矯正治療中の抜歯後の食事で気をつけること4つ

2019.12.27UPDATE:2020.06.22

こんにちは! さいたま市  大宮SHIN矯正歯科 歯科衛生士のNです。

 

歯列矯正の治療中、虫歯でなくても歯を動かすために、小臼歯や親知らずなどを抜歯をする機会があります。先日、マウスピース型矯正装置(インビザライン )で矯正中の私は、追加アライナーが届くまでの間に、親知らずの抜歯をしました。

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抜歯をした後の食事って、何を食べればよいのか、避けなければいけない食べ物はあるのか、気になる点は多いと思います。今回は抜歯後の食事の注意点4つをお伝えしたいと思います。

 

 

① 麻酔が切れてから食事をしましょう。


 

お昼前に抜歯をした時などとくに、抜歯後の食事はいつから食べていいのか? 気になりますよね。少なくても1時間は空けて、食事をしましょう。

 

なぜなら、抜歯する際には麻酔を使います。麻酔が効いた状態で食事を摂ると、お口の中の感覚が鈍くなっているので、舌や唇を噛んでしまったり、火傷をしてしまう恐れがあります。麻酔が切れるのは1~3時間程度と言われています。

 

実際に私は、麻酔が少し残った状態で食事を摂ってしまい、口の中を噛んでしまいました。皆様は気を付けてくださいね!

 

 

②  抜歯後は柔らかくて消化の良い食事がおすすめ。


 

抜歯後は固形物を噛むことが難しいので、柔らかくて消化の良いものがおすすめです。

例えば

・お粥、お茶漬け、雑炊

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・スープ

 

 

・茶碗蒸し

 

 

・豆腐

 

・ゼリー、プリン、ヨーグルト など、、、

 

 

ちなみに私は親知らずの抜歯をして、とても腫れていて、食事を摂るのが難しい日が何日間か続きました。親知らずの場合、個人差がありますが抜歯後3~4日は腫れが続きます。

 

抜歯当日:カップスープ

2~4日目:雑炊、お茶漬け、スープ、ヨーグルト、ゼリー

5~6日目:柔らかく煮たうどん、ドリア

 

このように、私は徐々に固形物に戻していきました。

 

 

 

③  避けた方がよい食べもの


 

⚠️硬い食べ物

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抜歯をしたところを傷つけてしまう可能性があります。

 

⚠️香辛料や刺激物

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刺激によって、腫れや傷の痛みを引き起こしてしまう可能性があります。

 

 

⚠️アルコール類

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アルコールは血行が良くなり、抜歯した後の出血が多くなる可能性があります。

 

 

⚠️麺類などの吸って食べるもの

吸った勢いで、抜歯後にせっかくできたかさぶたが剥がれてしまうことがあります。

 

 

 

 

④  傷口を治すにはバランスのよい食事が大切


 

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抜歯後の傷口を治すためには、栄養バランスの良い食事を摂ることが大切です。抜歯をして数日は食べられるものが限られてくると思いますが、徐々にバランスの良い食事が摂れるように心掛けましょう。

 

食感の柔らかい流動食、お粥やゼリーばかりと偏った食生活になりがちですが、栄養が不足すると傷口の治りも遅くなります。柔らかく煮込んだりスープにしたりして、工夫して積極的に野菜やお肉なども摂取してください。

 

矢野晋也 歯学博士/SHIN矯正歯科院長

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