上顎前突 27歳 男性 1年9ヶ月
過蓋咬合 11歳 男の子 2年
上顎前突・叢生 23歳 女性 1年7ヶ月
上顎前突・過蓋咬合 23歳 女性 3年1ヶ月
上顎前突・叢生 14歳 女性 1年10ヶ月
40代・差し歯やブリッジがあっても矯正できる?出っ歯を改善したマウスピース矯正装置(インビザライン)症例
主訴
出っ歯や口元の突出感を気にして来院された40代の患者さまです。また、差し歯やブリッジなどの補綴物がある状態でも矯正治療ができるのかについてもご相談をいただきました。
初診時の状態
15年前に自転車で転倒した際に前歯を損傷し、前歯が差し歯の状態でした。さらにお口の中にはブリッジなどの補綴物も入っており、矯正治療が可能かどうかを心配されていました。
歯並びとしては、前歯が前方に突出しており、出っ歯による口元の突出感が見られました。
治療計画
口元の突出感を改善するためには、前歯を後方へ移動させるスペースを確保する必要があります。
この症例では、すでに人工歯となっている部分を積極的に抜歯部位として活用することでスペースを確保し、歯を後方へ移動させる治療計画としました。
使用した矯正装置
マウスピース型矯正装置(インビザライン)を使用して治療を行いました。
治療結果
歯並びが整い、出っ歯による口元の突出感が改善しました。口元のバランスが整ったことで、お顔全体の印象もすっきりとした自然な変化が見られました。
矯正治療をご検討中の方へ
「年齢的に矯正は難しいのではないか」
「差し歯やブリッジがあると矯正はできないのではないか」
そのように思われている方も多いですが、お口の状態によっては矯正治療が可能なケースもあります。
年齢やお口の中の状態だけでご自身で判断せず、まずは一度ご相談ください。
①主訴:ガタガタ、八重歯、横顔が気になる
②診断名:叢生、上顎前突、欠損歯
③初診時年齢:46歳
④住まい:埼玉県鶴ヶ島市
⑤治療に用いた主な装置:マウスピース型矯正装置(インビザライン)
⑥抜歯部位:上顎右側第一小臼歯、左側中切歯、下顎右側中切歯
⑦治療期間:2年8ヶ月
⑧治療費概算:¥910,000(税込¥1,001,000)
⑨リスクと副作用:痛み、歯根吸収、歯肉退縮、虫歯、後戻り
出っ歯で口が閉じにくいお悩み|抜歯併用のマウスピース矯正装置(インビザライン)症例
主訴
出っ歯でお口が閉じにくいことを気にされて来院された患者様です。
初診時の状態
上の前歯が前方に突出しており、口唇が閉じにくい状態(口唇閉鎖不全)が見られました。歯列のスペースが不足しており、歯をきれいに並べるだけでなく、前に出た歯を後方へ下げて口元のバランスを整える治療が必要な状態でした。
治療計画
患者様は当初、非抜歯での矯正治療をご希望されていました。しかし、前方に突出している歯をしっかり後ろへ移動させて口元を改善するためには、歯を動かすためのスペースを確保する必要があります。
そのため十分にご説明とご相談を行ったうえで、上下左右それぞれ1本ずつ(計4本)の抜歯を行い、スペースを確保して歯を後方へ移動させる治療計画としました。
使用した矯正装置
まずはマウスピース型矯正装置(インビザライン)を用いて治療を開始しました。
治療経過
治療を進める中で、下顎の歯の移動においてマウスピースの適合が十分でない部分が見られました。
そのため、より確実に歯を動かす目的で、下顎のみワイヤー矯正を一部併用しながら治療を進めました。
マウスピースとワイヤー矯正を適切に組み合わせることで、歯の移動をコントロールしながら治療を行っています。
①主訴:出っ歯が気になる
②診断名:上顎前突・叢生
③初診時年齢:25歳
④住まい:埼玉県さいたま市
⑤治療に用いた主な装置:マウスピース型矯正装置(インビザライン)、ワイヤー矯正
⑥抜歯部位:上下左右第一小臼歯
⑦治療期間:3年
⑧治療費概算:¥875,000(税込¥962,500)
⑨リスクと副作用:痛み、歯根吸収、歯肉退縮、虫歯、後戻り主訴:出っ歯が気になる
ワイヤー矯正の装置が外れたときの対処法|すぐやるべき行動と注意点
ワイヤー矯正中、装置が突然外れてしまった経験はありませんか?
ブラケットが取れた、ワイヤーがずれた・・・このような状況に直面すると、多くの方が不安を感じるでしょう。
装置が外れることは矯正治療中によくあるトラブルのひとつです。適切な対処をしなければ治療期間に影響が出たり、口腔内のトラブルにつながる可能性があります。
本記事では、ワイヤー矯正の装置が外れる主な原因から、外れたときの正しい対処法、放置するリスク、そして装置が外れるのを防ぐための予防策まで、矯正治療の一般的な考え方として解説します。
ワイヤー矯正の装置が外れる主な原因
矯正装置は、治療終了時に外すことを前提に装着されています。そのため、治療中に外れることもあります。
装置が外れる原因を理解しておくことで、予防策を講じることができます。
フッ素と接着剤の相性による問題
歯の表面にフッ素を塗布すると、むし歯予防に効果的です。
しかし、ブラケットを装着する前に「エッチング処理」を行う際、フッ素が塗布されていると接着剤がうまく機能しない可能性があります。
フッ素塗布を受けた場合は、歯科医師に伝えることが重要です。
装着時の乾燥不足
装置の装着時に歯の表面が湿っていると、接着剤の固定力が低下します。
特に唾液が多い方の場合、十分な乾燥が難しく、装置が外れやすくなることがあります。歯科用接着剤は水分に弱いため、装着時の「防湿処理」が不十分だと接着力が低下するのです。

装置周辺の清掃不足
ブラケットの周辺に汚れが残っていると、接着力が低下して装置が外れることがあります。
ワイヤー矯正では装置を取り外すことができないため、ブラケット周辺やワイヤーの下には食べかすなどの汚れが溜まりやすいです。これによって装置が外れやすくなるだけでなく、むし歯になるリスクも高まります。
歯ブラシだけでなく、歯間ブラシやタフトブラシなどを使用して、装置周辺に付着した汚れをしっかり落とすことが重要です。
噛む力の強さ
噛む力が強いことも、装置が外れる原因のひとつです。
噛む力の強さは顎の筋力や姿勢、歯並びなどによって個人差があります。特に集中しているときや就寝中に無意識に歯を食いしばる癖がある方、もともと噛む力が強い方は注意が必要です。
噛む力が強いと装置に過度な力が加わり、ブラケットやワイヤーが外れやすくなります。
過蓋咬合による干渉
噛み合わせが深く、上の歯列が下の前歯を大きく覆いかぶさっている状態を「過蓋咬合」といいます。
この状態では、下の歯に装着した装置に上の歯がぶつかりやすくなります。衝撃が繰り返されると接着剤がはがれ、ブラケットが取れる恐れがあるのです。

硬いものや粘着性の高いものを噛んだ
硬い肉やせんべいを噛むとブラケットに強い力がかかって外れることがあります。
また、粘着性の高い餅やキャラメルは装置にくっつきやすく、取るときに装置が一緒に外れることがあります。そのため、矯正中は硬いものや粘着性のあるものは避けたほうがよいでしょう。
無意識に装置を触る癖
矯正器具を装着した直後は違和感から舌や指で触ってしまうことがあるでしょう。
しかし、装置を舌や指で繰り返し触っているとワイヤーやブラケットが外れることがあるのです。装置はなるべく触らないよう意識しましょう。
人工歯が多い場合
金属製の被せ物やセラミック歯は天然歯に比べて表面が滑らかなため、歯科用接着剤がなじみにくいです。
そのため、人工歯にブラケットを装着すると、外れることがあります。人工歯があると矯正ができないわけではありませんが、人工歯が多い方は矯正装置が外れやすくなるため注意が必要です。
ワイヤー矯正の装置が外れたまま放置するリスク
装置が外れた状態を放置すると、さまざまな問題が生じます。
すぐに歯科医院に連絡できない場合でも、放置によるリスクを理解しておくことが大切です。

