こんにちは。さいたま市 大宮SHIN矯正歯科 歯科衛生士のYです。
歯の矯正中でも矯正装置(マウスピース)が取り外せるので、「歯磨きはいつも通りできます!」とお伝えしているマウスピース型矯正装置(インビザライン)。とはいえ、普段の歯磨きに加えて気をつけていただきたいことが3つあります。
ポイント1:マウスピースをつける前に歯を磨く!
マウスピース型矯正装置(インビザライン)で歯列矯正をはじめると、1日20時間以上、歯にマウスピースをつけっぱなしの状態になります。この装着時間を守っていただけないと歯は治療計画通りに動かず、矯正治療の意味がなくなってしまいます。
と、いうことは・・・・・歯磨きをせずにマウスピースを付けてしてしまうと、歯の汚れや細菌がずっと密着しているということになります。食事や飲み物を飲むためにマウスピースを外した時は装着する前に必ず歯を磨きましょう!
ポイント2:歯間の汚れをしっかり落とす!
食後、歯と歯の間に食べカスや汚れが挟まったまま、マウスピースを装着していませんか?矯正中は歯が動いて歯間に隙間ができやすくなるので、矯正前より歯に食べ物が詰まりやすくなります。
この隙間は、正しい歯並びになるためのスペースなので、いずれ閉じていきます。しかし、詰まった食べカスをそのままにしておくと、歯が移動するためのスペースが塞がれてしまいます。
歯間の汚れは、歯ブラシだけでは落とせません。デンタルフロスや歯間ブラシを使って落としましょう。詳しいフロスの使い方はこちらをご覧ください。
ポイント3:外出時は歯みがきセットを忘れずに
矯正治療期間中はいつでも歯みがきができるように、携帯用の歯ブラシセットはもちろんのこと、うがい薬やデンタルフロスなどを携帯しておくと安心です。外出時の携帯用に便利な口腔ケアグッズをまとめたこちらの記事も是非ご覧ください。
でも、学校や職場での昼食後など、出先でゆっくり歯磨きなんてできない!という時もありますよね。そんなときはせめて”うがい”をしましょう。お口をゆすぐだけでも、口腔内の汚れを少し落とすことができます。
そして、歯に食べ物が挟まりやすい矯正治療中は”爪楊枝”が便利です。歯の動きを妨げてしまう歯間の「食べカス」だけは爪楊枝などを使って必ず取り除きましょう。
さいごに
ところで、マウスピース型矯正装置(インビザライン)で治療中に、歯磨きをしていないからといって絶対にしてはいけないことがあります。それは、”マウスピースを付けないでいる”ことです。
マウスピースの装着時間、1日最低20時間が守られないとせっかく動いた歯が後戻りしてしまいますし、歯が予定通り動かなくなってしまう原因にもなります。
歯磨きがゆっくり出来る状態になったら、念入りに歯を磨き、フロスなどで歯と歯の間の汚れを落としてから再度マウスピースを装着しましょう。そして、歯磨きしないで装着したマウスピースの洗浄も忘れずにしましょう。
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