前回に引き続き、今回もマウスピース型矯正装置におけるリカバリーテクニックについてお話します。

前回は、マウスピース型矯正装置による矯正治療の終盤で登場するワイヤー矯正、通称、治療中におけるリカバリーについてお話しました。

今回は、矯正治療後の後戻りに対するリカバリーについてお話していこうと思います。

後戻りとは?

後戻り とは、以前矯正治療を行ったが、その後使用する 後戻り防止装置(リテーナー) の使用が甘く、歯並びの一部が矯正治療前に戻ってきてしまうことをいいます。(こちらの記事も参考にしてみてください。)

当院には、

『以前、ワイヤーでの矯正治療を行って治療をしたけれども、前歯にがたつきが戻ってきた…ここだけ治したい。』

『ワイヤー矯正をやったけれども、次はマウスピース型矯正装置で治療したい!』

といったご要望が多く寄せられています。

そういった、ご要望に対して矯正治療を行うことが 後戻りに対するリカバリー治療 としております。

後戻りに対するマウスピース型矯正装置によるリカバリー治療

では参考までに、当院で治療した後戻り症例に対するマウスピース型矯正装置での矯正治療の例をお見せいたします。

左の写真は以前、

『ワイヤー矯正にて治療を終え、終えた当時は前歯が隙間なくきちんと咬んでいたのにも関わらず、リテーナーの使用を中断してしまったために後戻りしてきてしまった。』

ということで来院された患者さまです。

当院では、治療方法としてワイヤー矯正・マウスピース型矯正装置(インビザライン)の提案をさせていただきましたが、

『もうワイヤー矯正はやりたくない。』

とのことで、マウスピース型矯正装置でのリカバリー治療を行うこととなりました。

右の写真は治療終了時のものとなります。(詳しくはこちらの記事をご覧ください。)

他院治療後におけるリカバリー治療について

次に、3つめの窓 他院での矯正治療後におけるリカバリー についてお話していこうと思います。

『以前、他院にてマウスピース型矯正治療を行ったけど…😢』

『なんだか…うまく咬めていない気がする…?矯正治療したのに…💦』

最近は特にこういったお困りごとで、当院に来院される方が増えました。

理由としては、テレビで見かける芸能人や、SNSなどの普及で矯正治療が皆様により身近な存在となり、数々の医院で矯正治療を受けられるようになったからかと思います。

確かに、歯科医師であればだれでも矯正治療を行うことが可能です。

ただし、歯科にも 専門性 というものがあります。(こちらの記事も参考にしてください。)

お医者さんの診療科について考えてみてください。

例えば『おなかが痛いな…』と感じた時に、皮膚科を選んで受診しますでしょうか?

同じように、歯科医師にも矯正治療を得意とする歯科医師がおります。

当院は、歯科矯正専門の歯科医師が常駐する、矯正専門の歯科医院です!

どのようなお困りごとも、丁寧に対応させていただきますのでぜひともご相談にいらしてくださいね❣

 

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