歯並びの改善が遅れる
矯正装置が外れた状態を放置すると、歯を移動させる力がかからず、計画通りに歯が動きません。
その結果、治療期間が延長となる可能性があります。また、装置が外れたまま放置すると、せっかく動いた歯が元の位置に戻ろうとする「後戻り」が起こることもあります。
治療の進行を妨げないためにも、早めの対処が必要です。
口内に不快な症状が現れる
外れたワイヤーやブラケットが口腔内を傷つけ、痛みや口内炎を引き起こすことがあります。
特にワイヤーが余って口の中に刺さると、痛みが生じる場合があります。また、装置が外れた部分に食べかすが溜まりやすくなり、むし歯や歯周病のリスクも高まります。
口腔内の健康を守るためにも、装置が外れたら速やかに対処することが重要です。
装置が外れたときの正しい対処法
装置が外れた際の対処法は、どの部分が外れたかによって異なります。
ここでは、各装置が外れたときの具体的な対処法を解説します。
ブラケットが取れたとき
ブラケットが完全に外れた場合は、まず外れたブラケットを保管してください。
ブラケットがワイヤーにぶら下がっている状態であれば、無理に外さず、そのままにしておきましょう。ワイヤーから外れて口の中に残っている場合は、誤飲を防ぐために取り出して保管します。
できるだけ早く歯科医院に連絡し、再装着の予約を取ることが大切です。

アーチワイヤーが取れたとき
ブラケットが脱離した場合、ワイヤーの先端が口腔内を傷つける可能性があります。
奥歯の後ろでワイヤーの先が少し飛び出して、歯ぐきに当たっている状態では、矯正用のワックスを使用して保護しましょう。ワックスを必要な分だけカットして、ワイヤーの角張っている部分に取り付けることで、口腔内を傷つけるのを防ぐことができます。
ただし、ワックスを多くつけ過ぎると違和感を覚えたり、ワックスが取れてしまったりすることもあるので、必要量だけつけるように注意しましょう。
歯科医院では、余ったワイヤーをカットするか、ワイヤーを折り曲げて口の中に当たらないようにする処置を行います。
リガチャーワイヤーが取れたとき
「リガチャーワイヤー」とは、ブラケットとアーチワイヤーを固定する細いワイヤーです。
リガチャーワイヤーが外れた場合も、矯正用ワックスで保護することができます。
リガチャーワイヤーが外れると、ブラケットとワイヤーの固定が緩むため、早めの対処が必要です。
パワーチェーンが外れたとき
「パワーチェーン」は、歯と歯の隙間を閉じるために使用されるゴム状の装置です。
パワーチェーンが外れた場合は、無理に戻そうとせず、そのままにしておきましょう。

装置が外れるのを防ぐための予防策
装置が外れるリスクを減らすためには、日常生活での注意が必要です。
ここでは、装置が外れるのを防ぐための具体的な予防策を紹介します。
歯科医師の指示どおりに検診を受ける
定期的な検診を受けることで、装置の状態を確認し、問題が生じる前に対処できます。
ワイヤー矯正では、月に1度来院していただき、ワイヤーを交換したり調節したりします。歯の動きに合わせてワイヤーを軟らかくて細いものから少しずつ太くて硬いものに変えていき、歯を少しずつ目標とする歯並びに向けて調整していきます。
また、矯正治療中はブラケットやワイヤーが邪魔で歯磨きがしにくいため、定期的にプラークや歯石を落としてむし歯や歯周病予防をすることも重要です。
硬いものと粘着性の高いものは控える
硬い食べ物や粘着性の高い食べ物は、装置に強い負荷をかけます。
硬いせんべい・ナッツ・硬い肉などは、ブラケットやワイヤーに力がかかって外れる原因になりやすいでしょう。小さく切って、奥歯でしっかり噛んで食べるなど工夫しましょう。
お餅やキャラメルなどの食べ物は、ブラケットやワイヤーにくっつきやすいです。くっついたものを外そうと引っ張ったり、歯ブラシで強く磨いたりしたときに矯正装置が外れる可能性があります。

しっかりとブラッシングをする
装置周辺の清掃を怠ると、接着力が低下して装置が外れやすくなります。
ワイヤー矯正をしていると、普段よりも歯磨きがしにくいと感じる方は多いでしょう。デンタルフロスやタフトブラシなどを活用しながら、細かい部分まで丁寧に歯磨きをすることが大切です。
ただし、歯をしっかりと磨こうと力を入れすぎたり、電動ブラシを強く押し当てたりすると矯正装置に強い負荷がかかります。歯ブラシを使用する場合は、優しく磨くことを心がけましょう。
装置を舌や指で触らない
矯正をしていると、矯正装置が気になって舌や指で触る方もいるでしょう。
矯正装置を触ることが習慣化していると、ワイヤーが変形したり外れたりする原因になります。特に、矯正治療を始めて間もない時期は違和感を覚えやすいです。
できるだけ触れないように意識することが大切でしょう。
歯ぎしり・食いしばりの対策をする
就寝中の歯ぎしりや食いしばりは、装置に過度な力を加えます。
歯ぎしりや食いしばりの癖がある方は、歯科医師に相談してマウスガードの使用を検討しましょう。マウスガードを装着することで、装置への負担を軽減できます。

大宮SHIN矯正歯科のワイヤー矯正
当院では、矯正治療を行っています。
ワイヤー矯正の調整について
ワイヤー矯正は専門的な知識が求められる治療です。
当院では矯正治療に携わる歯科医師が、1本1本の歯の動きを細かくコントロールしながら、歯並びの改善を目指した治療を行います。患者さまの歯並びの状態に応じた治療計画を立案し、治療計画に沿って進めていきます。
目立ちにくいセラミックブラケットを採用
当院では金属のギラつきが目立つメタルブラケットや変色しやすいプラスチックブラケットは使用せず、セラミックブラケットを使用しています。
見た目に配慮しながら、治療を進めやすい環境に配慮しています。
生活に合わせて選べるワイヤー
使用するワイヤーや補助装置は、歯並びの状態や治療計画に応じて選択しています。見た目や使用材料については、診察時に説明を行っています。
まとめ
ワイヤー矯正中に装置が外れることはありますが、適切な対処をしなければ治療期間が延びたり、口腔内にトラブルが生じたりする可能性があります。
装置が外れる原因を理解し、日常生活で予防策を講じることが大切です。
もし装置が外れてしまった場合は、慌てずに適切な応急処置を行い、できるだけ早く歯科医院に連絡しましょう。
大宮SHIN矯正歯科では、矯正治療に対応しています。。装置が外れた際のトラブル対応はもちろん、患者さま一人ひとりの状態に応じた治療計画を立案し、治療計画に沿って進めていきます。
歯並びや矯正治療でお悩みの方は、診察時にご相談いただくことが可能です。
著者情報
大宮SHIN矯正歯科 院長 矢野 晋也

経歴
2001年 日本大学歯学部卒業
2006年 日本大学歯学部矯正科大学院卒業
2008年 日本大学歯学部矯正科専修医
2010年 日本大学歯学部矯正科助教
2013年 大宮SHIN矯正歯科開業
2016年 医療法人社団バリュースマイル
大宮SHIN矯正歯科理事長就任
資格・所属学会
歯学博士
日本矯正歯科学会認定医
日本矯正歯科学会会員
日本舌側矯正歯科学会
日本顎変形症学会
日本口蓋裂学会
日本成人矯正歯科学会
東京矯正歯科学会会員
さいたま市立植竹中学校 校医
日本歯科医師会
埼玉県歯科医師会
大宮歯科医師会
日本医師薬専門学校 非常勤講師(審美矯正学)
日本大学歯学部歯科矯正学講座 同門会 理事
指定自立支援医療機関(育成医療・更生医療)
顎口腔機能診断施設
歯科矯正診断指定施設
矯正中に歯周病が悪化しやすいのはどんなケース?進行を防ぐために意識したいポイント
矯正治療と歯周病の関係
歯列矯正を検討されている方の中には、歯周病との関係性について不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
矯正治療と歯周病には深い関わりがあります。矯正治療は、歯並びを整えることで清掃性の向上につながる場合があります。ただし、治療中の口腔環境の変化により、一時的に歯周病のリスクが高まる可能性があることも事実です。
矯正治療を成功させるためには、歯周病との適切な向き合い方を理解しておくことが大切です。
矯正中に歯周病が悪化しやすいケースとは?
ブラケット装置周辺のプラーク蓄積
表側ワイヤー矯正を選択された場合、歯の表面に装着される「ブラケット」や「ワイヤー」が、プラーク(歯垢)の蓄積を招きやすくなります。
ブラケット周辺は複雑な形状をしているため、通常の歯磨きだけでは汚れを完全に除去することが難しくなります。プラークが溜まったままだと歯肉が炎症を起こし、進行する可能性があります。
歯の移動による一時的な歯周組織の変化
矯正治療で歯を動かすメカニズムは、矯正装置の力によって歯の根っこの「歯根膜」に負荷がかかり、歯の周りの骨を壊しながら動き、歯が動いた後方の骨を作りながら移動していきます。
この過程で一時的に歯周組織が不安定になり、細菌が入り込みやすい隙間ができることがあります。既に歯周病がある状態で矯正治療を始めると、歯周病の細菌がこの隙間に入り込み、症状が悪化してしまう恐れがあります。

