さいたま市大宮のSHIN矯正歯科 歯科衛生士の佐藤です。

 

お子様の学校の歯科検診などで「歯並びはまだ様子を見た方がいい」

と言われたことがありませんか?

 

 

『様子を見た方がいい…』とはどのような意味なのでしょうか。

 

 

 

突然ですが、質問です。⭕か❌で答えてください。

 

Q1・大人の歯が生えそろわないと矯正治療は始められない?


 

 

A・答えは

 

 

『様子を見る』=『大人の歯に生え変わるまで待つ』ではありません。

 

 

でも、昔はこの質問の答えは⭕でした。歯列矯正治療の技術が進歩する前は「大人の歯に全て生え変わったら、歯を抜いてスペースを作って歯並びを整えていきましょう」という考えでした。現在はもちろん、子供の歯から始めることができます。

 

 

大人の歯に生え変わる前の乳歯の時期から始めるほうが、矯正治療の痛みや費用面の負担において、軽減されるというメリットがあります。また、大人になって歯列矯正する場合は、外科手術が必要で大掛かりな治療になる症例も、子供の顎の骨の柔らかい時期に始めることでその必要が無くなることもあるのです。

 

 

大人の矯正治療とこどもの矯正治療の違いについてはこちら

 

 

こどもの矯正

 

Q2・成長を待てば、歯は並んでくるのか?


 

「最近、うちの子の前歯の並び、気になる...」

 

「でも、成長したら顎も大きくなるんだし、スペースもできて、きれいに並んでくるわよね!」

 

このような考えで、お子様の歯並びの様子を見ている方はいませんか?

 

 

A・この質問の答えは…です。

 

 

可能性は0ではありませんが、極めて低いです。

 

顎の骨は全体的に徐々に大きくとはなりません。

簡単にいうと、前歯→奥歯、上顎→下顎の順で成長していきます。

顎の部位によって成長の仕方や速度が異なります

 

 

 

 

子供の歯並びのお悩みで圧倒的に多いのは、『前歯のでこぼこ』

 

 

 

前歯を支える顎の骨は、他の顎の骨の部位より、圧倒的に早い段階で大方の成長が終了してしまいます。ということは、顎の骨は成長とともに大きくなってはいきますが、前歯の骨はすでに固まってしまっているので、顎の大きさに合わせて「前歯も綺麗に並んでくる」という望みは低いのです。

 

 

次に多いのが『出っ歯』または『受け口』

 

これは上顎と下顎の成長の早さの差が関係します。

 

 

一般的に、上顎は小学校の低学年での成長が大きい言われています。

 

 

例えば、いわゆる「出っ歯」で上顎に過剰な成長が見られる場合は、この時期に上顎の成長を抑える治療ができます。逆に上顎の成長不足で「受け口」の兆候が見られれば、この時期に上顎の成長を促進する治療ができます。

 

 

一方、下顎の場合は、小学校の高学年か中学校にかけての成長が大きいと言われています。

 

 

下顎の過剰な成長が原因で「受け口」や「しゃくれ」と呼ばれる歯並びであれば、この時期に下顎の成長を抑える治療ができるわけです。

 

 

まとめ


 

歯並びの『様子を見た方がいい』は、「大人の歯に生え変わるまで矯正治療が出来ない

顎の成長に合わせて自然に綺麗な歯並びになる」という解釈は間違いです。

 

 

 

歯科検診で『様子を見ましょう』と言われたり、身近な方がお子様の歯並びに違和感を感じた時点で、躊躇うことなく一度歯列矯正専門の歯科医院にかかる、または矯正専門医に相談することを強くお勧めします。

 

 

 

 

 

矯正治療のスタートの判断は、骨格の成長の時期により異なることがお分かりいただけたと思います。タイミングを逃してしまうことが無いよう、当院では7歳を過ぎたらご相談にいらしていただけるようにお勧めしています。

 

初診のご相談は無料ですので、お気軽にご相談くださいね。

 

 

 

過去のこどもの矯正についての記事はこちら

子供の矯正、いつから始める?