【危険な口呼吸】歯列矯正で口呼吸が治る!?口腔筋機能療法(MFT)とは??

2023.06.17

皆さんは、正しい呼吸法を知っていますか?基本的には、鼻から吸って鼻から吐く『鼻呼吸』が正常になります。しかし、近年口呼吸の人が増えています!口呼吸には様々なデメリットが存在します。

実は、歯列矯正で口呼吸が改善することはご存じでしょうか?
今回は、口呼吸になる原因とデメリット、対策方法をお伝えします。

あなたはどっち?『鼻呼吸』と『口呼吸』の見分け方

口呼吸のデメリット

口呼吸は一時的な場合もありますが、健康問題のリスクを高める可能性や、お顔の形に影響を与えることがあります。口呼吸のデメリットは次のようなものがあります。

口および歯の問題

  • むし歯、歯周病
  • ドライマウス
  • 歯の後戻り


口呼吸の場合、虫歯や歯周病にかかるリスクが高くなります。なぜなら、お口が開いたままだとお口の中が乾燥し、細菌が繁殖しやすくなります。これをドライマウスといい口臭にも影響します。

また、慢性化した口呼吸は、歯列矯正の治療を行っても良い結果が得られなかったり、歯並びが改善されてもすぐに後戻りする可能性が高くなったりなど、矯正治療の妨げにつながる場合があります。

健康問題の増加リスク

  • 風邪をひきやすい
  • 気管支炎、感染症のリスク
  • 睡眠時無呼吸症候群


鼻呼吸と比較すると、口呼吸は風邪をひきやすい傾向にあります。

鼻から吸った空気は鼻腔というフィルターを通して肺に送り込まれます。鼻腔は細菌やウイルスを除去したりと、空気清浄機のような役割があります。

しかし、口呼吸の場合は鼻腔を通らず直接肺に空気が送り込まれるため、鼻腔が果たす作用が期待できません。そのため、気管支炎、感染症のリスクが増加します。

他にも、口呼吸は寝ている時も口が開いているため、睡眠の質を低下させます。
睡眠中に呼吸が一時的に止まったり浅くなったりして、日中の眠気や疲労感を引き起こす睡眠時無呼吸症候群の原因となることもあります。

顔貌の変化

口を開けたままの口呼吸の人は、口呼吸特有の特徴的な顔つき:アデノイド顔貌になりやすい傾向があります。

アデノイド顔貌には、以下の特徴が見られます。

  • お口がぽかんとあいている面長の顔つき
  • 口周りの筋力の低下により口角が下がった口元
  • 下顎が後退しており、横顔が平坦な印象
アデノイド顔貌

※これらの口呼吸の人の顔の特徴は一般的な傾向であり、全ての口呼吸の人に必ずしも当てはまるわけではありません。

口呼吸の原因

なぜ、口呼吸になってしまうのでしょうか。

鼻のトラブル

風邪や花粉症などのアレルギー作用の鼻水鼻づまり鼻の中にできもの(ポリープ:粘膜の腫れ物)があると鼻からの呼吸が難しく、口呼吸になってしまいます。

お顔の骨格

鼻中隔湾曲症(鼻の穴を左右に隔てている壁の彎曲)や狭窄歯列弓(顎の横幅が非常に狭い状態)の場合、鼻からの呼吸が妨げられ、口呼吸を誘発する恐れがあります。

鼻中隔湾曲症
狭窄歯列弓

歯並び(不正咬合)

出っ歯受け口開咬といった不正咬合は、口を閉じにくい傾向があります。唇の接触が不十分になることが多いため、鼻よりも口で呼吸する癖がつきやすくなります

出っ歯、受け口、開咬のイラスト
左から出っ歯、受け口、開咬の状態

口周りの筋力の低下

口輪筋(口周りの筋肉)や舌筋の力が低下していると、常にお口がポカンと開いたままの状態になりやすく、口呼吸を誘発します。

本来、口輪筋の衰えは老化現象でした。しかし、昨今のマスク生活や長時間のスマホやゲームによる悪い姿勢、食生活の変化で年齢を問わず筋力が低下して、口呼吸の人が増えています

口呼吸の治し方

口呼吸を治すための改善方法や治療法についてお伝えします。

耳鼻科に診てもらう

口呼吸の原因となる要素が、鼻づまりや鼻中隔湾曲症などの鼻由来の場合は、鼻の通気性や健康状態について耳鼻科の医師と相談することをおすすめします。

歯列矯正をする

狭窄歯列弓や出っ歯などの歯並びが口呼吸を促す要因となっている場合、歯列矯正で改善することが期待できます
歯列の拡大や、抜歯をして口元を下げたりなど、矯正治療で歯並びを改善することで口が閉じやすくなり、口呼吸の症状の改善につながる可能性があります。

こちらの症例をご覧ください。
上の前歯が前に出ていて口元が閉じにくい印象でしたが、矯正治療を受けて頂いて、出っ歯が収まり口元が閉じやすく、横顔もスッキリとした印象がみられます。


【症例詳細】
主訴:出っ歯と横顔

診断名:上顎前突

初診時年齢・性別:14歳・女性

治療装置:表側矯正(ワイヤー)

抜歯or非抜歯:抜歯(上顎左右4、下顎左右5)

治療期間:2年半

費用:85万円程度(税別)

詳細はこちらをご覧ください

リスクと副作用:痛み、歯根吸収、歯肉退縮、虫歯、後戻り


患者様によって最適な治療方針が異なりますので、気になった方はお気軽に当院へご相談ください◎

無料初診相談はこちら

口周りの筋力トレーニング(MFT:口腔筋機能療法)を行う

MFT:口腔筋機能療法とは、舌や口周りの筋肉を強化して、口呼吸を抑制し、正しいかみ合わせに誘導するためのトレーニングです。

MFTを行うと、口が閉じやすくなるだけでなく、自然に鼻で呼吸をしやすくなる傾向があります。

また、口が閉じやすくなると、出っ歯になるのを抑える効果もあり、健康面だけでなく歯並びにも良い影響があります。

MFTは、矯正治療の後戻りを防止したりと、様々な効果があります。
当院でも実施していますので、お気軽にご相談ください◎

MFT:口腔筋機能療法 について詳しく知りたい方はこちら

最後に

口呼吸をしてしまう理由は患者様それぞれで異なるため、治し方も患者様によって異なります。

歯科や耳鼻科の専門の医師に相談し、正しい原因を理解してから、自分に合った口呼吸の治療法を選択しましょう。

当院では、歯並びが口呼吸に関与している場合、矯正治療と口腔筋機能療法(MFT)を併用して治療を行うことをおすすめしています。
併用していただくことで、口呼吸が改善するだけでなく、矯正治療のより良い効果が期待できます。

自分は矯正治療が必要なのか?MFTも受けてみたい!など、気になった方はお気軽に当院へご相談ください!

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矢野晋也 歯学博士/SHIN矯正歯科院長

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