こんにちは!大宮SHIN矯正歯科の歯科衛生士Hです😊
矯正治療の前後の写真を見比べた時、歯並びは明らかに綺麗になっているのに、歯の色のトーンが治療前のほうが明るく、治療後は黄ばんでしまっている方がいらっしゃいます。
これはやはり、矯正装置が歯に装着されることで歯磨きがしずらくなり、歯に着色汚れが付きやすくなってしまうためです。
目次
矯正中にクリーニングが必要な理由
こちらの写真をご覧ください!
この方は、マウスピース型矯正装置(インビザライン )をつけた状態で飲食していたそうです。着色や汚れがついたまま治療が進んでしまい、虫歯ができ歯茎が赤く腫れ、下がってしまいました。せっかく歯並びは綺麗になったのに、治療前より口元がきれいに見えませんね。
日頃から歯のケアに気をつけている方でも、アタッチメントやゴムかけのためのボタンが歯面に付いていると、その周りに汚れや着色が付きます。矯正中は気を付けていてもお口の中の環境が悪くなりがちで、虫歯や歯周病にかかるリスクも高まります。
歯に付着した歯石や着色などの頑固な汚れは歯ブラシでは取れません。特に歯石は歯の移動の妨げになり、治療期間にも影響する可能性があります。放置せずに歯科医院専用の道具を使ったクリーニングを受けて除去しましょう。
矯正装置をつけたままクリーニングってできるの?
できます!当院では、ワイヤー矯正で歯にブラケット装置が付いていても、歯石や着色の除去をメインにクリーニングを行います。特に下の前歯の裏側は歯ブラシが届きにくく、汚れが溜まりやすいので超音波スケーラーで歯石を除去します。
他院でクリーニングをしてもらう場合は?
マウスピース矯正装置(インビザライン)であれば、他の一般治療を行っている歯科医院でクリーニングの処置だけを受けることはもちろん可能です。
矯正装置が歯に固定されているワイヤー矯正で治療中の方は、クリーニングのために一旦装置を外すことになった場合は、当院以外の歯科医院でクリーニングを受けることは難しいかもしれません。
クリーニングの料金について
当院では現在クリーニングご希望の患者さまには、調整とは別に予約を取っていただき、調整料と同じ金額で行なっています。(所要時間30分)患者さまの口腔内の状況に合わせて、スケーリング(歯石取り)や歯面研磨(着色を取る)などのクリーニングメニューを組みます。
クリーニングの頻度は?
最低でも半年に一度のクリーニングをおすすめしています。
こんな方に矯正中のクリーニングは特におすすめ!
忙しくてゆっくり歯磨きする時間がとれない
矯正治療中は、食後の歯磨きは欠かさずに、フロスや歯ブラシを使い分けて念入りに磨くなど、虫歯や歯周病の予防のためにはセルフケアが一番大切です。しかし、仕事や学校、育児などの理由で、ゆっくり歯磨きをしてられないという方は定期的にクリーニングを受けましょう。
痛みに弱い
矯正治療を始めてすぐや、マウスピースやワイヤーを交換した直後は、痛みを感じたり、しみたり歯が敏感になっています。そんな時の歯磨きは、歯ブラシをあてるのが辛くて避けてしまいがちではないでしょうか?
ご自分ではしっかり磨けなかった部分の汚れの積み重ねが、虫歯や歯周病の原因につながります。クリーニングすれば、そういった磨き残しがなくなります。また念入りに口腔内をチェックするので、虫歯や歯周病を早いうちに発見し進行を防ぐこともできます。
口臭が気になる
1日20時間以上マウスピースが歯列全体を覆っていると、ふとした時に口臭が以前より気になる時があります。クリーニングで、普段落としきれていなかった口腔内の汚れを除去して、口臭も抑えることができます。
色の濃い食べ物が好き
色の濃い食べ物とは、コーヒーやカレー、赤ワインなど…歯に着色しやすい飲食物です。矯正治療中も変わらず楽しみたい方は、定期的にクリーニングをすることで、歯に色素が沈着することを防げます。
クリーニングした後はホワイトニングほどではありませんが、歯の色が一層明るく白くなります。この状態をできるだけ長く保ちたくなるので、普段の歯磨きのモチベーションがあがりますよ。クリーニングご希望の方はお気軽に私たちにご相談くださいね!
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