矯正治療に使用した器具の消毒・滅菌の仕方

2018.09.14

さいたま市、大宮SHIN矯正歯科 歯科衛生士のOです。

 

 

院内感染予防対策として、大宮SHIN矯正歯科では診療で使う器具の消毒・滅菌について、どのような取り組みをしているかお伝えしたいと思います。まずはじめに、消毒と滅菌の違いってみなさんわかりますか?それぞれの定義を見ていきたいと思います。

 

 

▼消毒…病原微生物の能力を減退させ病原性をなくすこと。無菌にすることではない。

 

▼滅菌病原体・非病原体を問わずすべての微生物を死滅、または除去すること。

 

 

全ての菌を徹底的に除去するには、消毒だけではなく滅菌が必要であることがわかります。

 

 


 

 

普段、当院で治療に使用した器具を消毒・滅菌する手順と共に、使用している機械や洗剤はどのような効果があるのか調べて見ました。

 

 

 

▪️超音波のチップの場合

 

歯石などを除去する時に使用する、超音波チップ(スケーラーとも言われます)は、歯茎の中に入るので、血液や菌の塊である歯垢が付着するため、念入りな消毒・滅菌が必要です。

 

①洗浄

 

まず、器具に付着した大きな汚れ、(薬剤、印象材、ワセリンなど)を取り除くために流水で食器用洗剤を使用して洗います。

 

超音波洗浄

 

 

口腔内の汚れにはタンパク質が含まれています。食器を洗う家庭用洗浄剤は油汚れの除去を目的とするため、タンパク質の十分な除去は期待できません。そのため医療用洗浄剤を使用します。

 

 

CIソニック(超音波用クリーナー)

 

タンパク分解酵素+除菌成分(TEG0-51=両性界面活性剤)に加えイソプロピルメチルフェノール(IPMP)配合でしっかり除菌しています。

 

イソプロピルメチルフェノールとは…いろいろな種類の菌に効果が高い殺菌・消毒剤

 

 

 

超音波洗浄機

 

③消毒

 

 

 

ディスオーパ

 

 

ディスオーパは、迅速な殺菌作用があり、高水準消毒剤に必要な殺滅レベルである栄養型細菌・真菌・抗酸菌・ウィルスに対して、5分で消毒効果・不活化効果があります。

 

④ 滅菌

 

 

〈パナオート21EX〉オートクレーブ(高圧蒸気滅菌器)

 

 

 

 

 

 

オートクレーブ滅菌は121℃、2気圧で20分処理をして、耐熱性の芽胞形成菌を含め、すべての微生物を比較的短時間で確実に殺滅することができます。

 

 

 

 

▪️プライヤーの場合

 

 

矯正歯科では、ワイヤーを調整するためにプライヤーという工具のような器具を使用します。

 

このプライヤーは、高温に耐えられなかったり、錆びてしまう可能性があるため、オートクレーブでは滅菌できません。そのため、ホルマリンガスで滅菌するHOLLHOPE(ホルホープ)という機械を使用しています。

 

 

 

 

〈ホルホープデンタル〉ホルムアルデヒドガス消毒器

 

 

 

常温・常圧で器具や器材を傷めることなく、スピーディーな殺菌処理を実現したホルマリンガス殺菌器です。約25~30℃の常温・常圧で殺菌を行うため、オートクレーブを使用できない器具器材に使用できます。特に熱に弱いエアータービン・ハンドピースやコントラアングルにも適します。

 

 

 

 

その他、エプロンやコップ、トレー、グローブなど使い捨てできるものは、患者様ごとに新しいものを使用しています。

 

 

このように、治療に使用する器具の消毒・滅菌は徹底して行い、院内感染のリスクを防いで、

患者様が安心して矯正治療に通っていただけるよう心がけています。

 

 

 

 

 

 

矢野晋也 歯学博士/SHIN矯正歯科院長

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