歯周病が進行している状態での矯正開始
歯周病が進行していると、歯の動きが速くなるばかりか、歯を支える骨が作られないままとなり、歯がグラグラ動いて抜けてしまう恐れもあります。
そのため、矯正治療を開始する前には、歯周病の治療を行って口腔内の歯周病の原因となる細菌を減少させ、歯や骨の状態を安定させることが優先されます。状態によっては、矯正治療の開始が難しい場合があります。
矯正治療前に必要な歯周病治療
基本となる歯周病治療
歯周病の基本となる治療は、歯や歯根に付着しているプラークや歯石、重度の場合は膿などの毒素を取り除くことです。
歯科医院でのプロフェッショナルケアとして、機械あるいは手動の器具で歯の表面や歯周ポケットの入り口に付着しているプラークや歯石を取り除く「スケーリング」を行います。歯の表面を磨いて汚れを付きにくくします。これと並行して、毎日のご自身での歯磨きの両方でお口の中の環境を守ることが大切です。

重度の場合の外科的処置
歯周病基本治療を行っても取り除けない奥深く潜んでいる汚れには、外科手術を伴うこともあります。
歯周ポケットの奥深く骨にまで細菌が入り込んだ重度の状態では、骨が溶けていき歯を支えられなくなり、やがて抜歯が必要になる可能性があります。そのため、適切な外科的処置が必要になる場合があります。
矯正開始のタイミング
歯周病治療後、口腔内の状態が安定してから矯正治療を開始します。
治療開始時期は、歯周病の進行度や治療内容によって異なります。歯科医師が歯や骨の状態を慎重に評価し、適切なタイミングを判断します。焦らず、しっかりと歯周病を改善してから矯正治療に臨むことが、長期的な成功につながります。
矯正中の歯周病予防法
装置に合わせた適切なブラッシング方法
ワイヤー矯正の場合、ブラケット周辺は特に念入りに磨く必要があります。
通常の歯ブラシに加えて、「ワンタフトブラシ」(先端が細い歯ブラシ)や「歯間ブラシ」を使用し、ブラケットとワイヤーの隙間、歯とブラケットの境目を丁寧に清掃することが重要です。歯磨きの時間は、矯正前よりも長くかかることを想定しておきましょう。

マウスピース型矯正装置(インビザライン)のメリット
マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、ワイヤー矯正と比較して清掃しやすいというメリットがあります。
食事や歯磨きの際には装置を取り外すことができるため、通常通りの歯磨きが可能です。装置自体も洗浄できるため、口腔内を清潔に保ちやすくなります。7〜14日でマウスピースを交換し、少しずつ歯を動かすため、ワイヤー矯正より違和感が比較的少ないと感じる場合があります。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)は1週間に1度マウスピースを交換し、1ヶ月で約1mm(1週あたり約0.25mm)ずつ歯を移動させます。そのため、ワイヤー矯正と比べて違和感が比較的少ないと感じる場合があり、通院頻度も少なくなる場合があります。
定期的なプロフェッショナルケア
矯正治療中は、定期的に歯科医院でのプロフェッショナルケアを受けることが大切です。
自分では取り切れない汚れや歯石を専門的な器具で除去してもらい、歯周病の早期発見・早期治療につなげます。歯科衛生士から正しいブラッシング指導を受けることで、日々のセルフケアの質も向上します。
歯周病に配慮した矯正治療の選択肢
マウスピース型矯正装置(インビザライン)の特徴
歯周病に悩んでいる方に、マウスピース型矯正装置(インビザライン)を選択肢の一つとして検討されることがあります。
目立ちにくい、違和感が少ないとされる場合がある、清掃しやすい、通院頻度が比較的少ないといった特徴があります。特に歯周病予防の観点で清掃しやすい特徴があります。取り外し可能な装置のため、食事の際の食べ物の詰まりや引っ掛かりも少なく、プラークコントロールがしやすいお口の環境を維持できます。

ワイヤーとマウスピースの併用治療
マウスピース型矯正装置(インビザライン)単独では難しい症例には、ワイヤーとマウスピースの併用治療が適用されます。
比較的難しい歯並び・かみ合わせを、まずワイヤーで改善してからマウスピースに移行することで、矯正治療を無駄なく、効率的に治療を進められる場合があります。この方法により、治療の各段階で状態に応じて装置を選択し、歯周病リスクに配慮しながら治療を進められます。
部分矯正という選択肢
費用を抑えるために部分矯正を希望される方もいらっしゃいますが、部分矯正は決して簡単な治療ではありません。
全体のかみ合わせや骨格を加味して治療を行わないと、後戻りしたり、歯茎が下がったりというトラブルも想定されます。当院では、後戻りしにくいかみ合わせを加味した治療、歯と骨格のバランスが取れるように計画を立て、正面、横顔共にバランスのとれる矯正治療を行っております。
大宮SHIN矯正歯科の歯周病対策へのアプローチ
専門性の高い治療体制
当院では、状態に応じて矯正治療の方法を検討しています。抜歯を伴う症例や、他院で治療を受けた後の再治療についても、状態に応じて治療方法を検討しています。
患者さま一人ひとりの状態や希望を踏まえた治療方針
患者さま一人ひとりで歯並びや噛み合わせ、生活背景は異なるため、状態や希望を踏まえて治療計画を検討します。

マウスピース型矯正装置(インビザライン)を用いた治療に対応しています
抜歯を伴う症例についても、状態に応じて治療方法を検討しています。大宮駅西口から徒歩2分で、土日も診療を行っています。
まとめ
矯正歯科治療は公的健康保険の対象外の自由(自費)診療となります。
矯正治療中に歯周病が悪化しやすいケースは、主にブラケット周辺のプラーク蓄積、歯の移動による歯周組織の変化、既存の歯周病がある状態での治療開始の3つです。
適切な予防策や治療方法の選択により、これらのリスク軽減につながる可能性があります。矯正治療前の歯周病治療、装置に合わせた丁寧なブラッシング、定期的なプロフェッショナルケア、そして歯周病に配慮した装置選択が重要なポイントとなります。
特にマウスピース型矯正装置(インビザライン)は、特徴の一つとして清掃しやすさが挙げられます。矯正治療は、歯並びを整えることで長期的な歯周病予防にもつながる治療法です。不安を感じている方は、まずは歯科医師に相談し、ご自身の状態に応じた治療計画を検討することから始めてみてはいかがでしょうか。
大宮SHIN矯正歯科では、歯周病に配慮しながら、患者さま一人ひとりの状態や希望を踏まえて治療計画を検討しています。詳しくは、大宮SHIN矯正歯科 矯正をご覧ください。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)について
マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、日本の医薬品医療機器等法(薬機法)において承認を受けていない医療機器です。
本装置は、米国アライン・テクノロジー社の製品であり、インビザライン・ジャパン社を通じて、歯科医師の判断のもと入手しています。
日本国内にも、マウスピース型矯正装置(インビザライン)として薬機法の承認を受けている医療機器が複数存在します。
なお、マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、米国食品医薬品局(FDA)により医療機器として認証を受けています。
また、マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
著者情報
大宮SHIN矯正歯科 院長 矢野 晋也

