抜歯or非抜歯:非抜歯

治療期間:2年2ヶ月

リスクと副作用:痛み、歯根吸収、歯肉退縮、虫歯、後戻り

費用:85万円程度(税別)

詳細はこちらをご覧ください

矢野晋也 歯学博士/SHIN矯正歯科院長

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上顎前突・叢生 26歳 女性 治療期間:2年10ヵ月

2025.07.01

出っ歯を気にして来院された患者様です。抜歯上下左右第一小臼歯)で、表側矯正ワイヤー)を使用し、ガタガタ咬み合わせを改善しました。

主訴:出っ歯が気になる

診断名:上顎前突・叢生

初診時年齢・性別:26歳・女性

治療装置:表側矯正(ワイヤー)

抜歯or非抜歯:抜歯(上下左右第一小臼歯)

治療期間:2年10ヶ月

リスクと副作用:痛み、歯根吸収、歯肉退縮、虫歯、後戻り

費用:75万5千円程度(税別)

詳細はこちらをご覧ください

矢野晋也 歯学博士/SHIN矯正歯科院長

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開咬 26歳 女性 治療期間:1年7ヵ月

2025.07.01UPDATE:2025.07.03

前歯が咬んでいないことを気にして来院された患者様です。非抜歯で、IPR上下の歯をヤスリがけ)して、マウスピース型矯正装置インビザライン)を使用し、咬み合わせを改善しました。

主訴:前歯が咬んでいない

診断名:開咬

初診時年齢・性別:26歳・女性

治療装置:マウスピース型矯正装置(インビザライン)

抜歯or非抜歯:非抜歯

治療期間:1年7ヶ月

リスクと副作用:痛み、歯根吸収、歯肉退縮、虫歯、後戻り

費用:86万円程度(税別)

詳細はこちらをご覧ください

矢野晋也 歯学博士/SHIN矯正歯科院長

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反対咬合 8歳 男の子 治療期間:3年3ヵ月

2025.07.01

咬み合わせが反対なことを気にして来院された患者様です。非抜歯で、取り外し式矯正装置プレオルソ)で咬み合わせを改善した後、取り外し式矯正装置拡大床)を使用し、永久歯が生えるスペースを確保し、表側矯正ワイヤー)でガタガタを改善しました。

主訴:咬み合わせが気になる

診断名:反対咬合

初診時年齢・性別:8歳・男の子

治療装置:プレオルソ、拡大床、表側矯正(ワイヤー)

抜歯or非抜歯:非抜歯

治療期間:3年3ヶ月

リスクと副作用:痛み、歯根吸収、歯肉退縮、虫歯、後戻り

費用:38万円程度(税別)

詳細はこちらをご覧ください

矢野晋也 歯学博士/SHIN矯正歯科院長

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叢生 24歳 女性 治療期間:2年3ヵ月

2025.07.01UPDATE:2025.07.03

ガタガタなことを気にして来院された患者様です。抜歯上顎左右第一小臼歯、下顎左側中切歯)で、IPR上下の歯をヤスリがけ)して、マウスピース型矯正装置インビザライン)を使用し、ガタガタと咬み合わせを改善しました。

主訴:ガタガタが気になる

診断名:叢生

初診時年齢・性別:24歳・女性

治療装置:マウスピース型矯正装置(インビザライン)

抜歯or非抜歯:抜歯(上顎左右第一小臼歯、下顎左側中切歯)

治療期間:2年3ヶ月

リスクと副作用:痛み、歯根吸収、歯肉退縮、虫歯、後戻り

費用:86万円程度(税別)

詳細はこちらをご覧ください

矢野晋也 歯学博士/SHIN矯正歯科院長

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ワイヤー矯正中の食事で注意したい5つの食べものと食べ方のコツについて

2025.06.28

こんにちは 

さいたま市 大宮SHIN矯正歯科 受付のHです☆彡

ワイヤー矯正を始めると歯に直接装置が装着されることで

日常生活で不便になってしまうことがあります。

 

その一つが食事です。

 

今回は食事のメニュー選び方や食べ方の工夫についてお話していきますので

参考にしてみてください☆

 

①粘着性の強い食べもの

例:ガム、お餅、キャラメルなど

粘着性の強い食べものは矯正装置にくっついてしまい取れなくなってしまいます。

ワイヤー矯正中はなるべく避けたい食べもの

②装置に着色しやすい食べもの

例:カレー、ミートソースなどトマトソース系の食事、キムチなど

コーヒー、紅茶、緑茶、赤ワインなどの飲み物

(主に色の濃い食べものは注意が必要です。)

ワイヤーやブラケットに着色することはほとんどありませんが

ブラケットにワイヤーを固定する「モジュール」と呼ばれるゴムや顎間ゴムは着色しやすくなります。

来院の際に必ずゴムの交換をするので

どうしても色の濃い食べ物を食べたい時は来院する前に食べましょう。

着色してもさほど気にならないという方はお好きなタイミングで食べていただいて問題ありません。

ワイヤー矯正中工夫すれば食べられる食べもの

③装置に挟まりやすい食べもの

例:繊維質な食べもの(ネギ、ほうれん草など)、細めの麺類(ラーメン・そば・パスタなど)

