こんにちは。大宮SHIN矯正歯科 (さいたま市大宮区)歯科衛生士のSです。
あなたはどっち?「口呼吸」と「鼻呼吸」の見分け方や、要注意!口呼吸になりやすい日常のクセ5つで口呼吸にはたくさんの問題点があり、改善するべき症状であることをお伝えしています。
ご自身やお子さんが口呼吸だった!とお気づきになった方もいると思います。
そこで今回は、口呼吸の治し方についてお伝えしていきます。
舌の位置によって鼻呼吸か決まる
口呼吸をやめて鼻呼吸の習慣をつけるために、特に重要なのが「舌」です。舌と呼吸という関連性にいまいちピンとこない人もいるかもしれませんが、実は舌の位置によって鼻呼吸ができているかどうか解るということは意外と知られていません。
皆さんは、自分の舌がどこにあるか意識したことはありますか?「舌の位置なんて、みんな一緒でしょ?」と思っているかもしれませんが、違います。まずは、自分の舌の位置をチェックしてみましょう。
Q.口を閉じた時、舌はどこにありますか?
①上顎にピッタリとくっついている
②上の前歯の内側の歯茎についている
③下の前歯の内側の歯茎についている
②③に該当した人は、舌の力が衰えていて、正しい位置がキープ出来ず、その結果口が開き、口呼吸を招いているかもしれません。
先ほどのチェックリストで、口呼吸の舌になっていた人は、ただ口を閉じるように意識するだけでなく、舌力をアップさせる必要があります。舌力を鍛えて、自然と鼻呼吸が出来るように頑張りましょう!
舌力をアップさせる「あいうべ体操」
舌力アップのために、実際に当院で行っている「あいうべ体操」をご紹介します。あいうべ体操とは、名前の通り「あ」「い」「う」「べ」の発音に合わせて、口や舌を動かす体操です。
☆あいうべ体操のやり方☆
①「あー」と口を縦に大きく開く
②「いー」を口を横に大きく開く
③「うー」と口を前に突き出す
④「べー」と舌を突き出して下に伸ばす
※これを1セットとし、1日30回行います。
☆やり方のコツ☆
①大げさなくらい大きく口を動かす
②1回につき4秒ほどかけて、ゆっくり行う
あいうべ体操で積極的に舌を使って舌筋を鍛え、同時にお顔周りの筋肉も鍛えることができます。それによって口呼吸をやめて鼻呼吸にするための「舌の位置を正しい位置に戻す」ことと、「口をしっかり閉じること」が出来るようになります。
まとめ
口を閉じている時に無意識で置いている舌の位置が、普段の呼吸に影響していること、鼻呼吸にするための「あいうべ体操」をご紹介しました。
しかし、これだけでは治らない方、あいうべ体操が合っていない方もいます。その場合、当院ではその方に合わせて別のトレーニングも行っています。
どのようなトレーニングが最適かわからない方、保護者の方は鼻呼吸・正しい舌の位置の大切さを理解しているけど、どうやってお子さんに伝えたら良いかわからない方、ぜひ相談にいらしてください。当院で口呼吸・舌癖の改善のサポートをします。