経歴
2001年 日本大学歯学部卒業
2006年 日本大学歯学部矯正科大学院卒業
2008年 日本大学歯学部矯正科専修医
2010年 日本大学歯学部矯正科助教
2013年 大宮SHIN矯正歯科開業
2016年 医療法人社団バリュースマイル
大宮SHIN矯正歯科理事長就任
資格・所属学会
歯学博士
日本矯正歯科学会認定医
日本矯正歯科学会会員
日本舌側矯正歯科学会
日本顎変形症学会
日本口蓋裂学会
日本成人矯正歯科学会
東京矯正歯科学会会員
さいたま市立植竹中学校 校医
日本歯科医師会
埼玉県歯科医師会
大宮歯科医師会
日本医師薬専門学校 非常勤講師(審美矯正学)
日本大学歯学部歯科矯正学講座 同門会 理事
指定自立支援医療機関(育成医療・更生医療)
顎口腔機能診断施設
歯科矯正診断指定施設
ワイヤー矯正は話しにくい?発音への影響と慣れるまでに意識したいポイント
ワイヤー矯正を検討しているけれど、「装置をつけたら話しにくくなるのでは?」と不安を感じている方は少なくありません。
特に接客業や営業職、教師など人前で話す機会が多い方にとって、発音や滑舌への影響は大きな懸念材料となるでしょう。
実際のところ、ワイヤー矯正装置を装着すると、一時的に話しにくさを感じることがあります。しかし、それは永続的なものではなく、多くの場合は装置に慣れることで自然に解消されていきます。
この記事では、ワイヤー矯正が発音に与える影響や慣れるまでの期間、滑舌を早く改善するトレーニング方法まで、矯正中の発音の悩みを解消する情報を詳しくお伝えします。
ワイヤー矯正で話しにくくなるのは本当?
結論から申し上げると、ワイヤー矯正装置を装着した直後は、多くの方が話しにくさを感じます。
これは装置が口の中に入ることで、舌や唇の動きに制限がかかるためです。普段何気なく行っている発音の動作が、装置によって妨げられることで、違和感や発音のしづらさが生じるのです。
特に舌の動きが重要な「さ行」「た行」「ら行」などの子音は、影響を受けやすい傾向にあります。また、唇の動きが重要な「ま行」「ば行」「ぱ行」なども、装置によって唇の動きが制限されると発音しにくくなることがあります。
しかし、これは一時的な現象です。
装置に慣れていくことで、舌や唇の動かし方を無意識に調整し、次第に自然な発音ができるようになります。多くの患者さんは、1週間から1ヶ月程度で装置の存在を意識せずに話せるようになっていきます。

装置が舌や唇の動きに与える影響
ワイヤー矯正装置は、歯の表面または裏側にブラケットとワイヤーを装着します。
この装置が口腔内に存在することで、舌が装置に触れたり、唇が装置に引っかかったりして、普段とは異なる感覚を覚えます。特に舌先を上の前歯の裏側に軽く触れて発音する「さ行」は、装置があることで舌の位置が定まりにくくなり、発音が不明瞭になることがあります。
また、「た行」は舌の先端を上あごに付けて発音し、「ら行」も舌先を上あごに押し当てて発音するため、これらも影響を受けやすい音です。唇の動きが重要な「ま行」「ば行」「ぱ行」は、装置によって唇の形や閉じ方が制限されると、子音がぼやけたり不明瞭になったりします。
歯の隙間から空気が抜けやすくなる
矯正治療中は歯を動かすため、一時的に歯と歯の間に隙間ができることがあります。
この隙間から空気が抜けやすくなり、「th」や「s」といった歯擦音の発音に影響が出ることがあります。特に英語を使う機会が多い方は、この点が気になるかもしれません。
しかし、治療が進み歯並びが整ってくると、隙間は徐々に閉じていき、発音も改善されていきます。むしろ、矯正治療後は歯並びが整うことで、舌の動きがスムーズになり、発音がしやすくなることがあります。
表側矯正と舌側矯正、どちらが話しにくい?
ワイヤー矯正には、歯の表側に装置をつける「表側矯正」と、歯の裏側に装置をつける「舌側矯正」があります。
それぞれ発音への影響の度合いが異なるため、ご自身のライフスタイルや職業に合わせて選択することが重要です。

表側矯正(ラビアル矯正)の特徴
表側矯正は、歯の表面にブラケットとワイヤーを装着する最も一般的な矯正方法です。
装置が歯の表側にあるため、舌が直接装置に触れることはほとんどありません。そのため、裏側矯正と比較すると、舌の動きが制限されにくく、発音への影響は比較的少ないと言えます。
ただし、唇や頬の裏側に装置が当たる違和感があり、特に「う」「く」「す」「つ」「ぬ」「む」「ゆ」「る」といった頬を大きく動かす発音では、慣れるまで違和感を感じることがあります。また、吹奏楽器の演奏やボールスポーツをされる方は、装置が頬や唇に当たることで影響が出る可能性があります。
当院では、セラミックブラケットを使用しています。見た目に配慮しながら、快適に矯正治療を進めることができます。
舌側矯正(リンガルブラケット矯正法)の特徴
舌側矯正は、歯の裏側にブラケットとワイヤーを装着する矯正方法です。
正面から見えないため審美性に優れていますが、装置が舌に直接触れやすく、発音への影響は表側矯正よりも大きい傾向にあります。特に舌先を使う「さ行」「た行」「ら行」の発音は、装置に舌が引っかかることで不明瞭になることがあります。
また、舌が装置に当たって傷つき、口内炎ができることもあります。口内炎ができると、装置に舌が当たらないように無意識に動かすため、さらに発音しにくくなることがあります。
しかし、これらの問題も装置に慣れることで徐々に解消されていきます。舌側矯正を選択される方は、見た目を重視される方が多いため、一時的な発音の不便さを受け入れる覚悟が必要です。

マウスピース型矯正装置(インビザライン)との比較
マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、透明なマウスピースを使用する矯正方法です。
歯全体をマウスピース型矯正装置(インビザライン)で覆うため、装着時には厚みの分だけ違和感がありますが、表側矯正や舌側矯正と比較すると、発音への影響は少ない傾向にあります。特に発音が重要な職業の方は選択されることがあります。
ただし、マウスピース型矯正装置(インビザライン)は適応症例に限りがあり、重度の不正咬合には対応できない場合があります。当院では、患者さんの歯並びの状態やご希望に合わせて、ワイヤー矯正とマウスピース型矯正装置(インビザライン)の中から状態に応じた治療方法をご提案しています。
装置に慣れるまでの期間はどのくらい?
装置を装着してから発音に慣れるまでの期間は、個人差が大きいです。
早い方では1週間程度で違和感が和らぎ、発音も元通りになる一方、中にはなかなか慣れずに数ヶ月以上発音の不自由さが続く方もいらっしゃいます。平均的には、1週間から1ヶ月程度で装置の存在を意識せずに話せるようになる方が多いです。
慣れるまでの期間に影響する要素
装置に慣れるまでの期間には、いくつかの要素が影響します。
まず、装置の種類です。表側矯正は比較的慣れやすく、舌側矯正は慣れるまでに時間がかかる傾向にあります。また、歯並びの状態も影響します。歯列のアーチが狭い方や、歯が内側に倒れている方は、舌のスペースが限られるため、装置に慣れるまでに時間がかかることがあります。
さらに、日常的に話す機会の多さも重要です。人と話す機会が多い方は、自然と装置に慣れるのが早い傾向にあります。逆に、話す機会が少ない方は、慣れるまでに時間がかかることがあります。

