投稿日:2024.09.27
更新日:2024.09.27
“矯正治療は子どもがするものでしょ?”と思っている方が少なくありませんが、50歳を過ぎてから矯正治療をされる方もいらっしゃいます。また、近年では、幼児期から行う矯正治療もあり、矯正治療の対象年齢は3歳から50歳以上まで幅広くなっています。
幼児期 | 小児期 | 成人期 | |
---|---|---|---|
年齢 | 3~6歳くらい | 7~11歳くらい | 約12歳~ |
呼び名 | Ⅰ期治療、準備矯正 | Ⅱ期治療、本格矯正 | |
装置のイメージ |
>小児期に行う子どもの矯正治療について詳しく知りたい方はこちらから
>成人期に行う子どもの矯正治療について詳しく知りたい方はこちらから
矯正治療のメリットは、
と3つのメリットに分けられることができます。
・歯並びがきれいになる
・横顔美人になれる
・(出歯や受け口ではない)バランスの取れた口元になる
・虫歯になりにくくなる
・歯周病になりにくくなる
・口呼吸が改善する
・前歯で物がかみ切れるようになる
・しっかりと奥歯で食いしばれるようになる
・自分に自信が持てるようになる
・前向きな性格になる・明るい性格になる
・口を開ける抵抗感から解放される
矯正治療は、装置を歯の表面に付けなければなりません。口を開けると、装置が歯に装着している様子を他人に見られてしまいます。しかしながら、透明なマウスピース矯正装置(インビザライン)であれば、このような心配は解決します。
矯正治療は、健康保険の適応外治療ですので自費治療となります。子どもの矯正治療なら約30~40万円、大人の矯正治療なら約80~130万円となります。治療費は装置や方法によって異なり、また、分割支払いなどをすることも可能です。
矯正治療は、歯が動きますので痛みを生じることがあります。ただし、子どもの矯正では比較的骨が柔らかいため、痛みが出ることは、少ない傾向にあります。“痛みが出るなら、矯正治療をするのを止めよう”と思う方もいるかもしれません。痛みが出ても治療開始後、比較的初期の段階が多く、また痛みが出た場合でも、専用のワックス塗布したり、市販の痛み止めを服用することで症状を和らげることが可能です。
矯正治療は、美容外科とは異なり、人間が持つ自然治癒力を利用して歯並びを整えます。人の体の力を利用するので、手術のように1日で治療が終わるような治療ではありません。平均治療期間は2年~2年半です。軽度の不正咬合の方は、6か月~12か月くらいの治療期間となります。
矯正治療には、
の4つのステップがあります。
矯正治療を“する人”も“しない人”も受診するのが初診相談です。矯正治療や歯並びのことについて色々と相談する機会です。初診相談は、カウンセリングと呼ばれることもあります。当院では、カウンセリングを無料で行っています。
レントゲン、歯列の型取り等の精密検査を行い、分析、治療方法を立案して、患者さんに説明する機会です。
いよいよ矯正治療がスタートします。歯を動かしていくので“動的治療”と呼ばれています。1~2か月に一度、通院します。使用する装置によっては毎月通院する必要はありません。
歯を動かして、きれいな歯並びになった後は、その歯並びが元の状態に戻らないように保定します。動的治療とは異なり、保定期間中は、2~6か月に一度の通院で大丈夫です。