こんにちは。さいたま市大宮区 大宮SHIN矯正歯科の歯科衛生士のOです。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)で歯列矯正中、『マウスピースが浮いている感じがする』ということはありませんか?
目次
歯の先端が浮く場合
新しいマウスピースに交換した直後は、写真のような浮きがよく起こります。実際の歯並びとマウスピースの形が異なるので、マウスピースの形に歯列が馴染むまでは1ミリくらい少し浮くような感覚があります。そのため、交換した後はいつも以上に「アライナーチューイよく噛んでください」とお伝えしています。
歯の根本が浮く場合
下の写真のように歯の根元の方のマウスピースの縁の部分が浮くこともあります。この浮きは、八重歯をマウスピース矯正装置(インビザライン)で治療している方に起こりやすい浮きです。
八重歯の部分のマウスピースが浮く時の対処法
この部分が浮いてしまうと、頬に当たって気になったり、お痛みが出てしまうことがあります。その場合のお家でできる簡単な対処法をご紹介いたします。
このように内側に押し込んでから装着することで歯に沿うので、違和感などを無くすことが出来ます!ただし、押しすぎると装置を壊す原因になってしまうので気を付けてください。
マウスピースの浮きは要注意!
浮いているマウスピースを使い続けて、次のマウスピースに交換してしまうと、実際の歯並びと目指す歯並びにズレが生じた状態で治療が進んでしまいます。次第にマウスピースが合わなくなり、予定外のマウスピース作り直しによって治療期間が延長する可能性もあります。
マウスピースの浮きを防ぐためにするべきこと
【1日20時間以上】マウスピースの使用時間を守る
外出時も歯ブラシを持ち歩き、食事のために外しても、食後必ず歯磨きをしてすぐにマウスピースをはめて装着時間が短くならないように心がけましょう。写真を撮るときもマウスピースを付けたまま撮ります。
必ずフロスをする
矯正治療中は歯に食べ物が詰まりやすくなります。マウスピースを常にはめているので、お口の中を清潔に保つためにも毎食後の歯ブラシの後にフロスもセットで行うことが理想的です。外出時は歯ブラシと一緒にフロスも持ち歩くようにしましょう。
アライナーチューイを噛む
先ほどもお伝えしましたが、治療をスムーズにするためのアイテム、アライナーチューイをしっかり噛むことが重要です。アライナーチューイを噛むのと噛まないのでは明らかに治療の進み具合が違います。4種類のフレーバーがあるので、気分によって違うフレーバーを使用してガムのように噛んでください。
マウスピースのお手入れも忘れずに
虫歯にならないように、歯磨きを念入りにして気をつけていても、マウスピースが汚れていたら台無しです。長時間マウスピースを装着することで、細菌が歯に密着し、かえって虫歯リスクが高まります。
虫歯の治療をして歯の形が変わると、マウスピースの適合が悪くなり浮く原因となり、先ほどもお伝えしたように予定外のマウスピースの作り直しになって、治療期間が延長してしまいます。
しかし、これらの項目を全てきちんと守っているのにマウスピースが浮く違和感がある場合は、マウスピースに原因がある可能性があります。医院にご連絡いただくか、来院の際に私たちにご相談ください。
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