慣れやすくするための心構え
装置に早く慣れるためには、積極的に話すことが大切です。
話しにくいからといって消極的になってしまうと、慣れることができずに発音の不便さが長引いてしまいます。日常会話を積極的に行い、装置のある環境に口腔内を適応させていくことが重要です。
また、後述する発音トレーニングを取り入れることで、より早く自然な発音を取り戻すことができます。焦らず、少しずつ慣れていくことを意識しましょう。
滑舌を早く改善するトレーニング方法
矯正装置を装着した後、できるだけ早く自然な発音を取り戻したいと思うのは当然のことです。
ここでは、滑舌を早く改善するための具体的なトレーニング方法をご紹介します。これらのトレーニングを日常的に取り入れることで、装置に慣れるスピードが格段に上がります。
舌を思いっきり出すトレーニング
舌の柔軟性と筋力を向上させることで、滑舌の改善が期待できます。
まず、頭を少し上に向けて、舌をできるだけ天井に向かって突き出します。数秒間その状態を保ち、次に舌を引き戻して正面を向きます。この動作を繰り返します。毎日数分間行うことで、舌の動きがスムーズになり、発音のしづらさを克服しやすくなります。
母音だけで発音するトレーニング
母音の「あいうえお」の発音がうまくできないと、言葉の伝わり方が不明瞭になります。
これを改善するために「母音法」と呼ばれるトレーニングが効果的です。この方法は、全ての言葉を母音に置き換えて、口の形を意識してゆっくりと発音します。たとえば、「おはようございます」の場合、ローマ字に変換すると「ohayougozaimasu」となりますが、母音だけ取り出すと「おあおうおあいあう」になります。
これを繰り返し発音することで、母音の発音が聞き取りやすくなります。実際に「おはようございます」と言うときにも、この感覚を保つことではっきりとした母音で話すことができます。このトレーニングは、劇団四季の劇団員もお稽古に取り入れているほど効果的な方法です。

早口言葉トレーニング
早口言葉は滑舌の向上に非常に効果的です。
特に発音が難しい早口言葉を選び、繰り返し練習しましょう。スピードにこだわらず、口の動きを意識的にコントロールすることが重要です。日常会話での明瞭な発音が自然と身につくようになります。
たとえば、「生麦生米生卵」「隣の客はよく柿食う客だ」「バスガス爆発」などの早口言葉を、ゆっくりと正確に発音することから始めましょう。慣れてきたら徐々にスピードを上げていきます。
日常会話を積極的に行う
トレーニングも大切ですが、最も効果的なのは日常会話を積極的に行うことです。
人と話す機会を意識的に増やし、装置のある環境に口腔内を適応させていきましょう。話しにくいからといって消極的になると、慣れるまでに時間がかかってしまいます。積極的にコミュニケーションをとることが、最も自然で効果的なトレーニングになります。
矯正治療中に滑舌が悪くなりやすいタイミング
矯正治療中は、特定のタイミングで滑舌が悪くなりやすいことがあります。
これらのタイミングを事前に知っておくことで、心の準備ができ、適切に対処することができます。
矯正開始1〜2ヶ月
装置を装着した直後から1〜2ヶ月は、最も話しにくさを感じる期間です。
口腔内に装置が入ることで、舌や唇の動きに制限がかかり、普段とは異なる感覚を覚えます。この期間は、装置に慣れるための適応期間と考え、焦らずに過ごすことが大切です。

矯正装置の調整後数日
月に1回程度の調整来院時に、ワイヤーを交換したり調整したりします。
調整後は歯が動き始めるため、数日間は痛みや違和感を感じることがあります。この時期は、装置の位置が微妙に変わることで、再び話しにくさを感じることがあります。しかし、これも数日で慣れていきますので、心配する必要はありません。
補助装置装着時
矯正治療の進行状況によっては、補助装置を追加で装着することがあります。
たとえば、ゴムかけや顎間ゴムなどです。これらの補助装置を装着すると、再び話しにくさを感じることがありますが、これも一時的なものです。装置に慣れることで、自然に発音できるようになります。
歯列弓が狭くなる時
矯正治療の過程で、一時的に歯列弓が狭くなることがあります。
これにより、舌のスペースが限られ、舌の動きが制限されることで発音しにくくなることがあります。しかし、治療が進むにつれて歯列弓は適切な形に整っていきますので、この問題も徐々に解消されます。
矯正治療中に滑舌が悪いと感じたときの対処法
矯正治療中に滑舌が悪いと感じたときは、適切に対処することが大切です。
ここでは、具体的な対処法をご紹介します。
矯正用ワックスを活用する
ワイヤー矯正の場合、装置が頬や唇、舌に当たって痛みや違和感を感じることがあります。
このような場合は、矯正用ワックスを装置に塗布することで、装置が粘膜に直接当たるのを防ぎ、違和感を軽減することができます。ワックスは当院でもお渡ししていますので、お気軽にお申し付けください。

発音・発声トレーニングを継続する
前述した発音トレーニングを継続的に行うことが重要です。
舌を思いっきり出すトレーニング、母音法、早口言葉などを日常的に取り入れることで、装置に慣れるスピードが上がり、滑舌の改善が期待できます。
過度な発音練習は避ける
滑舌を早く改善したいからといって、過度な発音練習は避けましょう。
無理に発音しようとすると、舌や口腔内の筋肉に負担がかかり、かえって疲労や痛みを引き起こすことがあります。適度なトレーニングを心がけ、自然に慣れていくことを意識しましょう。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)を長時間外さない
マウスピース型矯正装置(インビザライン)の場合、話しにくいからといって長時間外してしまうと、治療が進まなくなってしまいます。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)は1日約20時間以上の装着が必要です。食事や歯磨きの際のみ取り外し、それ以外の時間はしっかりと装着することで、治療を計画通りに進めることができます。
矯正治療後は発音が改善される
矯正治療中の一時的な話しにくさは、多くの方が経験することです。
しかし、治療が完了し歯並びが整うと、舌の動きがスムーズになり、発音がしやすくなるというメリットがあります。特に、歯並びが悪いことで発音しにくかった「th」「l」「f」「s」「z」などの音は、矯正治療後に明確に発音できるようになることが期待できます。
歯並びが整うことで、歯の隙間から空気が抜けにくくなり、舌や唇の動きが制限されなくなるため、発音がしやすくなることがあります。英語を使う機会が多い方にとっては、メリットと感じられることがあります。

噛み合わせの改善による全身への影響
矯正治療は、見た目の改善だけでなく、噛み合わせの機能改善も重要な目的です。
噛み合わせが整うことで、食事がしやすくなり、むし歯や歯周病のリスクも低減します。また、顎関節への負担が減ることで、顎関節症の予防にもつながります。さらに、正しい噛み合わせは全身のバランスにも影響し、全身の状態との関連が指摘されることもあります。
大宮SHIN矯正歯科のワイヤー矯正の特徴
難症例や治療途中のケースなどについても、状態に応じて矯正治療を検討しています。
ワイヤー矯正の調整について
ワイヤー矯正は専門的な知識が求められる治療です。
当院では矯正治療に携わる歯科医師が、歯の動きを確認しながら治療を行います。
セラミックブラケットを採用
当院では、金属のギラつきが目立つメタルブラケットや変色しやすいプラスチックブラケットは使用していません。
セラミックブラケットを使用しており、見た目に配慮しながら矯正治療を進めやすいよう配慮しています。セラミックブラケットは、変色しにくく、歯になじみやすいため、矯正中も自然な見た目を保つことができます。
生活に合わせて選べるワイヤー
当院では、患者さんのライフスタイルやご希望に合わせて、ワイヤーの種類を選ぶことができます。
シルバーワイヤーは、強度と柔軟性のバランスがよく、症例に応じて使用されます。ワイヤーの種類は症例に応じて選択されます。

治療期間と費用
治療期間は、歯並びの状態によって異なりますが、おおよそ1年半から2年半が平均です。
軽度の場合は1年程度、難症例では3年以上かかることもあります。費用は、表側矯正(シルバーワイヤー)が税込825,000円から880,000円、ワイヤーの種類により費用が異なる場合があります。分割払いやデンタルローンにも対応していますので、ご予算に合わせて無理なく治療を始めることができます。
まとめ
ワイヤー矯正装置を装着すると、一時的に話しにくさを感じることがあります。
しかし、それは装置に慣れるまでの過渡期の現象であり、多くの場合は1週間から1ヶ月程度で自然な発音を取り戻すことができます。表側矯正は比較的慣れやすく、舌側矯正は慣れるまでに時間がかかる傾向にありますが、いずれも適切なトレーニングと日常会話を積極的に行うことで、早く慣れることができます。
矯正治療後は、歯並びが整うことで舌の動きがスムーズになり、発音がしやすくなる場合があります。一時的な不便さを乗り越えることで、美しい歯並びと機能的な噛み合わせを手に入れることができます。
当院では、矯正治療に携わる歯科医師が患者さん一人ひとりの状態に応じた治療を行っています。ワイヤー矯正に関するご不安やご質問がある方は、まずは初診相談へお越しください。あなたの状態に応じた治療方法をご提案しています。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)について
マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、日本の医薬品医療機器等法(薬機法)において承認を受けていない医療機器です。
本装置は、米国アライン・テクノロジー社の製品であり、インビザライン・ジャパン社を通じて、歯科医師の判断のもと入手しています。
日本国内にも、マウスピース型矯正装置(インビザライン)として薬機法の承認を受けている医療機器が複数存在します。
なお、マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、米国食品医薬品局(FDA)により医療機器として認証を受けています。
また、マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
著者情報
大宮SHIN矯正歯科 院長 矢野 晋也

