【ガミースマイルとは?】矯正治療で改善しよう!気になる原因と治療法をわかりやすく解説

2018.04.04UPDATE:2025.06.15

こんにちは。さいたま市 大宮SHIN矯正歯科 院長の矢野です。

最近とあるタレントさんが、長年のコンプレックスだったガミースマイルを克服するために、外科手術で歯茎を削ったというニュースを拝見しました。当院にも、ガミースマイルを治したいという患者さんは多くいらっしゃいます。

「ガミースマイルかもしれないけれど、外科手術には抵抗がある・・・」という方も多いと思います。しかし、原因によっては、歯列矯正でガミースマイルを改善することができます。もちろん同時に歯並びも綺麗になりますので、治療法や症例についてご紹介いたします。

ガミースマイルとは

笑ったときに、上の歯ぐき(歯肉)が大きく見える状態のことを「ガミースマイル(gummy smile)」といいます。「ガム(gummy)」=歯ぐきという意味で、笑顔のときに3mm以上歯ぐきが見える場合にガミースマイルと診断されることが多いです。

見た目の問題で気になってしまう方も多く、「歯ぐきが目立って笑えない」「写真を撮ると気になる」といったお悩みをよく伺います。

ガミースマイルとは

ガミースマイルのデメリット

ガミースマイル自体は病気ではありませんし、健康に害があるわけではありません。しかし、以下のような心理的・見た目の面でのデメリットがあります。

見た目の印象

  • 笑顔に自信が持てない
  • 写真を撮るのが苦手になる
  • 口元にコンプレックスを感じやすい
  • 第一印象に影響を与えることも

患者さんの中には、見た目を気にしてマスクを外せなかったり、人前で笑えないとお悩みの方もいらっしゃいます。

身体への影響

  • 口呼吸(口が閉じにくいため)

(口呼吸がなぜ悪いの?口呼吸のデメリットについてはこちらのブログをご覧ください)

ガミースマイルの原因

ガミースマイルの原因はいくつかあります。

骨格の問題

上あごが成長しすぎると縦に長くなったり、骨のでっぱりが強くなったりするので、歯茎が目立つようになります。日本人を含むアジア人の骨格は、口元が出っ張りやすい傾向があります。

歯茎の問題

  • 歯茎が通常より長く、目立ちやすくなっている。
  • 口腔前庭部(こうくうぜんていぶ)(上唇と歯茎の間の空間)が広い。
歯茎の問題

唇の問題

  • 上唇が短い。
  • 上唇の筋肉が強く、笑うと唇が大きく上がってしまう。

歯の問題

  • 歯が小さい:笑ったときに上唇が上がっても、見える歯の面積が少なくなります。そのため、笑顔のときに歯ぐきが目立つ割合が相対的に大きくなります。
  • 噛み合わせの問題:歯列やかみ合わせが関係していることもあります。

お口周りの癖の問題

  • 口呼吸、口がよく開きっぱなしになっている
  • 常に舌で歯を触っている
  • 指しゃぶり、爪を噛む

このようなお口周りの癖があると、顎の骨の成長に影響を与えてしまいます。また、出っ歯になりやすい癖でもあります。

治療方法

ガミースマイルの多くの方は歯茎が見えてしまうのと同時に【出っ歯】の症状があります。この【出っ歯】を矯正で治すと、歯茎の傾きが収まり、見え方がだいぶ変わってきます。

矯正治療の方法としては、ワイヤー矯正やマウスピース型矯正装置(インビザライン)が用いられます。また、アンカースクリュー(ネジ、ミニスクリューなど)と呼ばれる直径1.5mm程度のスクリューピンを併用することで、より良い結果を得られやすくなります。

予防方法

子どもの頃の指しゃぶりや舌癖(舌の動きや位置による悪い癖)によって結果的に出っ歯になり、ガミースマイルへとつながる可能性があります。そのため、幼少期にその『悪い癖』をやめさせることによって予防できます。

しかし、ガミースマイルは遺伝しやすいと言われており、遺伝が原因の場合は予防が難しくなります。

最後に

ガミースマイルについてお分かりいただけましたか?自分の状態は矯正で治るのか、子供のころから予防させたい!など気になった方はお気軽に無料初診カウンセリングへ。口元の悩みや治療の不安は一人で抱えず、気軽な気持ちでいらしてください。

矯正相談

矢野晋也 歯学博士/SHIN矯正歯科院長

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