こんにちは。さいたま市大宮区 大宮SHIN矯正歯科の歯科衛生士のOです。

透明のマウスピース型矯正装置(インビザライン)を使用していると、黄ばみや着色が気になることはありませんか?

マウスピース型矯正装置(インビザライン)のマウスピースは2014年に改良され、「スマートトラック」という素材でできています。他のマウスピースに比べて弾力があり、従来のものより違和感や痛みも少なくなっています。

高い弾性があるので、ガタガタの歯並びでもマウスピースの取り外しがしやすく、歯にぴったりフィットするので、歯の移動に適切な力が持続します。

しかし、吸水性が高いため、コーヒーやお茶、赤ワインなど色がついている飲み物を飲むと、マウスピースが黄ばんだり着色しやすくなります。

マウスピースの黄ばみ・着色を避けるための3つの方法


① マウスピース型矯正装置(インビザライン) のマウスピースを付けたまま食事をしない!

マウスピース型矯正装置(インビザライン)で矯正するメリットの一つに、「取り外しができる」ことがあげられます。歯に装置が固定されるワイヤー矯正とは違って、矯正する前と同じようにお食事を楽しむことができます。

しかし、外すことができても、1日20時間以上はマウスピースを装着していただかないと、マウスピース型矯正装置(インビザライン)による矯正治療の効果がありません。そうなると、逆に1日4時間しか食事をすることができません。映画を見ながらポップコーンを食べたり…といった間食が難しくなります。

「マウスピース型矯正装置(インビザライン)で矯正したいけれど、時間を気にせずおやつも食べたい!」

「じゃあマウスピースを付けたまま食べてしまおう。」

マウスピースを付けたままお食事をした後のお口の中を鏡で見ると、、悲惨なことになります。マウスピースと歯の間に食べたものが挟まり、食材の色がマウスピースにうつってしまいます。

着色の濃い食材の場合、すぐにマウスピースを洗っても色が落ちなくなってしまうので、絶対にマウスピースを装着したままお食事はしないでください。

② マウスピース型矯正装置(インビザライン)で矯正中はの飲み物は、お水か白湯にする!

先ほどマウスピース型矯正装置(インビザライン)で矯正中は、マウスピースを付けたままお食事はしないでくださいとお伝えしましたが、飲み物はマウスピースを付けたまま飲める飲み物と、外して飲んでいただきたい飲み物と飲み物の種類によって制限があります。

これからの季節、気温がどんどん高くなり、水分補給はお食事の時以外も必要になってくると思います。しかし、マウスピースを装着しているときは着色を防ぐために、お飲み物は無色透明のお水のみをお勧めします。甘くない炭酸水も大丈夫です。

どうしても、お水以外の飲み物を飲みたいときは、過去のブログでマウスピース装着時の飲み物について触れているので、参考にしてみて下さい。

【矯正治療中の熱中症対策】マウスピースを付けたまま水以外の飲みものを飲む方法

③ マウスピース型矯正装置(インビザライン)のお手入れも大切です!

マウスピースを外してお食事をした後は、歯磨きとフロスをして、マウスピースも丁寧に洗浄しましょう。マウスピースの洗浄にはクリーニングクリスタルがおすすめです。クリーニングクリスタルとは、マウスピース型矯正装置(インビザライン)のマウスピース専用の洗浄剤です。

先ほども述べたように、マウスピース型矯正装置(インビザライン)のマウスピースはスマートトラックという特殊な素材でできています。クリーニングクリスタルはスマートトラックの材質に影響が出ない、専用の洗浄剤になっています。

その他の洗浄剤、例えば市販の入れ歯洗浄剤などはマウスピース型矯正装置(インビザライン)のマウスピースが劣化してしまう可能性があるので、私たちはあまり使用しないようにお願いしています。

クリーニングクリスタルの使用は週1~2回をお勧めしていますが、気になる方はもっと頻繁に使用していただいても問題ありません。

まとめ


着色させないポイント

① マウスピースを付けたままお食事をしない

② 装着中は水のみ

③ 毎食後の歯磨き(フロスも)、マウスピースのお手入れ

この3つに気を付ければ、個人差はありますが着色しにくくなります。色の濃い食事や飲み物はどうしても着色の原因になってしまいます。マウスピースの性質上、ある程度の着色は仕方がないことですが、予防しながらできるだけ清潔なマウスピースを装着して歯並びを治していきましょう。