経歴
2001年 日本大学歯学部卒業
2006年 日本大学歯学部矯正科大学院卒業
2008年 日本大学歯学部矯正科専修医
2010年 日本大学歯学部矯正科助教
2013年 大宮SHIN矯正歯科開業
2016年 医療法人社団バリュースマイル
大宮SHIN矯正歯科理事長就任
資格・所属学会
歯学博士
日本矯正歯科学会認定医
日本矯正歯科学会会員
日本舌側矯正歯科学会
日本顎変形症学会
日本口蓋裂学会
日本成人矯正歯科学会
東京矯正歯科学会会員
さいたま市立植竹中学校 校医
日本歯科医師会
埼玉県歯科医師会
大宮歯科医師会
日本医師薬専門学校 非常勤講師(審美矯正学)
日本大学歯学部歯科矯正学講座 同門会 理事
指定自立支援医療機関(育成医療・更生医療)
顎口腔機能診断施設
歯科矯正診断指定施設
マウスピース型矯正装置が向いていないのはどんな人?判断の目安を整理
透明で目立たず、食事や歯磨きの際に取り外せるマウスピース型矯正装置(インビザライン)は、近年多くの方に選ばれる矯正治療法です。しかし、すべての歯並びに適応できるわけではありません。
臨床の現場では、マウスピース型矯正装置(インビザライン)には適応の違いがあると考えられています。
この記事では、マウスピース型矯正装置(インビザライン)が適さないケースや、その判断基準について詳しく解説します。自分の歯並びがマウスピース型矯正装置(インビザライン)を用いた治療に適しているか、気になる方はぜひ参考にしてください。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)の基本的な特徴
マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、透明なプラスチック製のマウスピースを装着して歯を動かす矯正方法です。
特徴の一つとして、装置が目立たないこと。接客業や営業職など、人前に出る機会が多い方でも比較的取り入れやすいと感じる方もいます。また、食事や歯磨きの際には取り外しができるため、従来のワイヤー矯正と比べて衛生管理がしやすいとされています。
ただし、1日20時間以上の装着が必要となります。装着時間を守れないと、計画通りに歯が動かず治療期間が延びてしまう可能性があります。
通院頻度は1〜4ヶ月に1回程度で済むため、忙しい方でも継続しやすいと感じる方もいます。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)が向いていない7つのケース
マウスピース型矯正装置(インビザライン)は選択されることが多い治療法の一つですが、すべての症例に対応できるわけではありません。ここでは、適応が難しいケースを詳しく見ていきます。

重度の叢生(歯のガタガタ)がある場合
叢生とは、歯が重なり合ってデコボコになっている状態です。
重度の叢生であっても、マウスピース型矯正装置(インビザライン)単独で治療が検討される場合があります。
一方で、かみ合わせが深い出っ歯で抜歯を伴う症例や、歯の重なりが比較的少ない場合でも抜歯が必要となる上顎前突・上下顎前突などでは、マウスピース単独よりもワイヤー矯正を併用することで、効率的に治療を進められる場合があります。
重度の上顎前突(出っ歯)がある場合
上顎前突、いわゆる「出っ歯」は、上の前歯が前方に突出している状態です。
骨格的な問題が原因で重度の出っ歯になっている場合、歯を動かすだけでは改善が難しいことがあります。特に、顎の骨の大きさや位置に問題がある骨格性の上顎前突では、外科手術を併用した矯正治療が検討される場合があります。
また、見た目には軽度に見える場合でも、治療方法の選択に注意が必要なケースがあります。
例えば、
・歯の重なりが少ないものの、抜歯が必要となる上下顎前突(口元の突出感がある状態)
・前歯の前後差(ジェット)が大きく、かみ合わせが深い過蓋咬合
といった症例では、マウスピース型矯正装置(インビザライン)単独では対応が難しい場合があり、ワイヤー矯正を併用することで、より適切に歯の移動やかみ合わせの調整を行えることがあります。

重度の受け口がある場合
受け口は、下顎前突とも呼ばれ、下の歯が上の歯より前に出ている状態です。
骨格的な問題が原因の重度の受け口では、マウスピース型矯正装置(インビザライン)だけでの治療は困難です。下顎の骨が過剰に成長している場合や、上顎の成長が不足している場合には、外科的な治療を併用する必要があります。
ただし、歯の傾きが原因の軽度な受け口であれば、マウスピース型矯正装置(インビザライン)でも改善が見込まれる場合があります。
複数本の抜歯が必要な症例
歯を並べるスペースを確保するために、複数本の抜歯が必要な症例では注意が必要です。
抜歯後は歯の移動距離が長くなるため、マウスピース型矯正装置(インビザライン)だけでは治療が困難な場合があります。特に、上下左右で4本の小臼歯を抜歯するような症例では、ワイヤー矯正のほうがスムーズに治療が進むことが多いです。
当院では、抜歯症例でもマウスピース型矯正装置(インビザライン)で対応できるケースが多くありますが、必要に応じてワイヤー矯正を6〜10ヶ月ほど併用することもあります。
埋伏歯がある場合
埋伏歯とは、歯が歯茎の中に埋まったままで、完全に生えてきていない状態を指します。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)単独では、埋伏している歯の移動に対応しにくい場合があります。埋伏している歯を正しい位置に導くためには、ワイヤー矯正などの他の治療法が必要になります。
特に、親知らず以外の犬歯や小臼歯が埋伏している場合には、専門的な技術と特殊な装置が必要となります。

複数のインプラントが入っている場合
インプラントは、人工の歯根を顎の骨に埋め込む治療です。
矯正治療では、歯根の周りにある歯根膜という組織が伸び縮みすることで歯が動きます。しかし、インプラントには歯根膜がないため、矯正力を加えても動かすことができません。
複数のインプラントがある場合、周囲の歯の移動が制限されるため、治療計画どおりの歯の移動が難しくなる場合があります。このような症例では、セラミック矯正など他の治療法を検討する必要があります。
中程度から重度の歯周病がある場合
歯周病が進行していると、歯を支える骨や歯茎が弱っています。
このような状態で矯正治療を行うと、歯が動きすぎたり、歯周病がさらに悪化したりするリスクがあります。マウスピース型矯正装置(インビザライン)に限らず、矯正治療自体がリスクを伴う可能性があります。
まずは歯周病の治療を優先し、歯茎や骨の状態を改善させることが重要です。軽度の歯周病であれば、定期的な口腔ケアと歯科医師による管理のもと、矯正治療が可能な場合もあります。
あわせて読みたい
マウスピース型矯正装置だけでは判断が難しい場合は、ほかの治療法との併用について知っておくのも参考になります。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)が向いていない人の特徴
歯並びの状態だけでなく、患者さまの生活習慣や性格によっても、マウスピース型矯正装置(インビザライン)の適性は変わってきます。