これらの食べものはワイヤーとブラケットの隙間に挟まりやすく絡まってしまうと不快感があります。

④硬い食べもの

例:せんべい、フランスパンなどの固いパン、リンゴなど

歯にワイヤーを固定しているブラケットが取れやすくなります。

⑤噛みちぎって食べる食べもの

例:固めのステーキ肉や、骨付きのお肉

前歯で噛みちぎる際にブラケットに強い力がかかり、取れやすくなります。

噛みちぎって食べる食べもの

ワイヤー矯正中の食事のコツ

硬い食べものやお肉を食べるときは

1口サイズに小さくカット

・前歯を使わず、なるべく奥歯で噛む

基本的に歯の役割は、それぞれ次のような役割があります。

前歯→噛みちぎって、奥歯で磨り潰しやすい大きさにする

奥歯「食べものをすりつぶして、体内に取り入れたとき消化しやすくする

前歯の役割である「食物を小さくすること」を口に含む前に済ませ

奥歯で磨り潰すだけの状態にして食べればいいわけです。

さいごに・・・

歯の矯正は治療期間が数年間にわたります。

そんな長い間お食事を制限されることは悩ましい問題ですよね。

 

ワイヤー矯正を開始した直後は不自由でも

しばらくすると歯に矯正装置がついた生活に慣れていき

「食べられない、食べづらい」ストレスも次第に軽減されていきます。

 

今回の記事を参考に矯正中のお食事も楽しんでいただけたらと思います☆

矯正治療治療中の食事について関連記事:『矯正治療中にお痛みがあるときのお食事のアドバイス』

矢野晋也 歯学博士/SHIN矯正歯科院長

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「横顔の口元が出て見える…」|歯を抜いて目立たず治せる矯正方法とは?

2025.06.28UPDATE:2025.06.30

写真に写った自分の横顔を見て、「なんだか口元が出てる?」と気になったことはありませんか?

これは上下の歯並び全体が前に出る「上下顎前突」という状態かもしれません。

実は、歯列矯正で横顔の印象が大きく変わる可能性があります!

今回は、実際の症例を交えてどんな変化が起きるのかをご紹介します。
成人式や写真撮影を控えている方にも、きっと参考になるはずです。

来院のきっかけ:出っ歯が気になる。

初診時の年齢は19歳の女性の患者さま。写真を撮る機会が増え、出っ歯の口元が気になり始めたそうです。

「出っ歯」と聞くと、上の前歯だけが出ているイメージを持つ方が多いですが、実は上下の歯列全体が前に出ている上下顎前突のケースもあります。

出っ歯っぽく見えるけど、実は上下とも出ている「上下顎前突」とは?

この場合、見た目だけでなく口が閉じづらかったり、発音や咀嚼にも影響があることも。
矯正治療では、必要に応じて抜歯を含めた治療計画が立てられます。

矯正前の不安:抜歯の必要性|歯を抜くことで横顔がすっきり変わる!

上下顎前突で横顔にコンプレックスを感じている場合のほとんどは、口元を後ろに引っ込めるために抜歯して矯正することが有効です。

しかし、「歯を抜いて大丈夫?」「顔が変わるって本当?」と抜歯の必要性や安全性を不安に感じる方は多くいらっしゃいます。このような場合、当院では治療前後の横顔をシミュレーションできる「VTO(Visual Treatment Objective)」を行います。

この患者さまは、「口元をグッと下げたい」とのことでしたので、合計4本(上下左右第一小臼歯)抜歯して治療を開始しました。

 

装置選び:「目立たず・早く」治したい人におすすめの矯正方法

こちらの患者様は1年後に成人式を控えており、治療期間を気にされていました。抜歯矯正の平均的な治療期間は、約2年半ほどです。成人式や結婚式など、大切な予定が近い方には次のような「目立ちにくい矯正装置」がおすすめです。

◼︎クリアブラケット+ホワイトワイヤー(見た目を抑えつつ、しっかり動かせる)

◼︎インビザラインなどのマウスピース矯正装置(目立ちにくいが、症例を選ぶ)

◼︎ハーフリンガル矯正(上が裏側・下が表側)

◼︎ワイヤーとマウスピース矯正装置の併用(歯を抜く必要があり、できる限り目立ちたくない)

「できるだけ目立たず、でもしっかり動かしたい」ということでクリアブラケット+ホワイトワイヤーを選択しました。

上下顎前突を抜歯矯正する場合は、マウスピース矯正装置単独で治療するより、ワイヤー矯正を用いた方が効率よく治療を進めることができます。装置を選ぶ際は、ご自身のライフスタイルを踏まえ、歯科医師とよく相談しながら選びましょう。

デメリット:ワイヤー矯正中の注意点

しっかり治した人におすすめのワイヤー矯正ですが、装置の取り外しができないため、歯に汚れが溜まりやすく、むし歯リスクが高いことがワイヤー矯正のデメリットです。

ワイヤー矯正中、特にしっかり磨いてほしいのはこの3箇所です。

  1. ブラケットの周り
  2. 歯と歯茎の間
  3. 歯と歯の間

矯正治療中の正しい歯ブラシの使い方や歯磨きのコツについてはこちらのブログで詳しく説明しています。せっかく歯並びがキレイになったのに、「むし歯だらけで美しい口元に見えない!」なんてことにならないように、歯磨きを頑張りましょう!

