こんにちは。さいたま市、大宮SHIN矯正歯科の歯科衛生士のSです。
前回のブログでは、マウスピース型矯正装置(インビザライン )の製造元であるアライン社主催の、歯科医療従事者向けのセミナーに参加し学んできた、Ⅰ . マウスピース型矯正装置(インビザライン)のメリットとデメリットについてご報告させていただきました。
今回のブログも、引き続きセミナーで学んだⅡ . 患者様と医院全体が協力してマウスピース型矯正装置(インビザライン)治療を成功に導くために大切なことⅢ . マウスピース型矯正装置(インビザライン)の現状についてお伝えいたします。
Ⅱ. 患者様と医院全体が協力してマウスピース型矯正装置(インビザライン)治療を成功に導くために大切なこと
前回のブログの中でマウスピース型矯正装置(インビザライン)のデメリットについてお伝えしましたが、その中に「患者様の協力次第で治療結果が大きく変わる」というものがありました。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)は患者様自身で装置の取り外しが出来るため、患者様がマウスピースを装着しないと歯が動きません。
・治療の途中でモチベーションが下がってしまい、マウスピースの装着時間が守られていない
・装置の使い方が自己流になっている・誤った使い方をしている
といった場合は、計画通りに歯が動かないことがあります。
このようなことを防ぐための解決策として・・・
①定期的にクリンチェックを確認してもらう
ブラケット矯正の場合は、ワイヤーを調整して数日間は痛みがあるため、歯が動いていることを実感出来るという方が多いです。
しかし、マウスピース型矯正装置(インビザライン)はブラケット矯正に比べて痛みが少なく、マウスピース1枚で0.25㎜ずつ動くため、毎日自分の歯を見ていると変化が分かりにくく、「本当に動いているの?」と、途中でモチベーションが下がってしまう方がいます。
その解決策として、定期的にクリンチェックを確認し前回からの歯の動き・今後の歯の動きを確認する方法があります。実際に3Dのシミュレーションでどれくらい動いているかを確認することで歯の動きを実感出来るため、モチベーションが下がるのを防いでくれます。
歯の動きが実感出来ずモチベーションが下がりつつある…、という方がいらっしゃいましたらお気軽にお声がけください!3Dのシミュレーションをお見せします!
②不安な時は同意書を確認する
1番初めに正しい装置の使い方について説明しますが、だんだんと自己流になってしまい、誤った使い方になってしまうことで、歯に負担がかかり痛みが出てしまったり、歯が計画通りに動かない場合があります。
そのようなことを防ぐために、当院では治療を始める前に、「マウスピース型矯正装置(インビザライン)治療開始時のお約束」に同意を頂いております。サインを頂いた同意書はコピーしてお渡しします。
大切なことは同意書に書いてありますので、使い方に不安がある場合には同意書を確認して頂ければ、自己流になってしまうこともなくなりますので、是非ご活用ください。
Ⅲ. マウスピース型矯正装置(インビザライン)の現状
これまでのマウスピース型矯正装置(インビザライン)は、ブラケット矯正と比較して目立ちにくいという理由から、20代30代の若い女性や、接客業など人前で話をする方に支持されていました。
しかし現在では、マウスピース型矯正装置(インビザライン)をしている方を年代別で比較すると、10代の方が1番多いというデータがあります。
これはブラケット矯正と比較した場合、
・虫歯になりにくい
・装置を気にせずに日常生活(給食・体育・部活動・発表会など…)を送れる
といった点が支持された結果だそうです。
そしてついに、子供のためのマウスピース型矯正装置(インビザライン ファースト)という新システムも発表され、小児矯正も子供用マウスピース型矯正装置(インビザライン)で行えるようになりました!
このように現在では、マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、幅広い年代に対応出来るようになりました。
まとめ
今回参加したセミナーでマウスピース型矯正装置(インビザライン)のメリット・デメリットを再確認することができ、そのデメリットの解決策も導入することが出来ました。
また、マウスピース型矯正装置(インビザライン)の現状について学んだことで、以前よりも患者様のニーズに合わせた矯正装置のご提案が出来るかなと思います!
SHIN矯正歯科では、セミナーや勉強会に参加したり、常に新しいことを導入しています。現在、当院でマウスピース型矯正装置(インビザライン)で矯正中の患者様も何か不安なことなどございましたらお気軽にご相談ください。