装着時間を守れない可能性がある人
マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、1日20時間以上の装着が必要です。
食事と歯磨きのとき以外は、常に装着している必要があります。装着時間が短いと、計画通りに歯が動かず、治療期間が延びてしまいます。
仕事の都合で頻繁に外す必要がある方や、装着を忘れがちな方には、取り外しのできないワイヤー矯正のほうが適している場合があります。
自己管理が苦手な人
マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、決められた期間ごとに新しいマウスピースに交換する必要があります。
交換時期を守らなかったり、マウスピースの衛生管理ができなかったりすると、計画通りに進まない可能性があります。また、マウスピース型矯正装置(インビザライン)を紛失してしまうと、治療の進行に支障が出ることもあります。
自己管理に自信がない方は、歯科医師と相談しながら、自分に合った治療法を選ぶことが大切です。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)ができない場合の代替治療法
マウスピース型矯正装置(インビザライン)が適さない場合でも、他の矯正治療法が検討されることがあります。
ワイヤー矯正
従来のワイヤー矯正は、歯にブラケットという装置を取り付け、ワイヤーで歯を動かす方法です。
重度の不正咬合や複雑な症例で選択されることがある治療法です。最近では、目立ちにくい白いブラケットや、歯の裏側に装置を付ける舌側矯正もあります。
当院では、大学病院の矯正科で12年以上研鑽を積んだ院長が、ワイヤー矯正の豊富な経験を生かした治療計画を作成しています。

ワイヤー矯正とマウスピース型矯正装置(インビザライン)の併用
歯の移動量が大きい場合や、細かい調整が必要な場合には、両方の治療法を組み合わせることがあります。
最初にワイヤー矯正で大きく歯を動かし、その後マウスピース型矯正装置(インビザライン)で仕上げる方法です。これにより、治療期間を短縮しながら、目立たない期間を長く確保できます。
当院では、マウスピース型矯正装置(インビザライン)だけでは難しいと判断した場合、部分的にワイヤー矯正を6〜10ヶ月ほど併用することもあります。
当院のマウスピース型矯正装置(インビザライン)の特徴
当院では、検査結果や口腔内の状態をもとに治療方針を検討しています。
当院の診療体制
大学病院の矯正科で12年以上研鑽を積んだ院長が、すべての症例に関わっています。症例の状態に応じて治療方法を検討しています。
ワイヤー矯正の知識を応用した精密な治療計画により、マウスピース型矯正装置(インビザライン)での治療を提供しています。
精密なデジタル診断
当院では、iTeroという口腔内スキャナーを使用して、3Dスキャンを行います。
従来の粘土による型取りは不要で、嘔吐反射がある方でも負担軽減につながる場合があります。また、スピーディーかつ詳細なデータ取得に活用されています。
治療後の歯並びを事前に確認できる「クリンチェック」により、歯がどのように動き、治療終了時にどうなるかを3Dシミュレーションで確認できます。

遠隔モニタリングで通院負担を軽減
当院では、デンタルモニタリングという遠隔モニタリングシステムを導入しています。
スマホで口の中を撮影するだけで、AIと矯正医が治療経過をチェックします。通院頻度の調整につながる場合があるため、通院や経過確認の方法の一つとして活用しています。
専用アプリで予約、会計、診察券、治療情報確認がスマホ一つで完結します。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)を検討する際の注意点
マウスピース型矯正装置(インビザライン)を選ぶ際には、いくつかの注意点があります。
適切な診断と治療計画が重要
マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、一般歯科でも取り扱われることがある治療法です。
しかし、適切な診断と治療計画がなければ、計画通りに治療が進まない可能性があります。矯正歯科を専門に学んだ歯科医師による診察を受けることが一つの判断基準となります。
当院では、大学病院で矯正歯科を専門に学んだ院長が、すべての症例に関わり、精密な治療計画を作成しています。
医療機器として認められた装置を選ぶ
マウスピース型矯正装置(インビザライン)には、医療機器として認められたものと、そうでないものがあります。
医療機器として認められていない機器で作製されたマウスピースによる期待通りの結果が得られない可能性があります。治療を受ける際には、医療機器として認められた装置であるかを確認することが大切です。
当院では、マウスピース型矯正装置(インビザライン)を用いた治療に対応しています。

まとめ:自分に合った矯正治療を選ぶために
マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、透明で目立たず、取り外しができる矯正治療法です。
しかし、重度の不正咬合、骨格的な問題、歯周病、埋伏歯、複数のインプラントがある場合など、適応が難しいケースもあります。また、装着時間を守れない方や自己管理が苦手な方には、他の治療法のほうが適している場合があります。
大切なのは、自分の歯並びの状態や生活習慣に合った治療法を選ぶことです。
当院では、初診相談を実施しています(セカンドオピニオンを除く)。マウスピース型矯正装置(インビザライン)が適しているか、他の治療法が必要か、詳しく診断した上で丁寧に説明いたします。
「マウスピース型矯正装置(インビザライン)を用いた治療が適しているかわからない」「なるべく目立たずに矯正したい」「治療期間や費用が知りたい」という方は、ぜひ一度ご相談ください。口腔内の状態や検査結果をもとに、治療計画についてご説明しています。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)について
マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、日本の医薬品医療機器等法(薬機法)において承認を受けていない医療機器です。
本装置は、米国アライン・テクノロジー社の製品であり、インビザライン・ジャパン社を通じて、歯科医師の判断のもと入手しています。
日本国内にも、マウスピース型矯正装置(インビザライン)として薬機法の承認を受けている医療機器が複数存在します。
なお、マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、米国食品医薬品局(FDA)により医療機器として認証を受けています。
また、マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
著者情報
大宮SHIN矯正歯科 院長 矢野 晋也

経歴
2001年 日本大学歯学部卒業
2006年 日本大学歯学部矯正科大学院卒業
2008年 日本大学歯学部矯正科専修医
2010年 日本大学歯学部矯正科助教
2013年 大宮SHIN矯正歯科開業
2016年 医療法人社団バリュースマイル
大宮SHIN矯正歯科理事長就任
資格・所属学会
歯学博士
日本矯正歯科学会認定医
日本矯正歯科学会会員
日本舌側矯正歯科学会
日本顎変形症学会
日本口蓋裂学会
日本成人矯正歯科学会
東京矯正歯科学会会員
さいたま市立植竹中学校 校医
日本歯科医師会
埼玉県歯科医師会
大宮歯科医師会
日本医師薬専門学校 非常勤講師(審美矯正学)
日本大学歯学部歯科矯正学講座 同門会 理事
指定自立支援医療機関(育成医療・更生医療)
顎口腔機能診断施設
歯科矯正診断指定施設
マウスピース型矯正装置はサボるとどうなる?装着不足による影響とは
マウスピース型矯正装置(インビザライン)をサボると起こる3つのリスク
マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、透明で目立ちにくく、取り外しが可能な矯正装置です。
しかし、取り外しが可能である一方で、装着時間の管理が必要になります。
装着時間を守れないと、治療計画が狂い、影響が生じる場合があります。装着時間が不足した場合、治療期間に影響が出る可能性があります。マウスピース型矯正装置(インビザライン)は1日20時間以上の装着が推奨されており、この時間を守れないと歯が計画通りに動かなくなる場合があります。
後戻りが生じて治療計画に影響することがある
装着をサボると、「後戻り」という問題が起こる可能性があります。
歯は元の位置に戻ろうとする性質を持っているため、マウスピース型矯正装置(インビザライン)を外している時間が長いと、動いた歯が元の位置に戻り始めることがあります。装着不足の期間が長くなるほど、歯の位置が変わってしまう影響が生じる可能性があります。
後戻りが起こると、現在のマウスピース型矯正装置(インビザライン)が合わなくなり、場合によっては前のステップのマウスピース型矯正装置(インビザライン)に戻る必要が出てきます。これは治療期間の延長だけでなく、追加費用が発生する可能性もあるため注意が必要です。

マウスピース型矯正装置(インビザライン)が入らなくなる
装着をサボり続けると、マウスピース型矯正装置(インビザライン)そのものが歯に入らなくなることがあります。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)は現在の歯の位置から、次の段階の位置へと少しずつ歯を動かすように設計されています。しかし、装着時間が不足すると歯が計画通りに動かず、次のステップのマウスピース型矯正装置(インビザライン)が物理的に入らなくなってしまうのです。
この状態になると、歯科医院で再度型取りをして、新しい治療計画を立て直す必要が出てきます。当院では、このような事態を避けるため、遠隔モニタリング(デンタルモニタリング)を活用しています。スマホで口の中を撮影するだけで、AIと矯正医が治療経過の確認に活用しています。
治療期間が延びる可能性がある
装着不足は、治療期間の延長につながる可能性があります。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)を用いた治療は定期的に新しいマウスピース型矯正装置(インビザライン)に交換し、段階的に歯を動かしていく治療法です。しかし、装着時間が不足すると、予定通りに歯が動かないため、次のマウスピース型矯正装置(インビザライン)に進めなくなることがあります。結果として、治療期間が延びてしまうケースも見られます。
治療期間が延びると、通院回数も増え、時間的・経済的な負担も大きくなります。マウスピース型矯正装置(インビザライン)のメリットである「通院頻度の少なさ」を活かすためにも、装着時間を守ることが大切です。
1日サボった場合の対処法
「昨日、つい装着を忘れてしまった・・・」という経験はありませんか?
短期間の装着不足であれば、適切に対処すれば大きな問題にならないことが多いです。ただし、放置すると後戻りのリスクが高まるため、早めの対応が必要です。

