口ゴボの矯正は何歳まで可能?大人の矯正治療で知っておきたい限界とは

2026.01.07UPDATE:2026.01.05

「もう大人だから、今さら矯正治療をしても意味がないのではないか」
口元が前に出ている、いわゆる「口ゴボ」に悩みながらも、年齢を理由に治療を諦めてしまう方は少なくありません。

しかし、矯正治療そのものに明確な年齢制限が設けられているわけではありません。歯や歯周組織の状態が安定していれば、大人になってからでも矯正治療を検討することは可能です。大切なのは、年齢だけで判断するのではなく、ご自身の歯並びや骨格の状態を正しく把握し、適切な治療方法を選択することです。

この記事では、口ゴボの特徴や原因を整理したうえで、大人の矯正治療の可能性と限界について解説します。

口ゴボとは?その特徴と原因

口ゴボの定義と見た目の特徴

口ゴボとは、上下の唇が前方に突出し、口元全体が前に出て見える状態を指します。横顔を見たときに、鼻先と顎先を結んだラインよりも口元が前方に位置していることが一つの目安とされます。

口を閉じにくい、無理に閉じようとすると顎先に力が入る、横顔のバランスが気になるなど、見た目や機能面での悩みにつながることがあります。

口ゴボの主な原因

口ゴボの原因は一つではなく、複数の要因が関係していることが多くあります。

先天的な要因

  • 顎の骨が前方に突出している骨格
  • 歯が並ぶスペースが不足している
  • 歯のサイズや本数の影響
  • 遺伝的要素

後天的な要因

  • 舌で前歯を押す癖
  • 指しゃぶりや唇を噛む癖
  • 口呼吸の習慣
  • 咀嚼回数の少ない食生活

これらが重なり合うことで、口ゴボの状態が形成されると考えられています。

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大人の矯正治療に年齢制限はあるのか

矯正治療に明確な年齢制限はありません。歯は年齢に関係なく動く可能性がありますが、年齢を重ねるにつれて歯の移動速度が緩やかになる傾向はあります。

そのため、大人の矯正治療では「若い頃と同じスピードで進む」とは限りませんが、適切な治療計画を立てることで、無理のない矯正治療を行うことは可能です。

また、歯並びを整えることは見た目の改善だけでなく、噛み合わせの安定や清掃性の向上につながり、長期的な口腔環境の維持にも関係します。

矯正治療で改善が期待できる口ゴボ

出っ歯が原因の場合

前歯が前方に傾いていることで口元が突出して見えるケースでは、矯正治療によって前歯の位置を調整することで、口元の印象が変わることがあります。

歯並びが原因の場合

歯の生える向きや歯列の乱れによって口元が前に出て見える場合もあります。このようなケースでは、歯を正しい位置に並べることで、自然な口元のバランスが得られる可能性があります。

歯並びは整っているが口元が出て見える場合

一見歯並びがきれいでも、歯列全体が前方に傾いているケースがあります。この場合も、矯正治療で歯の位置や傾斜を調整することで、口ゴボの印象が軽減されることがあります。

矯正治療だけでは限界があるケース

骨格が主な原因の場合

顎の骨格そのものが前方に突出している場合、矯正治療だけでは十分な改善が難しいことがあります。このような場合には、外科的治療を併用する選択肢が検討されることもあります。

アデノイド顔貌やガミースマイルが関係する場合

鼻呼吸の障害や顎の成長バランスの影響によって口元が突出して見えるケースでは、矯正治療だけでの改善が難しい場合があります。治療の適応については、精密な診断が必要です。

マウスピース型矯正装置(インビザライン)で口ゴボは治る?

マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、透明で目立ちにくく、取り外しが可能な矯正装置です。歯の移動量が比較的少ないケースでは、口元の改善につながることがあります。

ただし、歯の移動量が大きい場合や、噛み合わせの調整が必要な症例では、ワイヤー矯正を併用することが検討される場合もあります。治療方法の選択は、歯並びや骨格の状態によって異なります。

大人の矯正治療で知っておきたいポイント

治療期間と通院

矯正治療の期間は症例によって異なりますが、一般的には数年単位で進められることが多いです。マウスピース型矯正装置(インビザライン)の場合、通院間隔が比較的長くなるケースもありますが、定期的な経過確認は重要です。

抜歯の有無

前歯を後方へ移動させるためのスペースが不足している場合、抜歯が必要となることがあります。非抜歯での治療が可能かどうかは、精密検査の結果をもとに判断されます。

ほうれい線への影響

矯正治療によって前歯が後方に移動すると、口元の支えが変化し、ほうれい線が目立つように感じることがあります。これは治療の失敗ではなく、筋肉や皮膚のバランス変化によるものです。

口ゴボを放置するリスク

口ゴボを放置すると、見た目のコンプレックスだけでなく、口呼吸による口腔内の乾燥、むし歯や歯周病のリスク増加につながることがあります。噛み合わせの不安定さが、将来的な歯の負担になる場合もあります。

大宮SHIN矯正歯科の口ゴボ治療

大宮SHIN矯正歯科では、歯並びだけでなく噛み合わせや骨格バランスを含めた診断を行い、患者さま一人ひとりに合った治療計画を立案しています。
ワイヤー矯正とマウスピース型矯正装置(インビザライン)の特性を踏まえ、無理のない治療を提案しています。

初診相談は無料(セカンドオピニオンを除く)で行っており、治療の可否や選択肢についても丁寧に説明しています。

まとめ|口ゴボの矯正は年齢だけで判断しないことが大切

口ゴボの矯正治療に明確な年齢制限はありません。ただし、すべてのケースで矯正治療のみで改善できるわけではなく、骨格や歯の状態によって治療の限界があります。

大切なのは、年齢だけで諦めるのではなく、専門的な診断を受けたうえで、ご自身に合った治療方法を検討することです。口元の悩みがある方は、一度相談してみることが第一歩となります。

マウスピース型矯正装置(インビザライン)について

マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、日本の医薬品医療機器等法(薬機法)において承認を受けていない医療機器です。

本装置は、米国アライン・テクノロジー社の製品であり、インビザライン・ジャパン社を通じて、歯科医師の判断のもと正規ルートで入手しています。

日本国内には、マウスピース型矯正装置(インビザライン)として薬機法の承認を受けている医療機器が複数存在します。

なお、マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、1997年に米国食品医薬品局(FDA)により医療機器として認証を受けています。

治療にあたっては、効果や限界、考えられるリスクについて十分に説明したうえで提供しています。

著者情報

大宮SHIN矯正歯科 院長 矢野 晋也

経歴

2001年 日本大学歯学部卒業

2006年 日本大学歯学部矯正科大学院卒業

2008年 日本大学歯学部矯正科専修医

2010年 日本大学歯学部矯正科助教

2013年 大宮SHIN矯正歯科開業

2016年 医療法人社団バリュースマイル

     大宮SHIN矯正歯科理事長就任

 

資格・所属学会

歯学博士

日本矯正歯科学会認定医

日本矯正歯科学会会員

日本舌側矯正歯科学会

日本顎変形症学会

日本口蓋裂学会

日本成人矯正歯科学会

東京矯正歯科学会会員

さいたま市立植竹中学校 校医

日本歯科医師会

埼玉県歯科医師会

大宮歯科医師会

日本医師薬専門学校 非常勤講師(審美矯正学)

日本大学歯学部歯科矯正学講座 同門会 理事

指定自立支援医療機関(育成医療・更生医療)

顎口腔機能診断施設

歯科矯正診断指定施設

矢野晋也 歯学博士/SHIN矯正歯科院長

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