まとめ:症例解説「横顔の口元が気になる」あなたに、目立たず変われる方法があります

口元の突出感がなくなり、横顔がスッキリしました。口が閉じやすくなった・写真を撮るのが楽しくなったとの嬉しいお言葉をいただきました。

  • 【症例詳細】
  • 主訴:口元が出ていることが気になる
  • 診断名:上下顎前突
  • 初診時年齢:19歳
  • 装置名:表側矯正(上下ホワイトワイヤー)
  • 抜歯部位:上下左右第一小臼歯
  • 治療期間:2年7ヶ月
  • 費用:76万5千円(税別)
  • リスク・副作用:痛み、歯根吸収、歯肉退縮、虫歯、後戻り

気にされていた横顔以外にも、前歯のガタガタがなくなり歯列が綺麗なアーチ状になりました。かみ合わせも改善され、上下の正中(前歯の中心)も揃い、正面から見ても美しい口元です。

横顔の印象や口元の突出感が気になったら、まずは矯正歯科で相談してみてください。
抜歯を含めたしっかりした治療から、目立たず早めに仕上げたいニーズまで、一人ひとりに合った方法をご提案しています。

\無料カウンセリング受付中/
お気軽にご相談ください。

矢野晋也 歯学博士/SHIN矯正歯科院長

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小児予防矯正(MFT)のご紹介!お子さんのやる気スイッチを入れる秘密の空間

2025.06.26UPDATE:2025.07.22

小児予防矯正って?

小児予防矯正は矯正治療と並行して、お口の悪い癖を改善する口腔機能トレーニング(MFT)を行う治療になります。

 

お子さん、こんな症状ありませんか?

小児予防矯正のメリット

メリット01

顎の成長を促進し、歯並びが整いやすくなる


小児期に矯正を始めると、顎の成長を適切に導くことができます。これにより、将来的に歯が正しい位置に生えやすくなり、抜歯の可能性を減らせます。

 

 

メリット02

悪習癖(指しゃぶり、口呼吸など)の改善


子どものうちに指しゃぶりや口呼吸といった歯並びに悪影響を与える癖を改善することで、歯列や顔の発育に良い影響を与えます。

 

メリット03

噛み合わせの改善により、全身の健康に良い影響


噛み合わせを整えることで、消化や発音が良くなるだけでなく、姿勢の改善や免疫力の向上など全身の健康にもメリットがあります。

大宮SHIN矯正の小児予防矯正の特徴

「歯並びを悪くしない」が当たり前の時代へ

かつては「ムシ歯になったら治す」時代でしたが、今ではムシ歯にさせない予防が常識になっています。
同じように、**歯列不正を未然に防ぐ“予防矯正”**も、これからの子どもたちには当たり前の選択肢です。

当院では、歯並びだけでなく
・噛む
・吸う
・吹く
・すする
・飲み込む
・話す
といった口の機能そのものの発達にも着目した診療を行っています。

お子さまの歯と口を守ることは、見た目だけでなく、呼吸・栄養・発音といった全身の健康にもつながります。
「歯並び」と「機能の発達」を同時にサポートする、これからの時代の矯正治療を提供しています。

 

子どもたちのヤル気スイッチに魔法をかけるキャラクター世界観と
デザイン空間。

幼少期に歯医者に怖い、痛いなどネガティブな感情をもってしまうと、大人になってからも歯医者に行きにくくなってしまいます。当院では空間づくりからこだわり、お子さんが楽しく通院できる環境を整えております。

料金

治療料金:518,000円(小児矯正I期治療420,000円+小児予防矯正MFT98,000円)(税込価格:569,800円)

※小児予防矯正(MFT)は小児矯正治療のオプションとなります

 

診療の流れ

STEP01

初診カウンセリング


お口の写真を撮影後、歯並びの状態をチェックし現状を説明します。

STEP02

精密検査I


抜歯・非抜歯の判定に必要なレントゲン撮影を行い、さらに詳細な分析を進めていきます。

STEP03

精密検査Ⅱ


抜歯・非抜歯の判定に必要な型取り(itero)を行い、さらに分析を進めます。

STEP04

診断


検査結果にもとづいて、経験豊富な歯科医師が治療方針を決定します。

STEP05

小児予防矯正スタート


成長期のこどもの顎の成長誘導を行い、永久歯での矯正治療をより簡単に誘導します。

期間:1年6か月~(1~2カ月に1回)

 

ご予約はこちら

お子さまの歯並びでご相談の方は、こちらからご相談ください。

 

矢野晋也 歯学博士/SHIN矯正歯科院長

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