すぐに装着を再開する
装着を忘れてしまった場合、まずはすぐにマウスピース型矯正装置(インビザライン)を装着し直してください。
歯の後戻りは時間とともに進行するため、気づいた時点で装着を再開することが大切です。装着時には、マウスピース型矯正装置(インビザライン)がきちんとフィットしているか確認しましょう。もし違和感や痛みがある場合は、すでに歯が動いている可能性があります。
次のマウスピース型矯正装置(インビザライン)への交換を延期する
装着を忘れた場合、予定していた次のマウスピース型矯正装置(インビザライン)への交換日を少し延期することを検討してください。
これにより、現在のマウスピース型矯正装置(インビザライン)での歯の移動を確実に完了させることができます。焦って次のステップに進むと、マウスピース型矯正装置(インビザライン)が合わなくなるリスクが高まるため、慎重に判断することをおすすめします。
担当医に相談する
装着を忘れてしまい不安がある場合は、担当医に相談することをおすすめします。
当院では、専用アプリを通じて患者さまからの相談を受け付けており、遠隔モニタリングを治療経過の確認に活用しています。歯の動きに問題がないか、次のマウスピース型矯正装置(インビザライン)に進んで良いかなど、専門医の判断を仰ぐことで安心して治療を続けられます。

長期間サボった場合の対処法
数日から数週間、マウスピース型矯正装置(インビザライン)の装着をサボってしまった場合、状況はより深刻になります。
長期間の装着不足は、歯の後戻りだけでなく、治療計画全体の見直しが必要になることもあります。
すぐに歯科医院に連絡する
長期間サボってしまった場合、自己判断で装着を再開するのは避けてください。
まずは担当の歯科医院に連絡し、現在の状況を正直に伝えることが大切です。歯科医師は、現在の歯の位置を確認し、どのマウスピース型矯正装置(インビザライン)から再開すべきか、または新しい治療計画が必要かを判断します。当院では、iTeroによる3Dスキャンで現在の歯並びの状態を記録し、治療方針を検討しています。
前のステップのマウスピース型矯正装置(インビザライン)に戻る
長期間サボった場合、現在のマウスピース型矯正装置(インビザライン)が合わなくなっている可能性があります。
この場合、数段階前のマウスピース型矯正装置(インビザライン)に戻って装着を再開することがあります。後戻りの程度によっては、複数段階前のマウスピース型矯正装置(インビザライン)まで戻る必要があるケースも見られます。これは治療期間の延長につながりますが、無理に現在のマウスピース型矯正装置(インビザライン)を使い続けるよりも、治療計画に沿った対応が検討される場合があります。
治療計画の再作成が必要になることも
後戻りが大きい場合、治療計画そのものを作り直す必要があります。
再度型取りを行い、現在の歯並びの状態に応じた新しい移動計画を立てます。当院では、クリンチェックという3Dシミュレーションシステムを使用しており、治療後の歯並びを事前に確認できるため、再計画の際は、治療内容について説明を行ったうえで進めます。ただし、治療計画の再作成には追加費用が発生する可能性があるため、事前に確認することをおすすめします。

装着時間を守るための5つのコツ
マウスピース型矯正装置(インビザライン)治療を進めるうえでは、装着時間を守ることが大切です。
しかし、日常生活の中で20時間以上の装着を維持するのは簡単ではありません。
ここでは、装着時間を守るための具体的な工夫を紹介します。
スマホのアラームやリマインダーを活用する
食事後の装着忘れを防ぐため、スマホのアラーム機能を活用しましょう。
食事の時間帯に合わせて、「マウスピース型矯正装置(インビザライン)を装着する」というリマインダーを設定すると役立つ場合があります。また、当院の専用アプリでは、装着時間の記録や通知機能があり、患者さまの自己管理をサポートしています。デジタルツールを上手に使うことで、装着忘れを減らすことができます。
マウスピースケースを常に持ち歩く
外出先での食事時、マウスピース型矯正装置(インビザライン)を外した際に紛失するリスクを減らすため、専用ケースを常に持ち歩きましょう。
ティッシュに包んで置いておくと、誤って捨ててしまうことがあります。マウスピース型矯正装置を紛失した場合、再作成が必要になることがあります。専用ケースに入れる習慣をつけることで、紛失を防ぎ、衛生的に保管できます。

食事の時間を決めて規則正しい生活を心がける
食事の時間を決めることで、装着時間を安定させることができます。
だらだらと食べ続けると、マウスピース型矯正装置(インビザライン)を外している時間が長くなり、装着時間が不足してしまいます。1日3食の時間を決め、食後すぐに歯磨きをしてマウスピース型矯正装置(インビザライン)を装着する習慣をつけることで、20時間以上の装着を維持しやすくなる場合があります。
装着時間を記録する
毎日の装着時間を記録することで、自己管理の意識が高まります。
手帳やスマホのメモ機能を使って、何時から何時まで装着していたかを記録しましょう。当院の遠隔モニタリングシステムでは、AIが装着状況を自動でチェックし、装着時間が不足している場合は通知が届くため、患者さまの負担を減らしながら治療経過の確認に役立てることができます。
モチベーションを保つ工夫をする
治療のゴールを常に意識することで、装着のモチベーションを保つことができます。
当院では、クリンチェックを治療計画の確認に活用しています。治療後の歯並びのシミュレーションを確認できる場合があります。また、治療の進捗を定期的に確認し、歯の変化を把握することは、モチベーション維持につながる場合があります。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)治療を進めるうえで大切なこと
マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、装着時間を守ることが重要なポイントです。
1日20時間以上の装着を継続することは、治療計画に沿って進めるうえで重要なポイントです。逆に、装着時間が不足すると、後戻りが生じたり、治療期間が延びたり、追加費用が発生したりする可能性があります。
当院では、口腔内の状態や検査結果をもとに治療方法を検討しています。症例に応じて、マウスピース型矯正装置だけでなく他の矯正治療も含めた方針を判断しています。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)を検討している方や、現在治療中で装着時間に不安がある方は、診察時に治療について確認することができます。初診相談(セカンドオピニオンを除く)を実施しており、iTeroによる3Dスキャンを、診査・診断の参考情報として活用しています。
大宮SHIN矯正歯科では、口腔内の状態や検査結果をもとに治療方法を検討しています。
装着時間が足りているか不安な方へ
マウスピース型矯正装置は、装着時間が不足すると治療計画に影響することがあります。初診では現在の状況や装着状況を確認し、今後の見通しをご案内します。
著者情報
大宮SHIN矯正歯科 院長 矢野 晋也

経歴
2001年 日本大学歯学部卒業
2006年 日本大学歯学部矯正科大学院卒業
2008年 日本大学歯学部矯正科専修医
2010年 日本大学歯学部矯正科助教
2013年 大宮SHIN矯正歯科開業
2016年 医療法人社団バリュースマイル
大宮SHIN矯正歯科理事長就任
資格・所属学会
歯学博士
日本矯正歯科学会認定医
日本矯正歯科学会会員
日本舌側矯正歯科学会
日本顎変形症学会
日本口蓋裂学会
日本成人矯正歯科学会
東京矯正歯科学会会員
さいたま市立植竹中学校 校医
日本歯科医師会
埼玉県歯科医師会
大宮歯科医師会
日本医師薬専門学校 非常勤講師(審美矯正学)
日本大学歯学部歯科矯正学講座 同門会 理事
指定自立支援医療機関(育成医療・更生医療)
顎口腔機能診断施設
歯科矯正診断指定施設


